ようこそ百合至上主義のハーレムへ   作:ド級のスランプ、ドスランプス

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文字に起こすとルールが長すぎる…


原作ちしーきに、告白しようと思ってる

『生徒のみなさんにご連絡いたします。先ほど全ての生徒宛に学校から連絡事項を記載したメールを送信いたしました。各自携帯を確認し、その指示に従ってください。また、メールが届いていない場合には、近くの教員に申し出てください。非常に重要な内容となっておりますので、確認漏れがないようにご注意ください。繰り返します──』

 

 

 

『間もなく特別試験を開始致します。各自指定された部屋に、指定された時間に集合してください。10分以上の遅刻をした者には、ペナルティを科す場合があります。本日18時までに2階204号室に集合してください。所要時間は20分程ですので、お手洗いなどを済ませた上、携帯をマナーモードか電源をオフにしてお越しください』

 

「ひよりんも来た?」

 

「ええ。……でも時間も集合場所も違いますね」

 

「なんだろ。グループ分けとかかな?」

 

「……出来れば優里さんと一緒が良かったのですが」

 

「嬉しいこと言ってくれるじゃ~ん。とりあえず夕飯早めに食べ行こっか」

 

 

 

「うわ、りゅー……えん。時間一緒だったんだね」

 

「クク、お前も来ると思ってたぜ? 虎居」

 

「? どういう……うわ」

 

 葛城君、神崎君(一之瀬さんのクラスの男子代表)、平田君、櫛田ちゃん。これにりゅーたんも合わせれば各クラスのリーダー陣勢ぞろいだね。……参加してない有栖ちゃんは当然として、なんで一之瀬さんはこのグループじゃないんだろうね? まさか他のグループに優秀な人を送り込もうというBクラスの担任の作戦……!? 

 

 

 

「では、今回の特別試験について説明する。既に他の生徒から聞いてるかもしれないが、この説明は義務付けられているからしっかり聞くように」

 

 ・試験開始当日、午前8時に学校から全生徒に向けてメールを送る。『優待者』に選ばれた者には同時にその旨を伝える。

 

 ・試験の日程は明日から4日後の午後9時までとする。なお、1日の完全自由日を挟むとする。

 

 ・1日に2度、グループだけで所定の時間及び部屋に集まり、1時間の話し合いを行うこと。

 

 ・1時間の過ごし方は各グループの自由とする。内容は生徒の自主性に委ねる。

 

 ・試験の解答は試験終了後、午後9時30分から午後10時までの30分とする。

 

 ・解答は、1人につき1回までとする。2回以上行った場合、学校側は受け付けない。

 

 ・解答は自分の携帯端末を使い、貼られたメールアドレスに送信すること。それ以外は一切受け付けない。

 

 ・『優待者』にはメールにて答えを送る権利が無い。

 

 ・自分が所属するグループ以外への解答は無効とする。

 

 ・試験結果については、最終日の午後11時、全生徒に向けてメールにて知らせる。

 

 ぐだぐだと長いけど要はグループに紛れ込んでる『優待者』を見つけましょうってこと。人狼ゲームって説明されてたけど割とそんな感じだね。まあ私はほぼやったことないけど。あれ、言う程楽しくなくない? 

 

 ついでにグループ名は干支になぞらえていてウチは辰。つまりあいうえお順の五番目の生徒が『優待者』である。……原作知識は反則だね。

 

 

 

 そんでこの試験結果の結果について──

 

 ・結果Ⅰ:グループ内で優待者及び優待者の所属するクラスメイトを除く全員の解答が正解していた場合。グループ全員に50万プライベートポイントを支給する。さらに、優待者には50万プライベートポイントが追加で支給される。

 

 ・結果Ⅱ:優待者及び所属するクラスメイトを除く全員の答えで、1人でも未回答や不正解があった場合、優待者には50万プライベートポイントを支給する。

 

 ・結果Ⅲ:優待者以外の者が、試験終了を待たず答えを学校に告げ正解していた場合。答えた生徒の所属クラスは50クラスポイントを得ると同時に、正解者に50万プライベートポイントを支給する。また、優待者を見抜かれたクラスは逆に50クラスポイントのマイナスを罰として課す。及び、この時点でグループの試験は終了となる。なお、優待者と同じクラスメイトが正解していた場合、答えを無効とし、試験は続行する。

 

 ・結果Ⅳ:優待者以外の者が、試験終了を待たず答えを学校に告げ不正解だった場合。答えを間違えた生徒が所属するクラスは50クラスポイントを失うペナルティ。優待者は50万プライベートポイントを得ると同時に、優待者の所属クラスは50クラスポイントを獲得するものとする。答えを間違えた時点でグループの試験は終了となる。なお、優待者と同じクラスメイトが不正解した場合、答えを無効とし受け付けない。

 

 ……うーん、長い。

 

 みんなで『優待者』を当てればご褒美、外せば罰則……てほどじゃないけど残念賞。これが結果1と2

 

