ミリカ
ライフ17500
手札3
エネ10+Kエネ5
色欲の獣ダーティサキュバス
パワー18000+ガード&破壊耐性&不動
傲慢な守護者デンジャーケルベロスA パワー12500+ガード&破壊耐性&不動
傲慢な守護者デンジャーケルベロスB パワー17000+ガード&破壊耐性&不動
プリティーローズ
パワー9000+ガード&破壊耐性&不動
怠惰な切り札シークレットフォース パワー13000
「さあ、お兄ちゃん。この状況を覆えせるかな? ……と、その前に約束を守ってもらおうか。……お兄ちゃんのこと、教えて」
「ああ、分かった。……やはりミリカは強いな」
約束通り、オレはミリカに全てを伝えることにした。
「オレにとってのカードゲームは、逃避の手段だった。……バイトが出来なくなりミリカのために何も出来ない情けない自分。でも、カードバトルで勝利したときだけは最高の自分でいられたんだ」
ミリカは昔から、オレが手も足も出ないほど強かった。だけど、それに比べて他の人達は弱かった。それらを倒す事によって、オレはしょうもない自尊心を保っていたんだ。
「つまり、お兄ちゃんにとってはカードゲームは自尊心を保つための道具だったっていうこと?」
ミリカからの、鋭い指摘が入る。
「ああ、そういう事だな」
「そうだったんだね……」
どこか寂しそうな表情をしながら考え込むミリカ。
「確かにカードバトルに勝つと嬉しいし、自分の優位性を感じる事は出来るよ。私だってそういう一面持ってるから。……でもさ、それだけじゃないでしょ?」
「……なんだと?」
「お兄ちゃんにとってのカードバトルは、掛け替えのない存在のはずだよ。カードを道具のように思っているのなら、こんなに熱いバトルは出来ない」
ミリカは自身満々に断言する。
「……熱くならざるを得ないんだよ、オレは。ここで負けたら絶好の金稼ぎチャンスを失い、高校が始まる来年までにミリカの症状を治せなくなってしまう。そしたら自分で自分を許せなくなっちゃうんだ」
「……どういうことなの? 自分で自分を許せなくなるって?」
オレの言葉に首を傾けるミリカ。
「オレはミリカを見捨てて青春を謳歌しようとしていたんだ。働けないから仕方ないと自分に言い訳をしながら。……でも、オレは見つけたんだ。オレにでも出来る金稼ぎの方法を」
「金稼ぎの方法って?」
「……なんだって良いだろ。とにかく、オレは金を稼いで『伝説のカードゲーマ』を呼びミリカを助ける。これが、ミリカを見捨てたオレに出来る罪滅ぼしだ」
オレはもう、ミリカに全てを捧げるしかない。
「……ふざけないでよ。そんなことが罪滅ぼしになる訳ないじゃん。目を覚ましてよ、お兄ちゃん」
「目ならとっくに冷めてるぜ。……オレのターンドロー。引いた2枚ともエネに送る」
エネ6→8
「そして3コストでスペル『魔術師の暇つぶし』を発動」
手札11→10
エネ 8 →5
魔術師の暇つぶし
コスト3 スペル 闇
①ライフを2000回復する。その後下記の効果を1つだけ選びその効果を発動する
・山札の上から3枚引き、その後手札のカードを2枚選んでゲームから除外する
・パワーの合計が2500以下(後攻なら3000以下)になるように相手モンスターを選択してそれら全てを破壊する
・手札のカードを1枚選びコストを-1し、それを2回(後攻なら3回)繰り返す。
「オレは①の効果を発動し、ライフを回復してから山札から3枚引いて手札を2枚除外する」
ライフ6000→8000
手札10→11
さらに、0コストで2枚の『デスサイス』を死神派遣隊長に装備
死神派遣隊長
パワー3000→9000
オレ
手札11→9
エネ5
デスサイス
コスト4 闇
このカードは死神カードとして扱う。
モンスター1体のパワーを3000増加させ、貫通(モンスター撃破時余剰ダメージを相手プレイヤーに与える)を付与する
墓地の死神カード1枚につきこのカード発動に必要なコストを1軽減する
「『死神派遣隊長』でパワー10500の『傲慢な守護者デンジャーケルベロス』に攻撃。パワー9000から与ダメージ-3000と被ダメージ軽減1000を引いて5000ダメージだ」
傲慢な守護者デンジャーケルベロスA パワー12500→7500
死神派遣隊長→破壊
「そして4コストで『死神の王デス・オール』を召喚」
エネ5→1
手札9→8
死神の王デス・オール
コスト6 パワー7000 闇 死神
お互いの墓地の死神族モンスター1体につき召喚に必要なコストをー1にする(最大2コストまで)
召喚時、望むなら自分の墓地の死神族モンスターを2体まで蘇生し、蘇生させた数だけ1枚づつカードを引く
攻撃時、追加ダメージ3000
「召喚時効果で墓地から『地味な死神』と『あわてんぼうのドジっ娘死神』を蘇生し、2枚カードを引く」
手札8→10
あわてんぼうのドジっ娘死神
コスト0 パワー3000 闇 死神
即時攻撃(召喚したターンに攻撃出来る)
攻撃時、相手は山札から1枚をエネルギーに送る
自身のターン開始時、相手は山札から1枚引く
地味な死神
コスト2 パワー1000 被ダメージー1000 地 死神
①手札から墓地へ送られたとき、このカードをコスト0で特殊召喚する事が出来る。この方法で特殊召喚した時、最大エネルギーが4以上で手札が1枚以下ならパワーを+2000する
