ドラクエ3の女賢者さんが、遊び人になってダンまち世界に転移してきたよ 作:ポップ
番外編が増えてきましたので、この次の第七話からは↓の「異世界版」の方に掲載させて頂きたいと思います。
「【異世界版】ドラクエ3の女賢者さんが、遊び人になって色んな世界に転移・召喚される話」
URLを張ってもいいのか分からなかったので、僕の作者ページから辿って頂けると嬉しいです。
本編に関しては、フレイヤファミリアにいったところで止まっていますが、そろそろ上手いこと考えて続きも書いていきたいと思っておりますので、ダンまち編をお待ち頂いている方も、どうぞ宜しくお願い致します。
「……なるほど。そういう事であったか」
テムジンが、ゆっくりと顔を上げる。
先程まで失われていた声の勢いが戻り、バニーを真っ直ぐに指差した。
「正体を現したな!大魔王の秘術を身に付けているという事は、この女は魔王軍の幹部に違いない!」
「はぁ?」
バニーはルークを支えていた手を離して「いきなり何を言い出すんだ、このお爺ちゃんは」と言いたげな様子で眉を顰める。
テムジンはそんなバニーには構わず、周囲に聞かせる様に言葉を続けた。
「聖女を騙ってロモスの民を欺き、隙あらば我が国の賢者を亡き者にしようと、策を巡らせていたのだ!その破廉恥な姿も、人々を惑わせる為のものだったのであろう!」
この言葉に観客達が騒めき始める。
通常であれば、例えパプニカの偉い人がそんな事を言っても、信じる者は少ないだろう。しかし今は、見たこともない人間離れした呪文を見た直後である。
このタイミングでそう言われれば、「もしかして……」と不安を抱く者が出てくるのも無理はなかった。
しかし、治療を受けたばかりの騎士達は、テムジンの言葉に顔を見合わせている。
自分達の命を救った人物が、魔王軍の幹部?簡単には頷けない話だった。
「お待ち下さい、テムジン様」
ルークが、まだ落ち着かない呼吸を整えながら進み出る。
「バニー殿は、私達に魔法が当たる直前に炎を逸らして下さいました。私を殺すつもりなら、そんなことをせずあのまま当ててしまえば済んだ筈です」
「お前は黙っておれ!情けを掛けられたからといって――」
「テムジン殿」
その言葉を遮ったのは、貴賓席から立ち上がったシナナ王だった。
「根拠もなく、我が国の恩人を魔王軍の者と断じるのは止めて頂きたい」
「しかし、シナナ王!あの女は大魔王の呪文を使ったのですぞ!」
「だからといって、そうと決まった訳ではなかろう?我が国の恩人をそこまで言うのであれば、それに足る根拠を示して頂きたい。同じ呪文を使えるというだけでは、理由になるまい」
テムジンは口を開きかけたが、今度はパプニカ王が手を上げて制する。
フローラも近くにいる重臣に目を向け、静かに声を上げた。
「少なくとも、実際に助けられた者達の話も聞かず、一方的に決め付けてよいことではありませんわ」
彼女は、バニーが善人だと確信している訳ではない。
だけども、怪我人の元へと走り、特に見返りを求めることもせずに大魔法を行使して治療していた姿を、この目で見ているのだ。
それらを無視し、現段階でテムジンの話を鵜呑みにしてしまってよい筈がなかった。
パプニカ王はバニーに向き直り、慎重に声を掛ける。
「……バニー殿。テムジンはこの様に申しているが、余は、大魔王と同じ呪文を使えるというだけで、貴女が魔王軍の者だとは考えていない」
王は一度言葉を切り、騒めく客席を見回した。
「ただ、皆が不安を抱いているのも事実だ。だからその……差し支えなければ、本当のところを話してもらえないだろうか?」
バニーは、暫く何も答えなかった。
思い返せば、交流会と聞いて来たのに、いつの間にか国と個人の勝負にされていて、自分からやりたいと言った訳でもないのに(むしろ、私さっき止めてたよね?)
