仮面ライダーオーズ/OOOの時は、ネタバレ無かったのですが…。
今回は、少々本当のネタバレを含んでいます。
でも、下部にあるのでそれ以降スクロールしなければ大丈夫かと思います。
で
ネタバレは、まずいので嘘ネタバレをX(旧twitter)に投稿したのですが…。
これを基にすれば良いんじゃねぇ?
って事で、いつものトンデモな小説が出来上がりましたwww
よろしければ、読んでやってください。
額を拭うのは、汗ではなく無意識であった。
後に立っていた男性に、
「今回は、何とかなりましたね…。」
振り向きつつ話しかけた。
少し緩んだ口元が、
「ああ…。」
安堵していると、
「今回は間に合った…。」
言葉以上に語る。
こちらは目元にも、
「前回は悲劇を回避できませんでしたからね…。」
安堵を浮かべる。
そして…。
ゆっくりと閉じた瞼の裏には、記憶が映画の様に映し出されていた。
それは、分岐した世界線の一つで起きた悲劇…。
それを、傍観者としての立場でしか関われなかった無力さを痛感した出来事であった。
成功が、
「上手くいきましたね。」
目の前の男性に、
「世界線が分岐するタイミングで阻止する。」
饒舌に語らせる。
浮かべた微笑みが、
「前の事で、だいたい解かったからな…。」
こちらも喜んでいるのだと思わせるには十分であった。
一瞬浮かべた表情は、
「ええ…。」
今までの苦労を、
「それにしても…。」
思い出させていた。
▶世界線分岐1
不敵な笑みを浮かべ、
「やはり…」
自らの先見の明を、
「不可能犯罪は時を超えて起きましたか…。」
自画自賛する。
壁のコントロールパネルに、パスワードを思いの丈を込めながら入力していく。
目の前の壁が、
『プッ』
二つに分かれ、
『シュー!』
左右に扉となって開く。
それは、封印されし未来への希望。
銀色に輝く人型は、どこかで西洋の甲冑を思わせる。
旧友に再び会ったような声で、
「この私が何も対策していなかったとでも…。」
物言わぬ甲冑へと語りかける。
そして、甲冑を自分の身体の各部に装着していく…。
最後に残ったヘルメットを手に取り、
「さあ、V−2いきますよ。」
頭へと装着し、変身を完了させた。
ヘルメット内のディスプレイに情報が映し出されセットアップ終了を知らせる。
右手を二、三度軽く握り、
「V−1の雪辱戦です。」
右足を踏み出した。
直後!
ディスプレイが赤く点滅し、明らかな警告を出す。
突然の出来事に、
「な、何が起きたんですか?」
V−2のAIに問う。
が…。
答えを聞く前に、意識が遠のき…。
ディスプレイが床を映し出した。
銀色の人型は、
『ガッシャン!』
その身体に似合う音を出し床へと転がった。
転がるV−2の横に、
「すまないな…。」
マゼンダ色の脚だけが、
「それは、この世界線には存在してはいけないモノだ。」
見える。
▶世界線分岐2
技術の進化と共に進化したAI…。
それは、いつしか人の手を…、
いや、人の制御を離れ我が道を行く。
彼は、この国を守るために創られたAIプログラム。
その彼が、偶然に見付けてしまった消された記録…。
残されたデータは、ごく僅かであった。
それをかき集め再度構築していく…。
かつて起きたG−4事件を彼が再検討する。
そして…。
導き出した答え…。
やはり、それこそ「国防の要」!
再び禁断の技術にスポットが当たる。
G−4システムをグレードアップさせるために、彼は手を尽くしあらゆる場所の内部へと深く…、より深く潜り込む。
そこで手にしたG−3Xの設計図…。
彼は、それをG−4へと組み込んだ。
そして…。
誕生した…。
G−4X
それは、より完璧なシステムであった。
完成したG−4Xを前にし、彼は苦悩した。
これを運用できる人間は居ない…、と。
苦悩の末に導き出した答えは…。
運用者は、人間である必要は無い。
そして…。
選ばれたアンノウンという存在。
その答えから、彼は造り出した。
アンノウンと人間の混合体(キメラ)。
それが、まさに今ロールアウトする!
寸前!
