結構過酷な個性社会を生きる 作:エタるマーン!
あれは嘘だ
……という冗談はさておきちょっとアトミックでハートな世界に出てきた「あいつ」を当作品に登場させるために劇場版展開を挟みます
この映画の環境があまりにも都合がいいのでね
『その謎技術なんなのさ』
劇場版:結構過酷な個性社会を生きる
「Atomic Hero Hearts」
『
【そのセリフは……まさか同志P-3!?】
[いやでもここ一応ソ連じゃなくて日本……じゃなさそうね]
〘現在位置は飛行機の機内……なんだ?呑気に旅行でもしてるのか?〙
『まあそんな感じかな。今私たちは個性研究用の巨大人工都市「I・アイランド」に向かっているよ』
【人工都市?なんでまたそんなところに】
『そこで個性の技術博覧会「I・エキスポ」が開催されて、なおかつオールマイトがそれに招待されたからそれの付き添いだね』
[イベントへの参加……なんというか、随分と平和的な話ね]
〘どうせそのエキスポ中に要人を暗殺しろとか言うんだろ〙
『エージェント890は只今休業中です。まあここに来た理由はその内わかるさ』
【にしてもなんでオールマイトはお前を付き添い人に?】
『私がOFAの継承者だからだね。後はまあこのエキスポ自体が個性技術の最先端、つまりはヒーローコスチュームに流用できる部分もあるからとか、個人的に自分の友人に会ってみてほしいみたいな動機もあるみたいだよ』
[あのオールマイトの知り合い……前会ったのは刑事さんだったけど、今回わざわざこの場所で会うってことはその人は研究者なのかしら]
『その中でもトップクラスの天才さ。ノーベル賞を取れるレベルの人材にしてオールマイトのコスチュームを全て手掛けている、武ではなく知の方面での化け物だよ』
〘そんなすごい人物に簡単に会えるのか?〙
『まあ本来ここには機密保持の関係上招待がないと入れないけど、今回は客として呼ばれてるから大丈夫さ』
【開示された情報だけでもすごい場所だってことがわかるな。実際どんな景色が広がってるんだろうな】
[それこそあの世界のソ連みたいな近未来じみた感じかしらね]
『さあ、どうかな。それじゃあ行ってみようか。I・アイランドに!』
『グッモーニンI・アイランド!』
【これはなんというか……霊夢じゃないがテーマパークに来たみたいだな】
〘アトラクション的なものの多そうね〙
『I・エキスポは一般客も来られる一大イベントだからね。ゲストを楽しませるためのものもたくさんあるよ』
〘まあこっちはそれどころじゃないんだけどな〙
【オールマイトに引き寄せられるようにして人混みが発生してるな】
『うぐぐ……脱出するぞ「浮遊」!』
[それは前回も使ってた個性ね。どういう効果なの?]