 そんで1のご褒美を妨害するための結果が3と一応の4。

 

 長々と語られてるけど要は『優待者』を先に一人で当てればクラスポイントとご褒美ポイントゲットってこと。でも間違えるとペナルティだから下手に動けない。鬱陶しいルールだね。

 

 

 

 

 

 まあどれを狙いたいかって言われたら当然1か3。クラスポイントにあんまりこだわる必要のない今は1かな。というか50クラスポイントって5000プライベートポイントだよ。50万稼ごうと思ったら100ヶ月だよ。何回留年したらいいのよ。

 

 だからまあ、どう考えても全グループで結果1にしてしまうのが一番お得だと思う。でも多分Dクラスなんかは賛成してくれないよね。Aクラスは利害が一致するからいけると思う。Bクラスは……どうだろ。無人島試験で一位になった余裕があるからいけるかも。

 

 そんな中、我らがクラスのトップであるりゅーたんは大量の携帯端末と睨めっこしている。優待者の法則を炙り出すため。私が教えればいい? 流石に不審すぎるし根拠が無きゃ信じてもらえないでしょ。3人じゃまだ偶然の可能性あるしね。合ってるって分かるのは答えを知っているからなのです。

 

 ということで私も一緒に考えるフリをしてるのだけど……私の端末にメッセージが届いた。

 

「開けろ」

 

「はいはい」

 

 送り主は……軽井沢さん? 

 

「龍園、兎の優待者はDクラスの軽井沢さんだって」

 

「ほう? 兎のグループに居るのは……」

 

「はい名簿リスト」

 

「気が利くな」

 

「もっと褒めてもいいよ~」

 

 Cクラスの優待者には残念ながら友達は居なかった。まあちゃんと三人居たから公平性は担保されてると思う。でも優待者だけ追加で50万は羨ましいよ。というか一学年にこんなお金配って平気なの? 税金だよね? 

 

「どう? 分かりそう?」

 

「……どうせなら全グループの情報が欲しいな」

 

「そりゃそうだ。話し合いまで待ってみる? ボロ出す人が出るかもよ?」

 

「他のクラスが気付かなけりゃそれでいいんだがな」

 

「どうだろねぇ……一之瀬さんのとこなんかは自分のクラス全員分優待者把握してるだろうし」

 

 Aクラスは内部分裂中。Dクラスは軽井沢さんがいきなり私に相談してきた時点でお察し。いっそBクラスと組んで結果を……あれ? それでいいんじゃ? 

 

「りゅーたんりゅーたん、結果どれがいい?」

 

「そりゃ1か3だ。……だが好きに操作できるなら1だな」

 

「相変わらずプライベートポイント優先?」

 

「クラスポイントなんか稼いでも目付けられるだけだろ。よっぽど差が開いてりゃ別だがな」

 

「うーん……まあ確かにわざわざウチを狙い撃ちにするクラスは無いか」

 

 いや、Dは丁度いい相手として殴りに来るかも? でもまあ、それはもう仕方ないよね。

 

「よし、じゃあちょっと一之瀬さん呼んでくるね」

 

「……またロクでもねぇこと考え付いたな?」

 

 失礼だな。原作知識だよ。

 

 

 

「お待たせ虎居ちゃん……と龍園君」

 

「クク、そんな警戒すんなよ」

 

「一之瀬さん! 来てくれてありがとう」

 

「まあ私も行き詰ってたからね~。それで、何の用かな?」

 

「一之瀬さん……っていうかBクラスはどの結果を目指すのか聞いときたくって」

 

「うーん……結果3を狙いたいって子が多いんだよねぇ。やっぱり上のクラスに上がりたいってモチベは強いよ」

 

「まあそりゃそうだよねぇ。でもま、稼げても450クラスポイントでしょ?」

 

「何でその数字? ……なんて言っても意味ないよね~」

 

「お前も分かってるだろ一之瀬。俺と同じで、クラスの優待者を全員把握してるはずだからな」

 

「まあね」

 

 自分のクラス以外を全部当てて50×9。まあ流石にそれで自分のクラスが全く当てられないなんてことは無いだろうから、現実的には300ぐらい? 

 

「450稼いでもプライベートポイントにしたら45000でしょ? 50万稼ごうとしたら10ヶ月だよ」

 

「……結果1にしようってお誘いかにゃ?」

 

「せいかーい。結果1なら一クラスあたり……優待者ボーナス込みで2150万ポイント入るからね。この意味、分かる?」

 

「……好きなクラスに移動する権利のこと?」

 

「今度はハズレ~。退学を取り消す権利、2000万ポイントなんだよね。……興味を持ってくれたかな?」

 

「全部を結果1にする方法があるってこと?」

 

「うん……って言いたいところだけど、私一人じゃ無理かな。助けて? 帆波」

 

「よ、呼び方…コホン! 勿論。私にも得がありそうだしね」

 

 




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