英雄の子孫として生まれながら、才能のなかった俺は落ちこぼれの烙印を押された。

才能がないことは自分でも分かっていた。それでも見下されるだけの人生はごめんだと、強くなろうと死に物狂いで努力を繰り返していた。

そんなある日、俺の脳内に語りかける声がした。

───『強くなりたいか?』

誰とも分からないその声に俺は答えてしまった。強くなりたい!と。

『ならば叶えよう。世界最強に汝を導こう』

その日を境に俺の脳内に選択肢が見えるようになった。どうやら選択肢を選ばないと俺の体は動かないらしい。つまり強制⋯⋯。

『選ぶがいい!』

①【魂が叫んでいる。強くなりたいと! 素振り1万回】
②【魂が叫んでいる。強くなりたいと!素振りいちまんかい】

くそがー!!!
  0.脳内選択肢が俺を殺しにきている()
  1.脳内選択肢が弟との決闘を望んでいる
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