「ねぇねぇいっくんどこ行くのー?」
「…篠ノ之束、俺はいっくんではないと何度言ったらわかるんだ。俺はおおとりゲンだ!間違えるな。それといつまで着いてくるつもりだ?お前と歩いていると悪目立ちするだろ早く離れるんだ。」
「そんなぁ束さん寂しいな〜…あ!じゃあゲンくんって呼んじゃおう!ゲンくんに質問なんだけどさっき変わった姿はなんなのかな?束さんを襲った宇宙人はなて名前なの?ゲンくんはどこから来たの?人間じゃないんだよね?宇宙人なの?etcetc……って事なんだけど聞いてもいいかな?」
「質問が多すぎるな3つだ、3つまで答えてやる」
質問が多すぎて断られる束、質問を考えゲンに投げかける。面倒くさそうに答えると束は目を輝かせる。気づくと3つと言っていた質問は5つ6つと増えていき気づいた時には質問疲れと答えるのに疲れた2人がいた。
束の独特な雰囲気に飲まれ答えなくていいことまで答えていたことに気づくゲンであった。そうこうしていると腹から大きな音がなる。空腹になっていたのだ。束がご飯を奢ると言うので遠慮なくついて行くと小さな街で食事を取ることになっただがここで問題が起きた。変装をする訳でも何かしらの工夫をする訳でもなくうさ耳カチューシャに不思議の国のアリスバリの独特な服装をしている束は格好の的だ尚且つ袈裟を着ているゲンにも視線が集まるので注目はさらに増える。食事を取るために席に着きメニューを見て注文をしているとちらほらこちらを物珍しく見る視線がある。中には写真を撮る者もいた。
それがこの後起こる不運の始まりだった。
食事をしていると外がとてつもなく騒がしくなっているのがわかる黒服にサングラスをかけたものたちが黒塗りの車からものすごい人数で店を取り囲みこちらの様子を伺っているのが良くわかる。すると1台の黒塗りの車から偉く雰囲気のある男女とISスーツを着ている女性が4人降りてくるのがわかった降りてくるなり店に入り束とゲンの居る席に近ずいて来る。最初に声をかけてきたのは黒服を来た女性だった。上から目線で一方的に話を始めたのだ。
「質問するわ!あなたは篠ノ之束で間違いないわね?」
「……」
「うまうま!ゲンくん!これすごく美味しいよ!束さんの興味を引く料理だよこれは!?食べてみなよ!ほら!」
「……いいのか?こいつらお前に用があるみたいだぞ?」
「んー?なんなのお前たち?束さんは今食事中なんだけど?」
「質問に答えなさい!!あなたは篠ノ之束で間違いないわね!!それに私に向かってこいつですって!?男の分際で生意気なのよ!邪魔だから消えなさい!!」
「…おい束、お前の客みたいだぞ。店に迷惑かかるから答えてやれよ。」
「はぁ、ゲンくんは優しいね〜。そうだよ私が有名な篠ノ之束さんだよ。なんか文句あるのかな?束さん達の食事を邪魔してまで話しかけてきたんだそれなりの要件なんだろうね?」
「そうか!篠ノ之束か!ようやく見つけたぞ!我々と一緒に来てもらいたい!いや、来てもらうぞ?おった、逃げようとか思わない方がいい!外は囲んでいるしここにはIS操縦ができるもの達が4人いる!外には武装したもの達が大勢いるからな!逃げようとしたら篠ノ之束、お前と一緒にいる男は蜂の巣だ!」
「…だ、そうだか?どうするんだ?」
「めんどくさいなぁゲンくんやれるかい?戦闘不能のはできるがそれ以上のことは求められても答えられないぞ?」
「何をグチグチと喋っているんだ!汚らわしい男の分際でISの生みの親である篠ノ之束と話すなんて万死に値するわ!」
黒服の女が声を荒らげると懐から拳銃を取り出しゲンに向かって銃口を向ける。4人の操縦者たちも拳銃を構えゲンを囲う。すると束が声をかけた。
「君たちさゲンくんに銃口を向けるのは頂けないかな?ゲンくんが手を出せないなら私がやってもいいんだよ?それにね、ゲンくんは私より強いんだぞ?」
そう話終えるとゲンは一瞬でその場から姿を消し背後へ回る最初の餌食になったのは最初こそ雰囲気があった男だった。首元へ手刀を当てると気絶させる。女の指示で操縦者たちは一斉にISを店内でコールし身に纏う生身の人間にISを使い殺そうとしてきたのだ。
「馬鹿な男!大人しくしていれば楽にしてあげたのに!殺ってしまいなさい!」
「死になさい!」
1人の操縦者が声を上げコールしたISの装備の1つハンドガンをを使い発砲してくる。ゲンは難なく交わし始めると少しづつ距離を詰め生身の状態でウルトラマンの力を使いISに蹴りを入れると蹴られたところは破壊され吹き飛ばされる。その光景を見ていた男たちは銃を下ろしISを破壊しなおかつ蹴りひとつで吹き飛ばしてしまったゲンを見て恐怖した。中には逃げ出すものたちが現れる。そ先程まで威勢の良かった女は滝のような冷や汗を流しながらブツブツと呟いていた。
