そこは広い部屋、あるいはその建物。そこには屈強たる女性たちが騒ぎながら酒を飲み、肉を喰らい、力比べをしている。
そこに、一人の全身鎧が現れた。
”ソレ”はここ最近で噂になっている冒険者であり、尚且つ素性の知れぬ者であった。
そこに、一人の冒険者が話しかける。
「おい、そこのお前。お前ほどの力があれば、遊ぶことを覚えることも出来るだろう!何故しない?」
その裏ではその冒険者の仲間が、全身鎧を嘲笑っている。その勇気が出ないのだと。臆病者だと。
その発言に同調した彼女らは、強く反応した。
周囲に賭けの誘いをし、その剣を抜いたのだ。
それに反応したるは今の今まで黙っていた全身鎧。
その鎧の奥にある瞳を彼女らに向けると、腰に下げた剣を後ろに下げ、拳を握った。
周囲が騒ぐ中、彼は言った。
「これでも不足か?」と。
それに激高した彼女らは、徒党を組みなんとかその面を晒そうとする。そうすれば勝てると知っていたし、そうしなければ鎧の前に負けると知っていたからだ。
しかしそこは街中に噂の立つような冒険者。鎧の身重さを顧みず、人外的な機動で持って制圧する。
最後のひとりがナイフを取りだし、最後の悪あがきをしようとしたところで――
その鎧の兜は少しのズレを見せ、その顔を周囲…その一部に晒した。どうやらサイズの寸法が合っていないらしく、当初からよくズレがあった。そして、最後になって気が逸れてしまった、という訳らしかった。
その顔を見た彼女らは驚き、静まり、そして爆発した。
それは男であった。それは美男子であった。それは華奢であった。その隙間から見える首からも、その見える全ての体の部位は、それを知らせていた。
……しかし、彼女らは負けたのだ。最初に仕掛けた者らは武力で、周囲の野次を飛ばしていた者らはその驚愕で持って、この戦いは終わった。最後に残ったのは、消えることのない、国の中央へ、外の国へ、そして海を越え、境の無い狂乱の始まりと共に。
――――――――――
その噂は大河を越え、海を越え、人を通り、そしてここに辿り着いた。その狂乱と、事実と共に。
それを知った者たちは、何を思ったか。それは千差万別。多くの意志を持って、多くの目的を持って、ひとつの本能をもって。世界は新たなる波の中で揺れ動いていくことになる。
その、未知との遭遇によって。
その、圧倒的な武力でもって。
その、闘争によって。
そして、大陸を巻き込む戦いの中で、彼女らは何を思い、何を得て、何を失うのか。そして彼は何を思うのか。
その道筋は、もはや誰も知らない…
誰か書いてくれよ…読みたいんですけど???
もうあったら教えてください(小声)
投稿するの恥ずかしすぎる。怖すぎ。