とある転生者、2周目   作:kotedan50

23 / 33
if 転生者、百鬼夜行に参加する https://syosetu.org/novel/408095/47.html からの分岐。

玉折後〜渋谷事変直前

・伊地知ポジション成り代わり(伊地知の双子の妹)だった転生者、七海建人の双子の妹で、まさかの2週目
・オリキャラ出ます
・ネタまみれです
・これまでで最も、激しい捏造、妄想含みます!!(ここ最近ずっと言ってる)


転生者、雌伏の時を耐える

「聞いてアロエリーナ。ちょっと言いにくいんだけど、聞いてアロエリーナ──」

 

窓辺の光を浴びて気持ちよさそうにしてるアロエの肉厚の葉を撫でながら、

私は鉢に向かって低い声で愚痴を垂れ流す。

アロエは当然、何も答えない。答えないのに、黙って聞いてくれている気がする、

 

「羂索の野郎ほんとムカつくんだけど。なに? 

今さら千年前の前世の人生、引っ張り出さないでくれる? 

私はお前らとは関わりたくねーんだわ。

そこそこ幸せに現世で楽しくやってたのに、人の青春邪魔しやがって」

 

葉っぱの先を指でつまんで、むにっと軽く押してから戻す。あ、痛いって?ごめんねアロエリーナ。

 

「五条悟のそば離れろって? 

それすなわち失踪するしかねーじゃん。バーカバーカ。

その脳みそメロンパン詰め!タモさんに殴られろ!!」

 

「白菊、全部聞こえてるよ。

そして、今さらなことを立て板に水で悪口を並べるの、やめてくれないかな。

あと、タモさんも迷惑だと思うよ」

 

背後から、さらりと声が落ちた。温度のない、妙に理性的な声。

振り向くまでもなく分かる。羂索だ。

 

「君も毎日飽きないね。アロエに文句言って楽しい? 文句なら私に直接言えばいいのに」

 

「アンタに言ったら、屁理屈こねられて言い負かされるから嫌」

 

「白菊。自分のコミュニケーション能力の低さでイラついて、私に八つ当たりするのはやめてくれないか?」

 

「そういうとこだよ!!!!」

 

反射的に、手にしていた鉢植えを投げつけた。

狙いは完璧だったはずなのに、羂索はあっさり片手で受け止める。

受け止めたあと、わざとらしくアロエの葉を撫でた。

 

「君ほんとひどいね。アロエリーナもかわいそうに。

毎日愚痴られて、挙げ句の果てには投げつけられて。君の飼い主は人の心がないね」

 

……はっ。一番人の心がねーのはオメェだろ。

でも、アロエに罪はない。

 

イラついてる私を見て満足したのか、羂索は鉢植えを私に差し出す。

私はむすっとしながら受け取り、いつもの窓辺に戻した。

 

「……ごめんね、アロエリーナ。全部、羂索が悪いから」

 

そっと葉を撫でると、ひやりとして、ぷにっとしている。多分許してくれてるだろう。多分。

そんな私を見下ろすように、羂索が続けた。

 

「アロエリーナと戯れるのもいいけど、そろそろ時間だ。お願いできるかい?

──教祖様」

 

「あーもう、そんな時間? アンタ一人でいいじゃん。呪霊取り込むなら」

 

「私は表向きは付き人で、君の情夫(ツバメ)

白菊が呪霊を祓って救済してることになってるんだから、しょうがないじゃないか」

 

長く伸ばした黒髪、屈強な体躯。

爽やかさの奥に、どこか含みを残した薄い笑みが似合う塩顔のイケメン。

──夏油傑の顔で、胡散臭く笑う。

 

皮を取り替えて、もう半年ほど。

……いや、まだ半年“しか”経ってないのか。感覚が狂う。

 

情夫(ツバメ)にしても、私だって選ぶ権利あるんだけどな」

 

吐き捨てるみたいに言いながら、窓辺の椅子から立ち上がって、全身が映る姿見の前へ向かう。

教祖たるもの、見目も美しくなくてはならない。理屈は分かる。分かるけど。

 

鏡に映る私は、不機嫌そうだ。

それでも──見目だけは美しい。柔らかく、きらきらと光を拾う金髪。薄い翡翠の瞳。すっと通った目鼻立ち。やっぱり七海に似てるよね、と、どうでもいい感想が浮かぶ。

 

服──袈裟の襟元を整えていると、羂索がいつの間にか櫛を持ってきていた。

恭しく髪を梳き、手慣れた動きで整えていく。

 

「しかし、君もいい性格してるよね。それ、五条袈裟でしょ? 私に対する嫌がらせかい?」

 

「夏油のそばには五条がいるもんでしょ。

それに宗教団体なんですから、見た目は大事ですよ……ところで、体の調子はどうですか?」

 

素直に髪を任せながら、私たちは鏡越しに、淡々と嫌味を投げ合う。

 

「すこぶるいいよ。

やはり君を五条悟から引き剥がして、私の側に置いて正解だった」

 

「これ以上は手伝いませんよ。縛りましたから」

 

鏡越しに睨みつけると、羂索は小さく息を吐いた。ため息というより、呆れの呼気。

 

「わかってるよ。残念だ。

だけど労をせずして、この肉体を手に入れられたのは大きい。感謝してるよ、私の白菊」

 