②このモンスターに攻撃された相手モンスターは戦闘後破壊される。
「そして、コスト1で『裏切りの餞別』を発動。カードを2枚引き『死神の王デス・オール』を相手の場へ送る。しかし、既にフィールドは埋まっているため破壊される」
エネ1→0
手札10→11
死神の王デス・オール→破壊
「……この試合に勝ち、ミリカに全てを捧げるっ! 『 死神姫ミザリー・ス―』を召喚」
手札11→10
死神姫ミザリー・ス―
コスト30 パワー9000 与ダメージ-9000 被ダメージー2000 闇 死神 即時攻撃 4回攻撃 激突 貫通
①このカードはお互いの墓地の死神カード全ての効果を持つ。(一部の効果は重複する)
②自分フィールド上に特殊召喚することが出来ない
③このカードは、自分のターンに必ず攻撃しなければならない
④召喚時&攻撃時、望むなら山札の上から3枚を確認し、その中の死神カードの数×1000のダメージを相手の場に好きなように与える。
⑤自身のターン終了後、自分のデッキから死神カードを3枚選び相手の場に召喚する。出来なかった場合、自分の手札、もしくはエネルギーゾーンのカードを3枚墓地へ送る。
⑥攻撃時、相手はデッキ外から『ノーマルエネルギー』を1枚をエネゾーンに送る
⑦自身のターン開始時、相手は山札から1枚引く
⑧ 1ターンに2度ダメージを無効化する
⑨攻撃時と被ダメージ時、山札の上から2枚確認する。その中の死神カードの数×2000パワー上昇する。
⑩召喚時このカード以外の自分フィールド上の死神全てのパワーを2000アップさせる
⑪このモンスターが場にある限り、相手の被ダメージ軽減は無効化される
⑫お互いの墓地の死神7枚につきこのカード召喚に必要なコストは1少なくなる
⑬フィールド・墓地にいる限り2枚分のカードとして扱われる。
⑭パワーを6000増加させ、貫通(モンスター撃破時余剰ダメージを相手プレイヤーに与える)を付与する
⑮墓地の死神カード1枚につきこのカード発動に必要なコストを2軽減する
⑯お互いの墓地の死神族モンスター1体につき召喚に必要なコストをー2にする(最大4コストまで)
⑰召喚時、望むなら自分の墓地の死神族モンスターを4体まで蘇生し、蘇生させた数だけ1枚づつカードを引く
⑱攻撃時、追加ダメージ6000
「ミザリーの召喚時効果発動。墓地から『王の守護者』と『死神突撃部隊隊長』を蘇生し、山札から2枚引く」
手札10→12
王の守護者
コスト3 パワー5000 闇 死神 ガード
与ダメージ-5000 受けるダメージ-2000
フィールド・墓地にいる限り2枚分のカードとして扱われる。
死神突撃部隊隊長
コスト2 パワー4000 与ダメージ-4000 闇 死神
このカードは、自分のターンに必ず攻撃しなければならない。
召喚時&攻撃時、望むなら山札の上から3枚を確認し、その中の死神カードの数×1000のダメージを相手の場に好きなように与える
死神姫ミザリー・ス―
与ダメージ-9000→-0
被ダメージー2000→-0
「さらに召喚時効果を発動。オレのフィールド上のミザリー以外の全ての死神のパワーを2000アップさせる」
あわてんぼうのドジっ娘死神
パワー3000→5000
地味な死神
パワー1000→3000
王の守護者
パワー5000→7000
死神突撃部隊隊長
パワー4000→6000
「ミザリーで攻撃宣言。攻撃時効果でミザリーのパワーをアップさせる。山札の上から3枚を確認。死神カードが1枚だから2000アップ」
ミザリー
パワー9000→11000
「攻撃対象はパワー17000のケルベロスだ。被ダメージ軽減を無視して11000のダメージを与える」
傲慢な守護者デンジャーケルベロスB
パワー17000→6000
「ミザリーは1ターンに2回までダメージを無効化するため反撃ダメージは無し。そして、攻撃対象に追加ダメージの6000を与え、破壊する」
傲慢な守護者デンジャーケルベロスB
パワー6000→0
死神姫ミザリー・ス―
パワー11000→11000
ミリカのエネ
エネ10+Kエネ5→エネ11+Kエネ5
「次は『色欲の獣ダーティサキュバス』に攻撃宣言する。攻撃時効果でパワーを+2000する」
死神姫ミザリー・ス―
パワー11000→13000
「追加ダメージと合わせて『色欲の獣ダーティサキュバス』を破壊」
色欲の獣ダーティサキュバス
パワー18000→5000→0
死神姫ミザリー・ス―
パワー13000→13000
ミリカのエネ
エネ11+Kエネ5→エネ12+Kエネ5
「さらにミザリーで直接攻撃。攻撃時効果でパワーを2000アップ」
死神姫ミザリー・ス―
パワー13000→15000
「通さないよ。プリティローズでガード」
プリティローズ
パワー9000→0
死神姫ミザリー・ス―
パワー15000→6000
ミリカのエネ
エネ12+Kエネ5→エネ13+Kエネ5
「ミザリーのダメージ無効化はもう残っていないので反撃ダメージを負ってしまう。……だが、プリティローズは破壊され、貫通ダメージの6000が発生する」
ミリカ
ライフ17500→11500
