結構過酷な個性社会を生きる   作:エタるマーン!

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今回展開の都合上短めです
後OFA霊夢はともかくヴィランデクの扱いに困りきってます
誰か助けてください
誰だよこんな原作改変ねじ込んだやつ……作者じゃん


その英雄の名は/その力の継承者

 

【何だこの謎空間】

 

 

 

 

 

結構過酷な個性社会を生きる

 

 

 

 

 

 

『さぁ今日も元気にヒーローネームを考えていきましょう』

 

【前回の最後とか気がかりなことはあるが……その前にヒーローネームってなんだ?】

 

『文字通りヒーローとしての活動名だよ。コードネームともいえるね』

 

[ああなるほど。ヒーローの活動に匿名性とエンタメ性を持たせるためのものなのね]

 

『そゆこと。そんで今私たちは職場体験先で使う自分自身のヒーローネームを考える時間なんだよね』

 

〘職場体験?〙

 

『現役ヒーローの事務所に行って見学兼お仕事体験をさせてもらうのさ。そのためには仕事場で使う名前が必要になってくるってわけ』

 

【なるほどな。それで霊夢はどんなヒーローネームにするつもりなんだ?】

 

『ここは入力の早さを考慮して「ほも」でいきま[やめなさい]はい』

 

〘でも実際私たち、というか霊夢が使ったことのある名前って多いよな。エージェント890、V、P-3、キンボール大統領、管理人……〙

 

【色んな世界で戦ってきた痕跡だな】

 

『だがしかーし!それらは所詮過去の遺物に過ぎない!ならばこの世界における新たな名前を考えるべきだと思わんかね?』

 

[まあそれもそうね。ヒーローらしく、そして霊夢らしい名前でも考えるとしましょうか]

 

〘といっても何がいいか……オールクラフトとかどうだ?〙

 

【まんまオールマイトのパクリじゃねえか。まあでも実際後継者になったわけだし本人も許してくれるか?】

 

『でもなーんかもうちょい私たちらしさがほしいな』

 

[じゃあ「Ghost Nightmare」なんてどうかしら]

 

〘ゴーストナイトメア……悪夢の亡霊ってとこか〙

 

『ヒーローが着けるにはちょいとダーク寄りだけど、ヴィランにとっての悪夢ってのは確かに私たちには合ってるかもね』

 

【しかもこれなら亡()と悪()()()になるな】

 

『ホントだ。まさかこれも計算済みで?』

 

[ふふ、それだけじゃないわよ。この二単語のイニシャルをつなげるとどうなるかしら]

 

『GとN……あっ!なるほど「G.Nチャンネル」か!いやはやトリプルミーニングとは恐れ入った』

 

〘流石はお姉様だな〙

 

『よしっ、提出してこよ』

 

【みんな各々色んな名前を出していってるな】

 

[個性、自分の名前、憧れ。名前には意味が宿るものよね]

 

〘まあ本名そのままのやつもいるみたいだけどな〙

 

『本人たちがいいって言ってるならいいんじゃない?実際この面子は原作でもそうだったわけだし。……爆豪以外は』

 

【原作だとどんなだったんだ?】

 

『ストーリー後半に名前を叫ぶ激アツ展開だったんだけど……この感じだとそれは期待できないかな』

 

[「バクゴー」……別に悪くはないわよね]

 

『無難だけどね。まあ今考えるべきはそんなことじゃない。職場体験先を決めないと』

 

〘確か一位を取ったお前のとこには指名がだいぶ来てたよな〙

 

『そうだけど、今回行くところは実質一択だよ』

 

【誰のところなんだ?】

 

『無名のヒーロー「グラントリノ」……かつてオールマイトを指導したこともあるベテランさ』

 

[その言い方的に「老いぼれを見たら生き残りだと」って感じかしらね]

 

『そうだね。強さも指導力も上澄みだ。そこも体験先に決めた理由の一つだね』

 

〘それ以外にもあるのか?〙

 