そう言って、羂索は私の髪をひと束取る。

指先が、妙に丁寧だ。

 

──そして、口づけた。

 

気持ち悪いからやめろ。

夏油の顔だから、より腹が立つ。思わず舌打ちが漏れる。

 

「偽物のボディですけどね。あと私はあなたのものじゃないです」

 

「いいじゃないか。君の主人が完全復活するまでは」

 

「そもそも、その主人との縁も、とうに切れてたと思ってたんですけど」

 

「はは。縁切りを許すわけないだろう。

君の主人──宿儺も君を気に入っていた。君を手放すと思うかい?」

 

そう。私の平安時代の、かつての主人は宿儺だった。

よりによって、両面宿儺。

 

とあるきっかけで平安で記憶を取り戻した瞬間、顔面ブルーレイだったよね。

しかも、ちょうど盛大に両面宿儺に喧嘩を売った直後だったから。

 

……まあ、なんやかんやあって命は繋がった。

でも正直、生きた心地はしなかった。

 

五条以上の暴君だし。

安易に人を殺すのも好きじゃないし、人肉なんて食べたくない。食べなかったけど。

 

自分の我を貫いたせいで、速攻殺されると思った。

いや、殺されてもよかった。あの時の私は、さっさと殺されて輪廻に戻っていいと思ってたから。

 

でも殺されなかった。

折檻や半殺し──いや、八割殺しくらいはあったのに、最終的に“殺されずに”生かされた。

……理由は、分かってる。

 

「気に入った? おもちゃだと思ってただけでしょ。

あと、私が裏梅の姉だったから、珍しく気まぐれを起こしただけ」

 

「気まぐれでも、あの両面宿儺が側にいることを許した。

話すことを、暴言を……君という道化との戯れを許した。驚異的なことだよ」

 

「知らないですよ。そんなこと」

 

羂索はそう言うが、知らんがな案件だ。

──原作で少しだけ描画された、宿儺や裏梅の生まれや境遇に同情はする。

 

おそらく、宿儺はその異形の見た目から差別と迫害を受け、

裏梅は制御できない術式の暴走で家族を殺した。

 

そんな二人が偶然出会い、呪いを撒き散らしながら苛烈に生きた。

私は、その端っこに、ほんの少しだけ触れただけだ。

 

そう。ちょこっと関わっただけ。

 

私は根本、呪術師側の人間だ。

前々前世……あーもう、ややこしい。

 

原作を読んでいた時の人生では、物語としては箱推しだったとはいえ、もちろん主人公側を応援してた。

前回の伊地知潔乃の時は、伊地知の成り替わりポジションとして生きて──最後の最後で、ちょっと結果を急いでやらかした。

 

今回、七海潔乃としては。

圧倒的に術師サイドで、前回やらかした結果を踏まえ、五条の側で今度はずっと離れず彼を助けるつもりで生きてきたのになぁ。

 

平安の因縁が、ここで関わってくるとか……ほんと、最悪。

 

私は最後に、白檀の練り香水を手首にのせる。

白檀の香りはかつては好きだったが、今は嫌いな香りだ。

好みじゃない匂いが、じわりと肌にまとわりついて不快だ。

 

「いきましょうか。今日もお勤めさっさと終わらせましょう」

「そうだね。昨日録画した『しゃべくり007』を見たいから早く終わらせようか」

「ほんと、あんたほんとテレビ好きだよね……」

 

そう言い捨てて、私は顔を作る。

教祖の微笑み。救済の目。信者が求める、都合のいい神様の仮面。

 

解釈違いの匂いに包まれながら、信者が待つ広間へ向かった。

 

 


 

 

信者に憑いた呪霊を、私が祓う“ふり”をする。

その背後で羂索が、呪霊操術で取り込む。

 

大抵、信者についてくる呪霊は下級ばかりだ。

等級差が二級以上あれば、無条件で取り込める。──その前提の上に、この茶番は成り立っている。

 

羂索なんて上澄み中の上澄み、特級の器。

毎回、私の側仕えとして控え、素知らぬ顔で呪霊を集めている。

 

……「夏油傑を殺すのに協力したのか?」って?

そんなわけないでしょう。

 

夏油には五条のそばでサポートしてもらわねば困る。

だからあの日、喫茶店で羂索に「五条悟から離れろ」と、縛りと脅迫混じりに言われたとき──私は条件を出した。

 

「条件の前に、少しお話ししましょうか」

 

足を組み直しながら胸を張り、あえて余裕そうな表情をかべる。

虚勢だってのはバレてるだろうけど。

 

「何だい?」

 

「今になって急に私に接触してきた。私と五条さんがツーカーで邪魔だってのも本当なんでしょうけど……急なんですよねぇ」

 

わざと軽い口調で言う。

相手の土俵に乗ったら負けだ。

 

「今まで散々泳がせてきたのに、急に干渉し始めた。

ここ最近の任務の詰め込み具合といい、等級違いの多発といい全部、あんたが裏で糸を引いて──というか、どうせ呪術総監部も牛耳ってるんじゃない?」

 

「さぁ……どうだろうね?」

 