「そして再びミザリーで直接攻撃。攻撃時効果でパワーを2000アップ」
ミザリー
パワー6000→8000
「傲慢な守護者デンジャーケルベロスでガード」
傲慢な守護者デンジャーケルベロス
パワー7500→0
死神姫ミザリー・ス―
パワー8000→500
ミリカのエネ
エネ13+Kエネ5→エネ14+Kエネ5
「あわてんぼうのドジっ娘死神で直接攻撃」
ミリカ
ライフ12000→7000
ミリカのエネ
エネ14+Kエネ5→エネ15+Kエネ5
「これでターン終了。ミザリーのターン終了時効果で、3体の死神モンスターを相手の場に召喚しなければならない。オレは『王の守護者』を相手の場へ召喚する」
「……残りの2体は?」
「デッキにはもう死神カードはない。だから手札のカードを2枚墓地へ送る」
オレ
手札12→10
「墓地へ送った『罪の清算』の効果を発動するぜ」
罪の清算
コスト4 スペル 闇
①モンスター1体を選択し、パワーを本来の数値に変更してからパワーをー3000する
②手札から墓地へ送られたとき、このスペルはコストを支払わずに発動する事が出来る
「対象に『怠惰な切り札シークレットフォース』を選択。パワーを元々の数値に変更するが、『怠惰な切り札シークレットフォース』の元々のパワーは存在していない。よってらフィールドに存在できなくなり破壊される」
怠惰な切り札シークレットフォース
パワー13000→0
……ミリカの場のモンスターを全て倒せたのは良かったが、多くのエネを寄与してしまった。厳しい展開なのは相変わらずだ。次のミリカのターンで全てが決まる。
オレ
ライフ8000
手札10
エネ8
あわてんぼうのドジっ娘死神
パワー5000
地味な死神
パワー3000
王の守護者
パワー7000
死神突撃部隊隊長
パワー6000
死神姫ミザリー・ス―
パワー500
ミリカ
ライフ7000
手札3
エネ15+Kエネ5
王の守護者
パワー5000
「やるね、お兄ちゃん。私のターン、ドローっ!」
ミリカ
手札3→5
どこか嬉しそうな様子でカードを引くミリカ。大量のエネを利用した凄い戦術でもあるのだろうか?
「4エネでスペル『スペシャルオーラ』を発動だよ」
ミリカ
手札5→4
エネ15→11(Kエネ5)
スペシャルオーラ
コスト4 スペル 光
①このターン中モンスターが特殊召喚された時、そのパワーを+2000する
②手札のこのカードが墓地へ送られたとき、コストを支払わずにこのスペルを発動可能。
「これで特殊召喚したモンスターがパワーアップするようになるよ。そしてさらに、スペル『罪の清算』を発動」
ミリカ
手札4→3
エネ11→7
「対象に『あわてんぼうのドジっ娘死神』を指定。パワーアップを解除してパワー3000マイナス。破壊だよ」
あわてんぼうのドジっ娘死神
パワー5000→3000→0
「続いて、2コスト支払ってスペル『徹夜仕上げ』を発動」
ミリカ
手札3→2
エネ7→5
徹夜仕上げ
コスト2 スペル 闇
①カードを3枚引く
②手札を2枚まで除外しても良い(自身が後攻なら除外では無く墓地へ送る)
③①の効果で手札に加えたカードのコストを+3する
④②の効果で手放したカードの分だけ①で手札に加えたカードのコストを-1する
「効果によって3枚ドロー。そしてそれらのコストを+3するよ」
ミリカ
手札2→5
「引いたスペル『喪失を恐れぬ突撃』をコスト0で発動」
ミリカ
手札5→4
喪失を恐れぬ突撃
コスト8 スペル 火
①相手モンスターに被ダメージ軽減を無視して1500のダメージを与える。そしてそれを3回繰り返す
②この試合中手札からカードを墓地へ送った枚数×1このカード発動に必要なコストは少なくなる
③手札を1枚墓地へ送り、山札から1枚引く
④後攻ならカードを1枚引く
「スペルの効果で『地味な死神』と『死神姫ミザリー・ス―』を破壊だよ」
地味な死神
パワー3000→1500→0
死神姫ミザリー・ス―
パワー500→0
「さらに、手札を1枚墓地へ送って1枚引くよ……。墓地へ送った『憤怒の化身グランドウォリアー』を5コスト支払って特殊召喚」
ミリカ
手札4
エネ5→0
憤怒の化身グランドウォリアー
コスト7 パワーX 地 七大罪 被ダメージー2000
①手札から墓地へ送られたとき、このカードをコスト0で特殊召喚する事が出来る
②通常召喚、もしくは①の効果で特殊召喚されたとき、望むなら手札を好きなだけ墓地へ送っても良い。このモンスターのパワーは墓地へ送ったカード×2000となる。(手札を墓地へ送らなかった場合、パワーは1000になる)
③手札から墓地へ送られたとき、コストを支払って特殊召喚しても良い。その場合、下記の能力を得る
・パワー6000
・ガード
・貫通
・このモンスターをスペルやモンスターカード、オブジェクトの効果の対象に選択できない
・このモンスターのパワーは効果でーされない
・自分の手札が相手より多いときに効果でドローするとき、そのドローを無効にして引くはずだった枚数だけこのモンスターのパワーを+1000する(1ターンに3枚まで)
