結構過酷な個性社会を生きる   作:エタるマーン!

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USJ編は二話に分かれて進行します


委員長決めとマスコミ騒ぎと襲撃事件

 

『あいつ……私より強くねー?』

 

 

 

 

 

結構過酷な個性社会を生きる

 

 

 

 

 

 

『さぁ今日も元気にマスゴミを蹴散らしていきましょう』

 

【開幕早々何してんだ】

 

『いやだって邪魔だったから……ヴィランP稼ぎがてら雑に対応しようかと』

 

[にしても本当に多いわね、マスコミ。毎年こんな感じなの?]

 

『今回のはオールマイトが先生として就任したからだね』

 

〘連中にとっちゃいいスクープか〙

 

『そそ、まあ私たちみたいな一般生徒にはいい迷惑だけどね』

 

【お前みたいなのが一般生徒?一般ヴィラン予備軍の間違いだろ】

 

『?何いってんだヴィラン堕ちすんぞ?』

 

〘速攻で実践しようとすんな〙

 

[こんなのを教え導かなきゃいけない先生方も大変ね]

 

『お、雄英バリアー発動した』

 

【雄英バリアー?】

 

『雄英のセキュリティシステムさ。関係者以外の侵入は不可能なレベルの防壁だね』

 

[素直にすごいわね。これじゃあヴィランも迂闊に手を出せないでしょうね]

 

『まあ普通に侵入してくるけど』

 

〘おいセキュリティどこ行った〙

 

『今回ばかりは相手が悪いからね。まあ私たちがどうにかできることじゃないさ。大人しく学生生活をしていよう』

 

【まあ霊夢がそう言うならしょうがないか……】

 

 

 

「今日は君らに学級委員長を決めてもらう」

 

 

【急に学園ものっぽい(ガッポイ)要素来たな】

 

[学園ものも何もここ学校よ。それでここではどう動くの?]

 

『特に決めてなかったな。とりあえず原作の委員長に票入れておこうかな』

 

〘原作じゃ誰がその枠になったんだ?〙

 

『飯田天哉。例の真面目眼鏡の彼だね』

 

【まあ納得の人選ではあるな。いかにもって感じだ】

 

[投票の結果は……八百万さんが二票でトップね]

 

『主人公が絡まないとこうなるかあ。まあ別にいいんじゃない?この役職決めが重要かと言われるとそうでもないだし』

 

 

「しかしこれでは副委員長が決まらないな……」

「飯田さんの言う通りですわね。……私から一つ案があるのですが、ここは学級委員長として就任した私が指名するという形で決めてもよろしいでしょうか」

「いいわよ。ももちゃんが指名した人なら、誰も文句はないはずよ、ケロ」

「ありがとうございます。では……博霊さん。私と共に副委員長をしてくれないでしょうか」

『……え?』

 

 

『いやなんで私?』

 

【ほらあれだろ。戦闘訓練の後の講評の時間。あの時に上鳴を庇ったお前の言動がなんか好印象を持たれたんだろ】

 

『えー……?まあ副委員長をするくらいなら別にいい、のか?』

 

[善行を積めるって意味ではヒーローPも貯められるし、いいんじゃないかしら]

 

『それもそっか。じゃあ受けるとしますか』

 

 

「私としては博霊さんが補佐をしてくれると助かるのですけれど」

『……わーったよ。副委員長、なってやろうじゃないか』

「感謝しますわ。それでいいですよね?先生」

「……好きにしろ」

 

 

『これで私も正式に一年A組副学級委員長か』

 

【こんなやつがクラスの代表とか世も末だな】

 

『まあこの後実際に世紀末的な世界になりかけるし誤差でしょ』

 

【おいちょっと待て聞いてないぞそれ】

 

『ほら、最終局面だと世界中が混乱状態になるのはお決まりだから……多少はね?』

 

[せめてそうならないように動きなさいよ?]

 

『検討に検討を重ね善処させて頂きます』

 

 

 

『場面変わって食堂です』

 

【今は……昼食時か】

 

『ですです。せっかくなので美味しい食事をウウ〜!!!うるさっ!?』

 

[警報とは穏やかじゃないわね。何かあったのかしら]

 

〘なんか先輩っぽいやつが避難を始めてるぞ〙

 

『ふんふん?例のセキュリティが突破されて敷地内に侵入者が出た?』

 

【一大事じゃねえか。どうするんだ?霊夢】

 

『どうするも何もこのまま放置だよ。これは無視してもいいやつだしね』

 

〘その心は?〙

 

『ヴィランがマスコミ囮にして学校側のスケジュール抜こうとしてるだけだよ』

 

【それがわかってんなら止めろよ」

 

『止めたら止めたでなんで知ってたんだって疑われて内通者ポイント上がっちゃうし……』

 

[じゃあ今できることは実質何もないのね?]