羂索は薄く笑って濁すが、私は羂索が全部牛耳ってて、糸を引いてる前提で話を続ける。

というか原作知識的にそうなのは確定だ。

 

「先日、私たち二年生が受けた“等級違い”。特級になりかけが二体出た任務。

あれ、私のメンタルを削る目的もあったけど、メインは灰原さん狙いですよね?」

 

私は、相手の反応を見るために一拍置く。

羂索は虎杖香織の顔でうっすらと微笑んだままだ。

 

「建人の術式は……強いんですけど、言ってはなんですがありきたり。

過去に何度も見たことあるでしょうし、あなたの好みじゃない。

そして、私はメンタルを削っておきたいけど、一応?親友だから殺す気はない。

なら、狙うのは灰原さんしかない」

 

「一応じゃなくて親友だよ。まぁ、君を殺す気がないのは事実だね」

 

「あの任務を三人で乗り切った時点で、あなたからの接触はなかった。

……つまり、その時点では、まだ私は泳がせておいてよかった」

 

ここまで言って、息を吸う。

次の一言は、当てにいく。

 

「◾️◾️県の◾️◾️市、旧◾️◾️村の任務。

あそこで夏油傑を“はめて”、呪術界を追放するつもりだったでしょ?

でも偶々ツーリング旅行にきてた私と潔高が介入してしまったので、裏工作できなくなったと」

 

そう言った瞬間。

羂索が虎杖香織の顔で、楽しそうに歪んだ。お、表情が変わった。

 

「普通に考えるなら、夏油傑を離反させて、五条派の権力を削りたい──じゃないですよね?

“派閥”なんて、総監部を牛耳ってるアンタからしたら、どうでもいいことだし?」

 

言葉を区切り、深呼吸する。

そして、核心へ踏み込む。

 

「今、このタイミングで、アンタは私に声をかけてきた。

夏油傑を離反させなかったのが、アンタにとって都合が悪かった──」

 

私は至近距離まで顔を寄せて、ニタリと笑ってやる。

 

「……あんた、次のボディの狙い、夏油さんだったんだ?」

 

「正解。相変わらず小賢しいね、白菊。ほんと………」

 

心底忌々しげに笑う羂索を見て、多少溜飲が下がる。

 

「将来的に五条さんと夏油さんで殺し合いをさせて、夏油さんの死体を楽に手に入れるつもりだったのかな?

……で。そこで、条件です」

 

「何だい?」

 

「夏油さんの身体、諦めてくれます?

それを誓ってくれたら、私は五条悟のそばを離れますし──」

 

本末転倒だ、とでも言いたげに羂索が呆れた顔をする。

私はその顔面に突きつけるように、指を一本立てた。

 

「その代わり──夏油傑と同じ素質を持った肉体を、私が用意しますよ?」

 

私の言葉に眉間に皺を寄せる羂索。

そりゃそうだよね信じられないか。

でも私の表情を見て、できる確信がると悟ったらしい。表情が変わる。

 

「へぇ……?? 本気みたいだね。できるのかい?」

 

「もちろん。ちょっと手伝ってもらう必要はありますけど。

今すぐ五条悟を敵に回さずに、楽に“夏油傑と同等の肉体”を手に入れられますよ?

……さぁ、どうします?」

 

「……実際、そのボディが用意できたら。その時点で、この縛りを発動させるのはどうだい?」

 

「いいですよ。

ただし──私ともう一度、縛りを結び直すまで。そのボディは使わない。そういう縛りを、先に結んでください」

 

「……随分と生意気な口を聞くね」

 

羂索の目が、わずかに細くなる。

虎杖香織の顔には似合わない、欲望と警戒が滲み、狂気が輪郭を持った。

 

「いいだろう。縛りを結ぼうか」

 

──乗った。羂索が。

 

これで、夏油傑が身体目当てで、羂索に狙われることはない。

私なんかが高専に残るより、夏油が五条の隣に立つ方が、よほど戦力になる。

 

内心で、私はほくそ笑んだ。

 

このあとは、もう簡単だ。

 

高専で毎年恒例の健康診断がある。そこに紛れて、夏油傑の血液を入手する。

あとは羂索に「フレッシュな男の遺体」を用意させて、それらを材料に──夏油傑の“偽の肉体”を作り出した。

 

天内理子と黒井美里にやったのと同じ要領だ。

五条悟の六眼ですら“本物”と認識した、偽物の死体。

いやまぁ、DNAから書き換えてるから当人とまるっきり同じだけどね?

 

それを羂索の目の前で組み上げて見せたとき、さすがの羂索もぽかんとしてたっけ。

あの「計算が追いついてない顔」、最高に愉快だった。

 

……が、次の瞬間。

 

抱きつかれて、ほっぺにキスされて、マジで殴った。

反射とかじゃない。純度100の殺意パンチ。

 

「その術式面白いね。死んだら肉体ちょうだい」とか、「子供作ろうよ」とか、うるさいにも程がある。

 

死体はともかく、子供は絶対ダメだろ。

産んだら改造しまくるに決まってるじゃん。呪胎九相図とか虎杖悠仁とかで実績ありすぎなんだよ!

