その男、ギルド戦力につき~当方、ギルド職員。世界支配のために本日も残業中~   作:onakatarumi

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3章 第6話 毀れし刃は砥ぎで擦り減り

 アスト・リゥムは監査騎士団の修練場で大きくため息をついた。

 彼女一人きりである。

 ムクロ・スパルダはひとつの情報を残して去った後であった。

 

(できれば今日中に明確な協力の確約が欲しかったが、仕方ない)

 

 大陸世界を影から支配しているとも言える冒険者ギルドから、大陸世界最強とも目される男を引き抜こうというのだ。交渉が継続しているだけでも大したものであった。

 

 だが。あの男は気づいているのだろうかとアストは思う。

 以前のマルグリテの帰還を待っていた一時(ひととき)と、今回とは明確に状況が異なる。

 

 この修練場で、()()()()()()()()()()()()()()、ここは人払いがされている。

 

 これは貴族社会での文脈上、アストとムクロの間に既成事実が生まれたことを喧伝しているのに等しい。

 

 表向きムクロ・スパルダがステータス無しでレベル0のギルド職員である以上、誰もそこで二人が本当に鍛錬をしていたなどとは思わない。()()()()()()()()()()()()()のだろうが、と公然の秘密として受け取る。

 

(気付いていないのか、気付いたうえで素知らぬ顔をしているのか)

 

 どちらもあり得るとアストは考えた。マルグリテと引き合わせる前に、ムクロ・スパルダというギルド職員の動向調査を行ったのはアスト自身である。色事の経験に豊富であるのも、その機微に聡いことも窺えた。

 

 無能に過ぎるがゆえに、あちこちのギルド支部に飛ばされてばかりのろくでなし。ムクロ・スパルダの表面上の情報はそれに尽きた。

 だが、もう少し深掘りをすると彼がギルドの監査局員として詳細定かならぬも暗躍していることが見えてくる。

 そして、彼の周りで発生する、いくつもの死。

 もうひとつ蓋を開けてみれば。彼こそが冒険者ギルド最大の醜聞とも言える者、憲章違反のギルド戦力であったのだが。

 

 それを完全に暴き切れなかったのはアストの落ち度といえば落ち度だが、それだけムクロの表向きのろくでなしっぷりは堂に入ったものだった。

 

 アルノーの街にいる間だけでも口説いた相手、関係を持ったと思しき相手は枚挙に暇がない。ギルド受付嬢ピリィ、冒険者メルー、ヘカテ、ミッチェル、ほか諸々。

 

 その最後に上級冒険者ルナ・リングハートの名前があがったことには驚いたし、彼女がアルノー横流し事件の捕縛クエストに参加した後、ムクロと接触して行方不明となっていたことに関しては不審さしか無かった。

 

 実に怪しいその点については既に追求済みであると同時に解決済みでもあった。

 ルナ・リングハートは冒険者ギルドと諸々の交渉中であり、しばらく騒ぎにしないで欲しいという話が、帝国冒険者ブルッカの起こした事件の後、ムクロ抑留中に行われている。

 

 しかしルナを別にして、アルノーでムクロが関係を持ったと思しき女性の数は十指に余る。それまでも同様の調子で赴任した先々で過ごしていたようである。

 よくも今まで刺されていないものだと感心したくなる放蕩っぷりであった。

 

 そこでアストは、脳裏に浮かんだ刺すという言葉から、先程の模擬戦を思い返す。

 

 ゆっくりと、刺殺を擬して防具の上を滑らされたムクロの模擬剣。

 力強く掴み上げられた腕。

 近づいた顔と顔。

 今日、貴族的な文脈上で既成事実を作ることは目的のひとつであったし、それは果たされた。そして、()()()()()()()()()()()()()もまた、アストは覚悟していた。

 

(私ばかりが気を揉んで……屈辱だ)

 

 屈辱。身のうちにある火照りは屈辱だと自分に言い聞かせながら、アストは自らの身体をまさぐる。

 先ほどムクロに掴まれた腕、ムクロに模擬剣を当てられた腹、そして更にその先へと指を伸ばしかけ——アストはかぶりを振る。

 誰を想い、なにをしようとしているのだ、自分は。

 

 切り替えるためにアストは小さく呟く。

 

偽銀(ぎぎん)は銀にあらざれど銀より(しん)に世を映す」

 

 それはムクロから教えられた符牒であった。

 アストと、そしてマルグリテが真に重要な交渉を行いたいのであれば。特定の冒険者ギルド施設にてこの符牒を伝えろと彼は言った。

 

 ただし。その後に行われる会談では、一切のドロップアイテムを持ち込むことは許されないという警句とともに。

 

