「あたしの指先が弾き出すのは、宇宙世紀100年の歴史を貫く、ただ一筋の鉄の熱だけ」

宇宙世紀0088年。グリプス戦役の戦火が消えぬまま、歴史は「第一次ネオ・ジオン抗争」へと加速する。
だが、公式年表の空白に、記録されることのなかった「計画」が存在した。

小惑星基地アクシズ。その最下層に広がるのは、次世代ニュータイプ研究区画――通称「学園都市」。
そこで最強の能力者として調整された少女、エルピー・プル。
彼女の指先から放たれる電磁加速質量弾(レールガン)は、あらゆるMSの装甲を紙細工のように貫き、戦場を、そして因果を書き換えていく。

だが、その力の裏側には、軍部の狂気と、二万体に及ぶクローン「プルシリーズ」の絶望が隠されていた。

「お姉様……。私たち『スペア』は、一回の実験で消費されるために作られたのです」

システムに縛られ、ただの「部品」として死んでいく自分たちの影。
それを救うのは、理屈(演算)を拳で粉砕する「システムの破壊者」――ジュドー・アーシタか。
あるいは、全ての攻撃を「反射」する最強の象徴――ハマーン・カーンか。

やがて少女が手にする「物理槍(ジャベリン)」が、100年後の未来(Vガンダム)において「ビーム・シールドを貫く唯一の希望」として制式採用されるに至る、語られざる宇宙世紀の真実。

科学(サイコミュ)と魔術(ジオニズム)が交差する時、エルピー・プルの物語は動き出す――。
  電撃使い(エレクトロマスター)()
  炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ
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