 

私は我が子をそんな不幸にしたくない。

誰が産むか。そもそも父親は誰だよ。

 

そう言ったら、にこにこしながら「私」と返されて、再度、顔面にグーパンチを叩き込んだ。

 

「え? 私はだめ? ならこの家のこいつあたりと番ってもらって子供……」

 

とか言い始めた時点で、追加でもう一発入れた。

 

相変わらず倫欠だな!! もうやだこいつ!!!!

 

――まあ、その後だ。

 

本格的に縛りを結んで高専を離れてから、やったことはシンプルだ。

羂索から借りた呪力隠蔽の呪具を身に纏い、旧盤星教を“乗っ取り”、潜伏する。

 

乗っ取りの演説会も、きちんとやった。

ただし、殺してはいない。

 

真っ二つにして、死ぬ前に術式で回復させた。

欠損ではない死にかけの重体を、術式で巻き戻す――だいぶ形になってきたと思う。

今までみたいな効率の悪い使い方じゃなく、ゴリゴリ本気で効率を考えて発動させれば、こんなもんだ。

 

羂索には「今までよく隠し切ったものだ」と褒められたけど。

嬉しくねー。全然嬉しくない!!

 

それと、意外なことに――羂索には、こちらの情報はあまり漏れていなかった。

 

私の存在に気づいたのは、高専と接触した小学生の頃らしい。

ただ、ほぼ監視していなかった様子だ。

 

理由は単純。

「どうせ高専に所属している。総監部を牛耳っていれば、情報は勝手に流れてくる」

そう高を括っていたんだろう。

 

気づいたら私が五条とツーカーになっていて焦ったらしいけどね。ザマァ。

 

なお、探りを入れた限り、天内たちの生存にも気づいていなかった。

あの時の羂索は、すでに六眼と星漿体の暗殺を諦めていた。だから薨星宮本殿の一件は、ほぼノーマーク。

 

さすがに伏黒甚爾の生存には気づいていたが、五条が上手いことやって契約を結んで押さえつけた――と解釈したらしい。

五条の命で海外にいること以外は把握していなかった。

「ほとぼりが冷めるまで海外に潜伏しろ」程度に受け取って、それ以上は深く探らなかったようだ。

さらに、五条が嫉妬から「私に連絡を取るな」と命令したことも、うまいこと噛み合った。

私と伏黒は互いの存在を認識しているが、“薄い関係”だと羂索が勝手に思い込んでくれた。

 

そう羂索は、私と伏黒甚爾の関係を、まったく把握していなかった。

高専に入る前の出来事だったこと。

私が競馬などで違法に金を稼いでいるのは確認していたが、回数が多すぎて最初の数回以外は監視が外れていたこと。

伏黒と出会ったのが、その監視が外れた後だったのが幸いした。

 

さらに、伏黒と会う時、私は変装と偽装をして出かけていた。

待ち合わせは賭場。好き勝手賭け事し、賭場の外では、せいぜい飯を一緒に食う程度の付き合い。

それらがうまく組み合わさって、奇跡的に把握されていなかった。

 

──これ、本当にラッキーだった。

 

最強のジョーカーカードが五条ではなく、私の手札だと、気づかれていないのはデカい。

 

羂索は強者で、狡猾で、長命だ。

それゆえに慢心と雑さがある。格下相手には歯牙にもかけず、舐めプをする。

術式の関係上、何度でも仕切り直せるから──時間感覚も意外とのんびりしてる。

 

それに救われた形。

 

いいさ。私を凡人と侮れ。

いくらでも慢心しろ。

舐めプしろ。

 

いつか喉元に噛みついて、致命傷を負わせてやる。

 

 


 

 

 

信者のお祓い──そして羂索の取り込み──が済むと、信者は涙ながらに何度も頭を下げ、感謝の言葉を残して退室していった。

最初は怪しいと訝しんでたのにスッキリ祓われて、今は完全に信じ切った顔をしてた。

うーん、祓ったのは事実だけど、騙されやすそうな人で心配だなぁ。

 

そのあとは私たちも広間を出る。

「録画してたバラエティを見るんだ」と妙にウキウキしている羂索を放置して、私はさっさと自室へ戻った。

 

真っ先にシャワーを浴びて、白檀の香りを洗い落とす。

教祖業務のときにつける匂いだ。いつの間にか、すっかり嫌いになってしまった。

 

湯気の残る洗面台の前で、別の香水のボトルを取り出してワンプッシュする。

ライムやシトラスを思わせる、少し苦い立ち上がり。けれど肌に馴染むにつれて、爽やかに、やわらかく変化していく。

 

この香りは、前回の五条が好んでつけていた香と同じもの。

男でも女でも似合うやつだ。

 

……女々しい自覚はある。

 

本当は高専を離れたくなかったんだ。

 

そういえば、五条の誕生日プレゼントに同じ香水を買ったけど、あれ、どうしたっけ。

寮の部屋に置いたまま、忘れちゃったな。

 

そんなことを考えながら、私はいつもの窓辺へ行く。

アロエの鉢植えの横に置いた椅子に腰を下ろした。

 

夕暮れ始めた外は、薄くオレンジが滲んでいる。

それをぼんやり眺めながら、私は口を開いた。

 

「聞いてアロエリーナ。ちょっと言いにくいんだけど、聞いてアロエリーナ──」

 

なるべくゆっくり。なるべく小さな声。

なるべく口の動きが分かるように──

 

「羂索は相変わらず、呪霊操術で呪霊を集めてばっかで暇人?

