結構過酷な個性社会を生きる   作:エタるマーン!

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なんか日間27位になっているのを確認した上、感想で推定新規さんが入ってくれてるっぽいのがわかったので続きを投稿します
投稿した続きがこんなのでいいのか……?


善と悪の分岐点

 

『ほぼ無双ゲーじゃんこれ』

 

 

 

 

 

結構過酷な個性社会を生きる

 

 

 

 

 

 

『さぁ今日も元気に襲撃してきたヴィラン共をぶちのめしていきましょう』

 

【確か前回はマスキュラーを倒して洸汰君を救出したところまでだったな】

 

[それで霊夢は今何をしてるの?]

 

『相澤先生から戦闘許可が出たから今全力で飛び回ってる』

 

〘さっきまでのは許可なしだったのかよ〙

 

『後付けで許可でたからへーきへーき』

 

【てか今通りすがりになんか殴り飛ばさなかったか?】

 

『マスタードっていうヴィランだよ。ガスを発生させる個性持ちだけどそんなもん突っ切ればいいし広範囲にデバフ撒いてたから速攻で潰した』

 

[なんとも哀れね]

 

『ヴィランになってる時点でかける慈悲などなーい!……とは言い切れないのがヒロアカの世界観なんだけども』

 

〘じゃあさっきのも?〙

 

『あいつは別にいいや』

 

【雑すぎんだろ】

 

『だって深堀りとかも特になかったポっと出ポっと退場の敵だし……』

 

[それで?今は何をしに移動してるの?]

 

『原作で狙われてた爆豪たちの救出かな。後対常闇用にあの個性がほしい』

 

〘すごい!霊夢がちゃんとチャートを組んで動いてる!〙

 

『ぶっ飛ばすぞお前』

 

【実際ここまでほぼ行き当たりばったりだったお前とは思えない動きだな。さっきどっか打ったか?】

 

『私は正常だよ。……今回の襲撃、原作通りなら連合の中心メンバー、つまりデクたちは出てこない。だから敵の動きが原作通りで読みやすいんだよ』

 

[だからそれ用のチャートを組んで対応ができる。そういうことね]

 

『ぶっちゃけさっきのマスキュラー戦が一番キツイ部分だしね。ここからはダイジェストってわけ』

 

【だからといって油断はするなよ?散々言われてきただろ?】

 

『わかってるって。まあとりあえずは……』

 

 

『テメェは死んどけ異常肉愛者!』

「なっ!?」

「博霊!?」

 

 

『ほいっと撃破完了!』

 

[あっけないわね]

 

『こいつはそこそこ強いんだけどね。いかんせんこの速度を乗せたOFAの不意打ちが強すぎる』

 

〘まああの爆豪と轟が苦戦してたみたいだしな〙

 

【それを瞬殺か。お前も強くなったな】

 

『こっから先は結構過酷なんかじゃない!……とは言い切れないけども、楽になるのは確かだろうね』

 

 

『……ってわけで常闇の黒影(ダークシャドウ)鎮めるの手伝ってもらえる?』

「それは構わねえが……」

「テメェはどうすんだ?」

『私はもうちょい飛び回ってみんなを救助でもしてこようかな』

 

 

『まあそんなことする気ないけどね』

 

【シンプルにひどいな】

 

〘これがヒーロー志望の姿か?〙

 

『うるさいうるさーい!私は目的さえ果たせればそれでいいんだよ!』

 

[もうこうなるとヴィランと変わらないわね]

 

『やってることが正義だからいいでしょ。さあて常闇救出も終わったし次は何をしようかね』

 

 

「すまない……恩に着る」

「助かった、博霊」

『別に礼を言われるようなことじゃないよ。……おい、そこにいるやつ出てこいよ』

 

「……バレちゃいました。では……血、吸わせてください」

 

 

【こいつは……】

 

[確か路地裏で会った……!]