・攻撃時&自分のモンスターが攻撃対象に選ばれた時、手札を好きなだけ墓地へ送りその枚数×1000のダメージを被ダメージ軽減を無視して全ての相手モンスターへ与える。(相手ターン中にこの効果でパワーが0になっても相手モンスターは破壊されず、ターン終了時パワーが0なら破壊される)また、自分モンスター全てのパワーを墓地へ送った手札の枚数×1000アップさせる
「コストを支払って召喚したから、パワー6000で貫通とガード持ちになるよ。さらに、特殊召喚したから『スペシャルオーラ』の効果でパワーを+2000」
憤怒の化身グランドウォリアー
パワー6000→8000
「墓地の『傲慢な守護者デンジャーケルベロス』の①の効果を発動。2体をコスト0で特殊召喚するね。フィールド・墓地の七大罪は5体だから、2体ともパワーは5000になるよ」
傲慢な守護者デンジャーケルベロス コスト7 パワーX 地 ガード 被ダメージ-1000 七大罪
①墓地に他の『七大罪』のカードがある時、この試合中1度だけ墓地のこのカードをコスト0で特殊召喚する事が出来る(同名モンスターが既にこの効果を使用していてもそれが別のカードならこの効果を発動できる)
②通常召喚、もしくは①の効果で特殊召喚されたとき、このモンスターのパワーはお互いのフィールド・墓地にある『七大罪』1枚につき1000上昇する(最大10000まで)
③フィールド上にパワー3000以上の『七大罪』のカードがある時、自分のターンに墓地のこのモンスターを特殊召喚する事が出来る。その場合このモンスターのパワーはフィールド上の『七大罪』の数×1500となる。この効果で特殊召喚されたこのモンスターが自分ターン中にフィールドを離れたとき、このカードをゲームから除外する
「特殊召喚で場に出たから2体ともパワーを+2000するね」
傲慢な守護者デンジャーケルベロスA
パワー5000→7000
傲慢な守護者デンジャーケルベロスB
パワー5000→7000
「オブジェクト『魔界の花畑』の効果を発動するよ」
魔界の花畑
コスト3 オブジェクト 闇
①設置時相手モンスター1体に1000ダメージを与える
②ターン終了時、下記の効果を上から順番に全て発動する
・相手モンスター1体、もしくは相手プレイヤーに1000ダメージを与える
・使用可能エネが1以上の時、お互いのプレイヤーはカードを1枚引きその後手札から1枚選んで墓地へ送る
・使用可能エネが2以上の時、フィールドのモンスターを1体選びパワー+2000する
・使用可能エネが3以上の時、相手モンスター1体、もしくは相手プレイヤにダメージ軽減を無視して2000のダメージを与える
・使用可能エネが4以上の時、山札からカードを1枚引く。それがスペルならさらにもう1枚引く
・使用可能エネが5以上の時、手札のカードを1枚選びコストをー2する
「まずはライフに1000のダメージ」
オレ
ライフ8000→7000
「次に、お互いのプレイヤーは手札を1枚引いてから墓地へ送る。さらに、グランドウォリアーのパワーを2000上昇させる」
グランドウォリアー
パワー8000→10000
「再びライフダメージ」
オレ
ライフ7000→5000
「カードを1枚ドローして、手札のカードのコストを2下げる」
ミリカ
手札4→5
「これでターンエンド。……さあ、お兄ちゃんに突破出来るかな?」
ミリカ
ライフ7000
手札5
エネ15+Kエネ5
王の守護者
パワー5000
傲慢な守護者デンジャーケルベロスA
パワー7000
傲慢な守護者デンジャーケルベロスB
パワー7000
グランドウォリアー
パワー10000
オレ
ライフ5000
手札10
エネ8
王の守護者
パワー7000
死神突撃部隊隊長
パワー6000
笑顔でターンを終えるミリカ。でも、笑顔の割には盤面が前のターンよりも弱い。たくさんのエネがあるのにも関わらず。それに、彼女のプレイには気になる事があった。
「ミリカ、どうして先ドローをしなかったんだ?」
「え? ……あっ!」
オレの指摘で、己の失敗に気付いた様子のミリカ。
スペシャルオーラより先にドローするカードを使っていたら、選択肢が広がってより効率的な行動をとって盤面をもっと良く出来たはず。
「……何をやっているんだろう、私。お兄ちゃんを解放するために確実に勝たないといけないのに。感情のままにプレイしちゃった」
「感情のままにプレイ?」
「そう。思うがままにカードを使う、それが私の本来のプレイスタイル。効率より魂を重視、そうやって今までカードバトルをしてきたんだ」
「……そんな戦い方じゃ勝率下がらないか?」
真っ直ぐな瞳で自分のプレイスタイルを話すミリカ。に対してオレは思った事を口にする。……カードバトルは、勝たなければ意味が無い。勝つためにも、最善の動きでプレイしなきゃいけないはずだ。
「確かにそうかもしれないね。……でも、本能には逆らえなかった。楽しいバトルをしていると、思わず理性がふっ飛んじゃうんだ」
今まで見たこともない笑顔で語るミリカ。ここまで楽しそうなミリカは見たことがない。……いや、オレは見ようとしてこなかったんだ
彼女が本当に求めていたのは手厚い支援なんかじゃなかった。ミリカはただ、熱い戦いを求めていたのだ。
「そうか。……ミリカ、すまない。どうやらオレはお前と向き合う事が出来てなかったようた」