『浮かぶだけだよ。まあ他のと組み合わせることで真価を発揮するタイプだね』
〘「飛行」じゃないからこれ単体じゃ空中戦もしずらさそうだしな〙
『まあ今はそんなことは置いておいて、今回の目的を果たしにいこう』
【オールマイトの古い友人に会う、だったか。待ち合わせ場所はここで合って……ん?】
[何か弾むような音が……って誰かこっちに近づいてきてるわね]
〘あれは……メカっぽいけどホッピングか?〙
【でも乗ってるやつこっちよりちょい上くらいの年の女の子だぞ?とてもじゃないがオールマイトの昔からの友人には見えない】
「マイトおじ様ー!」
「おお!メリッサ!元気そうで何よりだ!」
『んじゃ紹介しておこうか。彼女はメリッサ・シールド。オールマイトの友人の娘さ』
[ああなるほど。案内役ってことね]
〘いや、そうでもないみたいだぞ。なんかパパにはサプライズで呼んだとか言ってるし〙
『彼女なりの忙しくしている父親への気遣いってやつだね。それじゃあ立ち話もほどほどに、本当の目的地に向かうとしますか』
「私がぁ!再会の感動に震えながら来たぁ!」
「俊の……オールマイト!?」
【サプライズは成功したみたいだな】
『だね。この人がオールマイトの親友デヴィット・シールドさんだよ』
[一見普通の男性って感じね]
『実際精神性は普通というか良くも悪くも人間らしい人って感じだと思うよ。だからあんなことになったんだしね』
〘……?何かあったのか?〙
『あったというか起きるというか……まあそれは置いといて一旦退出しようか』
【久しぶりの再会だ。積もる話もあるだろうしな】
『それにメリッサさんがI・エキスポを案内してくれるみたいだしね。今はプレオープンの期間だから人も少ないはずだよ』
[それはいいわね。せっかくの機会なんだし楽しみましょうか]
〘(霊夢の発言的にここで何かあるのは確定っぽいしな……)〙
『(それは後で説明するよ)』
〘(こいつ……脳内に直接……!ファミチキください)〙
『(当店では取扱しておりません)』
【遊んでないではよ行くぞ】
「そういえば、君のことはなんて呼べばいいかな博霊さん?霊夢ちゃん?」
『そうだな……霊夢でいいよ。一番呼ばれ慣れてるんだ』
「じゃあ私のこともメリッサでいいから。それじゃあ改めて、I・エキスポを案内するわ」
〘このパビリオンの内容すげえな〙
[この世界は現実とそう変わらない文明レベルだと思っていたけれど……見直す必要がありそうね]
『ここが最先端とはいえ技術的にはちょっとだけ未来的なのがこの世界だからね。にしてもここのはよりすごいけど』
【この感じだとどっかにR.E.E.F.みたいなのもいそうだな】
『あいつを見つけたら真っ先に破壊します』
[使い方を間違えなければ有用だと思うけどね]
『私から大統領の座を奪ったあいつだけは許さん!』
〘その権限を譲渡したのはお前だぞ〙
『何のことだかさっぱり記憶にございません』
「あら、もしかして博霊さんですか?」
【ん?この声は……】
『ここでご対面か。まあ原作通りだね』
『やあ、八百万。それに麗日に耳郎も。こんなところで会うとはね』
「ほんとにそうだよ!まさか博霊さんもここに来てたなんて」
「まあ博霊ならそういうツテを持ってても不思議じゃなさそうだけどね」
『実際そんなところだから何も言えないね。そっちは八百万の付き添いかな?』
「そんなとこ。ちなみにそっちの人は……」
「メリッサよ。よろしくね、霊夢のクラスメイトさんたち。せっかくだし、カフェでお茶しません?」
[そういえば八百万はお嬢様だったわね]
〘金持ちはそういうツテを持ってるってことか〙
『それを言ったら私たちもオールマイトっていうどでかいコネを持ってるわけだけどね』
【にしてももしかしてこの感じ……】
「お待たせしました、ご注文の品になります」
『ありがとね、上鳴。それに峰田も』
「よお博霊!奇遇だな!」
【やっぱいるよな他のメンツも】
[今度はこの二人……何気に二人とも私たちに縁があるわね]
『そういえばそうだね。さっきの女子たちとはあんまり関わりがないけど』
〘この二人は臨時のバイトで来てたのか〙
『私欲マシマシでだけどね』
「そこのお姉さん。もうちょいで休憩時間なんで俺たちとお茶でも「何を油を売っているんだ君たちー!」……っひ!?」
【今度は飯田か】
『彼はヒーローの家の出だからね。そういうところにも招待状が届くんだよ』
[理屈はわかったけど、これってもしかして……あら?]
