小学一年生の時にキュゥべえと契約し、空間を自在に操る魔法少女となった彼女は、神浜市で“白い先輩”として知られるようになっていく。
小さな身体に似合わず冷静で、危険な結界にふらりと現れては新人魔法少女を助ける。
厳しいが、見捨てない。
怖さを否定せず、逃げることも生き残るための選択だと教える。
誰もが彼女を、頼れる先輩だと思っていた。
けれど、空目しおりの本性は少し歪んでいる。
彼女は、曇った顔が好きだった。
大切なものを失いそうになった時。
届かない手を伸ばした時。
後悔と悔しさで、誰かの表情が崩れる瞬間。
そんな顔を見るたび、胸の奥で甘い愉悦が疼いてしまう。
もちろん、その本性は誰にも見せない。
しおりは今日も、“頼れる白い先輩”として神浜の夜を歩く。
やがて彼女は、若き日の七海やちよと梓みふゆに出会うことになる。
それが、彼女たちにとって救いになるのか。
それとも、もっと深い傷になるのか。
まだ誰も知らない。
独自設定、独自解釈、原作とは違う流れ、曖昧な部分があります
| 第1話 空目しおりは救わない | |
| 第2話 怖いままでいい | |
| 第3話 ひとつ上の先輩 | |
| 第4話 みかづき荘 | |
| 第5話 先輩の距離 | |
| 第6話 退くことを覚える | |
| 第7話 種にならないもの | |
| 第8話 正しさは腹を満たさない | |
| 第9話 雪野かなえは馴れ合わない | |
| 第10話 知らない場所への道 | |
| 第11話 来ないと言った翌日 | |
| 第12話 四人目の歩幅 | |
| 第13話 当たり前になる音 | |
| 第14話 強がる子の背中 | |
| 第15話 傷の手当て | |
| 第16話 ただいまを言わない子 | |
| 第17話 守ると言った背中 | |
| 第18話 窓際から見る家族ごっこ | |
| 第19話 チーム未満 | |
| 第20話 届かない半歩 | |
| 第21話 名前を呼んだ日 | |
| 第22話 四人で帰る夜 | |
| 第23話 嫌な歪み | |
| 第24話 入らない夜 | |
| 第25話 明日の約束 | |
| 第26話 立体駐車場の魔女 | |
| 第27話 宝石の意味 | |
| 第28話 かなえのいない席 | |
| 第29話 宝石を見る癖 | |
| 第30話 空いた席は空いたまま | |
| 第31話 騒がしい声 | |
| 第33話 万々歳の招待 | |
| 第34話 姉御肌の魔法少女 | |
| 第35話 チームと呼ぶには早いけれど | |
| 第36話 名前を変える時 | |
| 第32話 中華飯店の少女 | |
| 第37話 まだ名前のない集まり | |
| 第38話 万々歳の約束 | |
| 第39話 最強の店 | |
| 第40話 満点の明るさ | |
| 第41話 新しい形 | |
| 第42話 占いの噂 | |
| 第43話 占い師の少女 | |
| 第44話 占いは絶対じゃない | |
| 第45話 | |
| 第46話 増えた席、減っていく手 | |
| 第47話 畳まれていく部屋 | |
| 第48話 近場だけの夜 | |
| 第49話 閉じる部屋、残る灯り | |
| 第50話 当たるほど重くなる | |
| 第51話 ラッキーデイ | |
| 第52話 ラッキーデイの終わり | |
| 第53話 調整屋 | |
| 第54話 下宿屋の終わり | |
| 第55話 鍵の音 | |
| 第56話 解散 | |
| 第57話 閉じたみかづき荘 | |
| 第58話 告げない別れ | |
| 第59話 白い先輩は記憶の館で空を失う | |
| 第60話 帰ってこない白 | |
| 第61話 小さいキュゥべえ | |
| 第62話 砂場の魔女 | |
| 第63話 残らない記録 | |
| 第65話 足手まとい | |
| 第66話 謝れない子 | |
| 第67話 友達じゃなくなるための階段 | |
| 第68話 神浜うわさファイル |