「言葉は不要だよ、お兄ちゃん。プレイでみせてね、お兄ちゃんの気持ちを」
「ああ、分かったよ。……オレのターン、ドロー!」
「オレのターン、ドロー。引いた2枚のカードをエネに送る」
オレ
エネ8→10
今オレに必要なのは勝つことじゃない。ミリカと一緒に楽しむことだ。
「まずは、2エネ使用して『禁じられた回復術』を発動」
オレ
エネ10→8
手札10→9
禁じられた回復術
コスト2 闇
後攻ならカードを1枚引く。そして、場のモンスターを1体選び回復(減少分のパワーをプラス)してから相手の場に複製する。このターン、選択されたモンスターは攻撃できない
「パワー5000の『王の守護者』を対象に選択。ミリカの場に複製する。更に後攻なのでカードを1枚引く」
ミリカ
王の守護者×2
パワー5000
傲慢な守護者デンジャーケルベロス×2
パワー7000
グランドウォリアー
パワー10000
オレ
手札9→10
「これでミリカの場には5体のモンスターが並んだ。1エネでスペル『希望の光』を発動」
オレ
手札10→9
エネ8→7
希望の光
コスト6 光
相手の場のモンスターの数だけこのスペルの消費エネルギーをーする
手札のスペル1枚のコストを-3し、山札から1枚エネに送り、1枚ドローする
「手札のコストを-3して、エネと手札を補充する」
オレ
手札9→10
エネ7/10→8/11
「続いて、4コストで『ゴールデンゴーレム』を召喚」
オレ
手札10→9
エネ8→4
ゴールデンゴーレム
コスト4 パワー4000 地 鉱物
与ダメージ-3000 被ダメージ-3000 激突
攻撃時にパワー+2000する
「そして、0コストで『協定』を発動」
オレ
手札9→8
協定
コスト6 光
①場のモンスターの数だけこのスペルの消費エネルギーをーする
②場のすべてのモンスターに与ダメージー3000を付与する
「効果で全てのモンスターをパワーダウンだ」
ミリカ
王の守護者×2 与ダメージ-5000→-8000
傲慢な守護者デンジャーケルベロス×2 与ダメージ-3000
グランドウォリアー 与ダメージ-3000
オレ
王の守護者 与ダメージ-5000→-8000
死神突撃部隊隊長 与ダメージ-4000→-7000
ゴールデンゴーレム 与ダメージ-3000→-6000
「さらに、ゴールデンゴーレムを対象にスペル『尽きぬ闘争心』を発動。希望の光の効果で3軽減されているため1コストで発動するぜ」
手札8→7
エネ4→3
尽きぬ闘争心 4コスト 火 スペル
モンスター1体を指定し、「モンスタへの攻撃後再行動」を付与する。
「これでゴールデンゴーレムは好きなだけモンスターに攻撃出来るようになった。早速『王の守護者』に攻撃だ。攻撃時効果でパワーを+2000」
ゴールデンゴーレム
パワー4000→6000
王の守護者A
パワー5000→5000
「もう1度攻撃」
ゴールデンゴーレム
パワー6000→8000
王の守護者A
パワー5000→5000
「更に攻撃」
ゴールデンゴーレム
パワー8000→10000
王の守護者A
パワー5000→3000
「もう1体の方にも攻撃」
ゴールデンゴーレム
パワー10000→12000
王の守護者B
パワー5000→1000
「パワーが10000を超えた! ……でも、それだけじゃ次のターンに除去されて終わりなんじゃ? 雨宮君のデッキにはこのチャンスを生かせるカードは残って無かったはず」
「もうお忘れになりまして? 私が彼にカードをお貸ししたことを」
「……ということは、まさか!」
「ええ。今まさに、切り札が出てくるところですわ」
攻撃を中断したオレの耳に、姉崎さんと有栖川さんの話が入ってきた。……そう、彼女の言う通りここでオレは新たなカードを出す。
「『強欲竜ブラックディスティニードラゴン』を召喚する」
オレ
手札7→6
強欲竜ブラックディスティニードラゴン
コスト30 パワーX 闇 七大罪
①このモンスターが場に出たとき、自分の場のモンスターの特性(ガード、激突、貫通、二回攻撃)を全て獲得し、その数×1000+500がこのモンスターのパワーになる
②相手フィールド上のモンスターのパワーが合計6000以上の時、このモンスターをコスト3支払って特殊召喚することができる。そうした場合、以下の能力を獲得する
・このモンスターが特殊召喚に成功した時、場のパワー2000以上のモンスターすべてのパワーを-1500する
・相手の手札が4枚以上の時、自身は山札から2枚引く
③相手の場のモンスターの合計パワー1000につき、このモンスターの通常召喚に必要なエネが1少なくなる
④相手の最大エネルギーの数だけこのモンスターの通常召喚に必要なエネが1少なくなる
⑤通常召喚に成功したとき、このモンスターは以下の能力を全て獲得する
・自分のターンに1度だけ発動できる。手札の元々のコストが3~6のスペルを好きなだけ相手に提示し、それら全てのコストを2軽減する。そして、軽減した合計コスト×1500このモンスターのパワーを上昇させる
・自分のターンに1度だけ発動できる。山札からカードを1枚引く
・自分のターンに1度だけ発動できる。エネゾーンからモンスター以外のカードを1枚手札に加える
