押し入れの向こうは異世界でした   作:Brooks

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第60話 異世界混乱2

 

 押し入れを抜けた瞬間、澪はまず、自分の手帳を抱え直した。

 

 現代側の机で書き足したばかりの文字が、まだ指先に残っている気がする。

 

 本人の意思確認。

 

 司祭様の確認。

 

 守りの手順。

 

 侯爵家と教会の共同対応。

 

 悪用対策。

 

 どれも、大学生の夏休みに書く言葉ではない。

 

 押し入れの向こうの空気は、少し乾いていて、石造りの屋敷の匂いがした。侯爵家の一室では、すでに人が動いていた。

 

 アルベルトは外套を受け取りながら、家令へ短く指示を出している。

 

 文官は記録用の板と紙を抱え、筆入れを確認していた。護衛は扉の近くで待機しているが、その視線は廊下の方にも向いている。

 

 そして、廊下へ向かおうとしているエレナの前に、別の護衛が立っていた。

 

「私も行く」

 

「なりません」

 

「確認だ」

 

「確認は戻ってから聞け」

 

 アルベルトが振り返らずに言った。

 

 エレナは眉を寄せた。

 

「なぜだ」

 

「教会で話すのは、まず大人の仕事だ」

 

「私は聞くだけだ」

 

「聞くだけで済まない」

 

 即答だった。

 

 澪は思わず、昨日の鑑定表示を思い出した。

 

 まず止まりましょう。

 

 神様の一文は、妙に正確だった。

 

 エレナは不満そうに澪を見る。

 

「澪は行く」

 

「はい……説明役なので」

 

「では私も」

 

「なりません」

 

 護衛がまた同じ言葉を返した。

 

 エレナはむっとした顔で護衛を見上げる。

 

「制止が八だからか」

 

「必要です」

 

「高すぎる」

 

「足りない時もございます」

 

「聞こえているぞ」

 

「聞こえるように申し上げております」

 

 部屋の空気が少しだけ緩んだ。

 

 けれど、その緩みは長く続かなかった。

 

 アルベルトが澪を見る。

 

「確認は取れたか」

 

 澪はうなずいた。

 

「はい。神様は、守りの手順が必要だと認めました。本人の意思を無視した転職はできない、とも」

 

「ならば、教会で話す土台はある」

 

 アルベルトは静かに言った。

 

「行こう」

 

 エレナが一歩出ようとした。

 

 護衛が同じだけ前に出た。

 

「なりません」

 

「まだ何もしていない」

 

「しようとしました」

 

「確認だ」

 

「その確認は屋敷内でお願いします」

 

 澪は、笑っていい場面ではないと思いながら、少しだけ救われた。

 

 重い話に向かう前に、エレナと護衛のやり取りがあると、心臓が少しだけ普通に戻る。

 

 だが、アルベルトはもう扉の外へ歩き出していた。

 

 澪も手帳を抱え直し、その後を追った。

 

 

 

 

 

 教会へ向かう道は、普段より少しざわついていた。

 

 まだ、大騒ぎではない。

 

 露店はいつも通り布を広げ、荷運びの男たちは木箱を肩に担ぎ、店番の少女は水差しを持って店先に立っている。

 

 けれど、視線が違った。

 

 こちらを見て、すぐに顔をそらす者がいる。荷運びの男が、隣の男に何かをささやく。野菜を並べていた商人が、澪たちの一行を見て、手を止める。

 

 昨日、農場で澪が何かをしたらしい。

 

 リュシアが急いで農場へ向かったらしい。

 

 そういう小さな噂が、もう市場の端に届いているのだろう。

 

 澪は歩きながら、手帳の角を握った。

 

 まだ何も決まっていない。

 

 まだ誰にも正式に説明していない。

 

 それなのに、空気だけが先に動き始めている。

 

 アルベルトは、横目で市場を見た。

 

「噂は、制度より早く走る」

 

 澪は顔をしかめた。

 

「嫌な言い方ですけど、すごく分かります」

 

「だから早く、言葉を置く必要がある」

 

「言葉、ですか」

 

「何が起きているのか。何をしてよくて、何をしてはいけないのか。誰が確認し、誰が記録するのか。決める前に噂が走れば、噂が決まりになる」

 

 澪は黙った。

 

 アルベルトの言葉は、昨日の神様掲示板より現実的だった。

 

 神様は、努力と適性を見えるようにした、と言った。

 

 けれど、人間はその見えたものをどう扱うかを決めなければならない。

 

 便利なものがある。

 

 得をするかもしれない。

 

 強くなれるかもしれない。

 

 それだけで、人は動く。

 

 澪は、市場の端でこちらを見ている若い商人と目が合った。

 

 相手はすぐに視線をそらした。

 

 噂は、たぶんもう走っている。

 

 

 

 

 