 

『いんや?一応ヒーローP稼ぎがてらこの混乱を止める方法はある』

 

〘今の生徒たちは阿鼻叫喚の大騒ぎ中だぞ。生半可な方法じゃ声も届かないだろ〙

 

『そこはまあロケット花火でちょちょいとね?』

 

【ああ、なるほどな。やりたいことはわかったぜ】

 

[じゃあ早速動きましょうか]

 

 

「おいお前!押すなよ!」

「そっちこそ!」

「早く屋外に!」

「皆さん慌てないで!」

「うるせえ!静かにしろよ!」

「先生は何してるの!?」

 

パァン!

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

【よし霊夢、今だ】

 

『じゃあブロックほーいっと』

 

 

『えー、みなさん。今セキュリティを突破してきたのはただのマスコミです。ヴィランに襲われる心配はありません。慌てず静かに避難の程をお願いしまーす』

「マスコミ?」

「なんだよあいつらか……」

 

 

【事態の沈静化には成功したな。というか霊夢、これも原作イベだろ】

 

『そうだよ。まあ直接この騒ぎを治めたのは飯田君だけどね』

 

[まあなにはともあれ無事に済んだのだし、気にすることでもないでしょう]

 

『そそ、それに私たちには早急にやらなきゃいけないこともあるしね』

 

〘やらなきゃいけないこと?なにかあったか?〙

 

『この物語の転換点……ヴィランの襲撃への対策さ』

 

 

 

『というわけで対策を終えた私たちは現在救助訓練場に向かっています』

 

〘ここ数日の奮闘……どこいった?〙

 

『……君のような勘のいいガキは嫌いだよ』

 

【全部スキップ……ってコト!?】

 

[まあ絵面的には地味だったものね]

 

『だけどそのお陰で準備は万端!原作程度の難易度なら十分に動けるはずだよ』

 

〘前のマスキュラーみたいな予想外のトラブルがないといいけどな〙

 

『その辺りは未来の私に託します』

 

[その未来はもう目の前よ。悪あがきはやめなさい]

 

『でも実際最悪を引いたらマージで目も当てられない事態になりかねない上に対策も難しいし……まだマシなケースを引くことを狙うしかないよ』

 

【ビンビンにフラグが積み重なってくな】

 

〘これは最悪を引くかもな〙

 

『そうしたら盛大にうっああします』

 

[流石にこの状況でヴィラン堕ちはしないのね]

 

『ここでクラスメート見捨てるのは道徳的にね?』

 

〘驚きだな。霊夢に道徳心があったとは〙

 

『今の私はれっきとしたヒーローの卵だからね。それはもう模範的な善性を持ち合わせているよ』

 

【でもヴィラン側に行ったら?】

 

『害悪プレイを解禁します』

 

[どの口で善性を語ってるのよ]

 

〘やっぱ偽善じゃん〙

 

 

「霊夢ちゃん、ちょっといいかしら」

『どうかした?』

「あなたの個性って結局どんなものなのかしら」

「あー、それは俺も気になってたんだよな。できること多すぎないか?」

『正直私もよくわかってないんだ。できそうなことをどうにか組み合わせて使ってるだけだよ』

「それでもすごいよー!私なんて酸出して溶かすだけだし」

「僕のネビルレーザーは派手で強いよ☆」

「でもまあ派手で強いって言ったら爆豪か轟だよな!この前の戦闘訓練やばかったしよ!」

「それな!正直博霊いなかったら秒殺されてた自身しかないわー」

 

 

[ヒーローを目指しているといってもまだ子供、こういう風にワイワイする時間も必要よね]

 

【そうだな。まあそこに霊夢が混じってるのが場違い感ハンパないが

 

『私だってこの世界じゃ同年代の子供なんだけど?』

 

【お前の場合精神が悪い意味で大人に近いんだよ】

 

『えー?そう?』

 

〘まあ未熟な子供ではないわな〙

 

[とはいえ大人というのもちょっとね]

 

『ひどいなぁ、人の心とかないんか?』

 

〘私たち吸血鬼だぞ〙

 

『そうだった人間じゃなかったわこいつら』

 

【一応私はそっち側だけどな。それより着いたぞ】

 

『テーマパークに来たみたいだぜ。テンション上がるなぁ〜』

 

[いやまあそれっぽいけど。一応は訓練場でしょう?]

