暇つぶしの作品、ありふれの世界に合わないかもだが私の好きな作品
【勇者に敗北した魔王様は返り咲くために魔物ギルドを作るとこにしました。】の主人公こと、アグニインの魔王または、大公士アグニインの魔獣が登場します。魔王様の作品を書く人が居ないので俺が最初に書いてやるって事で書きました。チェーンソーマンはもうちょっと待って欲しい。

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この作品を読んでみて、興味を持った人は是非クロスオーバー作品を読んで欲しいです。くらげバンチ様のところで連載している作品です。ピッコマでも現在読めます。【とうろう】様が描いた作品で小説は無く漫画のみの作品となっております。俺のこの話を嫌いになるのは良いが、とうろう様の作品を嫌いにはならないで欲しいです。


世界は広い、そして裏がある

ウルの町、ここは今大量の魔物の襲撃に遭っていた。だが、この町に住む人々は自分達の勝利を信じて疑わなかった。何故なら今この町には"豊穣の女神"愛子様がいるからだ。そしてその使徒である四名がまさしく神の様な実力があったのだ。一撃で魔物達を大量に倒し、町に寄せ付けなかった。

このまま何事もなく、勝利できると誰もが考えた時、戦場に変化が起きた。男、ハジメの攻撃が炸裂することなく、空中で撃ち落とされた。その他の三人の攻撃も全て不発に終わり、魔物達への攻撃が出来なくなってしまった。ウサミミの少女が慌てて、ハジメを見る。

 

「ハジメさん!ハジメさん!私達の攻撃が全て撃ち落とされてますよ!」

「何か…いる?」

「!ハジメ!途轍もなく大きな魔力が!」

 

ハジメの隣にいた少女に見える人物は吸血鬼であり、300歳は超えているまさしく年齢詐称。名を"ユエ"チームで1番の魔法の腕を持ち、チームの頭脳でもある。そんな彼女が声を荒げて、ハジメに注意を促す。すぐに武器を構え直し、魔力を感じる地点に攻撃を仕掛けようとした時…

 

「攻撃をやめよ。」

 

突如魔物達側から待ったが掛かった。警戒していた魔力の塊が魔物達の集団を掻き分け、姿を現した。150センチ程の身長に頭部から2本の大きな角が生えた、人型の魔物。

ハジメ達は、今はっきりと目の前の存在が他の魔物と違うと警戒心を高めた。言葉を話す魔物と遭遇するのは初めてであり、何より…その魔物は黒髪の青年の首根っこを掴んでいた。連れて来られた青年の顔にハジメは覚えがあった。自分のクラスメイトであった、清水であった。

 

「今すぐ、そいつから手を離せ!」

「断る。この者は我々の国の民達を含み、大勢の魔物達を魔法で無理やり使役し、人々の町を襲わせた。この者は我が国で罰する。」

「魔物達が町を襲ったのは、お前のせいじゃねえのかよ。」

 

得体の知れない存在から、清水を解放したかったが、魔物は清水を罰する為に国に連れて行くと言う。なら無理やりにでもと考えがよぎった時に後ろから、先生の声が聞こえていた。

 

「南雲君!魔物達の動きが止まったのですが。問題が解決したのですか?」

「先生!こっちに来るな!」

「先生?つまりお前達の保護者的存在か…大人となら話ができるやも知れん。」

 

こっちに向かって来て愛子とその親衛隊同行していたクラスメイトたち全員がやって来た。そして清水を発見し、その首根っこを掴んでいる魔物に驚愕する。全員が何も動かずに居ると愛子が意を決して言葉を発した。

 

「お願いです。その子はうちの生徒なんです!どうか、解放してあげてください!」

「先程、男の方にも言ったが、断る。この者は我が国の民を操り、町を襲わせ、結果多くの者が死んだ。其方からすれば、魔物が死んだ所で納得いかないであろうが…魔物にも家族が居て帰る場所があるのだ。それを奪われたとあれば、罰以前に私が即殺している。だが、この少年は別世界から来た存在である事が分かっているので、国に連れて帰り、冥帝様や公士長達にもどうするべきかを議会しなくてはならない。」

