シスターフッド所属のTさん   作:他力宗人任寺派

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Tさんは何処にでも現れる…そこに悪しき者が関係するならば…なんとなく思い付いたんです。『スケバンやヘルメット団のような不良生徒達にも慕われているオリ主と、それを見てシスターフッドを勘違いするトリモブ』と言う構図が…

オリ主の『破ぁ!!』悪しき者は死ぬ。そしてサクラコの胃も死にかける。


第三話 Tさんと不良の話

 

トリニティ総合学園の敷地内

 

暇だったので友人二人を誘い『ミラクル5000』を手に入れようとトリニティに繰り出したとある不良の少女。しかし熾烈な争奪戦を勝ち抜く運は彼女達には訪れず、不運にも敗退してしまう。

仕方なく近くのカフェに立ち寄り、小腹を満たしつつ、雑談に花を咲かせていた。

そんな時、ふと思い出したように二人を誘った少女が話し出した。

 

「そういやトリニティといやあんな事もあったな。ほら…あの…シスターフッドの…」

 

「ああ…そういやトリニティの人間だったな」

 

金髪の不良生徒も思い出したように反応し

 

「世話んなったしあとで挨拶にでも行くか?どうせこのあと暇だし」

 

ポニーテールの少女も反応する。

 

「やめとけやめとけ。アタイ達は不良。お上品なトリニティ様には似合わねえよ」

 

「「だな」」

 

そう言って笑い合う三人。その三人が言う『あの人』…『戸内ツグミ』と三人の間に何があったのか…それは少し前に遡る。

 

 

 

 

 

三人はブラックマーケットでとある依頼を受け、ゲヘナへやってきていた。特別な依頼ではなく、キヴォトスでは至って普通の銃撃戦の応援と言う依頼である。

 

「やんのかぁ!」

 

「んだとこらぁ!」

 

「ぶっ殺せぇ!」

 

罵声、銃弾が飛び交い、果てには戦車や戦闘用のヘリすら持ち出す大喧嘩の末…三人が応援に入った側は勝利を収めた。

三人は単純な撃破数はそこまで目立ったものではなかったものの、ポニーテールの少女は敵の戦車を偶然とはいえ撃破し、金髪の少女は弾をばら撒いていたら偶然味方のリーダーのピンチを救いまくり、長身の少女は土埃で見えない中適当に撃った一撃が敵の指揮官を撃破すると言う金星を挙げ…そんなこんなで三人は非常に大活躍し、依頼者から絶賛されて当初より多くの謝礼を貰った上、依頼者が「これもやる」と言って差し出したたぬきの置物を気に入り、ウキウキで帰っていた。

 

「いや~今回は運が良かったな!」

 

「全くだ。毎回こうなら良いんだけどな」

 

「ま、流石にそんな上手くはいかねえよ。」

 

などと上機嫌でポニーテールの少女の家へ帰り、そして打ち上げを始めた。

 

「っぱ打ち上げは麦ジュースに限るな!」

 

「麦ジュースとピザ、打ち上げだとこれに勝る組み合わせはねえとアタシは思うね」

 

「打ち上げに関してはホントにこの二つで良いぜ。一生飽きねえんだもん」

 

ガハハと笑いあい盛り上がる三人。そんな賑やかな空間で唯一、たぬきの置物が不気味に三人を見つめていた…

 

 

 

 

 

 

翌日から三人の間に、不幸が次々と振りかかるようになった。

ふとした事で武器や備品が故障し、戦闘に巻き込まれた、進んで巻き込まれに行った際もすぐに被弾して怪我したり、なんとなく身体の調子も悪くなっていった。

 

「……おかしい」

 

「…やっぱりそうだよな」

 

「…ああ、幾らなんでも偶然にしちゃあ運が悪すぎる」

 

とうとう三人は気が付いた。「流石におかしい」と。しかし三人は知識がない。対処法も分からない。

どうしたものか…三人は頭を抱えていた。

すると…

 

「お困りのようですね」

 

突如として三人の背後から声が聞こえてきた。三人が驚き振り返るとそこには…

 

「良かったらお話をお聞きしましょうか?」

 

シスター服に身を包んだ穏やかな笑みを浮かべた少女がそこに立っていた。

普段なら「は?」と困惑するばかりだったが、あまりにも穏やかな笑みを浮かべる少女…『戸内ツグミ』の前にはそんな警戒心は湧き出ず、自然と口を開いていた。

 

「最近アタイ達、不自然なほど運が悪くてよぉ、ちっと困ってたんだよな」

 

「なるほど…何か心当たりは?」

 

「いや…それが全く……………って待てよ?」

 

ポニーテールの少女が何かを思い出したように黙って考え込み始める。そして…

 

「あれじゃね?めっちゃ運が良かった時にもらったたぬきの…」

 

「「…あれかぁ」」

 

「…あれ?」

 

三人が思い浮かんだのはたぬきの置物。思い返せばたぬきの置物をもらってからである。無関係の可能性も低くないが、三人が思い付くのはそれくらいであった。

そうして三人はツグミに詳しくその話をすると…

 

「なるほど…その置物を見せてもらう事はできますか?」

 

とツグミは何かを閃いたのか問いかけ

 

「丁度家に近いからちょっと取ってくるわ」

 

そう言って結局その置物をもらって帰った長身の少女が走り去る

しばらくして…

 

「戻ったぜ。ほらこれ」

 

そう言って差し出されたたぬきの置物を見た瞬間、ツグミの顔が険しくなり…

 

「少し失礼します」

 

と言ってたぬきの置物を受け取り、呪文のような何かを呟き始めた。そして…

 

「破ぁ!!」

 

「うぉっ!びっくりした」

 

ツグミが気合を込めて叫ぶと…たぬきの置物から強烈な光が放たれ、その直後たぬきの置物から不気味な黒い『ナニカ』が抜け出して行く!

 

「なんだこれ!?気持ち悪っ!」

 

『ナニカ』を見て思わず叫ぶ金髪の少女、そしてその間にも『ナニカ』は次々とたぬきの置物から抜け出して行き…

 

「破ぁ!!」

 

とツグミがもう一度唱えると、『ナニカ』はこの世のものとは思えぬうめき声を上げ…そして消え去った。

 

「このたぬきの置物は古くから幸運を呼ぶ置物として尊ばれていた物…しかし長い年月が悪しき者を生み出し、抑えきれなくなってしまったのでしょう…」

 

たぬきの置物はまるで別物のように光り輝いて見えるようにまでなっていた。

 

「ちょっと不気味な感じがまた良かったんだが…こっちの方が今は好きだな」

 

そう言ってツグミからたぬきの置物を返してもらう長身の少女。

 

「お役に立てたなら良かったです。普段はトリニティにいますので、何かあったら相談して下さいね」

 

ぺこりと会釈し、穏やかな笑みをより穏やかにして去って行くツグミ。

そんなツグミを見て三人は思った

 

(((本物のシスターってすげぇ…)))

 

 

 

なお、後にたぬきの置物はとあるゲヘナの部活(食事テロリスト共)の事故に巻き込まれて壊れてしまったとさ。





サクラコ「……ツグミが買ってきて下さったミラクル5000美味しいですね♪こんな美味しいものをわざわざ買ってきてくれるなんて…相変わらず優しい人です(本編についてはもう諦めている)」

不良生徒達
なんてことない普通のスケバン三人組。モブ基準だとちょっと強い。あくまでちょっとである

同級生との絡み…いる?

  • がっつりいる
  • あとがきに軽く書く程度
  • 番外編とか閑話的なので書く程度
  • いらない
  • 正直どうでも良い
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