——先に言っておく。あたしは、そんなに強くない。

宇宙世紀0088年、小惑星基地アクシズ。ニュータイプ候補生のあたし、エルピー・プルは、指先から放つ電撃(エレクトロマスター)で基地の治安を守る「治安維持局(ジャッジメント)」のお仕事中。年上なのになぜかあたしを「お姉さま」と慕う暴走系・キャラ先輩と、天才オペレーター・ミリィと一緒に、今日も平和な(?)日々を送っていた。

——そんなある日。あたしは、妹を探しに来たエゥーゴの潜入者・ジュドーを、こっそり匿うことに。そして知ってしまう。基地の地下深くで眠る、あたしと寸分違わぬ顔をした「妹達」=プル・シリーズの存在を。

力なき者を蝕む『幻想御手(レベルアッパー)』。妹達を兵器に変えようとする陰謀。冷たい瞳の最初の妹・プルツーの、「姉さん、わたしを止めて」という声。

「みんなの心を道具にする奴も、妹達を部品にしようとする奴も——絶対に、絶対に許さないんだから」

これは、最強の電撃姫(エレクトロマスター)が、指先ひとつで宇宙世紀の歴史さえ撃ち抜き、たった一人の家族も見捨てない物語。
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