「そ、そんなぁ…」

 

それを聞き項垂れる愛子、そこに竜人の女性"ティオ"が魔物に先程の会話で聞こえた事について質問をした。

 

「お、お主、今"冥帝"…とそれに"公士長達"ともまさか…お主…!」

「ティオ?」

「千年帝国の…」

「!?知っていたのか…ならば自分の口から説明するべきだな。私は千年帝国アルドリアスの二代目魔王。アグニインの魔王だ。」

「「「魔王!!」」」

 

正体を知った一同は、人生一の驚きがあった。同時に違和感があった。魔王とは魔人族達の親玉と聞いており、目の前で魔王を名乗った存在は魔物達を民と言っていた事から魔物達の王であると言う事が判る。では何故、国は魔人族達の事だけを伝え、目の前にいるもう一人の魔王については教えてくれなかったのだろうか?

 

「お前は魔人族達の魔王とどんな関係なんだ。」

「直接的な関係がある訳では無いが、魔人族は魔物達の肉体を無理矢理改造し、使役してたりしてな、敵対する存在ではあるのだ。」

 

ハジメが何とか話を続けて情報を引き出そうとするが、のらりくらりとかわされてしまう。

 

「もう良いか?ここにいる全員国に返さなくてはならないのでな。」

「……お願いです。清水さんは私が責任持って見ておきますから、連れて行かないで下さい。」

「愛ちゃん…」

「管理の目が届かなかったから既に私が出張る様な問題が起きてあるのではないか。」

「っ!………」

「き、貴様よくも愛子を!」

 

愛子が顔を伏せたことが許せなかった愛子親衛隊のデビットが剣を抜こうとするが、ハジメが止めた。

 

「何をする!愛子を泣かせたあいつをすぐに罰するべきだ!」

「……」

 

ハジメはデビットを止めたが、向こうの意見をそのまま飲むつもりはなかった。相手がやばい存在という事は分かっていたが、自分たちなら勝てるとも思っていた。清水を取り戻し魔王の実力がどれほどのものかを確認する為…

 

「私と殺り合うと言うのだな……貴様のその武器で…」

 

ハジメが先手の発砲で開戦した。直ぐにユエとティオがアグニインを挟む様に二手に別れ、攻撃を仕掛ける。ユエは雷龍を放ち、ティアは竜化からのブレス、ハジメが正面からガトリングでひたすら浴びせる。その三人動きで姿が見えなくなったシアが後ろからドリュッケンを打ち上げる様に振り抜く、シアを包む様に土煙が上がる。

 

ハジメは一連の攻撃に手応えと自信があった。これほどの攻撃を浴びせた相手自体この世界では居なかった。だから、致命傷であると…そんなハジメの確信に近い自信に反して、シアは恐怖していた。

砂煙が晴れる、煙の中にいたシアは…

 

「バカなっ!」

「うそ…!」

「うぐぐぐっ」

 

地面から生える植物のツタの様な物に捕らえられている。シアはチームでも屈指の怪力を誇るだが、そんな彼女ですら拘束を振り解く事ができなかった。

 

「あまり手荒な事は好かんのだがな…少々強引に行かせてもらうぞ。

【混沌魔法 永久の観樹】」

「ウッ!クッ!」

「シア!」

 

シアと捕らえていた植物が急成長し、大木の様な姿でシアが完全に動けない様にした。全員が魔王の使った魔法が何なのか全く持って、検討がつかなかった。シアを捕らえた事によってハジメ達の動きが止まる。その間に魔王は魔法を行使し、魔物の大群を一瞬にして転移魔法で移動させる。

 

「ティオ、シアを捕らえている木を焼き払ってくれ。」

「わかったのじゃ!」

(何だ?あの魔法、混沌?って言っていたな。神代魔法の一つか?それとも更に上の魔法か?あの転移と思われる魔法もそうだ、何だあれ?あれほどの大群を一発で全員移動できるものか?ユエでもそんな事…)