ほんとさ、他にやることいっぱいあるのにさー全然目に入ってないの。ばーか。

あ、でもバラエティは気にしてるか。

お笑い芸人?のなんだっけ?アオハルコンビ?いや違うな、ゴリラおじさん?なんだっけ?

とにかく、それは注目してるみたい。他の芸人は興味ないみたい。知らんけど。

いっそメンタル病んだふりして、裸踊りでもしてやればこっちに注目して、仕事手伝ってくれる?教祖業務大変なのよ」

 

一度、息を吸う。

葉の先を指先でそっと撫でる。

 

「あーでも、周りが羂索に気を使うこともあるかーめんどくさー」

 

最後だけ、少しだけ声を大きくする。

 

「……聞いてくれてありがと、アロエリーナ」

 

ツンツンと、アロエの葉っぱを優しく突いた。

 

 


 

 

23時。

高専の寮、七海の部屋。灰原と七海、伊地知が揃っていた。

 

表向きは大学編入のための勉強会と、翌日の任務の打ち合わせ。

実際の目的は――“あの件”の共有だ。

 

しばらく真面目に勉強し、伊地知が合流して任務の話に切り替わって十分ほどが過ぎた頃。

伊地知が結界術の話を持ち出し、「練習」という名目で防音の結界を張った。

 

音が外へ抜ける感覚が消える。

同時に、灰原は持っていたシャーペンを放り出し、七海は参考書を閉じた。勉強会の空気が一気に剥がれる。

 

「流石に毎回、芝居を打つのは面倒ですね」

 

七海が低く言う。

 

「しょうがないよ。完全に羂索に目をつけられてるんだから」

 

灰原も顔から冗談を落とした。

 

伊地知がポットへ手を伸ばしかける。

 

「伏黒さんが来るまで、お茶でも――」

 

「その必要はねぇよ」

 

声が割り込んだ。

次の瞬間、窓がほとんど音も立てずに開き、伏黒が滑り込むように室内へ入ってくる。夜の匂いを連れたまま、迷いなく着地した。

 

「この一週間、特に派手な動きはねぇ。羂索は呪霊集めを続けてる……潔乃は、死んだ顔で教祖やってる」

 

「こちらに意識が戻る兆候は?」

 

七海が即座に問う。

 

「ねぇ。潔乃がいい感じに、羂索の意識を引きつけてる。

五条と夏油と俺は多少気にしてるようだが、お前らのことは完全にノーマークだ」

 

伏黒は短く吐き捨てるように言ってから、続けた。

 

「“窓際でアロエに話しかけてる時”の表情。あれ、見せてやりたいぜ。イラついてんのが丸わかりだ。

情報じゃないただの愚痴をベラベラ喋ってる時もあるしな」

 

灰原が眉をひそめる。

 

「羂索には気づかれてないの?」

 

「流石の羂索も予想外みてぇだな。

俺を警戒しているようだが、遠くから双眼鏡で読唇術使ってるとは思わねぇみてぇだ」

 

伏黒は半笑いでいうと、伊地知が流石に口を挟んだ。

 

「……フィジカルギフテッドの伏黒さんが双眼鏡というのも、毎回思うんですが……どれだけ遠距離から……」

 

「そんだけ羂索が“やべぇ”ってことだ」

 

室内の空気が一段冷えた。

 

七海は短く息を吐く。

 

「――潔乃さんは、“説明してはいけない”縛りも結ばされている。

それでも危険を犯して情報を流している。これを無駄にはできない」

 

「そうだね」

 

灰原が頷いた。

 

潔乃は、五条から離れる際に「説明をしてはいけない」という縛りまで結ばされていた。

だから直接は言えない。誰にも、理由も、手口も、相手の名も。

 

それでも用心深い潔乃は、喋れなくなる事態を事前に想定していた。

合図や合言葉を決めていたのだ。

離脱前、潔乃は“最低限の情報”だけは残していた。

 

敵に接触され、身動きが取れなくなった時は──黒いハンカチを使う。

そして口封じをされたり、話せなくなった状況の時は──貝料理を連続で食べる。

 

高専の寮でにある食事メニューアサリうどん、蕎麦とアサリの佃煮ばかりを食べ始めたのは、

9月の半ばごろ、交流戦の直前だったか。

 

それに気づいた時、七海たちの表情は固まった。

潔乃は何も言わない。

新しく買った黒いレースのハンカチを「綺麗でしょ?」と嬉しそうに見せつけるように使い、

今更な夏バテを装って、アサリうどん、アサリの佃煮ばかりを食べる。

術式の関係で健啖家の潔乃が、そればかりを食べみるみる痩せていく。

 

「羂索にバレた」こと。

そして「もう何も喋れない」こと。

 

その二点だけは、確かに伝えて──潔乃は高専から失踪した。

分かっていたこととはいえ、七海も灰原も伊地知も、あの時は動揺した。

七海はともかく、伊地知の怒鳴り声など、もう一生聴くことはないだろう。

 

そして今。

潔乃はさらに一段、巧妙なやり方を取っている。

 

“口に出して説明できないなら、独り言を聞かせればいい”。

 