自分が得意な魔法を聞かれて、炎系が得意だと言ったら自分が使える最強の炎を使ってくれと要求され、それで実際に使ってみたら、今度は魔王軍扱いである。
やってられないんだけど……
「……もう、面倒臭いなぁ」
深い溜息が漏れた。
それでも、パプニカ王はテムジンの言葉を鵜呑みにせず、話を聞こうとしている。
面倒臭いからといってこのまま何も弁解せず帰ってしまったら、お世話になったシナナ王にまで累が及ぶかも知れない。
聖女がどうとか言われるのは諦めたけど、流石にそれは後味が悪かった。
「分かったわよ。ついでに、この格好の事も説明してあげる」
そう言い終えると、バニーの足が地面から離れた。
ルークが反射的に手を伸ばしかける横で、その身体がゆっくりと浮かび上がっていく。
「バニー殿?」
シナナ王の呼び掛けに視線で答え、バニーは貴賓席からもよく見える高さで止まった。
そこで目を閉じ、先程とは別の力を意識する。
【賢者の回帰(ルビス・メモリア)】
白い光が、その身体を包み込んだ。
ウサ耳と黒いスーツ、網タイツが光の中に消え、代わりに現れたのは、純白と青を基調とした『神鳥の法衣』。
頭には『ほしのサークレット』、手首には『ほしふるうでわ』が輝き、右手に握られた『神鳥の杖』と、左腕の『女神の盾』にも穏やかな光が宿っている。
「あれは……」
フローラはそこまで口にしたところで、言葉を失っていた。
それは、一般に賢者や聖女と呼ばれる者達とは、どこか一線を画す姿に見えていたのである。
バニーは杖を軽く持ち直し、眼下の者達に話し始めた。
「これは私が昔、賢者だった頃の姿よ。アリアハンっていう国から勇者や仲間達と旅に出て、最後にはゾーマっていう大魔王を倒したの」
貴賓席の一角で、他国の要人に付き従っていた年老いた魔法使いが、バニーの変化とその言葉に身体を震わせていた。
ゾーマという名に心当たりがあったのだろう。その反応を見たパプニカ王が視線を向けるも、魔法使いは驚いたまま、空に浮かぶバニーを注視している。
「ロモス城の書庫で調べたら、ゾーマは遥か昔に存在していた大魔王として記録に残っていたわ。私や仲間達の名前は見つからなかったけど、それでも幾つか一致する点があったから、多分私はこの時代の人達からしてみれば、ずっと昔の人間なんだと思う」
話を聞きながらシナナ王は、確かにバニーが書庫で何か探していたのを思い返していた。
その時は、故郷を探す為だとしか思っていなかったが、自分達の知らない遠い国ではなく、まさか遥か古代からやって来ていたとは……
「ゾーマを倒して平和になったから、もうこんな力はいらないんじゃないかって思ったのよね。元々、私は普通の家の子供だったし、いつまでも賢者を続けなくてもいいでしょ?」
バニーは法衣を見下ろしてから、あっさりと続ける。
「だから、その時代で職業を変えられるダーマ神殿って所で遊び人に転職したの。普段のバニーガールの姿は、当時の女性の遊び人がしていた、普通の格好よ」
そこで、テムジンに目を向けた。
「少なくとも、魔王軍の制服じゃないわね。人の服を見て破廉恥だとか言った挙げ句、勝手に魔王軍扱いしないでよね」
テムジンは言い返せず、唇を引き結んでいる。
バニーの話は荒唐無稽だったが、明らかに神器を思わせるその姿と、更に高まった力を目の当たりにした今となっては、簡単に嘲る事も出来ない。
「その後、何だか分からないけども別の世界に飛ばされて、色々あってそこで出会った神様の眷属になったのよ。今使ってるこの力は、その神様から受けた恩恵で身に付けたものなの」
神の眷属。
その言葉を聞いた者達が、目に見えて動揺している。世界にハッキリとした格付けがある訳ではないが、聞く者の認識次第では、聖女よりも更に上の存在の様に思えてくる。