 一対となった『共有の書字版』——一方に書かれた内容がもう一方にも伝わる遠距離連絡用のドロップアイテム——を使えば、いくらでも秘したやりとりなど出来ようにとアストは思ったし、実際そう伝えもした。

 だが、ムクロは頑としてドロップアイテムを使ってのやりとりを認めなかった。

 

 その頑なさにアストは違和感を覚えつつ、いくつかの考察を巡らせ。

 とにかくこの情報を姫様のもとに届けようと、修練場を後にすることにした。

 

 先程までここにいた、アストの婚約者候補ムクロは、マルグリテ・セヴェリナがこそ求める相手なのだから。

 

◆ ◆ ◆

 

 一方、監査騎士団の詰所を辞したムクロは冒険者ギルドの秘密施設を訪れていた。

 

 道中では、アストから伝えられたマルグリテの想いのほどと、ムクロを取り込まんとする貴族文脈上での包囲網について考えていたが。それについては比較的すぐに結論が出ていた。

 

 充分に考えるに値する、良い提案だと。

 

 アストとの偽装結婚も、マルグリテが自身を愛人として望んでいることも、ムクロは大した問題ではないと考えていた。特にアストについては、愛が無い分だけ上手くいくだろうとすら。

 ()()()()()()()()()部分もあるにはあるが、ファラキアと相談したうえで早急に協力関係と情報共有の態勢を整えてしまおうと考えていた。

 

 当然、この世界の真実を話すことまで視野に入れている。

 『本物の魔法』の戦闘について、ただ一度見ただけで真実にまで辿り着いたマルグリテらの洞察力を前には、下手な隠し事よりも真実を(つまび)らかにしての相互利益を誘導したほうが余程良い。

 

 だが、ギルド施設内にてムクロが向かった先はファラキアの居室ではなかった。

 まず目指す先は、武器庫。

 

 その途上で、ムクロは奇妙なうめき声を聞いた。

 ギルドの施設内では最も開かれた場所、談話室の前で。

 

「うのぉぉぉぉ! 先輩が、先輩が寝取られるぅぅ!? 信じて送り出した先輩が知性と教養と国家権力と国家武力と国民的人気と端正な美貌程度しか持ってない女に! ついでに追加装備で緑髪デカパイ生真面目系素直になれない女子がついてくるだけの女に!? 筆頭愛人のレイテちゃんの元に菓子折りも持ってこないでさのぉぉぉぉぉ!!」

 

 見れば。レイテ・レノが自身の流墨(りゅうぼく)色の髪を振り乱しながら叫んでいた。

 その様子を他の者たち——ギルドの裏側を知りつつ、調査員や連絡員として働く非戦闘員の数人——が困ったように眺めている。

 

「なんだ、ありゃ……」

「あっ、ムクロ・スパルダ氏。良いところに」

 

 うちの一人が、ムクロの姿を認めて駆け寄ってきた。

 その声と駆け寄る仕草にムクロの中でひとつの記憶が蘇る。

 アルノー。ならず者の排除を行ったあの場所で連絡員を務めていた女だった。外套を無しに顔を見てみれば、少女と言っていい年頃である。

 

「レイテ・レノ氏が先程からあの調子で騒いでいまして。我々では手のつけようが無く……」

「わかった。対処する」

 

 ギルドの秘密施設内には、寛げる場所は殆どない。自室を除いてどこもかしこもが誰かの職場である。その数少ない例外である談話室で奇行を繰り広げられては困るだろう。

 それに純粋に、近頃は構ってやれなかったせいでレイテには精神が圧迫されている兆しもある。ムクロが近くにいるのにそれに気付いていないというのがその証拠だった。

 

 ()()()()()()()()()()な女であるレイテにムクロは声をかけた。

 

「レイテ。武器の新調に付き合ってくれ。お前の目利きが要る」

「先輩? 先輩!? 先輩! 先輩!! はい喜んで! 行きます! 駆けます! 飛んできます!」

 

 本当に空を飛びかねない勢いで駆け込んできたレイテを抱きとめてやりながら。ムクロは連れ立って武器庫へと向かった。

 

◆ ◆ ◆

 

 ギルドの秘密施設内には幾つか武器庫がある。

 ドロップアイテムの類を一切使わず、賢者ローゼンクロイツが残した技術を用いて作られた、地上産武装がおさめられた場所だ。

 

 その中でも、刀剣の類を収蔵した部屋にムクロとレイテはいた。

 人の出入りがあまりない場所ゆえか、そこは薄暗く、埃っぽかった。

 暗いのはともかく、埃っぽいのは武器の保管上いただけないとムクロは思い、あとでファラキアに進言しようと考える。

 

「で、新調って新武装ですか? レイテとお揃いの小剣二本持ちにしちゃいます?」

「いや。片刃剣を新品に交換するだけだ。ついでに何本か、投擲用の鉄針だな」

 