〘今の爆発音は……もしかしなくてもあいつだな〙
「クリアタイム16秒!新記録です!」
「……こんなもんか」
「やるじゃねえか爆豪!」
「こんなん本物に比べりゃ大したことねえよ」
【爆豪に切島……クラスメイトの遭遇率高すぎだろ】
[……なんとなく察したわ。この状況、
『そうそうあれだよあれ。いつもとは違う舞台。そこに”偶然”集まるいつものメンバー。そこで起こるのは……』
〘
「……なんだ。博霊たちも来てたのか」
【轟までいるのか……ここ最近の主要メンバー揃い踏みだな】
[……あれ?轟は家の都合でしょうけど、爆豪と切島はどうやってここに来たのかしら。別にわざわざバイトするような性格でもなさそうだけど]
『あー……それはですね』
「切島さんたちはどうやってここに?」
「ああ、俺は博霊にチケット譲ってもらったっていう爆豪の付き添いで来たんだ」
「博霊がわざわざ爆豪にチケットを?」
『ああ、体育祭優勝者の分のをね。私はもう別方面からもらってたのがあったから、準優勝者の爆豪に渡したってわけ』
〘それで本音は?〙
「爆豪いないと原作崩壊の可能性があるので強引に押し付けました」
【なんというか、そうなると爆豪も哀れだな】
[本当にね。せっかくそれらしい感情を向けてる相手からもらったプレゼントが舞台装置作りのためだなんて]
『ん?なんか言った?』
[いいえ。ただ人に頼るにしても頼り方をもう少し考えなさいよ]
『でも多少丸くなったとはいえ爆豪の性格的にただ頼むだけじゃ駄目だろうし……』
〘まあその考えも間違っちゃいないんだが……もう少し他人に意識を向けたほうがいいぞ〙
『……? まあそれはともかく、これで全員揃ったね。んじゃフラグ立てのために私もあのアトラクションやってみようかなっと』
【アトラクションっていうと、さっき爆豪とか轟がやってた仮想ヴィラン退治のミニゲームみたいなのか】
『そそ、これをやっておくことで後々回収できるものがあるからね。そんじゃ……やってやりますか』
「レディ……ゴー!」
『まずはOFAでいきますかッ!』
[タイムアタックなのに様子見でいいの?]
『これ使ってるのを見せるのが重要なんでね。まあそれでも全滅はめんどいんで……』
『仕込み黒縄ッ!』
『これで横着します』
〘このせいでフラグ立たなかったらどうすんだ?〙
『多分大丈夫っしょ。最悪あれがなくてもどうにかはなる……いやなるか?』
【雲行きが怪しくなってきたな】
[本当に大丈夫なのよね……?]
『大丈夫です続行します。このまま上手くいけば……』
「霊夢。ちょっと私につきあってもらえないかな」
『メリッサからこのセリフが出たのでフラグ回収は成功です』
〘そのセリフだと正規の挙動じゃないみたいに聞こえるが〙
『ガッツリ
【それがこのアカデミーのメリッサ個人の研究室にあると】
[どんなものがもらえるかしらね]
〘ここの感じからして最新技術がふんだんに使われたアイテムっぽさそうだが〙
「はいこれ。前にマイトおじ様を参考に作ったの」
『はいこれがそのサポートアイテム、フルガントレットになります』
【効果は?】
『なんと!三回までOFAを全力で撃っても反動が来ません!』
[OFAの反動って確かこの前期末試験で腕がボロボロになってたやつよね]
〘オールマイトの本気レベルのやつを撃つとああなるって話だったが……〙
『これがあればその即死とはいかずとも重症レベルの反動がなくなります』
【でもそれってOFAの全力で対抗しなきゃいけない相手が出るってことだよな?】
『まあそりゃ劇場版ボスだしね。それ相応の格は保ってもらわなきゃ』
「どうかしら。あなたの助けになりそう?」
『ああ、もちろんさ。大助かりだよ。……こんなものをもらっておいて悪いんだけど、もう一つ質問をしていいかな』
「いいわよ。何かしら」
[どうしたの?霊夢。これをもらったことで目的は果たしたじゃないの]
『確かに原作ではこれをもらうだけの場面だった。だけど私が密かに求めていたものがここにはある可能性がある!』
〘なんなんだよそれは〙
『見てればわかるさ』