バニーは特に声を張るでもなく、カイザーフェニックスを覚えた時の事を続けた。
「さっきの炎は、私が元の世界に戻ろうと思って世界を渡る術を使った時に、この時代とは別の時代で、大魔王に追い詰められていた勇者達を助けた際に見た呪文よ。あんまり凄かったから、私も使ってみたくなって、それで練習したの」
「あれほどの呪文を……見て、覚えたと……?」
近くの魔法使いが漏らした声に、バニーは頷く。
「勿論、すぐに出来た訳じゃないわよ。ある程度は再現出来るようになったけど、まだまだ火力の方も足りてないし。大魔王が使ってたやつは、もっと凄い感じだったわ」
ルークは、思わず空を仰いだ。
バニーがあれほど危険だと言っていた理由も、今なら理解出来る気がする。
さっきの魔法ですら、あれほどの威力だったのに、本家である大魔王のものは更に上だというのか……
「大魔王の呪文を使えるからって、それだけで魔王軍と関係がある訳じゃないの。分かるわよね?この時代の魔王はハドラーって奴らしいけど、私はそいつのことなんかこれっぽっちも知らないし、ついでに言っておくけど、自分から聖女だなんて一度も名乗ってないわ」
そこまで話したところで、バニーはもう一度、テムジンを見下ろした。
「説明はこれでいいかしら?さっきから随分と、私を悪者にしたいみたいだけれど」
「そ、それは、貴女の言葉に疑わしいところが――」
「へぇ~、どこが?」
バニーの声から、笑いが消えた。
「最初からおかしいと思ってたのよね。交流会だと思ってきてみれば、なんか知らない間に『賢者の国パプニカ 対 ロモスの国の聖女』だなんていう横断幕まで作られて国と個人の戦いにまでされてるし、大魔王の魔法って聞いた途端に『聖女を騙る魔の者』とか『魔王軍の幹部』扱いされちゃってるし。あんた国の偉い人なんでしょ?大魔王が使う魔法を使ったからそれだけで悪者扱いって、国の偉い人としてそれはどうなのよ」
ここまで言われてテムジンとしても何か言い返したいが、先程の様に筋の通らない反論をすれば、今度こそ各国から責められかねない。結局、上手く言葉を返せないまま黙り込むテムジンへ、皆の視線が集まった。
そして、パプニカ王もそれを見ていた。
「私はもう、このイベントには付き合い切れないわ。悪いけど、帰らせてもらう」
バニーは身体の向きを変え、そのまま競技場の外へ飛び去ろうとする。
「幸い、世界を渡る魔法の使い方は知ってるし、少し時間を掛けて術式を組み上げれば、私の主神や、同じ神様の眷属達のところにも戻れると思うから」
「お、お待ち頂きたい!」
パプニカ王は弾かれた様に席を立つと、貴賓席の前方を仕切る手摺りまで駆け寄った。
バニーは、すぐさま飛び去るのを止めたものの、だからといってすぐに下りてこようとはしない。
バニーは少し残念そうに笑いながら、王へ言葉を返した。
「今回の事は、帰って皆とお酒でも飲みながら、話のネタにするくらいにしておくわよ。『パプニカっていう賢者の国と呼ばれている国に行ったら、なんか魔王軍の幹部扱いされちゃった』ってね」
王の顔が強張った。
神の元に、この国で受けた仕打ちを持ち帰られる。
今聞いた話の真偽は定かではない。
自分達が、その話を裏付ける証拠を確認した訳ではなく、今のところは、バニー本人の言葉でしかないのだ。
それでも、バニーが扱う呪文の特異性や、見るからに神器を思わせる装備の数々を思えば、少なくとも語っている事の大半は真実なのではないか。そう考える者が大半であり、パプニカ王もまた同じだった。
いや……王として、これまで幾度となく虚言を吐く者を見てきた経験が告げている。