 

『でもここの名前USJだよ?』

 

〘ほなテーマパークかー〙

 

【ほら馬鹿なこと話してないで13号先生の話でも聞いとけ】

 

[力を持つ者の責任……この世界じゃなおさら刺さる人の多い話でしょうね]

 

〘私もやろうと思えば何でも壊せるしね〙

 

『だからこそ私も力の使い道には気を付けて、これからもチンピラを狩ります

 

【それはどうあってもやめないんだな】

 

『そこら辺にいていい感じにポイント稼ぎになるあいつらが悪い』

 

[さて話も終わったし、授業もそろそろ……あら?]

 

〘なんか様子が変だぞ〙

 

『来たか……』

 

 

「全員一かたまりになって動くな!」

 

 

「オールマイト……平和の象徴……いないのか?じゃあ……」

「守るべき生徒を殺したら、どんな顔するのかな。試してみよっか」

 

 

『うっあっあううあああッーー!最悪のパターン引いたァ!』

 

【なんだよあれ……明らかにヤバそうだぞ】

 

[黒いモヤと全身に手を貼り付けた男、それに緑色のフードを被った男と脳が剥き出しの化け物……あの四人は別格ね]

 

〘あれが例のヴィランか?〙

 

『そうだよっ!しかも四人ってことはあれ確実に主人公じゃん!なんでヴィラン堕ちしてんだよ!教えはどうなってんだ教えは!』

 

【ヴィラン堕ち云々はこのための伏線だった?】

 

『んなわけあるかい!そりゃこのルートの存在は知ってたけど自分が当たるのは想定してない!』

 

[主人公闇堕ちルート……バッドエンド一直線の二次創作みたいなものよね?]

 

〘主人公補正が敵方にあるって考えるとまずいな〙

 

『もうあっち側着こうかな』

 

【おい道徳感どこ行った】

 

『倫理は浜で捨てました。私が苦難から逃れるためぇ!』

 

[落ち着きなさい。ここからでもリカバリーは効くの?]

 

『効かないことはない……はず。だいぶきついだろうけど』

 

〘なら本来の目的を達成しやすい方はどっちだ?ヒーローか?ヴィランか?〙

 

『うーん……僅差でヒーロー?いやでも真面目にヴィラン側もありなんだよなあ……』

 

【ここからヴィラン側に着くチャンスってもうないのか?】

 

『いや別にできないことはないだろうけど』

 

[ならここは様子見で雄英生として動きましょ。主人公の陣営移動の影響を見定めることも必要よ]

 

『……それもそうだね。じゃあ今回はそれでいこうか』

 

 

「皆さん!早く避難を!」

「させませんよ」

 

 

【おいおい霊夢。早速ピンチだぞ】

 

『こいつは大丈夫。この場で私たち生徒に降りかかる苦難はまだ楽な方さ。不用意に中央のあいつらに近づかなかった場合だけどね』

 

[そうなの?って来るわよ!]

 

 

「オールマイトに息絶えていただくため…あなたたちは散らして、嬲り殺す」

 

 

『ががぼ!(水中か!)』

 

〘ががぼぼが?(これも想定内か?)〙

 

『ぼぼぼ(もちろん)』

 

 

「ヒャハッ!新鮮なエモノォ!」

 

 

【ぼぼが!ばばぶぼぼぶ!(霊夢!早く上に!)】

 

『……プハッ!頼むぞボート!』

 

[ふぅ……なんとか逃げ切れたわね]

 

『でも他にも飛ばされてきた生徒がいるはず……お?』

 

 

「……博霊。お前もこっちに来てたか」

「……!」

『轟に口田、そっちもあいつに?』

「ああ、あのヴィランに飛ばされてここにな。それより今はあの船に行かねえか?俺の氷じゃ割られちまうかもしれねえ」

『了解。早く移動しましょ』

「……それ(ボート)に乗ったまま行くのか?」

『なんなら乗る?水面凍らせてくれるならその方が多分早いけど』

「……乗らせてくれ」

 

 

【水面全部凍らせられるのかこいつ】

 

『火力、というか氷力は高いからね。それにしてもこれからどうしよう……』

 

〘原作ではどうしてたんだ?〙

 

『面子は違うけど、主人公はオールマイトを殺せる算段っていうのを阻止するために中央の広場に飛び込んでいったよ』

 

[思い切りがいいわね。じゃあ私たちもそうするの?]

