シューターのヒーローアカデミア   作:なかりょた

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久しぶりに書いたら書き方がわからなくなりました。


相澤・オールマイトコンビって最強だよね

「ねぇねぇ知ってる?例年、期末試験の演習試験はロボと戦うんだよ?」

 

「そうなんですね、ありがとうございます。」

 

まあ原作を見る限り、今年は先生から逃げるか戦うかだろうけど。ていうか

 

「ねじれ先輩は普段学校で何してるんですか?放課後、俺にばっかり時間使ってますけど……」

 

「学校?授業適当に受けて終わりーって感じだよ?」

 

「す、すごいですね。それでBIG3になれるなんて」

 

「BIG3なんて呼ばれてるけど、私ほかの二人と面識ないんだよね」

 

おいおい、この世界のミリオ大先生たちは何してるの?

 

「それじゃあまた明日ね。期末試験がんばって」

 

ねじれ先輩に手を振って電車に乗る。ついに明日から期末試験か……まあ筆記試験はいけるとして、俺っていうイレギュラーがいる時点でもう組み分けがどうなるか分かんないんだよね。

 

翌日

 

はい、今目の前で相澤先生が試験の説明をしてます。まあ予想通り今年は対先生ですね。ここまでは想定内で、問題は誰とペアで先生が誰かということです。

 

相澤先生がペアを読み上げていく。あれ、俺全然呼ばれないんだけど?

 

「最後に、二宮。お前には一人で試験を受けてもらう」

 

!? 一人?まじすか?

 

「え、な、なんでですか?」

 

「期間限定とはいえ、公安でヒーロー活動していたお前をほかの生徒と同じように評価するわけにもいかないだろう。よって、二宮の相手は俺とオールマイトだ。がんばれよ」

 

は?相澤先生とオールマイト?誰が勝てるの?逃げの一択じゃん。ハンデの重りあっても無理だって!!

 

「あ、さすがに可哀そうだから確保する教員は俺かオールマイトどっちかでいいぞ」

 

そういう問題じゃないんですよ!!

 

試験開始のブザーが鳴った。

 

同時に俺は全力でその場を飛び退く。

 

轟音。さっきまで立っていた場所を巨大な拳が通り過ぎた。

 

「っ!!」

 

風圧だけで壁が砕ける。

 

オールマイト。

 

そうだよね、どうせデク君たちと同じことやってくると思った。

 

開始三秒。もし反応が少しでも遅れていたら終わっていた。

 

「ほう」

 

オールマイトが感心したように頷く。

 

「初手を避けたな!」

 

避けるに決まってるでしょ!あんなの受けたら試験終了だよ!

 

俺は建物の陰へ滑り込む。

 

まず状況を整理しよう。相手は二人。相澤先生とオールマイト。この組み合わせが最悪なのは、それぞれの弱点を互いが補っていることだ。

 

俺の個性は生成系。つまり相澤先生に見られた瞬間、ほぼ無力化される。逆に視線さえ切れば火力は出せるが、その隙を与えないのがオールマイトだ。真正面から来られたら考える時間すらない。

 

つまりまず作るべきは自分に有利なフィールドだ。

 

両手を地面へ向ける。生成。メテオラ。

 

だが発射しない。圧縮だけを行う。

 

一つ、二つ、三つ。速度0に設定したメテオラを建物の陰へ配置していく。

 

オールマイトは速い。だから進路を限定する。地雷原を作る。これが今回の作戦だ。

 

数分後。

 

「見つけたぞ!」

 

オールマイトが路地へ飛び込んできた。

 

速い。本当に速い。

 

だが――

 

「メテオラ」

 

指を鳴らすと同時にドゴォォォォン!! 地面が吹き飛び、爆炎と瓦礫と土煙が一気に広がる。オールマイトの進路を塞ぐ。

 

「む!」

 

オールマイトが腕で防御する。効いてはいない。だが動きは止まった。それで十分だ。

 

「なるほど!」

 

爆煙の向こうから声が響く。

 

「地雷か!」

 

「気付くの早くないですか!?」

 

「隠す気があったのかね!?」

 

あります!!結構頑張った!!