この者の話は全て本当なのだと。
冗談ではない。
冷静になって今日の話をまとめてみると、交流会として招いた相手を、本人に十分な説明もないまま国と個人の勝負へ仕立て上げた事になる。
その上、自国の兵士を救ってもらったにもかかわらず、危険だという忠告を押し切って使わせた魔法を理由に、魔王軍扱いまでしてしまった。
しかも実は、その相手は神の眷属で、この国での出来事を主神の元へ持ち帰ろうとしているのだ。
「どうか今一度、私共と言葉をかわす機会を頂きたい。勿論、テムジンは同席させずにだ」
だが、テムジンとしてはこのままでは自分が悪者になってしまうと思っているのか……
「陛下、しかし――」
「黙れっ!それ以上は何も言うな、今日のお前は少しおかしいぞ!今は下がれ!」
その様子は、明らかに普段の温厚な声とは違っていた。
言い返そうとしたテムジンも、周囲から向けられる視線に気付き、言葉を飲み込んで退いていく。
パプニカ王は、再びバニーに向き直った。
「多くの者にも見てもらおうと、この催しを大規模にする許可を出したのは私だ。にもかかわらず、ロモス王国側へ変更された内容が十分に伝わっているか、合意を得られているかの確認を怠ってしまったことには、私にも責任がある」
パプニカ王が頭を下げると、貴賓席にいた者達が息を呑んだ。
「これ以上、貴殿に何かをして頂くつもりはない。ただ、改めて謝罪する機会を頂けないだろうか」
続いてシナナ王も、バニーを見上げながら口を開く。
「私からも頼む、バニー殿。ロモスとしても、今回参加をお願いした手前、貴女に対して少なからず責任も感じている。どうか、もう少しだけ話をさせてもらえないだろうか」
バニーは、頭を下げる二人の王を見比べた。
正直、腹が立っているのはテムジンに対してであって、この二人を困らせたい訳ではない。シナナ王には世話になってるし、パプニカ王に対しても、どうも今回の件はテムジンが主導していたみたいなので、そんなに腹が立つような気持ちを抱いている訳でもないのだ。
そう思うと、どうにも帰りづらくなってしまう。
「……分かったわよ。話くらいなら聞いてあげる」
すると、両国の王が顔を上げて、安堵した様に息を吐いた。
「有難う、バニー殿」
バニーはゆっくりと高度を下げ始めたが、途中で思い出した様に顔を上げる。
「あっ!それと、さっき言ってたお酒と金貨も、無かった事にはしないでよ?」
その一言は、とても神器を纏った神の眷属が口にするものとは思えず、パプニカ王は一瞬目を瞬かせた後、やがて笑みを浮かべた。
「勿論だ。約束した以上、すぐにでも用意させよう」
「うっしゃー!」
その一言で張り詰めていた空気が僅かに緩み、シナナ王はようやく見慣れたバニーが戻ってきた様に感じていた。
お疲れ様です。
どうにかロモス編 第六話を投稿する事が出来て、ほっとしております。
頭の中では構想が思い浮かんでいたのですが、それを形にするのはやっぱり難しいですね。大勢が集まった会場でどうするのか、それでめちゃんこ悩んでました。
さて、少し前にさせて頂いたように、↓にも次回の予告を入れさせてもらってあるんですが、実をいうと↓の3つを全て合わせて第5話にする予定だったんですよ。
5話が短かったのも、実はある程度構想が決まってたやつを分割させてもらったのです。
っで、昨日は会社のお昼休みにキリのいいところまで出来たから投稿させて頂いて、今日も続きを書いてたんですが、全部をまとめると流石に今日中に投稿するのが難しそうだったので、今回も分けさせて頂きました。
次で予告1~3を回収出来るか分かりませんが、実は結構前からやりたかったシーンなので、やっとここまでこれたと思って、先に公開させて頂きます。