 教会の扉は開いていた。

 

 中へ入ると、外のざわめきが少し遠くなる。

 

 石床はひんやりとしていて、足音が軽く響いた。祭壇の前には淡い光が差し込み、香の匂いが空気に溶けている。

 

 普段なら落ち着く場所なのだろう。

 

 けれど今日は、その静けさが少し硬かった。

 

 先触れを受けていた司祭様が、祭壇の近くで待っていた。助祭が二人、少し離れた場所に立っている。礼拝堂の端には、古参らしい信者が数人、祈りの姿勢を崩さないまま、こちらを見ていた。

 

 アルベルトが一礼する。

 

「急な訪問をお許しください」

 

「侯爵家の方が直接お越しになるほどのことと、受け止めております」

 

 司祭様の声は静かだった。

 

 けれど、その静けさの奥に、緊張がある。

 

 アルベルトは、すぐ本題に入らなかった。

 

 まず、言葉を選ぶように一度だけ息を置いた。

 

「神の御業を管理しに来たのではありません」

 

 礼拝堂の空気が、少し動いた。

 

 助祭の一人が、わずかに目を上げる。

 

 古参信者が隣の者と視線を交わした。

 

 アルベルトは続けた。

 

「神の御業で、人が傷つかないための手順を、共に考えたいのです」

 

 司祭様は、祭壇を一度見た。

 

 それから、アルベルトへ視線を戻す。

 

「お聞きします」

 

 澪は、その言葉で少しだけ背筋を伸ばした。

 

 ここから先は、澪が説明しなければならない。

 

 昨日、農場で起きたこと。

 

 レベル10に到達したこと。

 

 ジョブツリーとスキルツリーが開いたこと。

 

 世界改変:第一段階、対象:異世界全域と表示されたこと。

 

 現代側で神様掲示板が出て、同居の神様に確認したこと。

 

 教会で転職できるようになったこと。

 

 本人の意思を無視した転職はできないこと。

 

 商人がレベルアップで鑑定や収納を後天的に得る可能性があること。

 

 レベル上げに走る者が増えること。

 

 悪用する者も出ること。

 

 澪は、言葉を選びながら話した。

 

 途中で、自分が本当に何を言っているのか、少し嫌になった。

 

 世界改変。

 

 ジョブ。

 

 転職。

 

 スキル。

 

 神様掲示板。

 

 どれも、普通なら真面目な礼拝堂で口にする言葉ではない。

 

 だが、司祭様は最後まで聞いた。

 

 助祭たちは、途中で何度か顔を見合わせた。

 

 古参信者の一人は、祈りの手を強く握った。

 

 澪が話し終えると、礼拝堂に静けさが戻った。

 

 司祭様は、すぐに答えなかった。

 

 祭壇の方を向き、少しだけ目を伏せる。

 

「神の御業を人が止めることはできません」

 

 静かな声だった。

 

「ですが、神の御業を口実に、人が人を傷つけることは止めなければなりません」

 

 澪は、肩から少し力が抜けるのを感じた。

 

 司祭様は、守りの手順という言葉を、拒まなかった。

 

 けれど、全員が同じように受け止めたわけではなかった。

 

 助祭の一人が、慎重に口を開いた。

 

「神の御業に、人の手順を重ねるのですか」

 

 その声は反発というより、不安に近かった。

 

 古参信者の一人も、小さく続ける。

 

「侯爵家の許しがなければ、神の職を受けられなくなるのですか」

 

 場が硬くなった。

 

 護衛が礼拝堂の入口へ視線を向ける。

 

 文官は筆を止めた。

 

 アルベルトはすぐに首を振った。

 

「侯爵家の許しで神の職を与えるわけではありません」

 

 その声は穏やかだが、はっきりしていた。

 

「本人の意思を確かめ、無理やり職を変えさせる者を止める。そのための記録と順番です」

 

 助祭はまだ迷っている顔をしている。

 

 司祭様が口を開いた。

 

「神の御業を縛るのではありません」

 

 助祭と古参信者が、司祭様を見る。

 

「神の名を使って、人を縛る者を退けるためです」

 

 礼拝堂の空気が、少しだけ落ち着いた。

 

 完全に納得した顔ではない。

 

 けれど、今は司祭様の言葉が場を押さえた。

 

 澪は、その様子を見て思った。

 

 火種はある。

 

 これは、今ここで解決する問題ではない。

 

 

 

 

 

「実際に確認してみましょう」

 

 司祭様が言った。

 

 澪は嫌な予感がした。

 

「確認、ですか」

 

「はい。教会が窓口になるというなら、教会側にも何か示されるはずです」

 

 澪は、ゆっくりうなずいた。

 

 逃げたい。

 

 だが、ここで逃げるわけにはいかない。

 

 澪は祭壇の前へ進んだ。

 