・自分のターンに1度だけ発動できる。墓地からモンスター以外のカードを1枚枚手札に加える
「ミリカの場のモンスターの合計パワーが30000を超えているためコスト0で召喚だぜ」
強欲竜は強力な効果を持つ代わりに出しにくい。だけど、相手の場が潤っているほど召喚しやすくなる。まさに、オレのデッキにピッタリなカードだ。
「強欲竜が場に出たとき、自分の場のモンスターと同じ特性を獲得しパワーアップ。よって、『ガード』と『激突』を獲得し、パワーを2500にする」
強欲竜ブラックディスティニードラゴン
パワーX→2500 ガード 激突
「さらに、効果でカードを1枚引く。……ここでオレは手札の『魔術師の暇つぶし』、『スパイ大作戦』、『尽きぬ闘争心』を提示する。それら全てのコストを2軽減し、合計で6コストを軽減。強欲竜のパワーを1500×6で9000アップする」
強欲竜ブラックディスティニードラゴン
パワー2500→11500
「コスト0で、パワー10000越えなんてやるね。 ……あれ、でも 強欲竜は最初に出すべきだったんじゃないの? 先ドローするべきだったのは勿論、『尽きぬ闘争心』を後から使えばコスト的にもパワー的にもお得だったのに」
「ええ、そうですわね。……ですが、これがベストなのかも知れませんわ」
「え、どういうこと?」
「うふふっ」
姉崎さんと有栖川さんの話が聞こえる。
「お兄ちゃん。強欲竜を後に出した理由って、もしかして……」
「ああ、そうだ」
どうやらミリカと有栖川さんはオレの狙いに気づいたようだ。
「オレが強欲竜を先に出さなかった理由、それは溜めを作るためだ」
「溜め? なんらかのカード効果の発動に必要な事だったのかな?」
オレの言葉に対して、状況を分かっていない姉崎さんが推測を話す。
「いいえ、違いますわ。彼のデッキにそのようなカードは入っておりません」
「今のお兄ちゃんのプレイングを深く考える必要は無いよ。これはとても単純な話だから」
「単純な話?」
ミリカの言う通り、これは単純な話。
「溜めに溜めてから切り札を出す。その方がドラマチックだろ?」
「え……えっ?」
オレの言葉に困惑する姉崎さん。
「……お兄ちゃん。ようやく『いっしょに楽しんでくれる』ようになったね」
「今まで済まなかったな、ミリカ」
再会したときのように、涙を流しながら抱きついてくるミリカ。
「雨宮君の様子が突然変わっちゃった。……どうして?」
「本気のバトルを通じて、心が通い合ったのですわ」
「あっ、そういうことか!」
姉崎さんも納得したようだ。
「それじゃ、今から必殺のコンボをお見舞いするぜ」
ミリカの頭を優しく撫でながら宣言する。
「強欲竜の効果を発動。墓地から『デスサイス』を手札に加える。そしてそれをコスト0で『ゴールデンゴーレム』に装備する」
ゴールデンゴーレム
パワー12000→15000
「コストが0になる条件を満たしたカードを墓地から回収。……最高の動きですわね」
「これで『尽きぬ闘争心』の効果で敵モンスターを無限に攻撃できる『ゴールデンゴーレム』に貫通が付与されれたね。この勝負雨宮君の勝ちかな?」
貫通ダメージを、連続で与える。そうすればミリカのライフを削りきれるはずだ。
「『ゴールデンゴーレム』で『王の守護者』を攻撃!」
ゴールデンゴーレム
パワー15000→17000
「そう簡単にはいかないよ。攻撃宣言に対して、『グランドウォリアー』の効果を発動。私は手札を1枚捨て、自分の場のモンスター全てのパワーを1000上昇させる」
ミリカ
手札5→4
王の守護者A
パワー3000→4000
王の守護者B
パワー1000→2000
傲慢な守護者デンジャーケルベロス×2
パワー7000→8000
グランドウォリアー
パワー10000→11000
「さらに、お兄ちゃんの場のモンスター全てに被ダメージ軽減を無視して1000のダメージを与える」
ゴールデンゴーレム
パワー17000→16000
強欲竜ブラックディスティニードラゴン
パワー11500→10500
王の守護者
パワー7000→6000
死神突撃部隊隊長
パワー6000→5000
「それだけじゃないよ。墓地に送ったスペル『チェインブラスト』の効果を発動」
チェインブラスト
コスト3 スペル 闇
①手札から墓地へ送られたとき、コストを支払わずにこのカードの効果を発動する事ができる
②山札からカードを1枚引き、手札から1枚墓地へ送る。墓地へ送ったカードの効果によってカードを引いたなら、更に追加でもう2枚山札からカードを引く
③自分の場のモンスター1体を選び、パワーを自分の手札の枚数×1000減らす。この効果で死亡時効果を持つモンスターが破壊されたとき、その効果を無効化して代わりに山札からカードを1枚引く
④③の効果でモンスターが破壊されたとき、山札からカードを1枚引く。さらに、望むなら③の効果をもう一度発動する
「手札を入れ替えてから、『王の守護者』のパワーを-4000して破壊するよ。さらにもう1体の『王の守護者』も同様に破壊して、2枚のカードを引くね」
ミリカ
手札4→6
王の守護者×2→破壊
「これで攻撃対象を失った『ゴールデンゴーレム』の攻撃は中断される。『王の守護者』破壊時の貫通ダメージは防がせてもらったよ」