自分ではいっぱい手直ししながら書いてるつもりですが、見る人がみれば「ここおかしくない?」という部分も沢山あると思います。
あまり厳しめに思わず、優しく見守って頂けますと嬉しいです。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
(第七話からは異世界編の別小説に入れさせてもらいますので、お忘れずに~)
――――――――――
【予定①】
張り詰めていた控室の空気も、少しだけ和らいでいく。
そこに、扉を叩く音が響いた。
入ってきたのは、フローラ王女と、カール王国の重臣だった。
「バニー様」
「さっきの王女様ね」
バニーは椅子に腰を下ろしたまま、フローラに顔を向けた。
フローラはバニーの前に進み出ると、丁寧に頭を下げた。
「先程の御話を伺い、どうしてもお願いしたい事が御座います」
「お願い?」
「現在、魔王ハドラーが多くのモンスターを従え、地上への侵略を続けています」
フローラの表情が、真剣なものに変わる。
「カール王国も一度襲撃を受け、どうにか撃退する事は出来ました。しかし、ハドラーが再び攻めて来ないという保証はありません」
フローラは僅かに息を整えた後、バニーを真っ直ぐに見つめた。
「どうか、魔王ハドラーから地上を守る為に、お力を貸して頂けないでしょうか?」
「やだ」
…
……
………
――――――――――
【予定②】
「だとすれば……私達は、どうすればよいのでしょうか」
「えっ?」
「カール王国にも、魔王に立ち向かう為に旅へ出た者達がいます」
フローラの脳裏に、アバン達の姿が浮かぶ。
「彼らは、きっとこの時代を代表する勇者になってくれると信じています。ですが、魔王を倒すまでの道が、決して簡単ではない事も分かっているつもりです」
フローラは、もう一度頭を下げた。
「戦ってほしいとは申しません。ですが、バニー様が魔王を倒すまでに経験された事を、私達に教えて頂けないでしょうか」
「私達の頃と今では、時代が違うからなぁ……」
「それでも、是非お話をお聞かせ下さい」
フローラは顔を上げた。
「きっと、今を生きる人々にとっても、バニー様の御経験は役立つと思いますので」
「う〜ん……」
バニーの言葉に、フローラ達が真剣な表情で耳を傾ける。
遥か古代の勇者達が、僅かな装備と資金で、どの様にして強大な魔王と戦ったのか。
これから語られる言葉の中に、今の時代を救う何かがあるのではないか。
全員が、そう期待していた。
「死ぬまで戦って、死んだら教会で蘇生してもらって、また戦いに行く。それを繰り返しなさい」
……しかし、その言葉を聞いても、誰もすぐには意味を理解出来なかったのであった。
…
……
………
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【予告③】
地上から遥か遠く離れた、魔界の奥深く。
薄暗い大広間の中に、一匹の悪魔の目玉が浮かんでいた。
巨大な瞳の表面には、先程までパプニカ王国で行われていた催しの様子が映し出されている。
その前に立っているのは、白い衣を纏った一人の男。
そして奥の玉座には、赤い酒の入った杯を手にした老人が座っていた。
「バーン様……」
白い衣の男――ミストバーンの声には、珍しく僅かな動揺が混じっていた。
「あの女が放った炎は……」
「あぁ」
大魔王バーンは、杯を傾けながら面白そうに答えた。
「あれは紛れもなく、余のカイザーフェニックスを模したものだ」
その後に映し出された、賢者への変貌と、別の時代で大魔王の炎を見たという言葉にも、バーンは興味深げに耳を傾けていた。
「威力は、まだ余には及ばぬ……だが、よく似せたものよ」