駆け出すチーター型グロンギをトライチェイサーで追う野山を駆け、廃材を使い建物へと侵入するとチーター型はものに溢れた建物内を縦横無尽に駆けていくそれを追うと階段を登った先にいるのを見かけた、追いつく為にも乗り捨てる訳にはいかないのでそのまま階段をバイクで駆け上がる
「フッ!」
その後もチーター型はおちょくる様に建物内を駆け回り僕の追跡を逃れようとする、それをバイクで追いかけると広い部屋に着いたそこには廃車が数台置かれていた、その後チーター型は逃げ回った後に僕に正面に立ち止まりじりじりも近づいたかと思うと一気に駆け出しそれに合わせ僕もバイクを走り出す。
「フッ!!」
バイクの前輪による殴打をくらい怯んだ隙にバイクから降りて近接戦闘を仕掛けるとチーター型もそれに応じていくとサイレンの音が外からすると警官達が上がってきてサクラを構え撃ってきた。
「やめろ!撃つな!」
「でも!」
「いい、撃たなくて、いいんだ」
そんな話が聞こえてきた、その声と共に僕はチーター型へと集中を向け、殴る蹴るの応酬をし最後にチーター型が連続蹴りを放った際にバランスを崩させ怯んだ隙に肘打ちを腹にめり込ませる。壁際まで吹き飛ばされ倒れた隙に駆けていく僕は右脚に力を込めてよろけながら立ち上がったチーター型への腹に向けて軸足を中心に身体をひねり回転の威力を乗せて蹴りをする躰道の旋状蹴りを放った。
「グァァァァ!!」
あまりの威力に壁を突き抜けて吹っ飛ぶチーター型はそのまま空中で爆発四散した。
「フゥ……」
――――――――――――――――――――――――――――
現在僕は関東医大病院へと一条さんと共に来ていた。
CTスキャンを受けて部屋からでると話し声が聞こえて来た。
「同じなんだよ例の奴らと」
「そうですか」
言われても不思議と焦りや不安は無かった、声もかなり落ち着いていた。そして僕の返事を聞いた医者の椿さんはそのまま話を続けた。
「分かっているようだな、科警研から依頼された未確認生命体第1号の組織とほぼ同じ体組織の特徴が君にも現れている」
「でしょうね」
「話が早いな」
「そう言う奴だ」
そう言われてしまったがやはり僕が情報を知ってることに確信をしているようだった。
「具体的には筋肉組織が強化され、神経も発達している特に右足はそれが著しい君は一体何者だ」
そう問われた、その問いの答えに迷いを見せながら答えるしか無かった。
「ただの小説家と言えればいいんですが……古代から蘇った戦士と言えるでしょうね」
「科警研に死体や奴らの装飾品の年代測定を依頼してあるが恐らく同じ古代から蘇ったものだろう……それより命に別状は無いのか」
「今のところはな」
「今のところはって……」
「腹部の異物から全身に神経組織のようなものが広がって居る、恐らくそこから何らかの形で命令が出て君の身体を急激に変化させるのだろう…今はまだ良いがもしそれが脳にまで到達すれば最悪の場合は人間とは違うものになる」
「何に成るって言うんだ」
「奴らと同じ戦うだけの生物兵器だ」
「生物兵器……?」
「……まぁそうでしょうね」
「君は分かってるんだな、ならば何も言うまい」――――――――――――――――――――――――――――――
その後、病院の駐車場にて僕たちは話し込んでいた、一条さんは僕のわかりきっていた態度に何処か思うところがあったのだろう問いを投げてきた。
「君は分かっているのか?」
「えぇ……まぁ」
「分かっていて尚辞めるつもりはないんだな」
呆れと分かっていたという顔をしている一条さんに対して苦笑をしつつ僕は続けてこう言った。
「えぇ、この身体になる事も死闘をすることも最初の変身から覚悟しているんです……でもきっと大丈夫です、僕はもうクウガなんですから」
そう言うと一条さんは噛み締めるように目を閉じ、深く何度も頷いた。
