この最強の爆裂娘と2週目を! 作:四神水晶
俺はエリス教の教会にやってきた。
『エリスの胸はパッド入り』
俺はそう祈ると後ろから敵感知スキルに反応があった。
「クリス!ちょうどお前と会いたかった所⋯」
「カズマ君?前の事覚えてるからね?」
「⋯⋯すいません」
この呼び名は2度目だ。もう一度これをしたら殺されるかもしれない。
「まあ良いよ。今回はもしかして⋯⋯」
「その通り。神器の回収のために呼んだのさ」
この王都に来た理由を忘れてならない。
カツラギと神器の回収が目標だ。
「で?私をボク呼んだってことは君一人じゃ無理な理由があるんでしょ?」
そう。この神器回収には1つ大きな問題点がある。
⋯⋯ダクネスのアイアンクローを食らう羽目になる。
黙っておこう。
「保険ですよ。お頭がいたら安心なので」
「キミがそういう時って何か不味い時だと思うんだけど⋯⋯」
「大丈夫です。で、お頭に王宮にある神器を回収するのを手伝ってほしいんですよ」
「王宮にある神器?」
知らないか⋯⋯確か前の世界では知っていたが。
「身体を入れ替える神器ですよ」
「確かにそういった神器は行方不明だけど⋯⋯」
「俺を信じてください。よく俺の目を見てみろ」
「いつも通り濁った目をしてるよ」
ひでぇ。理不尽にも程があるだろ
「ま、カズマ君は信用してるから。前の世界でも一緒に奪ったんでしょ?なら同じように」
そう。同じように⋯⋯
「お頭、結構まずいかもしれない」
「どういうこと?!成功したんじゃないの?!」
俺はお頭に肩を掴まれた
「落ち着いてください。前の世界では魔王軍を退けた直後で王宮の気が抜けてただけで⋯⋯」
「ならその時まで待てば」
「⋯⋯仲間が怪しみます」
俺はしっかり『魔王を倒す!』と言ったからな。王都に居続けるほど怪しくなる。
今の時間制限はミツルギに合流するまで。
その後は直ぐに魔王討伐に進むことになるだろう。
「なら一体どうすれば⋯⋯」
何か簡単に侵入できれば⋯⋯テレポートか?けど王宮に入ったことのある人間とバレるよな⋯⋯
「強行突破しかないってことか?」
希望的観測をするとカツラギがいないことだけが救いか。
「このワイヤーでスパ◯ダーマンのように移動するのはどうだ?」
「確かにそれが一番名案かもね」
「じゃあいつ決行します?」
出来る限り警備が少ない日がいいが⋯⋯
「新月の日じゃない?暗くてバレにくいからね」
「確かにそうですね」
だとしたら新月は3日後。
その間居座るということになる。
「じゃあ3日後の夕方にエリス教会前に集合ってことで」
「了解です。お頭」
俺はクリスと予定を取り決めた後に王宮へと戻っていった。
俺が王宮に入ることにはもう夕方になっていた。
「戻ったぞ」
「おかえりなさい。カズマ」
めぐみんはこちらに歩み寄ってきた。
その後、キスをされた。
⋯⋯⋯。
「急すぎない?キスしますよとか言ってくれよ」
「本気でそう思ってます?」
このペースでは心臓が持たない。
何とかしないと⋯⋯
「と思っているんでしょう?」
「なんでわかるんだよ」
「愛の力ですかね⋯⋯」
何言ってんだこいつ。
「私はどんなカズマでも好きなので大丈夫ですよ?」
全肯定ヒロインだ⋯⋯地雷踏んだら爆裂魔法がとんでくるのは洒落にならないけど。
これ浮気したら死ぬんじゃないだろうか。いや死ぬ。
「で?作戦の日時は決まりましたか?」
あっけからんな態度をとる。男らしすぎだろ⋯⋯俺が女々しいのか?