窓辺でアロエに向かって独り言のようにボヤく。

なるべくゆっくり。なるべく小さな声で。なるべく口の動きが分かるように。

内容は監査ログのように簡潔で、基本要点だけ。

 

――それを、敷地外にいる伏黒が双眼鏡で読唇する。

伏黒は呪力がない。そのため呪術の結界は一切反応しない。

また、一般的な防犯カメラは伏黒が超スピードで動けば、監視カメラのフレームレートだとまず映らない。

そして、当人は元術師殺しの暗殺のプロだ。呪力以外の全ての痕跡も薄い。

的確に得た情報を、七海たちへ渡す。

 

直接伝達ではない。

潔乃は“説明”していない。

ただ、あの場所で口を動かしただけだ。

 

伏黒が短く言う。

 

「潔乃の言葉を要約すると、今の羂索は“目立つことはしない”。呪霊集めに注力してる。

だから高専関係者には、羂索本人は動かねぇ……ただし、総監部が動く可能性はある。要注意、ってな」

 

七海の目が細くなる。

その情報は、オブラートに柔らかく包み、伝わるものには伝わるようにした、

潔乃らしい伝言方法だった。

 

灰原が唇を噛む。

 

「……一人で一番大変な目に」

 

「……今は雌伏の時です」

 

七海が苦々しくうめくような口調で搾り出す。

 

「潔乃さんがもたらした情報で、うまく立ち回る。それが私たちにできる最善です。

………ぜったい、ぶっ潰してやる」

 

最後はさらに地獄の底を這うような低い声。

テーブルに拳を叩きつけ、唇を噛む七海。

 

「同じ気持ちです」

 

それを見て、伊地知も小さく頷いた。

 

「伏黒さん。引き続き……よろしくお願い致します。

何かありましたら、いつもの携帯で連絡を」

 

「わーってるよ」

 

伏黒は肩をすくめ、ニヤリと笑った。

 

 


 

 

「ナナミンの妹さん名前なんていうの?」

 

悠仁が机の上の写真を覗き込みながら聞いた。

長身でお尻が大きい女性がタイプの悠仁が、写真を見てちょっと嬉しそうだ。

僕はその視線の先にある、懐かしい笑顔を一瞬だけ見つめてから、何でもないふうを装って答える。

 

「潔乃だよ。清潔の潔、伊地知潔高の潔ね? それに、乃ち(すなわ) の乃。綺麗な名前だよね」

 

言葉にした途端、胸の奥がほんの少しだけ痛んだ。

──名前を呼ぶだけで、こんなに鮮明に思い出せる。僕の青春だ。

 

「うわー、顔がキモ」

 

野薔薇が容赦なく切り捨てる。

 

「五条先生、振られてるのにその反応はやめた方がいいですよ」

 

恵も淡々と追い打ちをかけた。

 

「振られてないよ」

 

僕は即答する。ここだけは譲れない。

 

「何回もデートしてたし、部屋に泊まってたし!付き合うまで時間の問題だったから!!!!

次会ったら、プロポーズして絶対結婚するから」

 

一息で言い切る。

 

「うわ、引くわ」

「先生、それはちょっと」

「担任が逮捕されると困ります」

 

僕の教え子たちは今日も冷たい。

さすがにムッとした“ふり”をして、机の上の写真をひょいと取り上げる。

 

「はいはい。そんなこと言う君たちには、もう見せません!」

 

残念がる悠仁と野薔薇。

シレッとした恵を、アイマスク越しに軽く睨みつける。

 

まったく。可愛い教え子たちだよ、ほんとに。

 

僕はデスクの引き出しを開け、写真をしまおうとした。

その瞬間。

 

「その香水、XXXじゃない!!匂い嗅がせて!」

 

野薔薇が目ざとく見つけ目を輝かせる。

僕が止める間もなく、引き出しの奥から香水の瓶を取り出していた。

 

「あ」

 

短い声しか出なかった。

蓋を開け、野薔薇が軽く匂いを嗅ぐ。すると悠仁も恵も、自然と鼻を寄せる。

 

「いい香りね」

「柑橘っぽいな?」

「よくわからないけど、五条先生の匂いだ」

 

ほんと好き勝手言うな、僕の教え子は。

 

「こら、野薔薇。勝手に使わないの」

「すみませーん」

 

てへぺろ、とでも言いそうな顔する野薔薇に呆れる。

若い女の子だから、こういうのに興味があるのはわかるけどね。

僕は香水を取り上げ……ふと、思いついた。

 

机の近くにあったコピー用紙を一枚引き寄せ、そこに軽く吹き付ける。

香りが空気にほどけるのを確認してから、三人に渡した。

 

「ほら。嗅ぐならこっちで」

 

「出すとやっぱ匂いのイメージが違うわね」

「やっぱ五条先生の匂いだな」

「いい匂いだけど、これ五条先生以外のどこかで……」

 

悠仁が首を傾げる。

 

「男女どっちが使ってもおかしくない香りだから、どこかで嗅いだんでしょ」

「うーん」

 

三人が紙をぱたぱたさせながら嗅いでいるのを見ていると、喉の奥が少しだけ熱くなる。

僕は、わざと軽い調子で言った。

 

「この香水を使い始めたのはね。潔乃がくれた誕生日プレゼントだったんだ。

それからずっと使ってる」

 

 


 

 

 

潔乃が失踪して、退学が決まったあと。

部屋の片付けには、僕も立ち会った。

 

七海と二人で黙々と荷物を整理する。

言葉はほとんどなかった。沈黙が重っくるしいのに、俺も七海も喋る気力は湧かなかった。

 

潔乃はゲームも漫画も好きだったのに、棚の隅に積まれたものは随分と埃をかぶっていた。

綺麗好きだったはずだ。部屋を掃除する余裕すらなかったのか?

