エデン条約編IFストーリー トリニティVSアリウスVS便利屋68withセイア   作:ホーンベアーmk-lll

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書いていてこれだいぶ長くなると思い途中、切りが良い所で投稿します。それでは本編をどうぞ。


百合園セイア式アウトロー交渉術アビドス高校with先生編

アビドス高校廃校対策委員会室には、重苦しい雰囲気が漂っていた。

理由は勿論、今優雅に紅茶を飲んでいる百合園セイアの来襲があったからである。

特にヒフミは、この世の終わりをみているかのような顔で椅子に座っていた。

 

「…さて、そろそろ阿慈谷ヒフミと二人きりで話をしたいんだが…」

 

そんな空気の中で、紅茶を飲んでいたセイアがヒフミを見ながら言う。

 

「いやいや〜、ヒフミちゃんの状態を見なって〜

落ち着いて話し合いに臨める状態じゃないでしょ〜?

その中でトリニティの生徒会長ちゃんと二人きりにしたら君が何をするか分かったもんじゃないよね〜?」

 

そのセイアに対し、ホシノが鋭い目でセイアを見ながら返す。

 

「ふむ、随分と警戒されているようだが…別に私は君達に先程の銀行強盗の件は追及するつもりはないし、話を聞いていた限り阿慈谷ヒフミがリーダー何だろう?脅されているとしたら安心するといい」

 

「え〜、脅されてなんかないよ〜ヒフミちゃんとは仲が良いんだからね〜」

 

と、セイアとホシノが言い合いをしている間に、ヒフミを除いたアビドス高校の4人は、どうするかを話し合いを始めた。

 

「…この状況、どうしましょうか」ヒソヒソ

 

「いや、どうしたもこうしたも…何とかしてヒフミさんを守られければいけませんよ…」ヒソヒソ

 

「ん、もし真実を話したとしても、結局は銀行強盗をしたと言う事実は変わらないし…」ヒソヒソ

 

「言ったとしてもそれを出しにトリニティから文句を言われでもしたら……あれ、私達結構詰んでる?」ヒソヒソ

 

4人がそんな話し合いをしていると、ここでホシノがセイアに対し疑問をぶつけた。

 

「けどさ〜?どうして生徒会長ちゃんはブラックマーケットに居たの〜?ヒフミちゃんから聞いたけど、トリニティはブラックマーケットは立ち入り禁止なんでしょ?」

 

「……」

 

ホシノの質問に、セイアは黙る

ここに好機を見いだしたホシノは畳み掛ける。

 

「あれ〜?言えないのかな〜?

……だったらさ、私達も生徒会長ちゃんがいた事黙ってあげるからさ、ヒフミちゃんの事も見逃してくれるよね?」

 

「…私を脅しているのかい?」

 

「脅してなんかいないよ〜?

…唯生徒会長ちゃんにお願いをしているだけだよ?」

 

「お願いね……フッ」

 

決まったと思ったホシノだったが、セイアは何故か余裕そうにしている。

 

「……何が可笑しいの?」

 

「いやいや…そもそも前提条件が可笑しいと思ってね?」

 

「…どうゆうこと?」

 

と、ここでセイアは余裕の正体を明かす。

 

「確かに、トリニティはブラックマーケットの立ち入りを禁止しているさ……"一般生徒"はね?」

 

「…は?」

 

セイアから放たれた言葉に困惑するホシノ

 

「一般生徒と言うのは阿慈谷ヒフミの様な該当する部活に所属していない生徒の事を指すんだ…該当の部活は【正義実現委員会】【シスターフッド】【救護騎士団】…そして【ティーパーティ】

…これらの部活に所属していれば、許可書さえだせば、ブラックマーケットの出入りはできるんだよ」

 

「っ…そうなの?」

 

「あぁそうさ…何を期待していたが概ね見当がつくが…当てが外れて残念だったね(まぁ勿論嘘だけど……けど、一般生徒は立ち入り禁止って書いてあるのは事実だから、こればかりは言い返せないさ)」

 

「くっ……」

 

ホシノが歯を食いしばりながら悔しそうな目でセイアを見る、そんな彼女を気にせずにセイアはヒフミに近づく。

 

「さて……そろそろ私とお話をしようか、阿慈谷ヒフミ」

 

