先日サービスを終了したゲーム「異世界∞異世界」の二次創作です。

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さようなら

「今までありがとうございました、転生者さん。」

「これで終わり、リアルにな。」

「嘘…だったら良かったですよね。残念ながら本当に終わりなんです。」

「エイプリルフールはもう過ぎちまったぜ……。」

「私達も、もう少し皆さんの過ごしやすい世界を作れればよかったのですが。」

「全然キャラを育成できないから、進化の導き寄越せ、くれ!とか言ってくる奴らも居たよな……。」

「そしてもっと、様々な記憶の保存方法を考えていれば……。こんな形にはならなかったかもしれません。」

「記憶点の内容を書き残す図鑑とかな。」

 

「というわけで……後少しで、『異世界∞異世界』は終わりを迎えます。」

「って、あれっ?最後まで居てくれるのか?」

「……というか、何をしていらっしゃるのですか?」

「天界の外なんか、見るもんじゃないぜ?そこには何もないぞ?」

「その外は、データの海です。私達にも先が見通せません。」

「本当、理解できない領域なんだぞ。」

「0と1だけの世界が広がっている事は分かりますが……。」

「オーバーフロー、乱数生成……。とにかくヤヴァい!」

「え?飛び込む…?本当にですか?」

「あのヤヴァいオーラが見えないのかよ!?お前、下手したら記憶すら残らず消えちまうぞ!」

「『次の世界へ行ってくる』……?」

「本気か!降りたら二度と天界には入れないんだぞ!……そんなの、寂しいぜ。」

「……イヌエル。止めるのはやめましょう。彼は次へ進むのです。」

「……まーな。ここに留めておくわけにもいかないよな。終わった世界に。」

「寂しいですが。もう二度と会えないですが。」

「どこへ行っても、お前をこの目が見てるからな!!安心して行ってこい!!」

「…………さようなら。お元気で。」

 

 

 

「行っちまったな。」

「イヌエル?最後まで良い働きでしたね。私ではあの方法は思いつかなかったですよ。」

「『言霊』は記憶を保持するのにピッタリだな。これであいつも、11人の少女達と女神様の事をいつでも思い出せるはずだぜ。」

「……まぁ、転生者さんが気付いていない可能性もありますが……。この記憶を見直す機会があれば、いずれ思い出すでしょう。」

「あいつは、次はどんな世界へ辿り着くんだろうな?剣と魔法か?過去や未来か?並行世界?」

「案外、元の世界に戻るかもしれませんよ。何にせよ、私達のこれからの楽しみは、彼の記憶を覗くことになりそうですね。」

「そうだな。少なくとも、退屈はしなさそうだぜ!」




ありがとう異世界∞異世界。
イヌエルともう一度会える事を願っています。

追記:ギミックのヒント
イヌエルの台詞は、転生者が去るまでに『12個』あります。ひとつひとつをよく見ると、いせいせをプレイした皆さんは『言霊』により記憶が蘇るはずです。

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