そんなことを考えるだけで、胸がざらついた。

 

俺は机や棚に出ている漫画、雑誌、小物をまとめる。

七海は兄として、クローゼットの中、下着類を含む衣類や箱類を無言で片付けていた。

 

そのとき、七海が小さく声を漏らした。

 

「あ………」

 

何かと思って視線を向ける。

七海は、苦いものでも噛み潰したみたいな顔をして、有名ブランドのショッパーを手にしていた。

紙袋の持ち手を握る指先に、力が入って白くなっている。

 

「……中、見てください」

 

それだけ言うと、七海はショッパーを僕に押し付け、またクローゼットの奥へ戻っていった。

背中が硬い。振り向かないのが、七海らしかった。

 

なんだよ、いきなり。

──そう思いながら、俺はショッパーを覗き込む。

 

中に、小さなカードが入っていた。

手に取って読んだ瞬間、息が止まる。

 

『お誕生日おめでとうございます! またスイパラ行きましょう! by 潔乃』

 

手書きのメッセージだった。

几帳面な性格を表すような、綺麗で整った文字。

“また”という言葉が、胸を抉る。

 

カードの他には、包装された小箱がひとつ。

俺は震えそうになる指で、箱の包装紙を破いた。

中から出てきたのは香水の瓶だった。

 

なんとなく、ひと押し。

空気に広がったのは、ライムとシトラスを思わせる苦い柑橘の匂い。

涼しくて、でも奥に柔らかさがある香り。潔乃の笑い方みたいに、最後だけ優しい。

 

「……お前がいなきゃ、一緒にスイパラ行けないじゃん」

 

声が掠れた。

返事はない。

潔乃は、もう、どこにもいない。

 

 

 


 

 

 

「へー……最初は柑橘系の苦味があるけど、あとからふんわり良い香りになるのね。

腹立つけど五条先生にピッタリ──その、潔乃さんって趣味がいいのね」

 

コピー用紙をぱたぱたさせながら、野薔薇が言う。

紙が揺れるたびに、香りが淡く立ち上がっては消えた。

 

「五条先生、振られてるけどな」

 

恵が、さらっと刺す。

 

「恵、さっきから僕に辛辣すぎない?」

 

恵は相変わらず辛辣だ。

今度訓練の時に徹底的にしごいてやる。そう心にメモしておく。

──そうでもしてないと、顔に出る。

 

ふと、悠仁がずっと黙っていることに気づいた。

コピー用紙を手にしたまま、眉間にしわを寄せている。

何かを思い出そうとするように、ゆっくり鼻で息を吸って、止めている。

 

「虎杖?どうした?」

 

恵も同時に気づいたらしく、悠仁を訝しげに見る。

 

「いや、この匂い……やっぱ五条先生じゃない、どこかで……あ!!!」

 

悠仁の目が見開かれる。

 

「虎杖?」

 

「里桜高校で真人と戦った時!」

 

「あぁ、特級呪霊と戦った時ね?」

 

野薔薇が思い出す。

 

「仮面つけた、袈裟を纏った坊主が乱入してきたって話、してたじゃん?」

「特級呪霊と顔見知りっぽいのに、なぜか虎杖の味方してくれたって言ってたわね」

「そうそう、真人と宿儺と普通に話してた!で、そいつから、同じ匂いがした!」

「あぁ、報告書の謎の乱入者ね。体術だけで真人を吹き飛ばしてたんだっけ?」

 

野薔薇が目を丸くする。

 

「すごいフィジカルね」

「どんな腕力だよ、特級を素手で殴り飛ばすとか」

「俺も驚いた」

「でも、なんで虎杖と、あーあの吉野純平を庇ったのかしら」

「わかんない。でも、人間殺すなってキレてた。それを見て宿儺はゲラゲラ嘲笑してたけど」

「吉野純平はラッキーだったな。その介入のおかげで死なずに済んだ」

 

里桜高校の事件の中心人物の吉野純平。

彼は真人という呪霊によって術師として覚醒した。

特級呪霊に唆され、桜里高校で事件を起こした彼は、戦闘中に頭部を強打した結果、術師としての力を失った。

そのおかげで呪術規定が適応されず、被害者の一般人として扱われることになったのは彼としても行幸だろう。

現在は元の生活に戻ったと七海が書いた報告書にあったな。

 

それにしても、あの宿儺がわざわざ乱入者に話しかけるなんてね。

術師でも呪詛師でもないけど、事情を知ってそうな人間ってことで調査してるけど

なかなか情報上がってこないんだよね。

 

「声は中世的だったけど、喉仏なかったし。あの手を見る限り、多分女。

高身長で俺よりデカかった。んーー伊地知さんくらいあったかも」

 