 石床が足元で冷たい。祭壇の上には、白い布と燭台と、記録用に置かれた板がある。

 

 司祭様がその前に立ち、静かに祈った。

 

 澪は、自分を鑑定する時の感覚とは少し違う気配を感じた。

 

 礼拝堂の空気が、ほんの少しだけ濃くなる。

 

 祭壇前の光が、記録板の上で揺れた。

 

 そして、文字が浮かんだ。

 

----------------------------------

職業確認

 対象:篠原澪

 分類:人間/異世界渡航者

 役割:押入商会代表

 現在ジョブ:商人

 レベル:10

 ジョブ変更:可能

 確認者:司祭

 本人意思確認:未実施

 選択可能ジョブ:表示可能

 未開放系統:あり

 注意:本人の意思なく職業変更はできません

 注意:職業変更には司祭の確認が必要です

 神様メッセージ:職を変える時は、司祭の前で

----------------------------------

 

 澪は表示を見た。

 

 司祭様も見ていた。

 

 助祭たちも、すべてではないにしても、何かが浮かんだことは分かったらしい。礼拝堂の端で、小さなざわめきが生まれる。

 

 司祭様は、記録板から目を離さないまま、静かに言った。

 

「……見えました」

 

 澪は小声でつぶやく。

 

「神様、やりましたね」

 

 かなり、やっている。

 

 もう後戻りできない形でやっている。

 

 アルベルトは表情を変えなかった。

 

 ただ、文官へ視線を向ける。

 

 文官は、少し震えそうになった手を押さえ、筆を持ち直した。

 

 記録する。

 

 それが今、自分の役割だと分かっている顔だった。

 

 司祭様が、澪へ向き直る。

 

「選択可能な職を確認しますか」

 

 澪は喉を鳴らした。

 

 見たくない。

 

 見なくてもいいなら、見たくない。

 

 だが、見なければ手順が作れない。

 

「……お願いします」

 

 祭壇前の光が、また少し揺れた。

 

----------------------------------

ジョブ変更候補

 対象:篠原澪

 現在ジョブ:商人

 選択可能:行商人

 選択可能:鑑定士

 選択可能:道具使い

 選択可能:細工師

 選択可能:工匠見習い

 選択可能:錬金術師見習い

 選択可能:調合師見習い

 選択可能:空間術士見習い

 選択可能:支援術士

 選択可能:探索者見習い

 未開放系統:あり

 注意:現在ジョブを維持することも可能

 注意:変更後の成長傾向は変化します

----------------------------------

 

 澪は固まった。

 

 何度見ても、選択肢が多い。

 

 しかも、どれを選んでも仕事が増えそうに見える。

 

 司祭様が静かに確認する。

 

「篠原澪さん。職を変えますか」

 

 澪は即座に首を振った。

 

「今は、変えません」

 

 声が少し強く出た。

 

 司祭様はうなずいた。

 

「本人の意思、確認しました。現在ジョブ維持」

 

 その一言で、澪は少しだけ息ができた。

 

 職を変えないことも選べる。

 

 それが、ここで確認された。

 

 アルベルトが文官へ言う。

 

「記録を」

 

「はい」

 

 文官が筆を走らせる。

 

 本人の意思確認。

 

 現在ジョブ維持。

 

 司祭確認。

 

 それらが、紙の上に残っていく。

 

 手順の原型が、いま生まれたのだと澪は思った。

 

 

 

 

 

 礼拝堂の端で、ざわめきが少し大きくなった。

 

「私も見てもらえるのか」

 

「息子は戦士になれるのか」

 

「商人なら収納が使えるようになるのか」

 

 声は大きくない。

 

 だが、一度生まれた声は、すぐ別の声を呼ぶ。

 

 司祭様が振り返った。

 

「今日は確認のための話です。順番と手順を決めるまで、個別の確認は行いません」

 

 声は静かだった。

 

 けれど、礼拝堂の奥まで届く。

 

 それでも、一人の男が半歩前へ出た。身なりは商人風で、腰の袋に手が触れている。

 

「急ぎで見ていただけるなら、寄進を」

 

 司祭様の声が、少しだけ強くなった。

 

「神前で、順番を金で買うことは認めません」

 

 男は口を閉じた。

 

 礼拝堂の空気が、ぴんと張る。

 

 アルベルトはその様子を見ていた。

 

 たぶん、教会の負担を理解したのだろう。

 

 職を確認できる場所になれば、人が集まる。

 

 人が集まれば、金も動く。

 

 金が動けば、順番を買おうとする者が出る。

 

 それを止めるのは、教会だけでは重い。

 

 侯爵家側の護衛は、入口と人の流れを見ていた。

 

 いまはまだ数人だ。

 

 だが、これが数十人、百人になったらどうなるか。

 

 澪にも想像できた。

 

 想像できてしまった。

 

