原作:ブルーアーカイブ
タグ:R-15 オリ主 残酷な描写 アンチ・ヘイト ブルアカのアカの部分 レッドウィンター 革命児 変態 超革命執行システム⭐︎サボター銃 カイザー 社会/資本主義 ご都合主義 政党派ヒロイン 梔子ユメ 安守ミノリ 生存√ しかし体は闘争を求める
レッドウィンター連邦学園の生徒、赤咲ユカリは、ミノリの革命的演説を聞いて自己批判をし、革命児へと目覚め昇華した同志である。
そんなユカリは、ふやけたキヴォトスに革命を齎す為、様々な地へ赴き、結果、誰かが被害を被ったり救われたりするのであった。
※これは革命的⭐︎フィクションです。 実際の政治、団体、人物、出来事等とは一切合切これっぽっちも関係ありません。
某やや左に偏った系動画の影響を受けて。
色々と表現に誤りがありますが、意図的だったり本当にミスってたりします。
でも指摘する場合、やんわり推奨。
「止まれ、この先はカイザーPMCの基地だぞ」
オートマタ兵は、不審者に銃口を向け静止を促す。
相手は赤毛に赤帽子、真紅シャツの少女。
色からして革命的⭐︎思惑で砂漠を歩く彼女の行き先には、カイザーPMCの傭兵基地が建設されていた。
少女は意に介さず、オートマタに語り始める。
「カイザーコーポレーションはキヴォトス各地で、いや、ここアビドスでも地上げをし殆どの土地を買収、同地の労働者階級を支配下に置き搾取構造を作り上げてきた。 合法的手段と宣ってだ、しかし」
「はぁ? 急に何を語り始めてる?」
困惑と嘲笑で迎え撃つ兵士だが、少女は革命的口撃を繰り返すのみ。
「そんな資本主義において、市場と分業が人間の活動を固定化する。 人間が作った関係自身に人間自身が支配される倒置した構造だ」
「ワケ分からん事をいってないで……」
「だがレッドウィンターで唱えられた革命的⭐︎共産主義ならば、自らが何をするかを人間自身が決める事ができる。 実に素晴らしいと思わないか?」
「いや、あの」
「なのにお前達大企業カイザーグループときたら資本主義的分業をしまくり、労働者階級を構築、搾取し続けてきたブルジョワジー!」
「お願い人の話を聞いて? って、ちょ!?」
少女、赤咲ユカリは自らの言葉で勝手にどんどん赤くヒートアップ。
手にはSFデザインな大型拳銃が握られている。
その名は『超革命執行システム⭐︎サボター銃』。
革命精神を弾にして発射するオーパーツだ。
「反動カイザーを許すな! キヴォトスの労働者よ団結せよ!」
「HQ! HQ!? こちらパトロール、頭がイカれてる奴と遭遇、大至急即応部隊を送れオーバー!?」
「黙れ白色テロル!!」
「ぎゃあああ!!?」
「コミュニストマニフェスト!!」
砂漠に響く、電子音と銃声。
そして歩哨をバンバンと薙ぎ倒す。
ユカリは己を革命児が革命児であるが為、自らを最終防衛ラインにして最前線となり、基地に吶喊する超革命的⭐︎キヴォトス聖となるのであった……。
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「大変です理事長! アビドス砂漠のPMC基地が真っ赤に燃えています!!」
「なんだと!? どこの仕業だ!?」
「誰かが、誰かが赤い旗を掲げて……ッ! 奴です、赤い格好の奴だあああ!!?」
「赤冬のイカれ頭かああッッ!!」
「抗議します!」
「とうに何百回としとるわ! そしたら『革命なんて日常』だの『そんな脅しレッドウィンターじゃ挨拶にもならない』だの『見ろ邪悪な権力者の犬が本性を表したぞ』だの煽るばかり! あそこは人間の言葉が全く通じんッッ!!」
「撃ってきました! なっ、僚機が落とされた! 拳銃で!?」
「馬鹿モン、さっさと退却しろぉ!? 奴の銃は『超革命執行システム⭐︎サボター銃』とかいうふざけたオーパーツ級ウェポンシステムだ、戦車の装甲すらプリンのように簡単に壊してくるんだぞ!?」
「た、退避します!!」
「逃げるんだよお!!」
遠くの空、逃げていく1機のヘリコプター。
赤熱の景色の中、それを眺めるは、鉄屑の山の上に赤旗を刺すユカリただ1人。
「打倒ブルジョワジー! 勝利はプロレタリア!」
キヴォトス広しといえど、ここまでミノリ以上に思想がブル"アカ"に染まったイカれ頭の生徒は、たぶんコイツだけだろう。
……他にいては堪らない。
ブルジョワを嫌悪し、資本主義を否定し、赤く染まった社会/共◯主義を是として階級社会を攻撃し、経済に損害を与えるユカリはテロリストに違いない。
だが、彼女のお陰で助かった者もいる。
これは2年前、アビドス砂漠での出来事だ。
丁度その日、彼女の革命的精神で基地が赤く染まった後、その赤に救いを求める様にして瀕死の生徒がやってきた。
緑髪に巨乳。 鞄型に畳める鋼鉄の盾装備。
廃校寸前のアビドス高等学校3年生で生徒会長。
脱水で死亡する運命だった、梔子ユメである。
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「ひぃん、ごめんねホシノちゃん……」
その日、ユメは砂漠で遭難していた。
借金相手のカイザーと交渉しようとしたものの、方向に迷い、コンパスも地図も水もなく脱水症状に陥っている。
普段からホシノにアレコレと注意されてきたのに、ここでもポンコツ振りを発揮し、いよいよ命の危機に直面してしまった。
「暑い……動いてないのに暑いよぉ……」
足が重くなり、汗が出なくなり、とうとう動けなくなってくると、灼熱の砂の上に倒れそうになる。
そんな時。 どこか銃声と爆音が響いてきた。
見やれば、晴天の青空に上がる黒煙だ。
そう遠くはない。 あそこに誰かいる。
「誰か、いる……?」
何が起きているかなんて分からない。 だが、ここにいたら確実に詰む事だけは理解していたユメは、藁に縋るように、気力を振り絞って歩き続けた。
どれくらい歩いただろう。
前も霞んで見えないし、今どの辺なのか、黒煙の近くなのかも分からない。
硝煙の臭いが強いから、目的地の近くだろうか。
「なんと、ここに労働者が。 搾取され続けて遂に倒れたか……労働とは人が生存する為に行われる闘争である、なのにカイザーめ、理解示さずこの仕打ち」
誰かの声が聞こえる。
年下の、女の子の声。
「とにかく革命水だ、飲め」
「むぅ……んっ、ごく……」
口に水が入ってくる。
誰かが助けてくれた。 薄らと感覚があった。
「飲んだか。 飲んだな? これでお前も我が同志よ、治ったら共に権力者を、資本主義を倒して回ろう! 抗議と闘争は労働者の権利だからな! はっはっはっ!」
なんだかよく分からないけど。
「ありがとう……」
水を飲めた安堵感で、意識を手放す直前。
ユメは安らいだ顔で、そう呟くのだった……。
後書き
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要望があれば続くかも知れません。
原作でミノリがアレコレやってますが、題材の都合や意見次第で削除を視野に入れます。