「ヒッ……は、ハイ……」

 

そうしてセイアとヒフミは、部屋から出ていこうとする。

 

「ちょ!?どうしよう!?このままじゃヒフミが私達のせいで!」

 

「でも…もしここで真実を言ったとしてもヒフミさんのやったことは変わりませんし……」

 

「ん、まさに八方塞がり」

 

「私達に出来ることは…無いのかもしれません…」

 

アビドスの4人もこのような事になってしまった事実に暗い顔をする……だが、ここで黙っていた先生が、待ったをかけた。

 

"ちょっと待ってほしいな、セイア"

 

「……やぁ先生、私は貴方と話をしたいとは思うが少し待って欲しい、今は阿慈谷ヒフミの件を」

 

"そのヒフミに関してなんだけど…彼女をどうするつもりなんだい?"

 

「……それは勿論、校則違反をした者にはティーパーティとしてしっかりとした罰を与えるつもりだよ」

 

"もしかしてだけど…退学になるとか?"

 

「……否定はできないね、ブラックマーケットに出入りだけならば何とかはなったけど、銀行強盗となるとね…」

 

と、ここで先生は、真剣な表情で改めてセイアを見つめて、まっすぐに言う。

 

"今回の銀行強盗、ヒフミをそそのかしたのは私だ、彼女は悪くない"

 

迷いなく言った先生に、セイアは驚愕した。

 

「……正気かい?今、先生がこんな出来事の首謀者だと広まれば、信用等が失墜するだろう…それに、先生を雇用した連邦生徒会や連邦生徒会長にも疑惑の目が行くだろうね…それでも、先の銀行強盗の首謀者は先生だと言い張るのかい?」

 

"…リンちゃん達に迷惑がかかるのは分かってるよ…けど、生徒を守ることが先生の役目だからね"

 

「……そうか」

 

先生の真剣な表情をみて、考える素振りをみせるセイア…数秒後、彼女は真剣な雰囲気から和らいでいった。

 

「フッ、噂通り生徒思いの大人のようだね

……いや済まない、脅すような感じになってしまって。

別に私個人は阿慈谷ヒフミを退学にするつもりはないよ」

 

"……本当かい?"

 

「あぁ、勿論、約束しよう。」

 

その言葉と、先程より柔らかくなった雰囲気に、先生と、アビドスの4人はホッと息を吐いた。

 

「……けど、お話があるのは事実だけどね」

 

「あ……やっぱり…ですか…」

 

「流石にね…お咎めなしとはいかないさ」

 

と、改めてヒフミを連れて行こうとしたセイアだが、一つの疑惑の目を感じた彼女は、その張本人をみて、待ってましたと言わんばかりに言う

 

「……そんなに信じられないのなら、君も話し合いに出席するかい?小鳥遊ホシノ」

 

「……どうゆうつもりかなぁ〜?部外者のおじさんをトリニティの話し合いに出席させようなんて〜」

 

「(…おじさん?)…いやなに、そんな疑惑の目を向けられたら気になるのも仕方ないじゃないか…それならば、私を一番疑っている君を第三者として来てもらって、顛末をアビドス高校の生徒や先生に話すといい。」

 

 

「……分かった。けど、ヒフミちゃんの事は信用しても、生徒会長ちゃんは信用してないから、そこん所よろしくね」

 

「手厳しいね…いや、そのほうがいい…かな?

…じゃあ、空き教室に行こうか、二人共」

 

こうしてセイアとヒフミとホシノは、空き教室へと向かう。

 

(…よし、予定通り阿慈谷ヒフミと小鳥遊ホシノの3人きりになれた…正直、一人ずつ話し合いに持っていければよかったんだが…でもまぁいい、本番はここからだ。未来を変えるため、アルの様なアウトローになる為に!)




セイアちゃん的アウトロー交渉術
・自身の権力をちらつかせて脅す
・相手が知らない校則を嘘で曲解させる。
・真剣な感じの後に和らかい雰囲気になって納得させたと思わせる。
・相手に疑惑をかんじさせ、特定の人物を話し合いの場に連れて行く。

と、こんな感じでヒフミとホシノを場に持っていきました。
次回はもう少し早めに出せるように頑張ります
感想と評価お待ちしています
ではまた次回
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