 司祭様、アルベルト、澪、文官、家令は、礼拝堂の脇へ移った。

 

 本格的な制度を作る時間はない。

 

 けれど、何もしないわけにもいかない。

 

 アルベルトは、文官が広げた紙の上に視線を落とした。

 

「これは暫定です。神の御業を縛るものではなく、人が傷つかないための最初の線です」

 

 司祭様がうなずく。

 

「本人の意思確認は、教会側で必ず行います」

 

 文官がそれを書き留める。

 

 筆先が紙を滑る音が、小さく響いた。

 

 家令が言う。

 

「記録しなければ、後で必ず揉めます。確認を受けた者、職を維持した者、職を変えた者、すべて残すべきです」

 

 司祭様は助祭へ目を向けた。

 

「記録帳を用意してください。通常の寄進帳とは分けます」

 

 助祭は一瞬ためらったが、すぐに頭を下げた。

 

「はい」

 

 アルベルトは続ける。

 

「未成年者は、保護者か後見人の同席を必要とします。危険な職への変更は、本人の意思だけでなく、教会と侯爵家で慎重に扱う。レベル上げを目的とした危険行為は、通達で禁じます」

 

 澪は、会話を聞きながら、手帳を開いた。

 

 書き写す手が追いつかない。

 

 でも、追いつかないからといって、聞き逃すわけにもいかない。

 

「寄進で順番が変わらないことも、最初に掲げましょう」

 

 文官が言った。

 

「先ほどのような申し出は、必ず増えます」

 

 司祭様は静かにうなずいた。

 

「神前で金による順番の変更は認めません。その一文は、教会側でも掲げます」

 

 アルベルトが頷く。

 

「スキル持ちを無理に雇うこと、囲い込むこと、本人の意思を無視して職を変えさせることも禁じる文案を作る」

 

 家令が、侯爵家側の通達準備を申し出た。

 

 助祭は記録帳を取りに向かう。

 

 古参信者の何人かは、まだ不安そうにこちらを見ている。

 

 完全に納得したわけではない。

 

 信仰の場所に、侯爵家の文官と家令が紙を広げている。

 

 それだけで、抵抗を感じる人はいる。

 

 けれど、何もしなければ、もっと大きな混乱が来る。

 

 澪は、神様掲示板の文字を思い出した。

 

 人が傷つかないための手順は必要です。

 

 必要、という言葉の重さが、ようやく分かってきた。

 

 

 

 

 

 話し合いの最中、教会の入口に小さな足音が駆け込んできた。

 

 侯爵家の使いだった。

 

 護衛が先に動き、使いを止める。

 

 使いは息を整えながら、アルベルトに一礼した。

 

「リュシア様から伝言です」

 

 澪は嫌な予感がした。

 

「農場で、殺鼠剤の置き方と被害跡の確認を続けているとのことです。その途中で、リュシア様ご自身にも、商人としての経験が入ったような……表示、あるいは感覚があったと」

 

 澪は両手で顔を覆った。

 

「リュシアさん、やっぱり動きが早いです」

 

 アルベルトは深く息を吐いた。

 

「商人は早い。だからこちらも遅れられない」

 

 司祭様は静かに祭壇へ視線を向け、祈るように目を伏せた。

 

 世界改変は、教会で話している間にも動いている。

 

 澪たちが紙に手順を書いている間にも、農場ではリュシアが実地確認をしている。

 

 市場では噂が走っている。

 

 誰かが、次にどう動けば得をするかを考え始めている。

 

 守りの手順を作るには、時間が必要だ。

 

 でも、変化は待ってくれない。

 

 

 

 

 

 教会と侯爵家の共同対応は、急ぐことになった。

 

 司祭様は、神の御業を人が傷つける口実にしないため、教会として守りの手順を受け入れると言った。

 

 アルベルトは、侯爵家側で通達の準備を進めるよう指示した。

 

 文官は記録をまとめ、家令は教会との連絡役の手配を始めている。

 

 それでも、礼拝堂の端にいる助祭や古参信者の表情には、不安が残っていた。

 

 火種は消えていない。

 

 ただ、今はまだ小さい。

 

 澪はそれを見て、胸の奥が少し重くなった。

 

 神様は悪意ではない。

 

 司祭様も、アルベルトも、守ろうとしている。

 

 それでも、人はそれぞれの立場で不安になる。

 

 当然だった。

 

 教会の扉の外から、小さな声が聞こえた。

 

「職を見てもらえるらしい」

 

「レベルを上げれば、別の職になれるらしい」

 

 澪は振り向いた。

 

 まだ噂の始まりだ。

 

 声も小さい。

 

 けれど、澪にはそれが、石畳の上を転がり始めた小石の音のように聞こえた。

 

 守りの手順を作る前に、噂の方が先に走り始めていた。

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