 いかな名刀をいかな名人が使おうと、使い続けば必ず刃が欠け、それを砥げば摩耗する。

 マルグリテなどが用いている様な、鉄塊じみた剣であれば大した影響はないだろうが、ムクロの振るう剛性と鋭さを兼ね備えた片刃剣のごときはその摩耗の積み重ねが戦闘中の致命に至りかねない。

 

 槍使いハスターとの戦闘を視野に入れた現在となれば、特に。

 過去に幾度も繰り広げられたハスターとの模擬戦において、ムクロの勝率は一割を切っている。五〇〇年の実戦を経てその差が縮まっていたとしても楽観は一切できなかった。

 

「投擲って、『物体投射』魔法用ですか? じゃあじゃあ! そっちをレイテとお揃いにしましょう!」

 

 レイテ・レノの奇抜な衣装。ダンジョン調と呼ばれる装飾過多なそれには、鉄で出来た小物が大量に吊るされている。それは飾りであると同時に、投擲用の武装でもあった。

 

「『身体強化』をかけた上での投擲にも使うんだ。普通に鉄針だよ。気休めだが防具にもなる」

 

 言いながら、ムクロは事務員服の袖の内側へと鉄針を仕込んでいく。腕にかかる若干の重み。あたかもそれはハスターとの戦いの可能性を見据えての、自身の不安の現れのようにムクロには感じられた。

 

 次いで、剣を選ぶ。ムクロ自身で選び何本か振ってみるがしっくり来なかった。

 そこで、レイテが一振りの片刃剣を持ってくる。

 

「これなんてどうです?」

「ほう?」

 

 レイテが持ってきたのはムクロがいま()いているものより刀身がやや長く、反りが深いものだった。

 

「なんでコレを選んだ?」

「なんとなくです。レイテ直感!」

 

 レイテの差し出した剣をムクロは受け取る。

 反りが深い片刃剣は、抜き打ちに際しては反りが浅いものよりも扱い難い。

 抜刀初撃の一撃で終わらせるには、多少不利。つまり、一撃決着には誤差の範囲ながら、向かない。

 

 一撃決着。確かにそれが理想である。だがグラウ相手にそれは成らなかった。ハスター相手には? ムクロの中で、未だ相対していない師との戦いの想定が無数に走る。——数手。レイテの持ってきた片刃剣のほうが、勝ち筋が多い。

 ムクロは剣を取り替えた。 

 

「こいつにしておこう」

「でも選んでおいてなんですけど。多少の頑丈さとかよりも、今の使い慣れた剣のほうが良いんじゃないですか?」

 

 小首を傾げるレイテ。ムクロは黙って新たな剣を抜き、数度振るう。ゆっくりと上下左右に。次いで素早く同じ動き。

 反りに従って先端が鋭く、細くなっている剣は以前のものより重心が手元に寄っているのが特徴だった。それをムクロは身体に馴染ませる。

 

()()()()()

 

 ムクロは事も無げに言った。これで一応、武装の新調については済んだことになる。若干迷ってから。ムクロは武器庫に一脚置かれた椅子に腰掛けた。

 

 レイテはと見れば、なにやら身体を小刻みに震わせていた。

 

「どうしたレイテ?」

「先輩の格好良さに打ち震えるレイテ・レノ図です」

 

 いつもの調子のレイテにムクロはふんと鼻をならし。それからやや真面目な声で呟いた。

 

「すまなかったな、レイテ。焼き菓子食わないで」

 

 それは先日の光景。レイテの作った焼き菓子に手をつけず、ルナ・リングハートにそのまま渡した行為に対する謝罪だった。

 あのときムクロは、自分の行為に何らの良心の呵責を覚えなかった。冗談めかしてレイテが流したこともあるが、それが()()()()()と後から振り返って気付いた。

 

「先輩っ!」

 

 感極まった様に。レイテは椅子に座ったムクロの、その更に上に座る。お互いに向き合う形で。

 

「そうですよ! アレには本当に傷ついたんですからね! 激怒レイテ丸です!」

「悪かった。本当にだ。許してくれ」

 

 ムクロの胸にレイテは頭を擦り付けながら、甘く怨じる。そんな彼女の流墨色の髪を手で梳いてやりながら、ムクロは謝る。

 

 ムクロは甘いものが好きではないが、それでもレイテが菓子を作れば必ず一口は食べ、感想を述べていた。出会ってからずっと。それを急にしなかったのだ。レイテだって傷つくし、ムクロにしてから自分の行為に違和感を覚える。——自身と他人の感情に対する、配慮の欠如。

 

 だからムクロにしては珍しく、素直に謝罪していた。

 

 その態度が、レイテの気を緩ませたのか。

 普段は胸の底で(おり)のように渦巻き、決して表には出ないものが、彼女の口の端から漏れる。

 