『原作主人公をなぞってる……というよりかは、ここで原作の流れに乗らないと最悪死人が出るからだね』

 

【死人……またヴィラン連合絡みか?】

 

『今回のメインはそっちじゃないけどね。でも同等の危険度だと考えてもらっていいよ。それに加えて今回はあっち側に主人公もいるし……はぁ』

 

[過酷なハードモードって感じね]

 

〘それでもここまで来たらやるしかないか〙

 

『主人公不在の影響は大きいからね。少しでも軌道修正はしていかないと』

 

【じゃあ今回の目標は「グラントリノの指導の下より戦闘経験を積むこと」と「死者が出るレベルの事件の発生を食い止めること」の二つでいいんだな?】

 

『そうなるね。グラントリノのところでなるべく「ワン・フォー・オール」の扱いを慣らしておいて、それを実践で活かす感じの見通しでいるよ』

 

[今回は変なアクシデントが起こらないといいわね]

 

『そう願ってるけど……まあ十中八九起きるよね』

 

〘その心は?〙

 

『あっちに「緑谷出久」がいるから。彼は力と精神性だけで勝ち上がっていった主人公じゃない。冷静な分析力も兼ね備えてる。それが敵に回ったらどうなるかはわかるでしょ?』

 

【こちらにとって最悪の、あっちにとっての最善手を打ってくるだろうな】

 

『だから最悪それにも対応しなきゃいけない。いくら新しい力を手に入れたからって油断はできない状況だよ』

 

[一歩間違えれば詰みが近づく盤面……いつもとは違う空気感の中での戦いになるわね]

 

『今までも散々言ってきたけど、それでもこの世界に来たからにはやるしかない。諦めるっていう選択肢はないよ』

 

〘結構過酷な戦いになりそうだな〙

 

『なに、過酷な世界なんていくつも乗り越えてきたんだ。今回だって行けるはずだよ、私たちならね』

 

【がんばれよ、霊夢。お前ならどんな敵相手だろうと負ける気はないだろ?】

 

『それはもちろんなんだけど……』

 

[何かまずい相手でもいるの?]

 

『今回もクラスメイトの闇堕ちイベントがあります』

 

〘序盤だけだとは思うが敵より味方のほうが厄介ってどういうことだよ〙

 

 

 

 

 

「誰だ君は!」

『博麗霊夢改めゴースト・ナイトメアです!』

「そうか!お前が例の!」

『はいそうです!』

 

 

【この人がグラントリノ……パット見は普通の爺さんだな】

 

[でもどこか底知れなさはあるわね。ただボケてるわけじゃなさそうよ]

 

〘なあ、そっち(現実)を実況するのもいいけど、今私たちが見なきゃいけないのはこっち(精神世界)なんじゃないか?〙

 

【あー……ついに触れるか?それに】

 

[霊夢は気付いてないみたいだったから流してたけれど……]

 

〘どうせここからは地味な修行パートだろ?だったらこの人らに話を聞いた方がいいんじゃないか?なあ、あんたらはどう思う?〙

 

「……正直僕たちも驚いているよ。まさか九代目の中に僕たちと同じような存在がいるとはね」

 

【同じかどうかはわからないが……多分別物だぜ?】

 

[私たちは独立した「実況メンバー」だけど、あなたたちはそうでもないみたいだしね]

 

〘とりあえずあんたがそっちの代表的な人物ってことでいいのか?〙

 

「……ああ。僕は死柄木与一。オール・フォー・ワンの最初の持ち主だ」

 

 

 

【なるほどな。個性に宿った意思、いや遺志。それがあんたらの正体か】

 

「本来はここまで流暢なやり取りができるような状態じゃなかったはずなんだけどね。これもまた君たちの特異性によるものなのかな」

 

[特異性……まあ私たちはとびきり特殊なケースよね]

 

〘そもそもこの世界の人間じゃないしな〙

 

「この世界の人間じゃない……?それは一体どういう……」

 

【こっちの事情もある程度話しとくか】

 

 

 

「……なるほど。君たちのことはよくわかったよ。そしてこのままでは僕の兄さんが世界を壊してしまうこともね」

 

[「兄さん」?]