 

『トガヒミコ。こいつもヴィランだね。まあせっかく会ったんだ』

 

 

『ここでお縄に付かせてやるよ!』

「おい待て博霊!」

『みんなは先行ってて!』

 

 

『こんなやつ一瞬で勝負が着くしねッ!』

 

〘いくら動きが早かろうが補足が困難だろうが広範囲に伸ばした黒鞭なら問題ないしな〙

 

『そういうこと!さあてそんじゃ適当に気絶させた後縛り付けて……』

 

 

「……見つけたよ?博麗ちゃん」

 

 

『……は?』

 

 

 

 

 

 

「ようこそ、博霊さん。僕たちのヴィラン連合に」

 

 

『は?……は?』

 

【おい何があった?】

 

『わからない……ただ私たちはトガヒミコを制圧しようとして……そうかッ!Mr.か!』

 

[なんなのよMr.って]

 

『くそっ!完全にハメられた!てかあいつらの狙い私かよ!』

 

〘どういうことかさっぱりだ。霊夢、説明を頼む〙

 

『この襲撃の目的は雄英、ひいてはヒーロー陣営の社会的評価にヒビを入れること。そのために襲撃された、そして生徒が誘拐されたという事実を作りに来てた』

 

【前者は襲撃に来た時点で成功。後者も霊夢を拉致れた時点で達成か】

 

[でもなんで霊夢が狙われたの?]

 

『そりゃ私がヒーロー志望じゃないからだろうね。あのショッピングモールで会った時から既に標的は定めてたってわけか』

 

〘なるほどな。本格的な勧誘、そして意味深に言ってた「次」がこれか〙

 

『本当に面倒なことになった。原作との乖離とかいうレベルの話じゃない。もう予想もつかないしチャートなんてあったもんじゃない!』

 

【結局今回も油断してたってわけか。原作知識に頼りすぎるっていう形でな】

 

『ああそうだよ!全部私が悪いんだ!マスキュラーの言動!体育祭での爆豪の言動の変化!何よりMr.への警戒のなさ!この状況は全部私が招いたことだ!』

 

[過ぎたことを悔いてもしょうがないわ。大事なのはこれからどうするかよ]

 

『これから……どうしようね』

 

〘おいノープランかよ〙

 

『正直相手の出方を見たい。今この世界における「林間合宿編」そして「神野区の悪夢編」の情報が、私たちには少なすぎる』

 

【情報がない中で最善の行動を選び取る必要がある……いつもとは違う状況だな】

 

『だからマージで何をすればいいかわっかんねってのが本音だよ。もうこっからオリチャー走ろっかなって考えるくらいには』

 

〘事前情報なしのオリチャーはそれこそ無理ゲーだろ〙

 

『じゃあもうここからどうすればいいんだよ!私にできることなんてないに等しいぞ!?』

 

【……とりあえずあっちの話でも聞いてみるか】

 

[そうね。今は少しでも情報を、ってね]

 

〘諦めるにはまだ早いぞ、霊夢〙

 

『……そうだね。今できることを一歩ずつ、だ』

 

 

『無理矢理の連れ込みは条例違反じゃないかな』

「ヴィランにそんなお硬いことを期待されても困るよ。それよりも、君に見てほしいものがあるんだ」

 

 

【これは……謝罪会見か】

 

[先生たちが、ヒーローが理不尽に責め立てられる社会。歪んでいるといえば歪んでいるわね]

 

〘まあこいつらが言いたいこともわからんでもないな〙

 

『要するに「この世界は間違ってるから一回デストロイ&クリエイトしようぜ!」ってことだね。大体原作と同じで、明らかに見据えている未来が違う』

 

【というと?】

 

『破壊の先にあるものを見据えている。それを成したのはデクだろうね。ある意味ここでも主人公をしているわけだ』

 

 

「でもこんな僕たちの主張なんて、君には関係ないよね。君にはヒーローもヴィランも関係ない目的がある。そのためにたまたまヒーロー側についてるに過ぎない。だから……」

「そのヒーロー側につく理由ってのを、ぶっ壊すことにしたんだよ!」

 

 

[どういうこと?]

 

『まさかこいつら……』

 

 

「ほら、こいつを見ろよ」

「すいません。〇〇放送局の者です。実はこちらに匿名で送られてきた映像があるのですが……」

 

 

〘おい、これって……〙

 

【こいつら、こんなもんまで……!】

 

 

『オラッ!とっとと死ねぇ!』

『その薄汚え血をよこせや!』

『私に勝てるかよバーカ!』

 

 

[これは霊夢のヴィジランテ活動中の……]

 

『要するに私の罪の公開ってわけか。なるほどね。これはもう雄英には戻れなさそうだ』

 

 

「さて、そういうわけだ」

「ここで改めて言おうか。博麗霊夢、ヴィラン連合に入る気はない?」

 

 

〘……これはもう実質一択じゃないか?〙

 

[別にこっちのルートでも目的達成はできるのよね?]