 

その瞬間、背筋が冷える。振り向くと相澤先生がいた。

 

「見つけた」

 

「っ!!」

 

個性が消える感覚。まずい、ここで捕まる。

 

俺は即座に走った。全力で。向かう先はオールマイト。

 

「何!?」

 

先生二人も一瞬遅れる。

 

俺はオールマイトの背後へ回り込む。

 

「っち、視界に入らない!」

 

だが同時に両方の動きが自由になる。まずい選択だ。

 

しばらく逃げ回った末、今度は逆に相澤先生へ突っ込む。

 

「フェイントをかけて俺のほうに向かってくるのはいい判断だが……プロヒーローをなめるなよ? 二宮」

 

捕縛布と接近戦で動きを潰される。ゴーグルだけはなんとか奪うが状況は悪い。

 

「私を忘れてもらっちゃ困るね!!」

 

背後からオールマイト。

 

俺は相澤先生の目に息を吹きかける。目をつむった瞬間、個性が戻る。

 

「よし……!」

 

メテオラを生成して離脱。迎撃している余裕はない。

 

しばらく攻防が続く。

 

このままじゃ体力が持たない。

 

個性の使いすぎによる頭痛に頭を押さえながら後退していると、オールマイトが不意に言った。

 

「二宮少年」

 

「君はなぜヒーローを目指す?」

 

戦闘中とは思えない問い。

 

一瞬、答えに詰まる。

 

その隙を逃さず、捕縛布が足に絡む。

 

「しまっ――」

 

引き倒される。オールマイトが目の前に迫る。

 

速い。逃げられない。

 

それでも俺は笑った。

 

「先生」

 

「む?」

 

「まだ終わってないですよ」

 

その瞬間、地面が一斉に光る。

 

「まさか」

 

「逃げてたんじゃないんです」

 

逃げながら地雷を配置していた。

 

「全部誘導してただけです。視界外は消せないですよね」

 

「メテオラ」

 

保須市の時より遥かに多い爆発が一斉に起動した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「メテオラ」

 

次の瞬間、試験場全域で爆発が連鎖した。

 

ドゴォォォォン!!ドゴォォォォン!!ドゴォォォォン!!

 

路地、建物の陰、屋上――二宮が逃げ回っていたルート全てが爆炎に包まれる。

 

モニタールームでは上鳴が椅子から飛び上がった。

 

「うわっ!?な、何だよあれ!?」

 

切島も目を見開く。

 

「いつの間に仕掛けたんだ!?」

 

爆煙の中を進むオールマイト、離れた位置から包囲する相澤、そしてモニターの端には荒い息を吐く二宮。

 

芦戸が不安そうに呟いた。

 

「二宮くん、なんか顔色悪くない?」

 

その言葉に全員の視線がモニターへ向く。汗、荒い呼吸、微かに震える指先。

 

それを見たリカバリーガールが小さくため息を吐いた。

 

「無茶をしてるねぇ」

 

麗日が振り返る。

 

「え?」

 

「本人は平気な顔をしてるけどねぇ、もうかなり消耗してるよ」

 

蛙吹が目を丸くする。

 

「二宮みたいな個性は特に脳を酷使するからねぇ」

 

リカバリーガールは映像を指差した。

 

「見てみな」

 

画面には地雷の配置図が映っている。複雑に入り組んだルート、爆発範囲、起爆タイミング。

 

「普通ならこんな数を管理できやしないよ。でもあの子は戦いながら全部計算しとる」

 

リカバリーガールは少し眉をひそめた。

 

「才能もあるんだろうけどね、それ以上に無茶をする子だよ」

 

緑谷が呟く。

 

「無茶……」

 

「自分が壊れることに躊躇いがない」

 

その言葉に教室が静まった。

 

保須市の事件、ステイン戦、公安活動――思い返せば二宮はいつもそうだった。危険な役を自分から引き受け、自分が傷付くことをあまり気にしない。

 

「ヒーロー向きなのかな……」

 

誰かが呟くと、リカバリーガールは首を横に振った。

 

「違うね」

 

「え?」

 

