​『絶頂の守護者(ガーディアン) ―「イクイクの実」という最悪を授かった転生者は、不退転の努力で神域の覇道を行く―』   作:微糖コーヒー

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第30話:兎丼(うどん)の熱帯夜、疫災の霧と「細胞の叛乱」

 

 1. 採掘場の生き地獄

 

 「……鉄の匂いと、腐った油。それに、数万人分の『諦め』が泥のように沈殿しているな」

 

 ワノ国、囚人採掘場『兎丼』。

 

 カイドウに敗れたルフィが収監されたその場所に、アルスは闇に紛れて潜入していた。

 

 周囲を囲むのは、巨大な看守たちの怒号と、石を運び続ける囚人たちの虚ろな視線。そして、その中心で「大相撲地獄(おおずもうインフェルノ)」を演出し、下卑た笑いを浮かべる男がいた。

 

 「ムハハハ! 痩せてるのが俺のスタイル! ファンクな地獄を楽しもうぜェ!」

 

 百獣海賊団大看板、『疫災のクイーン』。

 

 彼は自身のサイボーグ化された巨体を揺らしながら、開発した奇病──触れるだけで高熱にのたうち回る『ミイラ』や『氷鬼』のウイルスを、おもちゃのように弄んでいた。

 

 (……ウイルス。それもまた、神経系を狂わせる外部干渉の一種に過ぎない。クイーン、お前のその『からくり細工』の身体と、悪趣味な病。……俺の指先一つで、お前自身を『最高の実験体』に変えてやる)

 

 2. 疫災の瓦解:ウイルスを媒介する「絶頂の連鎖」

 

 「野郎共! このうるさいガキ共を『氷鬼』に変えて、互いに喰い合わせろ!」

 

 クイーンが放ったウイルス入りの弾丸が、囚人たちの肌に突き刺さる。瞬時にして皮膚が凍りつき、理性を失った囚人たちがルフィへと襲いかかる。

 

 「……チョッパー、ルフィ。……ウイルスの『殻』を、俺の能力で内側からこじ開けてやる」

 

 アルスは、氷鬼と化した囚人の一人に触れた。

 

 能力の行使。

 

 彼はウイルスのタンパク質構造を「通信機」として利用し、ウイルスが感染した全細胞の神経ネットワークに、一斉に逆位相のパルスを叩き込んだ。

 

 「──『細胞叛乱:絶頂の抗体(エンドルフィン・ワクチン)』」

 

 「──ッ!! ぁ、……あ、あああああああああああああああッ!!?」

 

 広場を埋め尽くす数千人の『氷鬼』たちが、一斉に動きを止めた。

 

 次の瞬間、彼らの凍りついた身体から、凄まじい熱気が立ち昇る。

 

 アルスが流し込んだのは、ウイルスの毒性を「致死量の快楽」へと反転させる強制信号。

 

 激痛と寒冷に支配されていた神経が、一瞬にして脳を灼くような「熱い絶頂」に支配される。

 

 「あ、あふっ、あ……ッ!! 寒いのに、中が熱い……っ!! 死ぬほど……気持ちいい……ッ!!」

 

 ウイルスを通じて絶頂が「感染」し、連鎖していく。

 

 クイーンが自信満々に作り上げたパンデミックは、わずか数秒で「集団絶頂の狂乱」へと書き換えられた。

 

 当のクイーンも、自身の機械の腕を通じて逆流してきたパルスに直撃し、巨大な身体を震わせて、最高級のおしるこを股間から撒き散らしながら絶叫した。

 

 3. 性欲処理という名の「覇気の覚醒」

 

 兎丼を制圧し、反撃の狼煙を上げた夜。

 

 ルフィはカイドウの『雷鳴八卦』に耐えうる「流桜(りゅうおう)」の修行で、神経を極限まで摩耗させていた。

 

 「……ルフィ。覇気は『纏う』ものではない。『流す』ものだ。……お前のその、凝り固まった神経を一度壊してやる」

 

 アルスは、傷だらけで倒れ込むルフィの背後に回った。

 

 「──『極限調律:流転の悦び(フロー・オーガズム)』」

 

 「──あ、……ぁああああああああああああああああッ!!!」

 

 ルフィの細い体が、激しくしなる。

 

 アルスの指先から、ルフィの全身の経絡(けいらく)を無理やりこじ開けるような、鋭く、それでいて魂を揺さぶる絶頂が流し込まれる。

 

 溜まっていた疲労、鬱血、そして精神的な壁。

 

 それらが、アルスの「指先の魔法」によって、爆発的な生命エネルギーへと変換されていく。

 

 「……は、あ……。アルス……、なんだか、力が……勝手に外へ……溢れてくるぞ……!」

 

 ルフィの拳から、目に見えるほどの透明な衝撃波──『流桜』が放たれる。

 

 絶頂という名の「究極の弛緩」が、ルフィの覇気を、かつてない高みへと押し上げた。

 

 4. あとがき:性欲処理という名の「不夜の宴」

 

 兎丼の夜。

 

 解放された囚人たちが、明日への希望に酔いしれる中。

 

 アルスは、女忍者(くのいち)のしのぶ、そしてお菊を個室へと呼び出していた。

 

 「……お前たちの二十年分の執念。……それは、時として毒になる。……今夜、その重荷を俺がすべて『蜜』に変えて捨ててやる」

 

 二十年間の空白。亡き主君への忠義。

 

 彼女たちが抱えてきた「武士の魂」という名の重圧を、アルスは一晩かけて、最も淫らで、最も慈悲深い「絶頂」で洗い流した。

 

 アルスは、夜空に浮かぶ欠けた月を見上げ、静かに微笑んだ。

 

 一味はついに、決戦の地『鬼ヶ島』へと向かう。

 

 そこには、世界を揺るがす二人の四皇、カイドウとビッグ・マムが待っている。

 

 「……ビッグ・マム。お前の食い煩い。……俺の絶頂で、お前自身を食い尽くすほどの『自己愛』へと変えてやろう」

 

 

 

 




 【次回予告:決戦・鬼ヶ島。討ち入り。アルスの指先が、戦場を埋め尽くす3万人の兵士を『絶頂の生贄』に変え、史上最大の四皇同盟を内側から崩壊させる】
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