 

『どちらにしろあの闇堕ち主人公はこの目で見ておきたいしそうしようかな』

 

 

『じゃあここから脱出して中央の広場に行くってことで』

「先生たちや主犯格はそこにいるだろうしな。異論はない」

「……!?」

『ここにいるよりは先生がヴィランをほとんど倒してくれた広場の隅で隠れてた方が安全だと思うけど。どうする?』

「……コクリ」

 

 

【なんでこれで話通じてんだ】

 

『私たちの行く世界しゃべらないやつの方が多いし』

 

【そういやそうか】

 

 

「決まりだな。それで、方法はどうする」

『轟は氷だけ張って。その下の敵は()()で私がなんとかする』

「これは……杖か?」

『そういう武器さ。これなら一マス……多少の厚さの氷くらいなら貫通して無視して攻撃できるよ』

「それも個性か……まあいい。俺は全力で凍らせればいいんだな」

「よろしく」

「ハァアアッ!」

 

 

『アイスエーイジ!って言いたくなるよね』

 

[冗談言ってる場合じゃないわよ。ここを超えても、いやここから先こそきっと地獄よ]

 

〘それでも進むか?霊夢〙

 

『もちろん。私たちの目的は世界の崩壊を防ぐこと。そのためなら多少危険な橋くらい躊躇なく渡らないとね』

 

【その意気だ。それじゃあ行くぞ】

 

 

『オラッ!オラッ!オラァッ!』

「……効いてるのか?」

『手応えはあるッ!このまま突っ切る!』

「……!」

『この後?そしたら臨機応変かつ柔軟に対応するってことで!』

「まあそうなるか。この非常事態だ。どう動くのが正解かもわかりっこねえしな」

 

 

[もうすぐ湖の端ね]

 

『あの化け物……脳無に相澤先生がボコされる前に止められるとベストなんだけど……』

 

〘あいつはどのくらい強いんだ?〙

 

『今の私たちじゃどうやっても敵わないレベル。精々が時間稼ぎかな。それに加えて闇堕ち主人公の動きも未知数だし……』

 

【あの辺まで行けば広場の様子が見えるだろ】

 

 

『とりあえずあそこまで……あれって』

「……!?」

「先生……!」

『……なるほど、ね』

 

 

「脳無の動きは問題なしっと。それに比べて僕はまだまだだなあ。個性をもらって上機嫌になりすぎてたみたいだ。僕の素の戦闘能力はまだ発展途上だってことを学べたよ。感謝しますよ、イレイザーヘッド」

「ヒーローに感謝か?デク」

「この人もまた僕を成長させてくれた先生の一人だからね。ありがとうは忘れないようにしないと」

「礼儀だなんだってのはヴィランにはいらないだろ」

「そんなことないって。社会に溶け込むためにも礼儀作法は必要だと思うよ?」

「そうかよ。俺はそんなもん覚える気はないね」

 

 

〘戦場のど真ん中で友人同士みたいな軽い会話を……あれは確実にクロだな。きっかけはどうであれ自分の意志でヴィランに与してるタイプの人間だ〙

 

[そう見て間違いないでしょうね。にしても先生があんなにボロボロに……]

 

【目元を執拗に狙われた後があるな。やられたくないことを積極的に狙っていく……まさしくヴィランだ。それでどうする霊夢。ここで隠れつつ見てるだけでもいいが……】

 

『決まってる。あいつらと戦う。そんでもって戦うからには一定の戦果を勝ち取りに行く』

 

[本当に行くのね?今回の戦いに参入する意味が薄いとしても?]

 

『意味のあるなしじゃない。私自身の手でこの戦いに意味を見出しに行くんだ。だから……』

 

 

「んじゃまあひとまず……平和の象徴の矜持を……へし折ってやろう……!」

『ならこっちはその腕へし折ってやるよ!』

 

 

『というわけで次回、ヴィラン連合との決戦だよ』

 

〘原作知識の通用しない相手込みで四人、来るぞ霊夢ッ!〙

 

【孤軍奮闘となるか、仲間が来るか……不確定要素が多いのは相変わらずか】

 

[それでも狙うは勝利一択、そうでしょう?霊夢]

 

『もちろん。相手が主人公だろうがラスボスだろうが、私たちの前に立ちはだかるなら倒させてもらうよ。そんじゃ、まったのーう』

 

 

 

 

 

 

「いっつ……おいおい、ヒーローってのは無力なやつを平気でボコるやつらなのか?」

『さあ?でもまあ私、博麗霊夢は今この場でお前たちを叩きのめす女だ。覚えておいた方がいいよ』

「へえ?だってよ、デク。どうする?」

「そこまで言い切るんだ。良い個性を持ってるんだろうなあ。じゃあ、その個性を僕たちに見せてよ。行くよ、脳無」

「……」

『かかってこいよヴィラン共。私が刻む伝説の一ページにしてやるよ』

 




デク

USJを襲撃してきたヴィランたちの中心人物の一人
緑色のオールマイトを模したパーカーを身に纏っている
その正体は……




轟と口田君はダイスで出演が決まりました
轟君がチートなことを再確認する羽目になりました

次回は本格的な戦闘です
この形式でマトモな戦闘描写できるかな……地の文使うかもな……
多分失踪します(遺言)
そうならないためにもどうか感想をください(強欲の壺)
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