赤き血の英雄、悪を穿つ。   作:ただねこ

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明後日から遠出があるので、執筆ができません。ご理解のほどよろしくお願いします。


7話

「今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイト、そしてもう1人の3人体制で見ることになった」

「ハーイ!何するんですか!?」

「災害水難なんでもござれ、人命救助(レスキュー)訓練だ」

 

レスキューか……俺の個性は特に……殺傷力が高い。爆豪とも同じようなものだが、爆豪よりもデメリットが大きすぎる。長時間の運用は向いていない。……どうしたものか。

 

ざわついたのを相澤先生が鎮め、今回のコスチュームの着用は各自の判断で構わないと説明し、バスへ乗った。飯田が空回ったが。

 

「私思ったことをなんでも言っちゃうの緑谷ちゃん」

「あ!?ハイ!?蛙吹さん!!」

「梅雨ちゃんと呼んで」

 

……やっぱみんなウキウキしてんな。まあ訓練とはいえ、個性を使えるんだし楽しくはあるか。

全能感に見を包まれるというのは、悪い感覚ではない。人にできないことが、自分にできる。自分だけのものだからこそ、これは"個性"と名付けられた。

 

(……緑谷の個性……か)

 

蛙吹がオールマイトに似ていると言っていた通り、系統としては強化系、超パワーに属する。……まあ、オールマイトとは似ても似つかないものだが。

 

「派手で強えっつったら、爆豪と轟と渡我だよな!」

「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気でなさそ」

「んだとコラ出すわ!!」

「ほら」

 

うん、あの言動さえどうにかなれば1位なれるんじゃないかな。

 

「もう着くぞ、いい加減にしとけよ……」

 

 

・・・・・

 

 

「すっげーーー!!USJかよ!?!?」

 

「水難事故、土砂災害、火事……etc。あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名もウソの(U)災害や(S)事故(J)ルーム!!」

 

ほんとにUSJだった。名前危なくないか?

 

「えー始める前にお小言を1つ2つ……3つ……4つ……」

 

増えた。

 

「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は「ブラックホール」。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」

 

そしてそれを活用し、人を吸い寄せて救助を行っているヒーローだ。ただ……

 

「簡単に人を殺せるチカラです。皆さんの中にもそういう個性をお持ちの方がいるでしょう」

 

爆豪……上鳴……芦戸……挙げるだけでキリがない。なんなら俺もそうだ。死にそうなのは自分もだが、あまりに殺害特化すぎる。対敵想定だけど。

 

「超人社会は”個性”の使用を資格制にし厳しく規制することで、一見成り立っているようには見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せる”いきすぎた個性”を個々が持っているということを忘れないでください」

 

相澤先生のテストで自身の可能性を。

 

オールマイトの訓練で自身の危険性を知った。

 

というわけで、ここでは自身の個性がどうやって人を助けられるか知ろう、ということでの救助訓練だったというわけか。よく出来てる。

 

「そんじゃあまずは…………?」

 

……相澤先生?

 

「先生、どうかしま」

 

「ひとかたまりになって動くな!!!」

 

「!?」

「え、入試みたいにもう始まってるパターンか?」

「13号、生徒を」

「わかってます!」

「……嘘だろ」

「全員動くな!!アレは──」

 

 

 

 

 

 

 

敵だ

 

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