「覚悟……きっと大丈夫……もう止まる気も辞める気も最初から無くなったのか」
そうだ、止まる気も辞める気もベルトを嵌めた時から捨て去った。その表れとして笑顔で、真っ直ぐと一条さんの目を見て言った。
「はい、だからお願いします、僕と一緒に奴らから1人でも護りましょう」
「あぁ…分かっているとも」
そう話して居ると後ろから僕を呼ぶ声がした。
「朝日くん!」
「沢渡さん、ここまで来たんだ」
少し息を切らせてこちらまで駆け寄ってきた彼女は僕と一条さんの表情を見ると何かあったのかと思ったのだろう心配そうな顔で尋ねてきた。
「朝から検査って電話で聞いたから……まさかクウガに関して?」
「うん、一条さんの信用のおける医者が居てねその人に診てもらったんだ」
不安そうな顔でこちらを覗いて来た、バックを握りしめてその瞳は震えていた。
「何か問題ないの?」
僕は彼女を落ち着かせるように笑顔で凪いだ心で優しく嘘をついた。……彼女の笑顔が見れるのならこれくらい出来る。
「ないよ、これっぽっちも」
「そう…良かった、心配してるんだから」
「ありがとう」
申し訳なさと後ろめたい気持ちでいっぱいになった僕は悟られる訳にも行かないのでヘルメットで顔を隠し唇をかみしめてバイクに乗り手を振り発進した。
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一条さん達と別れ、自宅へと行こうとしている最中に通信が入った。
「僕です」
「杉並区阿佐ヶ谷に未確認生命体が出た、警官が不審者として尋問したら変身したそうだ」
トンネルでバイクを走らせながら戦う覚悟を決めると身体が変化しクウガマイティーフォームへと変身を遂げる、ツマミを横に動かしダイヤルを0098へと回しバイクの色を変える。
現場へ着くと発砲音と共に叫び声が聞こえてきた上を見るとちょうど警官がバッタ型グロンギに落とされていた為飛び上がって受け止めるとそれを見たバッタ型は上を指さし飛んで行った。
追いかける形で駆けていくとバッタ型が飛び上がって行くそれを習う形で飛ぶことに意識を集中させるとビルを越える形で飛び上がって行くことが出来た。
「ハァァァァ!!」
「ゴセゼボゴクウガ!」
殴る蹴るをしたところでこの身体では力が足りずバッタ型にいいように殴られ蹴られた、長いものはないか探したところでビルの屋上にそんなものは無く屋上から落とされ怯んだところ急に逃げられてしまった。
「ヅギビビダギギデギス」
「グッ……ァ…」
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怪我の影響により苦痛で悶えながらもどうにか自宅へと帰宅した僕は泥のように眠ると起きる頃には怪我が治っていた。
「さすがクウガの身体だ……寝れば治った……バケモノだな」
その後、身体の調子を軽くストレッチして確かめているとバイクから無線通信が入った。
「大井九丁目付近に謎の影発見!」
バイクに即座に乗り、走らせると発砲音が響いている
所があるそこを目指すと1人の警官が首を絞められていたのを見かけ変身してバイクごと突っ込むと即座に首から手を離してバッタ型は広い場所へと身を移す。
「ハァァァ!」
「ボンゾパダボギラゲソ」
傍にあった手摺を蹴り上げモーフィングパワーで武器へと変化させると昔憧れて真似した孫悟空のように振るい回すとバッタ型は怯み竦んだ、その隙を逃さず棒術と杖術を組み合わせた突きを胴体に、両足を払い薙ぐと転んだ、起き上がりそうになったところをすかさずロッドを大太刀のように振り下ろし地面に伏せさせ、蹴りあげると最後に渾身の一撃を突きに乗せるとバッタ型グロンギは爆発四散した。
「グ…グガァ…グガァァァァ!!」
「フゥ……」
ゴールデンウィークに入り楽しんでました。投稿が不安定で申し訳ない