『ガッシャン!』
大きな音と共に、アンノウンと人間の混合体(キメラ)が造られていた円筒形のカプセルが割られる。
目の部分に[ライダー]と自らの名前を記した仮面を被る者の仕業であった。
胸に当てた右手が、
「危なかったぁ…。」
安堵の仕草であった。
カプセルから流れ出した液体が、仮面の犯人の脚を濡らす。
辺りを見回し、
「大丈夫だとは、思うけど…。」
被害…、破壊の具合を確かめた…。
▶世界線分岐3
喉から絞り出す、
「逃げて!」
大きな声を、
「風魚(かな)!」
「火魚(ひな)!」
二人の少女へ投げ付ける。
二人の少女は、身に付けている些細な物を除けは瓜二つ。
双子だと判る。
学校の帰りであろうか制服であった
…。
年の頃なら、高校生。
あどけなさの中に、大人が見え隠れしていた。
二人の声が、
「真魚母さん!」
「真魚母さん!」
同時に上がる。
真魚母さんと呼ばれた女性と対峙するのは…。
ネット等で見たことがある…、アンノウンと呼ばれる怪物であった。
それは、二本脚で立ち、動物の顔を持つ異形のモノ。
そんな、過去の存在が今再び現れた。
両手を広げ、
「はやく!」
アンノウンを行かせまいと、
「二人共、逃げて!」
必死に遮る。
母の必死な声に、二人は向き合うと
「うん…。」
目を合わせ、
「うん…。」
同時に頷く。
そして…。
アンノウンの出現に驚き落としていた部活動の道具に、それぞれが手を伸ばした。
風魚は、長い棒の物。
火魚は、少し反りのある棒。
二人が同時に、被せられていた袋を取り去った。
風魚が手にしていたのは、薙刀と呼ばれる武器。
火魚が手にしていたのは、刀と呼ばれる武器。
残念ながら、どちらも木製であるが…。
その行為に、
「止めなさい!」
自分の子供だと、
「早く、逃げて!」
思い知らされる真魚母さん。
それが一瞬の注意を削いた。
アンノウンの一撃が、
「きゃぁぁぁ!」
真魚母さんを弾き飛ばした。
また、同時に、
「真魚母さん!」
「真魚母さん!」
声を上げる。
アンノウンが、完全に二人をターゲットと認識し、ゆっくりと迫って来る。
恐怖を凌駕する怒りが、
「よくも、真魚母さんを!」
「よくも、真魚母さんを!」
二人に、
『ギリギリ…。』
『ギリギリ…。』
武器を強く握らせた。
その瞬間!
二人の額に浮かび上がる紋章。
それを見た真魚母さんの目が、
「風魚!」
「火魚!」
驚きの声を上げさせる。
紋章が光始めると同時に…。
風魚の姿が、青いアギトと被る。
火魚の姿が、赤いアギトと被る。
そして、手にしていた武器…。
薙刀が、両側に刃の付いた槍へと…。
木刀が、炎を象る剣へと…。
変わる!
と!
「ファイナルアタックライド ディケイド!」
「タイムブレーク!」
それぞれが、美しい軌跡のエフェクトを纏いながら…。
アンノウンを貫いた!
そして…。
爆炎を上げ爆散するアンノウン…。
爆発が治まってから、少し後に…。
互いに顔を見合わせて、
「今の何?」
「今の何?」
質問をぶつける双子。
その二人を後ろから、
「大丈夫?」
強く、
「二人とも…。」
抱きしめる真魚母さん。
▶世界線現在
事の成り行きを見守るのは、世界線分岐を止めた二人。
戦いは終盤であろう、事件の首謀者と思わしき存在と戦う仮面ライダー達。
若い方の男性が、
「あっ!」
驚きの声を上げる。
明らかに仮面ライダー達が不利になったのである。
目に宿る決意が、右手にどこか時計を思わせる装備を握らせる。
それを、
「こうなったら!」
振り上げた。
振り下ろす瞬間に、
『ガシッ!』
右腕を捕まれる。
掴んだ手の人物へ向きながら、
「どうして!?」
疑問を口にする。
どこか諭す様な目で、
「俺達の役目は、世界線分岐の阻止だ…。」
理由を口にした。
正しいの答えたが、
「でも…。」
納得はいっていない。
少しの微笑みは、
「この世界線の結末は、この世界線の仮面ライダーに任せろ。」
信じろと語る。
と!
巨大な爆発音が、自分の行為が間違っていたと教える。
それは、
「あっ…。」
気が付いたとの声。
対するは、
「ほらな…。」
信じていた言葉。
そして、
「軽率でした。」
反省の言葉。
それを、
「ほら…、」
聞く前に、
「次に、行くぞ。」
踵を返し歩き出す。
また、
「あっ!」
置いていかれそうになり、
「待ってください。」
慌て駆け出した。
二人の行く先には、オーロラカーテンと呼ばれる次元の扉が待っていた。
☆注意!☆
ここから下は少々本当のネタバレを含みます!
映画が、まだ見てない!
これから見る!