「さすがはミリカだ。一筋縄じゃいかないぜ」
傷を負いパワーが低く反撃も出来ない王の守護者は、オレの大きな勝ち筋だった。それが破られた今、勝ちが大きく遠のいてしまった。
……だが、オレはまだ終わらない。
「ならば、スペル『スパイ大作戦』を0コストで発動するぜ」
手札
6→5
スパイ作戦
コスト3 スペル 闇
①山札からパワー3000以上、もしくはコスト7以上のモンスターカードを1枚選び、相手フィールド上に特殊召喚する。
②相手の場のモンスターの数×1000のダメージを被ダメージ軽減を無視して相手モンスターに好きなように与える
③相手の手札から、表を見ないでカードを1枚選び自分の手札に加える
④自身が後攻ならこのスペル発動に必要なコストを1少なくする
「スペルの効果により、ミリカの場に『ゴールデンゴーレム』を特殊召喚する」
ゴールデンゴーレム
パワー4000 ガード 貫通
「さらに、場に相手の場に4体のモンスターがいるため4000のダメージを好きなように与える。『ケルベロスA』に4000のダメージを与える」
ケルベロスA
パワー8000→4000
「そして、手札を1枚もらうぜ」
オレ
手札5→6
ミリカ
手札6→5
「よし、良いカードをもらったぜ。1エネを使用して『魔界の女戦士』を召喚」
オレ
手札6→5
エネ3→2
魔界の女戦士
コスト2 パワー3000 闇 戦士
①召喚時、山札の上から3枚確認してその中から1枚手札に加える。残ったカードはそのままの順番で山札の上に戻す
②手札から3枚のカードを選び墓地へ送り、墓地のカードを1枚エネゾーンへ送る
③自身が後攻ならばこのカード召喚に必要なエネは1少なくなる
「カードの効果により、まずは手札を補充する」
オレ
手札5→6
「次に、手札からカードを3枚墓地へ送る」
オレ
手札6→3
「このタイミングで手札交換? なにか引きたいカードがあるのかな?」
「いえ、おそらくは墓地のカードをエネゾーンに送りたいのでしょう」
「あ、そっか。強欲竜にはまだ、エネゾーンのカードを手札に加える効果が残ってる」
「ええ。彼の墓地には、勝負を決めるカードが眠っておりますの」
姉崎さんたちがオレの動きを推測する。⋯⋯彼女たちの言う通り、オレは墓地のカードを利用するつもりだ。
「さらに、オレは墓地のカードを1枚エネゾーンに送る。送るカードは、『禁じられた変身術』⋯⋯」
「ミリカちゃんの勝ち筋は、憤怒の化身の被攻撃時効果による手札の墓地送りで発生する効果と捨てた枚数に応じて発生するバフ・デバフのみですわ」
「だけど、『禁じられた変身術』によって、憤怒の化身は封じられる。つまり⋯⋯」
「雨宮君の勝ち確定ですわね。⋯⋯彼がそれを望むのなら」
「え、それってどういう⋯⋯」
「送るカードは『禁じられた変身術』⋯⋯ではなく、『スパイ大作戦』だ。そして、強欲竜の効果でそれを手札に加える」
オレ
手札3→4
「2エネ使ってスペル『スパイ大作戦』を発動」
オレ
手札4→3
エネ2→0
「スペルの効果により、ミリカの場に『強欲竜ブラックディスティニードラゴン』をパワー2500のモンスターとして特殊召喚する」
強欲竜
パワー2500 ガード 貫通
「さらに、ケルベロスAと強欲竜に耐性を無視して合計5000のダメージを与える」
ケルベロスA
パワー4000→500
強欲竜
パワー2500→1000
「そして、手札を1枚もらうぜ」
オレ
手札3→4
ミリカ
手札5→4
ミリカ
傲慢な守護者デンジャーケルベロスA
パワー500
傲慢な守護者デンジャーケルベロスB
パワー8000
グランドウォリアー
パワー11000
ゴールデンゴーレム
パワー4000
強欲竜ブラックディスティニードラゴン
パワー1000
「あーあ。リーサル取られちゃった。出し惜しみなしで手札を捨てていたら防げたかもしれないのに。⋯⋯悔しいなぁ」
落ち込んだ様子のミリカがポツリとつぶやく。
「でも、まだ負けてない。なら、勝ちを拾うまで」
やる気を出すミリカ。
「ここが踏ん張りどころだぜ、ミリカ。早速ゴールデンゴーレムでケルベロスAを攻撃だ」
ゴールデンゴーレム
パワー16000→18000
「ゴーレムゴーレムの攻撃に対して、私は『グランドウォリアー』の効果を発動。手札をすべて捨てて、味方全てのパワーを4000アップ」
ミリカ
傲慢な守護者デンジャーケルベロスA
パワー500→4500
傲慢な守護者デンジャーケルベロスB
パワー8000→12000
グランドウォリアー
パワー11000→15000
ゴールデンゴーレム
パワー4000→8000
強欲竜ブラックディスティニードラゴン
パワー1000→5000
「さらに、お兄ちゃんの場のモンスター全てのパワーを−4000するよ」
ゴールデンゴーレム
パワー18000→14000
強欲竜ブラックディスティニードラゴン
パワー10500→6500
王の守護者
パワー6000→2000
死神突撃部隊隊長
パワー5000→1000
「⋯⋯」
グランドウォリアーの効果を発動するミリカ。だが、言葉を続ける気配がない。どうやら、捨てられたカードの効果を発動させる気は無いようだ。