取りあえず作戦の日時だけでも伝えよう。
「3日後の深夜になった。新月の日だ」
「なら私はアリバイとして二人でともにいたことにすればいいんですね。わかります」
不安だ。
「私の天才的な頭脳に任せてください!」
無い胸を張った。
不安だ。本当に。
自信満々なパーティーメンバーほど不安になるものはない。何ていうパーティーにいたんだ。俺は。
「ま、まあ任せるよ⋯⋯」
「何の話ししているんだ?」
サトウが後ろから現れた。
「⋯⋯俺達、二人で帰れたら結婚しようって話」
「それ死亡フラグだろ」
「カズマ?!その話本当ですか?!」
めぐみんは喜々して体を乗り出す。
軽いジョークなつもりだったんだが⋯⋯結構本気かもしれない。
「多分本気」
「多分って⋯⋯カズマはヘタレですね」
「こっちまで口撃が当たるんだけど」
サトウはそう口に漏らした。
「まあ、俺もお前の事をヘタレだと思うよ」
「ですが⋯⋯言質は取りましたよ?カズマ」
つまり恋人から婚約者に格上げだ。
はっきりいって文字状の関係性の変化は激しいのに全くもって俺達の関係が変わっていない。
「結局キスまでしかしてないよな」
「え?お前らセッ◯スしてないの?」
隠せよ。R18になるだろ。
「してませんよ。帰ったらします」
めぐみんさん、その通りなんですけど人前で言うことですかね?
「ふーん⋯⋯え?マジで?」
「ほらな。サトウから煽られ⋯⋯」
「お前ら本当にまだシた事ないのか?」
「「はい」」
この返答にサトウは驚いた表情をしていた。
「もうとっくに終わってたと思ってた⋯⋯」
そんな事はない。いつやるんだよ。そりゃ確かに一緒に宿に泊まってた時もあったが⋯⋯これわかんねぇな。
「お兄様と先輩様、めぐみ様も。何を話されているのですか?」
アイリスがこの会話に入るのは不味い気がする。特にクレアに殺される⋯⋯
「あー、今はこの二人の性事⋯⋯」
「「あー!」」
俺とめぐみんは声をかぶせて誤魔化した。
「せいじ?政治のことですか?なら前の街では政治家を⋯⋯」
チャンスだ。これでごまかすことができる!勝ったな。ガハハ!
「その通り。俺達は政治家だったの⋯⋯」
「ですが政治家に、タカハシ様や、めぐみ様という名前は聞いたことないのですが⋯⋯」
⋯⋯⋯⋯。
終わった。
「本当に申し訳ございませんでした!」
土下座した。
「タカハシさん⋯⋯嘘は良くないですよ?」
俺はレインに呼び出され、説教された。
「けど⋯⋯優しい嘘だったんですよ。」
「それはあなたが面倒にに思っただけでしょう?」
何言い返せない⋯⋯
「内容聞きます?」
「え?」
「俺とめぐみんの性事情」
この話を聞いたとレインは途端に顔を赤く染めながら聞いてきた。
「なんでそんな話したんですか!」
何も言い返せない⋯⋯
この俺は思考を回転させた。
⋯⋯冷静に考えたらサトウのせいだな。
「サトウが俺達の事をセッ◯スしてると思ってたからです」
「や、やっぱりタカハシ様はもうめぐみ様と⋯⋯」
「してないです」
まだヤってない。確かに俺とめぐみんはラブラブに見えるが⋯⋯
「そ、そうなんですね〜」
絶対信じてない!