「そんなことあるはずがない、ISは世界最強なのよ?選ばれた私たち女にしか使えない神聖なものなのによりにも寄って汚らわしい男なんかにブツブツ……」
「よ、よくも!」
残された3人の操縦者たちはひとりが声を上げ飛び出すのを追うように出ていくコールしたブレードを使い斬りかかる2人はブレードを使いひとりはアサルトライフルを使い攻撃を加えるが生身とはいえウルトラマンに適うはずもなく無残に破壊され地に伏せていた。
その光景を束は嬉しそうに眺めていた。束はおもむろに携帯を取り出すとどこかへメールを送信した。そしてゲンのいる方へ歩いていく。
ゲンと束は惨状の場から離れていた。束はゲンにこれから人に会うから着いてきて欲しいそして提案を持ちかけていた。
「ゲンくんにお願いがあるんだ。」
「なんだ?面倒事は勘弁して欲しいのだが?私にも宇宙警備隊としての任務がある。構っていられないぞ?」
「それはわかっているんだけどね。お願いって言うのはゲンくんに私のボディガードをして貰いたいってお願いなんだ!」
「何を言っている?ボディガード?私は忙しいんだぞ?」
「わかってるよ?でもねこう考えてほしいんだー、束さんと一緒にいれば宇宙人の方から来てくれる気がするんだよね〜。だって束さん狙われてるでしょ?なら束さんを捕まえに来るか殺しにくるわけでしょ?束さんを囮に使えばいいんだよ!掛かったところをゲンくんが倒す!それで解決だよ!衣食住も任せてよ!お給料も出すよ!どうかな?」
「……お前ふざけてるのか?囮だと?ふざけるな!命をなんだと思ってるんだ!グダグダ言ってる暇があるならこれからの事を考えろこんな世の中にしたんだ生きて償うんだよ。守ってやるこの星に生きる人達は宇宙警備隊員であるウルトラマンレオが命をかけて守るその中にはお前もいるんだ自暴自棄になるなよ」
「ありがとう、ゲンくん」
そう言うと束の目には薄らと涙が流れていた。目を拭くといつもの何を考えているのか分からない笑顔を作り待ち人をゲンと束は待つのである。
待ち始めてから1時間後呼び出された女性はスーツのまま仕事帰りに姿を現した。
「束、私だ呼び出しておいて居ないなんてことはないだろ?疲れているんだ!早く出てこい!出ないと…」
「わーわー!待った!待った!アイアンクローの構えはやめてよちーちゃん!束さん死んじゃよー!」
「お前が私を疲れさせるようなことをするから悪いんだろう?ところで呼び出した理由を聞こうか?」
「ちーちゃん、私はね動く事にしたんだ。私たちが歪ませてしまったこの世界を元に戻す償いをしようと思うんだ、ISを元の形に戻す宇宙に行くための私の夢を叶える姿に戻すんだ。ちーちゃんは手伝ってくれる?それとも止める?」
「束…邪魔も止めもしないさ。宇宙はお前の夢だっただろ?この世界を作ってしまったのは私たちだ。それに私は一夏を探すのもあるどこまで手伝えるか分からないが何かあれば私を頼れ。話はそれだけか?なら帰らせてもらうが?」
「ありがとうちーちゃん。あとね束さんはボディガードを手に入れたのだ!素手でISを破壊出来るほどの手練だよ!それも話しておこうと思ってね!」
「何?どういうことだ?ボディガード?そんなの何処にいるんだ?」
千冬がそう言うと袈裟を着て編笠をかぶったゲンが千冬の後ろに突如姿を現す。そして拳を握り千冬目掛けて振り抜くと遅れながら気づくとギリギリのところで頬を掠め交わす。千冬の額からたらりと冷や汗が流れる。
それを見ると束はニコニコしながらゲンを止める。どうだったか千冬に尋ねるとアイアンクローが束の頭を掴むギリギリと締まる頭を痛い痛いと言いながら謝る。ゲンとの出会いなどを話そうとしているとゲンは束と千冬を自身の背中に隠す。すると拍手をしながら暗闇から近ずいて来る異型の男が現れる。
「お前が篠ノ之束かバロッサ?お前の持ってるお宝をこの宇宙海賊バロッサ星人に渡すバロッサ!」
「バロッサ星人…泥棒を生業にしている宇宙人だったか。悪いがお前に渡すものは何も無い。この星から早々に立ち去れ」
「た、束…あれはなんだ?夢でも見てるのか?束を狙ってるのか?」
「落ち着いてちーちゃん、ひとまず逃げようここにいたらゲンくんの邪魔になる」
そう言うと束は千冬と2人は呼び出した無人ISに捕まりその場を離れる。
離れる中千冬は確かに己の目で見た。
先程の宇宙人が巨大化するところを自分を殴ったゲンと呼ばれる男が赤い巨人になる所を…。
「邪魔は許さないバロッサ!バロッサバロッサバロッサー!!」
「レオー!!」
今回はここまでです。
バロッサ星人は出ますが戦いは見せません。最後は千冬目線で終わりたかったからです。
次回の最初らへんに少しだけ戦闘シーンを書きたいと思います。
変なところで終わらせてすみませんがよろしくお願いします
このウルトラマンレオはアブソリューティアンと戦う前の所までの設定です。なのでウルトラマンゼットの所までになります。