​『絶頂の守護者(ガーディアン) ―「イクイクの実」という最悪を授かった転生者は、不退転の努力で神域の覇道を行く―』   作:微糖コーヒー

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第21話:深海の陥落、監獄署長マゼランと「猛毒の蜜」

 

 

 1. 地獄の門、インペルダウン

 

 「……ここが世界最大の監獄か。空気の中に、絶望と排泄物の臭いが混じっているな」

 

 海底に沈む巨大な塔、インペルダウン。海軍の軍艦に紛れ込み、女帝ハンコックの「特権」を利用して潜入したアルスは、レベル1「紅蓮地獄」の針の山を歩きながら、その冷徹な五感を研ぎ澄ませていた。

 

 周囲から聞こえてくるのは、囚人たちのうめき声と、獄卒たちの鞭の音。だが、アルスの「見聞色」は、さらに深い地下から立ち昇る、圧倒的な「死の波動」を捉えていた。

 

 「……アルス、あまりわらわから離れるな。ここは男の情欲が渦巻く、不浄な場所じゃ……」

 

 ハンコックが、公の場では冷徹な表情を保ちつつも、袖の下でアルスの指先を求めて震えている。アルスは彼女の手首を微かに握り、その昂ぶる神経を愛撫するように宥めた。

 

 「……わかっている。……ルフィはすでに先行しているな。……俺はここで、この監獄の『脳』を止めてくる」

 

 アルスはハンコックと別れ、一人で監獄の中枢、署長室へと続く通路へと踏み出した。

 

 2. 猛毒の支配者と、粘膜の絶頂

 

 「──不法侵入者か。ここをどこだと思っている」

 

 通路の奥から、巨大な影が立ち塞がった。

 

 インペルダウン署長、マゼラン。

 

 全身から紫色の毒液を滴らせ、触れるものすべてを溶かす『ドクドクの実』の能力者。

 

 「……毒、か。お前の体は確かに強力だ。だが、マゼラン。……お前は一日十時間以上をトイレで過ごしているそうだな。……それはお前の『内臓の神経系』が、自らの毒に耐えきれず、常に過敏な状態にあるということだ」

 

 アルスは毒の霧の中に、あえて一歩踏み出した。

 

「武装色」で全身の皮膚を硬化させ、毒の侵食を防ぎながら、彼の視線はマゼランの「粘膜」を捉えていた。

 

 「……私の毒を恐れぬか。ならば、死を以て後悔させてやろう! 『毒竜(ヒドラ)』!!」

 

 巨大な毒の龍がアルスを飲み込もうと襲いかかる。

 

 だが、アルスは動かない。

 

 彼は自身の「覇気」を波紋のように広げ、マゼランの体内に流れる「過敏な自律神経」に直接干渉した。

 

 「──『深層粘膜:毒の絶頂(ヴェノム・オーガズム)』」

 

 「──っ!? べ、……は、…………ッ!!」

 

 マゼランの巨体が、その場で激しく波打った。

 

 全身を巡る毒液。そのすべての分子に、アルスの放った「絶頂パルス」が共鳴した。

 

 マゼランにとって、自らの身体から溢れ出す猛毒は、これまで「苦痛と不快」の象徴だった。だが今、そのすべてが「爆発的な快楽」へと書き換えられたのだ。

 

 「あ、あふっ、あ……ッ!! 腹が、……内臓が、熱い……っ!! 毒を、毒を出したいのに、出すたびに……脳が焼けるぅ!! あ、あははははッ!!」

 

 毒液を排出すればするほど、神経は昂ぶり、絶頂は深まる。

 

 マゼランは自身の胃袋を抱え込み、紫色の液体を垂れ流しながら、監獄の床を無様に這いずり回った。

 

「地獄の番人」と恐れられた男が、自らの能力による生理的な反乱に屈し、衆人環視の通路で涎と蜜を撒き散らしながら失神した。

 

 3. 脱獄の嵐:ニューカマーランドの「解放」

 

 マゼランを無力化したアルスは、地下5.5番地『ニューカマーランド』へと辿り着いた。

 

 そこでは、革命軍の幹部エンポリオ・イワンコフと、脱獄を企てるルフィたちが気炎を上げていた。

 

 「ヒーハー! アルス、あなたも来たのね! ヴァターシのホルモンとあなたの指先があれば、この地獄も天国に変わるわ!」

 

 「……イワ。……お前のホルモン操作は少し大雑把すぎる。……俺が、こいつらの『恐怖』を完全に抜き取ってやる」

 

 アルスは、脱獄に怯える数百人の囚人たちを見渡し、両手を広げた。

 

 「──『集団覚醒:脱獄の狂騒(脱走絶頂)』」

 

 「──あ、……ぁああああああああああッ!!」

 

「……なんだこれ、体が軽い! 怖いものが何もないぞ!!」

 

 囚人たちは、アルスの能力によって一時的に「極限のトランス状態」へと導かれた。

 

 死への恐怖、重労働による疲労。それらすべてが、アルスの放つ強烈なパルスによって「勝利への快楽」へと変換される。

 

 彼らは歓喜の喘ぎを上げながら、一丸となってインペルダウンの防衛網を食い破り、地上へと駆け上がっていった。

 

 4. あとがき:性欲処理という名の「毒抜き」

 

 脱走した軍艦の甲板。

 

 ルフィはマゼランに受けた毒から回復したばかりで、深い眠りについている。

 

 だが、イワンコフの「治癒ホルモン」による反動で、彼の細胞は激しく炎症を起こしていた。

 

 「……ルフィ。……無理をさせるなと言ったはずだ」

 

 アルスはルフィの心臓に指を当て、細胞の「リズム」を整えるマッサージを開始した。

 

 それは性的な絶頂ではない。

 

 細胞の一つ一つに「生きる悦び」を再認識させる、ミクロ単位の神経調律。

 

 そして、その傍らでは、ハンコックが嫉妬と情欲に身を焦がしていた。

 

「……アルス。……わらわも、毒に当てられた気分じゃ。……早く、わらわを『浄化』してくれ……」

 

 「……わかっている、ハンコック。……お前は少し、欲しがりすぎるな」

 

 アルスは軍艦の個室へとハンコックを連れ込み、彼女の「女帝」としての誇りを、一晩かけて「快楽」で粉砕した。

 

 それは、明日のマリンフォード頂上決戦に、彼女が海軍側の戦力として「正常な狂気」を保てるようにするための、アルスなりの調整。

 

 「……次は、マリンフォード。……エースの命を懸けた、世界最大の喧嘩だ」

 

 アルスは汗ばんだハンコックの肌を撫で、窓の外に広がる「正義の門」を見据えた。

 

 白ひげ海賊団、海軍本部、そして七武海。

 

 世界の頂点たちが集うその戦場で、アルスの指先は、歴史そのものを絶頂させようとしていた。

 

 「……待ってろ、エース。……お前のその『死にたがり』な神経、俺が熱い蜜で焼き切ってやる」

 

 

 

 




 【次回予告:頂上決戦マリンフォード。白ひげの震動さえも、アルスの指先が絶頂の波動へと変える。エース救出の瞬間。アルスが放つ、全戦場を停止させる『絶対領域:絶頂の夜明け』】
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