伊地知は180弱あるから、確かに高身長だ。

術師は女性も背が高い人が多いけど、そこまで高いのは珍しい。

 

「へーそれだけあるとスタイルも良さそう」

「スタイルがいいかはわかんなかったな。袈裟で体型わからなかったし。

あ、でも多分、髪の毛はカツラ。ちょっとだけ額の生え際に金髪が見えてた……あれ?」

 

悠仁が言い終えたところで、皆同じことに思いたり部屋の空気が凍りつく。

笑っているはずなのに、僕の口の端が固まる。

 

──金髪。高身長の女。香水。

 

偶然にしては重なりすぎている。

胸の奥が、冷たいものを落とされたみたいに重くなる。

 

「……」

 

僕はアイマスクを持ち上げ、六眼を晒した。

視界が一気に鮮明になりすぎて、逆に頭が冷える。

 

いつもの口調で言えないことを自覚しながら、それでも声を出した。

 

「悠仁。その話、もう一回。最初から──詳しく話せ」

 

 


 

 

 

主人公

 

伊地知と七海の間に、もう一つ転生挟まってたことに気が付いて白目剥いた。

主人は宿儺、弟は裏梅、親友は羂索という地獄を思い出して頭抱えてる。

詳細は後日、作中で。

五条のそばを離れているが、もちろんタダで離れるわけがない。

虎視眈々と牙を研いでる。

新宿での一件は、もう原作再現してやれ!その方が前回の最強五条に近づくだろでやった。

反省はしている。

 

 

 

五条悟

 

何も知らず、またしても主人公がその手からこぼれ落ちていった人。

主人公が離れていった意味がわからない。理由は家入から聞いたが、絶対嘘だと思ってる。

何かに巻き込まれたに違いないと確信してるが、証拠がなかった。

五条家と伏黒を使って主人公の探索はしているが、主人公は呪力を抑えて生活してるし

、呪力を隠す結界の効果がある宝石使ってる&伏黒は絶対に教えない(主人公の命令が優先)なので、見つからない。

呪霊や宿儺と関係あっても、あいつは善性の人間と信じて疑ってない。

「また会える」と信じているし、再開した時はもう逃さないし、とっ捕まえて絶対に結婚すると勝手に決めてる。

主人公が残していった香水は大事に使って使い切った。

その後も同じ香水を買って、わざわざボトルを詰め替えてる。

予想外なところから、主人公につながる糸をこのたび発見した。

 

 

夏油傑

 

本編には出てこなかったが、本人が知らないところで劇的に運命が変わった人。

自分の死体が作成されてるなんて知らない。

主人公がいなくなった後の五条を見ていたので、何も言わずに消えた主人公におこ。

再会したら関節技くらいは決めようと思ってるし、今後五条の味方で主人公の味方してやらないと思うレベルで怒ってる。

高専卒業後は五条と一緒に高専教師となった。

 

 

 

七海建人

 

用心深い主人公が事前に合図を決めていたので、羂索に囚われたことも、話せないことも察してた。

が、何もできなかった。

今は羂索にガチギレしながら虎視眈々と準備してる。

この後は予定通り外部進学し、羂索の視線を逸らしつつ主人公のサポートを行い、原作と同じように数年後に復帰する

 

 

伊地知潔高

 

用心深い主人公が事前に合図を決めていたので、羂索に囚われたことも、話せないことも察してた。

が、何もできなかった。

今は羂索にガチギレしながら虎視眈々と準備してる。

原作取りに補助監督になり、五条に振り回される日々を送る。

基本は五条のサポートメイン。主人公のことは心配だけど高専関係者なので、心配しつつも七海と灰原と伏黒にお任せ。

 

 

灰原雄

 

用心深い主人公が事前に合図を決めていたので、羂索に囚われたことも、話せないことも察してた。

が、何もできなかった。

今は羂索にガチギレしながら虎視眈々と準備してる。

この後は予定通り外部進学し、羂索の視線を逸らしつつ主人公のサポートを行う。

七海が復帰のタイミングで同時に復帰する。

 

 

伏黒甚爾

 

今回も大活躍のフィジカルギフテッド。

この人がいないと主人公の策は一切通用しないレベルでキーマン。

五条の命令を受けつつ、主人公の命令を最優先で動いてる。

実は羂索に一番ブチギレてる。主人公のことは気に入ってたのと、競馬のあたり馬券がわからないのでw

また、五条が卒業後のタイミングに生きていたことを明かし、実は息子と娘と暮らしてる。

禪院家との盟約?俺が死んだと思って破棄したのお前らだろ?

そして、最近『双子の女の子』を引き取った。

 

 

 

羂索

 

全ての黒幕。

主人公の転生をずっと待ってた。

1000年前の賭けの勝ちを宣言するついでに、邪魔な五条からひっぺがした。

ナチュラルに倫欠した発言を繰り返すサイコパス。

そして、ガチで主人公のことを親友と思ってる故にタチが悪い。

主人公にプレゼントされた、偽夏油の肉体を使って呪霊を集めまくってフィーバーしてる。




七海も伊地知も前回より数センチ高身長になってます。
子供の頃から適度に運動して、体を鍛えてよく食べてたので。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。