「本当ですって!今からでもめぐみんを呼べば分かります!」
「わかりましたから!」
絶対分かってないと思った俺はしっかりとめぐみんと共に誤解を解いたのであった。
次の日。
「今日からカツラギを探そうと思う」
俺は皆にそう告げた。何がアクアが呟いた。
「あの⋯⋯カツラギじゃなくてミツルギだと思うの」
「それであいつはアクアの事が好きだ」
「そうですね」
直ぐにめぐみんは肯定する。
「ねぇ、それ初耳なんですけど。私は確かに美人なのは否定しないけど、運は悪めなのよ?」
「大丈夫。前の世界のアクアはもっと酷かったから」
「一体前の世界では何があったのだ⋯⋯」
まさかの貧乏神とは思わなかったな⋯⋯俺一人で転生したほうが良かったんじゃないかな⋯⋯
「なら取りあえずギルドに行ってみるのはどうだ?」
サトウはそうソファに寝転がりながら⋯⋯
「おい、サトウは行かないのか?」
「俺には王女様との遊び相手という仕事があるから」
の返答にめぐみんは淡々と否定した。
「そんなので許されるわけが⋯⋯」
「俺が許そう」
「カズマ?!本当に良いのですか?!あれは駄目なやつです!」
「おい、俺を駄目な奴と言うな。めぐみよりかはマシな気がするんだが」
それに関しては何とも言えないが1つだけ言えることがある。
「俺は妹の為ならサボってもいいと思うんだ」
「そんなきれいな目をしていっても許されませんよ?!」
「まあまあ⋯⋯たまにはサトウにも休息が必要なんじゃないかしら?」
まずこの動き自体魔王を倒すために急いで行動しているからな⋯⋯
「だそうだ。めぐみん」
「納得いきません」
不満をたれながらも行動を開始した。
王都の冒険者ギルド。
まとみんが旧友と会ったり、前の世界で見た顔があり、初対面の反応を見たい所もあるが、本題はここじゃない。俺は早速カウンターに近づいた。
「お姉さん⋯⋯ミツルギはこの王都にいるか?」
「ええっと⋯⋯ミツルギさんは今、任務中でして⋯⋯」
なるほど?なら帰ってきた時に話せば⋯⋯
「帰ってくるのは1週間後までの予定で⋯⋯」
⋯⋯え?
「1日でも1時間でもなく?」
「はい。1週間です」
「本当に?」
「1週間です」
面倒なことになってきた⋯⋯つまり1週間はこの王都に居なければならない。
「⋯⋯お姉さん、ミツルギがやってきたらこの紙を渡してくれませんか?」
そう言って封筒を渡す。
「え?もしかしてあなたたちは⋯⋯」
ライバルとバレてしまったか?ただ俺はスキルで圧勝しただけだし⋯⋯
「BLですか?!」
「違います」
アクアから直筆で書いてもらった手紙だからだろう。
このアクアの女々しい文字が勘違いさせてしまったようだ。、
多分元の世界のアクアはできないよな。⋯⋯へんなことこの才能でなんとかなったかもしれんが。
「会いたいな⋯⋯」
「大丈夫ですか?」
「だい上手さ。また会えるからな」
そう思いながら、仲間を連れて冒険者ギルドを後にした。
ということで俺達は暇になってしまった。
「俺達は適当に王都を歩こうかな⋯⋯」
俺とめぐみんは王都を観光。
アクア達は先に王宮に帰ることになった。
サトウが何やらかすか不安⋯⋯確かに気持ちはわかる。
そんなこともあり、俺達は魔道具店にやってきていた。
店内を見ると、(ウィズの店とは大きく違い)普通な商品がならんでいた。
「いらっしゃいませ!」
魔道具店って掛け声があるのだろうか⋯⋯
「2名様ご来店です」
その掛け声はラーメン屋だろ。これも日本文化が中途半端に伝わったのが原因かもしれない。
「結局特に欲しいものはなかったな」
「ウィズの店は値段が高かったり、使い道が分からないものがあるだけで性能は良いですからね」
その値段が初心者の街には厳しすぎるだよな⋯⋯
「帰るか。王宮に」
「何もしてないのは不満なのですが⋯⋯仕方ありませんね」
俺達が王宮に戻った時にはサトウは正座していた。
一体何やらかしたんだか。
そう思いながら通り過ぎようとしたら
「先輩!助けてくれ!」
その刹那、近くに居たクレアとレインの目線があった。
ヤバい目をしている。
逃げよう。
「先輩の薄情者〜!」
どう考えても自業自得だったのだろう。
サトウカズマはクールに去るぜ⋯⋯
ただ課題として目標がきまったはいいものの待ちが長い。そんなことを思いつつ、銀髪盗賊団の本格的な一歩に、踏み出す日となった。
ギリギリ一ヶ月だ…⋯⋯
(投稿頻度が)終わりだよこの作品。
次は早めに書き始めます。
俺はガチで小説を書くぞ!