「確かにヒーローには自己犠牲の精神が必要さ。でもこれはやりすぎだよ。ここまでくるとヒーローには向いてない」

 

老人らしからぬ鋭い目がモニターへ向く。

 

「まるで何かに追われてるみたいさね」

 

その頃、試験場では――

 

誰にも聞こえない場所で、二宮はオールマイトへ本音を吐き出そうとしていた。

 

爆煙が流れ、遠くではまだメテオラが連鎖している。

 

オールマイトは瓦礫の上に立ったまま、静かにこちらを見ていた。

 

「二宮少年」

 

「……」

 

「君はなぜヒーローを目指す?」

 

再び同じ問い。

 

俺は苦笑した。

 

「まだ聞くんですか」

 

「聞くとも」

 

即答だった。

 

「君は答えを誤魔化している」

 

図星だった。

 

だから少しだけ腹が立つ。

 

俺は地面のコンクリート片を蹴飛ばした。

 

「別に。最初からヒーローになりたかったわけじゃないですよ」

 

オールマイトは黙って聞いている。

 

「人を助けたいとか、平和を守りたいとか、そんな立派な理由はないです」

 

自分でも呆れるほど素直に言葉が出た。試験会場にはマイクもない、どうせクラスメイトには聞かれない。

 

「正直、今でも分かりません。デクくんみたいに誰かを救いたいわけでもないし、飯田みたいな正義感もないし、轟みたいな特別な理由もない」

 

風が吹き、爆煙が少し流れる。

 

「じゃあなぜだね」

 

俺は少しだけ、自嘲するように笑った。

 

「ヴィランの息子だからですよ」

 

オールマイトの目が細くなる。

 

「俺の親父はヴィランだった。人を傷つけたし、人を殺した」

 

拳を握る。

 

「だから俺は違うって証明しなきゃいけない。ヒーローになれば変わると思ったし、結果を出せば認めてもらえると思ったし、人を救えば見方が変わると思った。でも全然そんなことなかった」

 

沈黙。

 

「どれだけ頑張っても、どれだけ結果を出しても、最初に来るのはヴィランの息子って肩書きだ」

 

遠くで爆発音が響く。

 

「だから失敗できない。だから無茶してでも、自分を削ってでも結果を出さなきゃいけない。だってそれしか変える方法がないじゃないですか」

 

その瞬間だった。

 

「違う」

 

オールマイトが初めて否定した。

 

「違うぞ、二宮少年」

 

顔を上げる。

 

「私は君をそんな理由で評価していない。雄英の教師たちもだ。君の友人たちもだ。少なくとも私は違う」

 

胸が少し痛む。

 

そういう言葉が一番嫌いだ。信じたくなるから。

 

「だったら」

 

気付けば口にしていた。

 

「なんで俺はこんなに怖いんですかね」

 

「どれだけ頑張っても足りない気がするんですよ。認められても、結果を出しても、まだ足りないって思う」

 

拳が震える。

 

「だから走るしかない。止まったら終わる気がするんです」

 

それは誰にも言ったことのない本音だった。

 

オールマイトはしばらく黙り、静かに言った。

 

「それはヒーローになりたい理由ではない」

 

「……」

 

「君が自分を罰する理由だ」

 

その瞬間。

 

「それがお前の本心か、二宮」

 

背後から捕縛布が飛ぶ。

 

「っ!?」

 

足を取られ、体勢が崩れる。

 

しまった――完全に会話へ意識を持っていかれた。

 

顔を上げた時には、目の前に顔をゆがませたオールマイトと、呆れた顔の相澤先生が立っていた。




あぁ!!うちの二宮君のメンタルがどんどんボロボロになっていくぅうう!!

次回はこの続きかもしれないし違うかもしれません。お楽しみに!!あ、感想もお願いします!ヒロアカ関連でもいいし、この小説の展開についてでも!!いまの書き方読みにくいとかあったら教えてくれるとありがたいです!!

実はヒロインをもう二人増やしたいんですけど、さすがにキャパオーバーですか?(出すだけ出して、放置する可能性もあります)

  • ヒロイン追加していいよ
  • もうやめて!二宮のライフはもう0よ!
  • 好きにやんな
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