「ねえ先輩。これから二人でダンジョン行きません? 最新鋭の道具をしこたま抱えて」

「レイテ」

 

 その提案の意味するところを理解した上で。甘く。あくまで甘く、夢見るようにレイテは漏らした。欲望を。

 

「そしたら。そしたら。そしたらね、先輩。そしたら全部。ダンジョンの文明段階探知に引っかかって! ——ぜーんぶ終わり。ダンジョンがみーんな滅ぼしてくれる。この世界の人間全部。殺し尽くしてぶっ壊してくれる。このクソ掃き溜めを全部全部全部! 全部!!」

「レイテ。約束したろ」

 

 途中から。狂したような光を目に宿してレイテは叫ぶ。ムクロはあくまで穏やかにレイテを諭した。レイテ・レノはムクロと出会った最初から、世界の全てを憎んでいる。ギルド戦力が内に潜んだ、全てを壊し尽くしたいとの欲求を抱く、爆弾。まさしくの地雷のような女、レイテ・レノ。

 

 だが。ムクロはそれを承知している。承知して受け入れている。ダンジョンを憎む男ムクロ・スパルダは、ダンジョンが生み出した世界を憎む女レイテ・レノと、重ならずとも憎しみという一点で繋がっている。

 

「それはオレが死んだ後にしろ」

「はぁーい先輩」

 

 かつて交わし、何度も確認した()()を思い出させてやると。ほんの少し、拗ねてみせただけなのだと言うように、レイテはパタリと憎しみの奔出を止めた。

 普段のような甘い調子に戻る。

 

 否。普段よりも粘度の高い調子で囁く。

 

「ところで先輩。最近大変でしょう? 剣、()いでおいたほうが良いんじゃないですかぁ? 最近、全然砥いでないでしょ」

 

 レイテの手が、ムクロの内太ももをゆっくりと撫でる。何度も。何度も。

 それを無感動に受け入れながら、ムクロはレイテの頬にそっと触れた。指を優しく動かし、それは徐々に、レイテの唇をなぞる動きになる。「あっ」と小さく、レイテは喘いだ。

 

「砥ぎ過ぎると脆くなるんだよ」

「じゃあ、——鞘に収めておきますか?」

 

 ムクロの上に座ったレイテは、そのまま、足を大きく開く。自然、二人の腰と腰が密着する形となる。

 身体ごと、グッと近づいたレイテの顔。唇を撫ぜていた指でその顎をつかみ、ムクロは自分の口元に、レイテの唇を運ぶ。

 まさに。その寸前。

 

「レイテー? いるー? ファラキアから聞いたんだけど、私向きの剣が、ここ、に⋯⋯」

 

 武器庫の扉が開かれ、外から光が差し込むのと同時。ルナ・リングハートの間の抜けた声が武器庫の暗がりに響いた。

 湿った空気を撹拌するような明るい声は、途中で途切れる。

 

 椅子の上でもつれるムクロとレイテを目にして、ルナは目を見開くと口をパクパクさせて言葉を探し。そして何のひねりもない一言を選ぶ。

 

「なにやってるのよ! アンタたち!」

「空気読めよリングハート」

 

 レイテの側は、普段の明るい口調とは全く異なる本気の嫌悪を込めて小さく舌打ちした。

 だが、流石に続けるわけには行かないと思ったのか。仕方がなくといった様子でムクロの上から立ち退こうとする。

 

 その動きを強引にムクロが引き止めた。

 頭に回した手でレイテの顔を引き寄せると、その唇の中に舌を割り入れる。もう片方の手で細い腰を抱き、そのままお互いの身体を密着させる。

 

 意外そうに見開かれたレイテの瞳はすぐに潤む。感極まったようにムクロの背に両手を回して、事務員服を引き裂かんばかりに強く強くかき抱いた。

 

 レイテのダンジョン調の服の各所につけられた飾りが、小さく涼しげな音を鳴らせる。何度も。何度も。男と女の動きに合わせて。

 

 レイテの爆発を防ぐには、ここでお預けにしないほうが良いと踏んで。ムクロは行為を止めないこととした。

 

 目の前で繰り広げられる睦み合いに、一度は止めようとしたルナは唖然としていた。

 

 わななくルナに対して。強い視線で「去れ」とムクロは睨む。

 

 しばし呆然としていたルナはやがて。絡み合うムクロとレイテに対して汚物を見るような目を向けてから踵を返した。

 

 ルナ・リングハートの黄玉色の瞳に嫌悪が宿っていることに、意外と衝撃を受けていない自分を感じながら。

 

 

 ムクロ・スパルダはレイテ・レノを伽《とぎ》続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





=====作者からの連絡=====
次話『3章 第7話 想定せんとす矛の巣に』


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