『絶頂の守護者(ガーディアン) ―「イクイクの実」という最悪を授かった転生者は、不退転の努力で神域の覇道を行く―』 作:微糖コーヒー
1. 禁じられた島の境界線
「……半分は燃え盛り、半分は凍てつく。神経を狂わせるには、これ以上ない環境だな」
新世界、パンクハザード。サウザンド・サニー号が接岸したのは、かつての事故によって生物の住めぬ禁忌の地となった島だった。
アルスは船を降り、左右で極端に異なる大気の脈動を「見聞色」で捉えた。
「アルス! 見ろよ、ドラゴンだ! あいつ、変な奴とくっついてるぞ!」
ルフィが炎のエリアへ駆け出す。一方で、極寒のエリアではナミたちが誘拐された子供たちを発見し、その悲惨な光景に言葉を失っていた。
「……子供たちをNHC10という覚醒剤で繋ぎ止めているのか。シーザー・クラウン……お前のやることは、科学ですらない。ただの低俗な『神経汚染』だ」
アルスの瞳から、一切の慈悲が消え失せた。彼は自身の神経回路を「極冷」と「極熱」の波長に交互に同期させ、島の中央にそびえる研究所へと、空間を転移するかのような速度で踏み込んだ。
2. ガスの王の最期:絶頂の「無酸素状態」
「シュロロロロ! 私を誰だと思っている! 世界最高の科学者、M(マスター)だぞ!」
研究所の最深部。シーザー・クラウンが、自らの体をガスに変え、空間の酸素を奪い取って麦わらの一味を追い詰める。
「『無空世界(カラクニ)』! この範囲にいる者は、全員窒息して死ぬのだ!」
だが、その真空の領域の中で、アルスだけが平然と歩みを進めていた。
「……酸素がない? 結構なことだ。神経伝達に必要なのは酸素だけじゃない。……俺の『電気信号』は、真空であればあるほど、より純粋に、より速く伝わるんだよ」
「な……!? なぜ動ける、なぜ死なぬ……っ!」
「……シーザー、お前は自分のガスを制御するために、自身の脳を『過敏な受信機』にしているな。……その無酸素で研ぎ澄まされた神経に、最高の刺激を叩き込んでやる」
アルスが虚空を掴むように指を鳴らした。
「──『真空崩壊:虚無の絶頂(ゼロ・グラビティ・オーガズム)』」
「──ッ!! ぎ、あ、……ぁああああああああああああああああッ!!!」
シーザーのガスの体が一気に膨張し、次の瞬間、激しく収縮した。
酸素を奪うことで「感覚」を研ぎ澄ませていたシーザーの脳に、アルスは「神経のショート」を引き起こすほどの超高圧パルスを叩き込んだ。
真空の中では、音も、熱も伝わらない。伝わるのは、アルスの指先から放たれた、逃げ場のない「快感」という名の直接干渉だけ。
「あ、あふっ、あ……っ! 息ができない……のに、気持ちいい……っ!! 脳が、脳が弾けるぅ!! シュ、シュロ、……あ、あははははッ!!」
シーザーは、自らのガスの体に溺れるように悶え、白目を剥いて失神した。
子供たちの命を弄んだ科学者は、自らの神経系が奏でる「最悪の快楽」によって、その精神を完全に破壊された。
3. 性欲処理という名の「解毒」
戦いの後、海軍G-5の海兵たちと一味が入り乱れての宴が開かれた。
だが、保護された子供たちの体には、まだシーザーの毒薬の残滓が残っている。
「……チョッパー。お前は薬で。……俺は、こいつらの『依存』を神経から引き剥がす」
アルスは、禁断症状で暴れる子供たちの群れの中に入った。
「──『神経洗浄:無垢なる再生(リセット・パルス)』」
アルスの指先から、清冽な、それでいて深い眠りへと誘うような微弱な振動が放たれる。
薬物によって歪められた報酬系を、アルスの「絶頂(強制リセット)」によって正常な状態へと叩き戻す。
子供たちは涙を流しながら、アルスの指先がもたらす究極の「安らぎ」に包まれ、深い眠りへと落ちていった。
そして、その夜。
一味の医務室には、死の外科医トラファルガー・ローの姿があった。
「……麦わらの一味のアルス。……お前のその能力、興味深いな。……生体電流を自在に操り、外科手術なしで神経を再編する……」
「……ロー。お前も、一人でパンクハザードに潜伏して、神経がボロボロじゃないか。……同盟を組む前に、お前の『毒』も抜いてやろうか」
「……フン、断る。俺は自分自身を……」
言いかけるローの首筋を、アルスの指先がかすめた。
「──っ!? ぐ、……ああッ!!」
ローの瞳が潤み、彼のクールな仮面が一瞬で剥がれ落ちる。
「……無理をするな。……新世界でドフラミンゴと戦うなら、その『緊張』は命取りだ」
アルスはローをベッドに押し込み、一晩かけて彼の「死の外科医」としての重圧を、絶頂という名のカタルシスで根こそぎ吸い出した。
4. あとがき:性欲処理という名の「新世界の狂気」
サニー号は、ドレスローザへと舵を切る。
船内では、ローとの同盟、そして四皇カイドウへの挑戦という巨大な計画が進行していた。
「……ナミ。ロビン。……それと、モモの助」
ワノ国の跡取りである少年、モモの助。彼は恐怖で常に神経を震わせていた。
アルスは彼の頭を撫で、小さな絶頂を分け与えることで、彼の「侍」としての魂を一時的に鎮めた。
「……アルス。ドレスローザは、ドフラミンゴの糸に支配された島よ。……そこには、愛と情熱……そして、底知れない悲劇が待っているわ」
ロビンが、アルスの胸に顔を埋めながら囁く。
アルスはその長い髪を指に絡め、冷徹な微笑みを浮かべた。
「……愛と情熱、か。……ドフラミンゴ。お前のその『糸』で操られた人形たちを、俺の蜜で一本ずつ、悦びの中で切り裂いてやるとしよう」
アルスの瞳に、ドフラミンゴという「天夜叉」を堕とすための、最も卑猥で最も残酷な計画が宿った。
【次回予告:愛と情熱の国、ドレスローザ。ドンキホーテ・ドフラミンゴ。鳥カゴ。アルスの指先が、偽りの平和を絶頂で引き裂き、国民100万人を『悦楽の革命』へと導く】