「やるなミリカ。だが、ケルベロスはゴールデンゴーレムの攻撃を耐えられない。ケルベロスは破壊され、2500の貫通ダメージが発生する」
ゴーレムゴーレム
パワー14000→14000
ケルベロスA
パワー4500→0(貫通ダメージ2500)
ミリカ
ライフ7000→4500
「ライフは残りわずか。次の攻撃で終わりだ!」
「そうはいかないよ。モンスターの破壊に対して、さっき墓地へ送った『魔界の狂戦士』の効果を発動。墓地から特殊召喚するよ」
魔界の狂戦士
コスト5 パワー2000 闇 戦士 貫通
①このモンスターが場に出たとき、相手モンスター1体のパワーを(相手の手札の枚数−自分の手札の枚数)×1000減らし、減少分だけこのモンスターのパワーを上昇させる
②①の効果を受けた相手モンスターが場にのこっている場合、そのモンスターに(相手の手札の枚数−自分の手札の枚数)×1000の被ダメージ増加を与える
③自分のモンスターが破壊されたとき、このモンスターを墓地から特殊召喚することが出来る。この方法で召喚されたこのモンスターが破壊されたとき墓地へ送られるかわりに除外される
④このモンスターが場に出たターン相手はこのモンスターを攻撃対象に選択できない
⑤このカードを単独で対象に選択することは出来ない
「私の手札0枚に対して、お兄ちゃんの手札は4枚。よってゴールデンゴーレムのパワーを4×1000、つまり4000減らす。さらに被ダメージ増加を4000付与する。⋯⋯これで、残りエネ0のお兄ちゃんの勝ち筋は消えた」
⋯⋯やられた。ゴールデンゴーレムの強みの半分は被ダメージ軽減にある。反撃ダメージを最小限に抑えなければ、連続攻撃を成立させることが出来ない。⋯⋯だけど。
「狂戦士の特殊召喚に対して、オレは手札の『魂を刈る準備』の効果を発動する。手札の死神カードを提示して、このスペルをコスト0で発動する」
魂を刈る準備
コスト2 闇
①このカードは死神カードとして扱う。
次の自分のターン終了時まで敵モンスター全てのパワーを1000マイナスする(この効果でパワーが0になっても破壊されない)
②相手モンスター1体を選んでもよい。そうした場合そのモンスターの効果を無効化する(ガードを除く)
③自分ターン中に手札の死神カードを1枚相手に提示しても良い。そうした場合、コスト0でこのカードを発動することができる
「今はオレのターンなので、オレが効果の発動順を指定する。まずは『魂を刈る準備』の効果を発動。全ての相手モンスターのパワーを−1000する」
ミリカ
傲慢な守護者デンジャーケルベロスB
パワー12000→11000
グランドウォリアー
パワー15000→14000
ゴールデンゴーレム
パワー8000→7000
強欲竜ブラックディスティニードラゴン
パワー5000→4000
「その後、『魔界の狂戦士』がミリカの場に召喚され、効果を発動する。今のオレの手札は3枚なので、ゴールデンゴーレムのパワーを−3000してその分狂戦士のパワーを上昇させる」
ゴールデンゴーレム
パワー14000→11000
魔界の狂戦士
パワー2000→5000
「そして、ゴーレムゴーレムに1000×3の3000だけ被ダメージ増加を付与して効果処理は終了だ」
ゴールデンゴーレム
被ダメージ軽減3000→被ダメージ軽減なし
「ゴールデンゴーレムで『強欲竜』に攻撃だ」
ゴールデンゴーレム
パワー11000→13000
強欲竜
パワー4000→0(余剰3000)
ゴールデンゴーレム
パワー13000→9000
ミリカ
ライフ7000→4000
「続いて強欲竜でケルベロスBに攻撃」
強欲竜
パワー6500→0
ケルベロスB
パワー11000→5500
「ゴールデンゴーレムでケルベロスBに攻撃。これでトドメだ!」
ゴールデンゴーレム
パワー9000→11000
ケルベロスB
パワー5500→0(余剰ダメージ4500)
ミリカ
ライフ4000→0
エピローグ
ミリカとの戦いの後、オレはカードゲームを辞めることは無かった。彼女は自分の為にオレが好きなことを断念するのが気に入らなかったみたいだ。
結局、オレはミリカの事を全く分かって無かったんだな。
でも、まだまだ先はある。これから少しずつミリカの事を理解していけばいいのだ。
「あれ? 俺は何をしていたんだ?」
「操られていたんだよ」
闇化していた人をカードバトルで正気に戻す。
ミリカとの戦いの後、オレは姉崎さんと爆炎とともに、とある組織を潰すための活動を始めた。
姉崎さんによると、どうやらその組織の悪意によって美奈さんが追い詰められていたそうだ。
美奈さんの傷を癒すためにも、その組織を壊滅させる必要があるだろう。
「やるねっ、雨宮くん!」
姉崎さんは、満面の笑みでオレの手を高く上げ、それにハイタッチする。
「有栖川さんはなんでオレと結婚しようとしたんだ?」
ある日、気になっていたことを有栖川さんに聞いてみた。
「秘密ですわ」
当然ながら話そうとしない有栖川さん。
「それじゃ、カードゲームで勝ったら教えてくれ」
「仕方ないですわね。⋯⋯ですが、私は強いですわよ」
有栖川さんとの交流も続いていく。掴みどころのない彼女だけれど、話してみると結構楽しい。
⋯⋯これから、オレは失われた青春を取り戻していく事になるだろう。