 

【おいお前ら!】

 

『……そうだね。もう私たちに正義を名乗る資格はなくなった。ならここからは……ヴィラン(悪役)として動こうじゃないか

 

【本当にそれでいいのかよ霊夢。私たちは今までヒーローとして……】

 

『ああ。これでも正義側の人間としてやってきたさ。それで人を助けられて、気分がよかったのも事実だ。でももう終わりなんだよ。私たちの名声はもう世間的には悪に堕ちた。今さら戻れないんだよ』

 

[世界を自分たちの好きなようにする……いいじゃない。それで目的が達成できるなら、問題なんてないも同然よ]

 

〘それに何にも縛られずに自由に動けるしな。最悪個人で動けばいいだろ〙

 

【……そっちに行くんだな、霊夢】

 

『ああ。私たちはもう、ヒーロー(英雄)じゃない』

 

 

『ああ、いいよ。なってやろうじゃないか、ヴィランに』

「……歓迎するよ。ね、弔君」

「精々いい働きをしてくれよ?」

『いい働き?ああしてやるさ。なると決めたら目指すはトップだ。全員踏み台にして上に行く。そういうもんだろ?()()

 

「……ああ。その通りさ。君にも野心があるようだね。下手をすれば僕にすら及ぶ程の野心が……!」

 

『この際だ、宣言しておこうか。()()()()()()()()()。お前じゃない』

「ほう……?なら超えてみるといい。若手に先を譲るのが先代の務めだ」

 

 

『思ってないことをペラペラと。よく言うよ』

 

【こいつがラスボスの魔王……オール・フォー・ワンか】

 

[ここからは完全に未知の世界になるわね]

 

〘それでもやってやるんだろ?霊夢〙

 

『ああ。ヴィランになっても目指すべき目的は変わらない。世界の崩壊を防ぐ。それさえ達成できるなら、私は悪に堕ちようじゃないか』

 

【完全にしたやられた形で、だがな】

 

『それでも私はやられたら必ずやり返してやる質さ。絶対に目のもの見せてやる。そんなわけで次回から、「結構過酷な世界で生きる:ヴィラン編」が始まるよ』

 

[果たしてどんな結末になるやら]

 

『なるようになるし、求めるようにするさ。そんじゃ、まったのーう』

 




『ここからはメタ的な話になるけど、作者は完全にノープランでこの回を書いたから最悪消される可能性があるよ』

【曰く「原作の要素を鑑みた結果こうなる以外の未来が見えなかった」らしいぞ】

[作品的な意味でも完全なオリチャー、あるいはヴィラン側主人公ものの話になるでしょうね]

〘でもっ!なんと今ならご都合主義君が頑張ることでヒーロー側に戻れるチャンスがある……かもしれないぞ!〙

『正直どっちに行っても作者的にはキツイことに変わりはないから、読者のみんなに委ねるってさ』

【正義か悪か……私たちの行く先はみんなが決めてくれってことだ】

『どっちに行っても目的のために全力を尽くすことだけは約束するよ。少なくともアトミックハートみたいにここでルート分岐してバッドエンドに……みたいにはならないからね』

[本当にどっち側にいる霊夢が見たいかってことらしいわ]

『一応補足で説明を入れると、ヒーロールートでは今まで通りなんちゃって正義の味方系霊夢ちゃんを、ヴィランルートでは手段を問わないある意味いつも通りな悪役系霊夢様を見られるよ』

〘どっちでも平常運転じゃね?〙

『そうとも言うね。だから違うのは周囲の人物だけだよ』

【雄英生か、ヴィラン連合か……どっちに推しがいるかで決めてもいいかもな】

『そんじゃ、投票よろしく〜』






『後できれば感想もくれると喜ぶし続きが上がる確率が上がるよ』

〘薄情に思われるかもしれないが、作者は今んとこ続きを書く気がほぼないからな〙

『書く難易度が今までと段違いすぎてね。これまでがちょっぴり過酷なら今は剣魔レベルだし』

[だから期待はしないで、とのことよ]

『そんじゃ今度こそ、じゃあのーう』

霊夢たちの進むべき道は……

  • ヒーロー
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