「ユエ!今のどう思う?仮にユエが転移の魔法を使える様になったとして、あれだけの数丸々行けるか?」

 

ハジメはとんでも無い相手に、勝負を挑んだ気がした。あれ程の規模の魔法と正体不明の魔法、ダンジョンを攻略してからの初めての敗北が頭をよぎった。自分がユエと築いた自信にヒビが入り始めていた。だが、諦める選択肢は無い。反撃となる一手を掴み、勝利するのだと。その為に魔法に詳しいユエに聞いたのだ。だが…

 

「……む、無理。あれだけの数は私とハジメの魔力を合わせても出来ない。」

 

薄々気付いていた返答だった。だが、一度切って落とされた火蓋は元に戻すなど出来ない。

 

「さて、こちらは国民を全て避難させ終わったが、そちらも囚われていた仲間を救出できた様だな。」

「ご主人様。無事救出できたのじゃ。じゃが…竜になる魔力がもう…」

「ハジメ。少し気になる事が…」

「?」

「相手は私やティオの攻撃は恐らく無抵抗で受けていたけど、シアの攻撃はわざわざ阻止していた。ハジメの攻撃をどうしていたかはわからないけど。あれ程の魔法を操れるなら魔法に高い耐性があってもおかしく無いその逆でもしかしたら物理的な攻撃に弱いのかも。」

 

ハジメは目線を魔王に戻す。

 

「もう準備は良いか?では、再開と行こう。フッ!」

 

再開して、真っ先に魔王に変化が現れた。肉体が突如変形を始め、大きく変わる。現れた姿は狼の様なフォルムをしていた。この変化で早速ハジメ達の作戦に穴が開く。

 

「巻き込みの心配がないので、真面目にやるとしよう。

【混沌魔法 燼滅の剛棘】」

「っ!」

 

尻尾を大きく変形させ、棘を生み出し、そしてハジメ達に向かって撃ち出す。一つ一つを回避する事は難しくない、だが、その数が異常だ。反撃を繰り出すなんて暇がないレベルだ。だが、ここでティオが動く。

竜化させた己の体でハジメ達を守る様に前に出たのだ。竜の体は頑丈だ。反撃の隙を生み出すくらいの時間を稼ぐ、肉壁になっているのだと。

 

《グオォォォォォ!》

「ティオ!」

「ユエ!ティオが生み出してくれた。時間だ!反撃を!」

「うん」

 

ハジメが、シュラーゲンをぶっ放し、魔王の意識を逸らす。その時間を使い、ユエとシアはハジメと反対側から飛び出し、距離を詰める。

 

「本命は、そちらの二人か…」

 

ユエ達への攻撃、阻止のために閃光手榴弾を使う。

 

「!」

 

魔王も同じ様なもの魔法で見た事はあるかもだが、黒い物体からは流石に想定していなかった様で、目を隠す事なくモロに閃光を見てしまう。

 

「"壊却"」

「うりゃぁ!」

 

ユエとシアはミレディのダンジョンで身に付けた、重力魔法を使っている。ユエは攻撃として、シアは己の肉体に付与し、素早く動ける様に。神代魔法の一つであり世界の法則に、理に触れる魔法。だが、混沌は理の外すら操る代物。魔法を上書きし…

 

「かはっ!」グチャ!

「うっ!重い」

 

二人に返ってきた。ユエは攻撃として使ったがために返されたその攻撃で、腕や脚が潰れ血を吐いてしまう。呪いとも言える己の自己再生で傷は癒えるため、致命者にはならない。シアは軽くしていた体重が増える程度で済んでいるため、目立った傷は無い。

 

「驚いた。小さな物体が、眩い閃光を放つとは予想外であった。だが、届かなかったな。……?あの男は何処だ?」

「ようやく、俺と言う存在が視界から消えたぜ!」

「本命はっ!」「本命は……」

「「こっちだ!」か!」

「パイルバンカーっ!」

 

完全に背後を取り、至近距離でロマン砲を炸裂させる。

 

ドゴンっ!