『ここのサポートアイテムの中に、人工知能搭載のグローブなんかはない?簡単なものでいいんだけど』
「人工知能搭載のグローブ?うーん……あ、そういえばそんなものがこの辺りに……うん、これはどう?AIが周囲の不審人物をスキャンしてくれるように設定したものなのだけど……」
『……うん。いいね。これはもらっても問題ないか?』
「別にいいわよ。そこまで凝った技術で作られてるものでもないし、なによりあなたのようなヒーローのためになるなら大歓迎よ」
【本当にヒーローの助けになりたいっていう気持ちが強いんだな、メリッサさんは。ところでお前はそんな善意を踏みにじって何をしている?】
『ここをこうして……スキルポイント割り振って……いよっし起動した!』
[ちょっと待ってこの見た目にそのものを引き寄せる能力……まさかそれは]
『そうっ!あの世界での私の頼れる相棒チャールズ君です』
〘おい待てなんであんなオーバーテクノロジーが再現できてるんだ〙
『まあ実際のところは私のスキルツリーを利用してそれらしく取り繕ってるだけだよ。能力だけ使えるハリボテみたいなものかな』
【それでも有用なのは間違いないな。フロストバイトもマステレキネシスも、十分この世界で通用するスキルだ】
『さて、そんじゃお値段以上の貰い物がもらえたところで実はとっくに遅れているパーティ会場へ向かいましょう』
[パーティって確かさっきみんなで集まろうって言ってたやつよね?]
『それにチャールズ二世君のせいですっかり遅刻です。だから急いで向かわないと』
〘さっきから電話もなってるしな〙
「遅かったじゃないか!博霊くん!」
『ごめんごめん。ちょっと手間取ってね。それより全員揃っているものだと思ってたけど爆豪と切島は?』
「まだ来ていないみたいなんですの。連絡も付かなくて……」
『ドレススーツに着替えてパーティ会場入り……の前にまだ全員集まってないみたいですね。あんれえ?おっかしいなあ』
【お前これがわかってて遅れても余裕だったんだろ】
『何のことだかさっぱりだなあ……さあて、そろそろ来るな?』
「I・アイランド管理システムよりお知らせします」
[これは……なんとも嫌な雰囲気のする放送ね]
〘厳重警戒モード……爆発物……警備システムの暴走とも見て取れるな〙
『今回もあっちの世界とある意味同じさ。システムを掌握されただけだよ。この島の世界最大規模の監獄と同等の警備システムをね』
【おいおい、それってかなりまずい状況なんじゃないのか?】
『オールマイトも動けないレベルの一大事だね。でもメタ的にいえば、だからこそ私たちプロではない学生の見せ場が作れる』
[ここからが劇場版の本領発揮ってわけね]
『さて、それじゃあ次回はこの事態の犯人をボコしに行くよ』
〘劇場版レベルの相手となると中々に手強そうだな〙
『今の私のレベルを確かめるにはちょうどいいさ。そんじゃ後半に続くってことで、まったのーう』
劇場版をやろうとしたら一話じゃ収まりきらなさそうだったので前後編になったでござる
最悪中編が挟まることも留意してほしいでござる
いやマジで今回ほぼ話進んでないな?作者がしたかったこともチャールズ二世ゲットくらいしか書けてないし
小粋な話術で誤魔化せてるからセーフ、か?(んなわけねえだろ)
まあ次回はちゃんとチャールズ込みの戦闘がある……はずです
読者の皆様につきましては感想投下と共にお待ち下さい(傲慢)
相手が霊夢の恋愛描写はぶっちゃけあり?(成就の可能性はほぼないものとする)
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あり
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なし
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作者の好きなようにやれ
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なんなら原作キャラの脳を焼きまくれ