 

「僕の兄さん……オール・フォー・ワンは世界を支配するような魔王になることを目標にしているんだ。僕たち継承者はそれを止めるために戦ってきた」

 

〘そいつが私たちにとっても倒すべき相手か〙

 

【ワン・フォー・オールを継いだ者としても、私たちが課した目標を叶えるためにも、そいつがラスボスになるんだろうな】

 

[でもこの辺りの情報くらいなら霊夢も持ってそうね]

 

「限定的な未来がわかる力、だったかな。彼女ともいずれ面と向かって会話ができるといいな」

 

【どんな反応するんだろうな、あいつ】

 

[新たな力と引き換えに得た新たな厄ネタ……天秤がどちらに傾くかね]

 

〘うっああかうっああ以外か、それが問題だ〙

 

「それより君たちは彼女の下にいなくてもいいのかい?」

 

【まあただの修行パートくらいなら私たちがいなくてもどうにかなるだろ】

 

[一応確認には行っておきましょうか]

 

〘えっと?今霊夢は……〙

 

 

「あいつが例のか」

『そうですね。出やがったな脳無』

 

 

【なんかやばそうだな】

 

[急に話が進みすぎじゃないかしら]

 

〘時間軸のズレでも起きたか?〙

 

「……君たちは九代目のところに行ってあげてよ。僕たちは見守ってるから」

 

【悪いな、与一。代わりと言っちゃなんだが、私たちがその魔王ってのを倒してやるよ】

 

「……その言葉、覚えておくよ」

 

 

 

【今大丈夫そうか?霊夢】

 

『これが大丈夫に見える!?バッチバチに脳無と殴り合ってるんだけど!?』

 

[平常運転で安心したわ。修行の成果も出てるみたいだし]

 

〘あの化け物相手に完封とは恐れ入る。中々に強くなったみたいだな〙

 

『そりゃグラントリノにゴリッゴリにしごかれれば多少はね!ていうかどこ行ってたのさ!?』

 

【ちょっと野暮用にな。それよりこれからどう動くんだ?こいつら(脳無)の討伐か?】

 

『いいや違う。「ヒーロー殺し」の相手にいくよ』

 

[「ヒーロー殺し」?]

 

『動機とかは省くけど、ようはオールマイト過激派のヒーロー専門の殺し屋さ。ちなみにこいつのせいでプロヒーローの飯田の兄が復帰不能レベルの重症を負わされてるよ』

 

〘てことはそれが飯田の闇堕ちフラグか〙

 

『そういうこと!ってなわけで……』

 

 

『こんにちはヒーロー殺し!』

「っ!?……ハァ、増援か」

「博霊くん!?何故ここに!」

『ちょいと救援にね。にしても中々手酷くやられてるな』

 

 

『セーフ!飯田死亡展開は回避できた!』

 

【わりとギリギリじゃなかったか?】

 

『死んでなければ問題無(モーマンタイ)!それより問題は……』

 

 

「お前も俺を邪魔するか……」

『悪いけどこっちもこっちでお前を止める理由がある。だから……かかってこいよ、ステイン

「いい目だ……ならば相手になってやろう」

 

 

『というところで今回ちょっと短いけど次回はステイン戦だよっとうおぅ!?

 

[毎回毎回戦闘開始直後に次回予告するのどうにかしなさいよ]

 

『キリがいいのがここだからね!そんじゃ、早めにまったのーう!』

 

 

 

「さあ、僕たちも動き始めようか」

「俺はあいつが無様を晒すならなんでもいい。とっととやるぞ」

 




魔理沙たちのOFAの扱いはこんな感じの謎の同居人(?)スタイルでいきます
霊夢のOFAの扱いについては次回描写予定です
今後の展開が雑になる予感しかしていない作者に愛の手(感想)をください
……マジでどうしよ
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