 

余りの威力に、砂埃が立ち込め視界を塞ぐ。

 

(命中した。確実に捉えた。手応えがあった。)

 

パイルバンカーは魔王の体を穿った。間違いなく。そう確信に近い自信が、あった。だが…

黒い右腕がハジメの頭を鷲掴みにした。

 

「グッ!」

「……………」

 

パイルバンカーは、騎士の様な姿に変化した魔王の大剣に防がれていた。

 

ググググ…ドガン!

 

ハジメを地面に叩きつけた。余りの威力にハジメの肺から息が漏れ、意識を失いかけていた。

 

「ハジメ!」

「ハジメさん!」

「ご主人様!」

 

ハジメにすぐに駆け寄りたいが、砂煙から現れた魔王が進路にいて進めない。退かすなど無理であった。魔力は底をつき、近距離でも対応できる存在だ。ハジメが殺されてしまう。

 

「…お前達は何が目的で行動している?」

 

突然の質問。困惑はしただが、絶望的なこの状況を少しでも良く、出来るなら答えるしか無い。

 

「私達は、ハジメが元いた世界に行きたい。」

「この男が元いた世界に帰りたいと言うのなら解る。だが、何故お前達も行きたいと望む?」

「私は、この世界に居場所が無い。だから、愛しているハジメの隣が良い。」

「私もハジメさんの隣が良いです。家族と共にハジメさんに救われましたので。」

「妾は、初めて妾より強い男に出会ってな、そんな強いご主人様の側にいたいのじゃ。」

 

「……お前達は、一般人が戦をしない世界に行って、普通の生活を送れると思うのか?」

「「…」」

「?」

 

「お前達はこの世界で生まれ、この世界の常識で生きている。国に行けば法はあれど隠すことの出来ない弱肉強食の世界…「気に食わない」「邪魔に感じた」そんな些細な感情で、大怪我に繋がる喧嘩になる。」

 

その通りですあった。この世界は危険だ。力なき者は生きることすら難しい。

 

「お前達も心当たりはあるであろう?正当防衛の範疇かもだが、自分達に寄ってきた者をコテンパンに痛めつけたり、昔は草や虫を殺してしまうことすら躊躇していたが、それが嘘の様に嬉々として殺しを楽しんでいたり。」

「「「……」」」

「そんな世界で生きていた、お前達が平和な世界に行ったらどうなると思う?そして、お前達の力は平和な世界には強力すぎる。踏み外した道を戻す事は可能だ。生き物は変われる。だが、一度外れたタガは元には戻らない。一度、殺しを経験してしまえば、その後の人生に殺しの選択肢が必ず生まれる。お前達は愛する者の為に愛する者の故郷を壊してします覚悟はあるのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!…俺は魔王に叩きつけられて…」

「起きたか?」

「!?」

「問題なさそうだな。少し話をしよう。」

 

結局、ハジメ達の惨敗に終わり俺達は生かされた。だが、清水は返してくれるとの事。

 

「何故だ?」

「お前達の目的は必ず、この世界の真実に、神に当たる。我々も神の打倒を目指している。その時に、なるべく戦力は欲しい。よってこれは貸しだ。お前達は私達に必ずまた会うことになる、その時に神の討伐に力を貸して欲しい。」

「………帰る為に、神と戦わなくちゃいけなくなるなら、わかった。協力する。」

「そうか、では私は国に帰り、冥帝様にこの事を報告するとしよう。また会おう。」

 

先程まで張り詰めていた。緊張は解け、返された清水を連れて愛子の元へと戻った。ハジメは知らなかったが、清水に掛かっていた洗脳と呪いは全て魔王によって解呪されていた。

 

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「ほう!そんな奴らが居たのか!我もその一行に会ってみたかったな♪」

「いずれ、会えますよ。それよりも"初代勇者"と"現代勇者"についての対策の準備をしましょう。冥帝様。」

「うむ!」




一言言わせて欲しい別にありふれの作品が嫌いなわけじゃ無いです!
ハジメ下げ。クロスオーバー主人公上げ。がしたい訳では無いので、そのだけはご了承ください!

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