名門魔術師の家に生まれながら、天才たちに打ちのめされ続けた青年アレクセイ。

「ならば実戦で証明してやる」

そうして挑んだのは、日本で行われる亜種聖杯戦争。

だが、彼が召喚した英霊は――

攻撃できない老人だった。

合気道開祖・植芝盛平。

彼は言う。

「攻撃はせん」

しかしその技は、あらゆる攻撃を成立前に“返す”。

戦えないのに、負けない。

勝てないのに、死なない。

常識が通用しない戦場で、青年は「強さとは何か」を突きつけられる。

これは、

戦って勝つ物語ではない。

戦いを終わらせるための物語だ。