【あんスタRTA】一般生徒による学院最速支援記録   作:あんスタの民

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アンケートの者です…。
よければコメントで感想聞かせてください。自分で書いてて普通にこれでいいのか…?
ってなるんですよね。

基本的に投稿は週1ペースになると思います。


真白友也にとってのホモ

俺には二人の幼馴染がいる。

 

茂四家と創だ。

 

二人とも、小学生の頃からずっと一緒にいる大切な友達。

 

創は穏やかで優しい。

少し心配性で、ちょっとどんくさいところもあるから、放っておけない。

 

荷物を忘れたり、転んだり、プリントをぐしゃぐしゃにしたり。

そういうところを見ると、つい世話を焼きたくなる。

 

もう一人は、茂四家。

 

こいつも小学校からの付き合いだけど、成績は俺や創よりずっと良かった。

勉強を教えるのもうまくて、中学のテスト前には、よく三人で集まって勉強していた。

 

創が途中で眠そうになって俺が問題に詰まって、その度に茂四家が淡々と解説してくれる。

そんな時間が結構好きだった。

 

……まぁ。

 

本人には絶対言わないけど、

そこそこ仲は良い……と思う。

 

たぶん。

 

いや、幼馴染なんだから悪くはないはずだ。

ただ、茂四家って昔から表情が硬いんだ。

 

笑ってるのか、怒ってるのか、悲しいのか。

ぱっと見じゃ全然分からない。

 

創なんか最初の頃、「茂四家くん、怒ってるの……?」って毎回ビクビクしてたくらいだ。

 

でも。

 

九年も一緒に学校へ通っていると、なんとなく分かるようになる。

今ちょっと機嫌がいいとか。

あ、これ呆れてるなとか。

今のは多分、笑ってる。

 

……本当にちょっとだけど。

 

例えば、創がまた何か忘れ物をした時。

 

「ご、ごめんなさい……」って慌てる創を見て、茂四家は小さくため息を吐く。

でもその後、何も言わずに予備のシャーペンを差し出す。

 

そういうところ、たぶん優しい。

すごく分かりづらいけど。

 

中学二年の頃、女子に「茂四家くんって怖いよね」って言われてるのを聞いたことがある。

まぁ、気持ちは分かる。

 

背も高いし、目つきも鋭いし、あんまり喋らないし。

 

でも実際は、創が転ばないよう歩幅を合わせたり、俺が苦手な数学を重点的に教えてくれたりする奴だ。

……まぁ、

その辺を説明するのもなんか違う気がして、俺は適当に笑って誤魔化したけど。

 

そんな二人と、俺は同じ高校を受験した夢ノ咲学院。

 

アイドル養成で有名な学校。

 

もちろん俺はアイドル科志望で、創も同じ。

だけど茂四家だけは普通科を選んだ。

 

「なんで普通科なんだよ?」って聞いた時も、

 

『別に』

 

って返されただけだった。

 

本当にこいつ、肝心なこと喋らないんだよな……。

 

それでも三人で同じ高校に通えることが、俺はすごく嬉しかった。

中学の卒業前、周りでは進路の話ばかりだった。

 

「別の学校になっちゃうね」とか、「もう会えなくなるかも」とか。

そんな話を聞くたびに、少しだけ不安になった。

 

当たり前だけど、ずっと一緒だった奴らと、これから先も同じ場所にいる保証なんてない。

 

だから。

 

創と。

茂四家と。

 

また同じ学校へ通えるって決まった時、ちょっとだけ奇跡みたいだと思った。

夢ノ咲学院は簡単に入れる学校じゃない。

特にアイドル科は倍率も高いし、実技試験もある。

正直、俺一人だったら落ちてたかもしれない。

 

創だってそうだ。

 

俺は平均的、創は少し成績が良い。

でも、飛び抜けてる訳じゃない。

 

だから、合格できた理由を考えると、やっぱり茂四家の存在が大きかったんだと思う。

 

試験前、三人で集まって勉強した。

創がノートをまとめて、俺が問題集を解いて、茂四家が解説する。

いつも通りの光景。

 

でも、今思えば、あの時間が俺達を夢ノ咲へ連れてきてくれたんだ。

茂四家は昔から教えるのが上手かった。

 

問題の答えだけじゃなくて、「なんでそうなるのか」を説明してくれる。

創なんか途中から完全に感心しちゃって、

 

「茂四家くんって先生みたい」とか言ってた。

 

すると茂四家は、少しだけ目を細めて、『創は覚えるの遅いからな』なんて言う。

 

一見ひどい言い方だけど、その後ちゃんと創が理解するまで付き合う辺り、なんだかんだ面倒見がいい。

本人に自覚はないんだろうけど。

 

合格発表の日も、茂四家はいつも通りだった。

俺と創が騒いでる横で、静かに掲示板を見て。

 

それから、『……良かったな』

って、短く言っただけ。

 

でも、あの時。

 

ほんの少しだけ、口元が緩んでた気がした。

 

いや、九年も一緒にいるんだから、それくらい分かる。

創は泣きそうになってるし、俺も正直かなり嬉しくて。

気づいたら三人で、校門の前まで歩いてた。

 

春だった。

 

風が強くて、創の髪がぐちゃぐちゃになって。

俺が笑ったら、創がむくれて。

その横を、茂四家が静かに歩いていた。

 

あぁ。

 

高校に入っても、こういう毎日が続くんだって。

 

その時の俺は、疑いもしなかった。

真白君視点要ります?

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