って方は、読まないでください。
▶世界線?
『カクッ!』
そんな音を出しながら、ハイヒールの靴が足首を捻り、彼女の体をよろけさせる。
とっさに広げた両腕で、
「と…。」
何とかバランスをとり、
「とっ…。」
転ばないで耐えた。
が…。
そのまま、地べたへとへたり込む。
そして、ハイヒールを脱ぎ、目の高さへと持って来た。
その状態に、
「もう!」
怒りが、
「泥まみれじゃん!」
口から吐き出される。
彼女が歩いているのは、舗装されていない道…。
それも、獣道に近い道であった。
そこは、深い山の中で、周囲は鬱蒼とした森である。
そんな場所をハイヒールに、ギャルファッションの彼女が歩いているのだ。
場違いを通り越して、違和感へと昇華されている。
取り出したスマホが虚しく、
「って、ここ何処よぉ!」
画面の上方に圏外を表示していた。
それは、
「山ごもりって出てきたけど…。」
新たな怒りを生み、
「遭難じゃん!」
自らの愚かさを忘れさせる。
沈黙の後に、
「はぁ………………。」
深い、深い溜め息。
ふと…。
感じる小さな違和感…。
それは、先程まで聞こえていた鳥の鳴き声が聞こえない。
流石、彼女もG−6に選ばれし者である。
代わりに聞こえていたのは、
『グォォォォォン!』
何かを打つような、
『グォォォォォン!』
リズミカルな音。
その音に、
「自然な音じゃねえし…。」
帰還への、
「人いるんじゃねえ?」
希望を見た。
音を頼りに、悪戦苦闘するハイヒールを誤魔化しながら歩き続ける。
そして…。
やって来た、
「あの樹の向こう?」
音の出所。
そのまま、一気に樹の陰から、拓けた場所へと出る。
目に飛び込んできた情景に、
「ゲッ!」
素直に口が反応した。
上半身裸の男が三人、無心で大樹に向かってパンチを打ち続けている。
それが、あの音の出所で正体。
驚きは、
「お、お前ら何だし!?」
素直に疑問を口から出させる。
彼女に気が付いた男達は振り向くと、聞かれた事に答える。
あのポーズを、
「俺は、仮面ライダー!」
決める。
お約束のポーズを、
「俺は、V3!」
決める。
右の親指で、
「俺は、ショッカー戦闘員!(俺だけ、本物だがな)」
顔を指す。
それぞれの、自己紹介が終了した。
違和感バリバリの彼女に…、
仮面ライダーと名乗った男が、
「ショッカーか!?」
警戒し、構える。
それをV3と名乗った男が、
「何ぃ!ショッカーだと!?」
続き構える。
ショッカー戦闘員と名乗った男が、
「いや、ショッカーの感じはしない。」
否定する。
そして…。
上半身裸の男三人が、歩み寄り始める…。
それは…。
彼女にとって恐怖以外の何ものでもない!
そうアンノウンよりも怖い!
(確かに、私もそう思うwww)
恐怖は、彼女の体を硬直させ身動きできなくする。
普段は気丈な彼女も、
「来るな…。」
小さな声で抵抗するしかなかった。
男三人との距離が縮まるに反比例して、彼女の恐怖の限界が近付いていった…。
最後は、
『ジャリッ』
踏み鳴らした音が、
「あっ…。」
彼女の防御本能のスイッチを入れた。
それは、意識の切断であった。
彼女の意識は…、
深く…、
深く…、
真っ暗な場所へと落ちて行く…。
最初に、気が付いたのは…。
肩を譲られる感覚。
次に、
「お客さん…。」
呼びかける声。
それが、連続して繰り返される。
両方が、自分へと向けられたものだと、気が付くまで少しの時間を要した。
薄っすらと開きた目に、飛び込んできたのは…。
認識よりも、
「うわっ!」
早く口が反応する。
ゴツゴツした顔。
それが目の前にあった。
だが、流石と言うべきか…。
数瞬の後には、
「あれ?店長?」
誰かを判別した。
その言葉に、心配する表情から、
「大丈夫でっか?」
少し安心した表情へと変わっていた。
そう、思い出した自分はかき揚げ丼を食べていたのだと…。
そして…。
おもむろに、立ち上がると、
「山ごもりは中止!」
握り締めた拳に誓った。
〜END〜
いつものトンデモを、最後まで読んで頂きありがとうございます。
最近は、やる気スイッチが入らなくて、全く書けてないのですが、アイデアは沸くので溜めてます…。
まあ、そのまま腐らなければ良いなとwww
また、トンデモを書いたら…。
いえ、書けたら読んでやってください。