『絶頂の守護者(ガーディアン) ―「イクイクの実」という最悪を授かった転生者は、不退転の努力で神域の覇道を行く―』 作:微糖コーヒー
1. 悪党の楽園への潜入
「……血と酒、そして剥き出しの欲望が腐敗して混ざり合った、実に下劣なパルスだ。ここは人間の理性が、最も効率よく崩壊する場所だな」
黒ひげ海賊団の本拠地、海賊島『ハチノス』。髑髏の形をした巨大な岩がそびえるその地へ、アルスは単身、あるいは影のように仲間を連れて降り立った。
ガープ中将の拘束、そしてSWORDの面々を救い出すための奇襲。島全体から放たれるのは、数千、数万の「悪党」たちのギラついた神経波形だ。
「アルス、あっちだ! コビーたちの気配が、凍りついたような冷気の中から聞こえてくるぞ!」
ルフィが拳を握るが、アルスはそれを制し、自身の「見聞色」を鋭いメスのように島の深部へ突き立てた。
「……待て、ルフィ。……『闇』と『氷』が混ざり合っている。……あの男、クザンがいるな」
2. 氷結の終焉:クザンへの「情熱的絶頂(メルト・オーガズム)」
「……あらら。……君たち、こんなところまで来ちゃって。……困るんだよねェ、仕事なんだから」
闇の中から現れたのは、元海軍大将にして現在は黒ひげ海賊団の客分、クザン。
彼の周囲の大気が一瞬で氷結し、空間そのものが死の静寂に包まれる。
「……クザン。お前は海軍を捨て、闇に身を投じた。……だが、その冷徹な氷の下で、お前の神経は『正義』と『自由』の狭間で、悲鳴を上げ続けているな」
アルスは「武装色」で自身の体温を維持し、クザンの絶対零度の領域へと踏み込んだ。
「……無駄だよ。……俺の氷は、心まで凍らせる」
「──いいや。お前の氷は、内側からの『熱』には脆い。……お前のその、凍りついた迷いを、俺の指先で溶かしてやろう」
アルスはクザンの放った『氷河時代(アイス・エイジ)』の冷気の「振動」を逆利用し、彼の頸椎へダイレクトにパルスを流し込んだ。
「──『深層融解:情熱的絶頂(メルト・ダウン・オーガズム)』」
「──ッ!! ぬ……、……あ、…………ッ!!?」
クザンの冷徹な表情が、一瞬にして瓦解した。
アルスが流し込んだのは、凍りついた神経を無理やりこじ開け、毛細血管の一つ一つを「強制的な歓喜の熱」で満たす、爆発的なカタルシス。
外側は凍りついているのに、内側からはマグマのような快楽が脳を灼き、魂を蹂躙する。
「あ、あふっ、あ……ッ!! 溶ける……ッ!! 私の、……意志が、悦びで……溶けていくぅ!! あ、あは、あははははッ!!」
元大将の巨体が、自らの冷気によって霜を纏ったまま、膝を突いて激しく身悶えた。
絶対零度の静寂が、最も卑猥で熱い鳴き声によって切り裂かれる。
クザンはアルスの放つ「生の肯定」に当てられ、戦う意志を一時的に喪失し、白濁した意識の中で崩れ落ちた。
3. 性欲処理という名の「SWORDの解放」
監獄の奥底。拘束されていたコビーやヘルメッポ、そして傷ついたSWORDの隊員たち。
彼らは黒ひげ海賊団による過酷な拷問と、絶望的な状況下で、精神の限界を迎えていた。
「……コビー。お前の『正しい勇気』。……それは立派だが、今のままでは折れてしまう。……今夜、お前のその張り詰めた神経を、俺が一度リセットしてやる」
アルスは、震えるコビーの肩に手を置き、彼の報酬系を直接刺激した。
「──『神経強化:不屈の咆哮(ブレイブ・オーガズム)』」
「──あ、……ぁああああああああああああああああッ!!!」
コビーの瞳から、一瞬にして恐怖の色が消え、強烈な多幸感と「生きる実感」が脳を満たした。
アルスの「指先の魔法」は、恐怖という名の毒を、戦うための「最高の快楽(アドレナリン)」へと変換する。
コビーはアルスの腕の中で一度激しく果て、そして立ち上がった時、その瞳には海軍の未来を背負う、鋼のような意志が宿っていた。
4. あとがき:性欲処理という名の「闇を照らす光」
ハチノスからの脱出。
黒ひげ本隊が戻る前に、一行はSWORDを救い出し、サニー号へと帰還する。
船内では、激闘を終えた仲間たちの、束の間の「浄化」が行われていた。
「……ナミ、ロビン。……それと、フランキー。お前もだ」
フランキーの生体パーツと機械の接合部を、アルスは再び丁寧になぞり、ハチノスの闇で溜まった「ノイズ」を取り除いていく。
「……アルス。黒ひげの『闇』。……あれは、あなたの能力でも届かないものなの?」
ロビンが不安げに尋ねる。アルスは彼女の腰を引き寄せ、耳元で囁いた。
「……闇があるなら、それを『悦び』という名の光で満たせばいい。……ティーチの三つの人格。……そのすべてを、別々の絶頂で狂わせてやれば、あいつは自壊する」
全200話の物語。
黒ひげという宿命の敵、そして世界の根幹を揺るがす「最終局面」へ向けて、アルスの指先は、闇さえも蕩けさせる究極の「毒」を練り上げ始めていた。
「……待ってろ、ティーチ。……お前の『眠れない夜』。……俺が、終わることのない『絶頂の悪夢』に変えてやるよ」
【次回予告:新世界の激震。クロスギルドの介入。ミホークの剣気、クロコダイルの渇き。アルスの指先が、最強の剣士の『静謐』を乱し、砂漠の王を『湿った絶頂』へと引きずり下ろす】