遊戯王AI TO THE Project   作:立花総司

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1つ 色んなことしてたら書くのが遅くなりました(土下座)

2つ VRAINSの動画見ながらなんとか立て直してました。ゲームが悪すぎる(言い訳)

3つ カップリング要素あるよ。誰かはお楽しみ(はあと)


TURN5 運命のAiショウ

「ケチケチすんな。俺たちはもう人間なんて気にせず、気ままに生きてくんだからよ」

 

 

気にせずに気ままに生きる…無理だったな、そんな生き方を最初から

そんな生き方をしてたのなら、遊作を守ることなんて最初から放棄してたさ

 

時折俺は自分の言ったことが全部本当なのかウソなのか、分からなくなっちまうな。なあ…どうして俺はこんな生き方しかできねえんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Ai LP4000 手札5

モンスターゾーン ダークナイト@イグニスター(EX)・ファイアフェニックス@イグニスター(ダークナイトリンク左側)

魔法罠ゾーン イグニスターAiランド・伏せカード4枚

 

REMIRIA LP4000 手札5

モンスターゾーン 無

魔法罠ゾーン 光の波動

 

 

 

光の波動

永続魔法

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分スタンバイフェイズに、自分のフィールドゾーンに「光の結界」が存在しない場合に発動する。

コイントスを1回行い、裏側が出た場合、

このカードの(2)(3)の効果は次の自分スタンバイフェイズまで無効化される。

(2):自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力・守備力は300アップする。

(3):手札を1枚捨てて発動できる。

カード名が異なる「アルカナフォース」モンスター2体をデッキから手札に加える。

このターン、自分は「アルカナフォース」モンスターしか特殊召喚できない。

 

 

「光の波動?おいおい、吸血鬼が光求めていいのかよ」

 

真っ当なツッコミをするAi。レミリアはそのまま突っ込みながら返す

 

「喧しいわよ。それに、これはただの光じゃあないわ。吸血鬼にとっての光と言うのは…運命そのものよ」

 

そういうとカードからの波動を放ち始める

 

「(永続魔法だからこのタイミングで止めるのが無難かもしれないが、そのために今伏せている「Ai-ボウ」を使うには流石に早計か。今じゃ1回分だからなあ)」

「この分だとチェーンはなさそうね。ならそろそろ次の効果に入らせてもらうわ。光の波動、第3の効果を発動!手札を1枚捨て、デッキから同名カード以外のアルカナフォースモンスター2体を手札に加える。私が墓地に送るのは「デスペラード・リボルバー・ドラゴン」!」手札5→4

 

墓地にカードを送りながら、レミリアはデッキからカード2枚引き抜いた

 

「私が加えるカードはこの2枚「アルカナフォースV-THE HIEROPHANT」と「アルカナフォースXIX-THE SUN」!そして今墓地に送られたデスペラードの効果も適応させてもらうわ」手札4→6

 

 

デスペラード・リボルバー・ドラゴン

効果モンスター

星8/闇属性/機械族/攻2800/守2200

(1):自分フィールドの機械族・闇属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。

コイントスを3回行う。

表が出た数までフィールドの表側表示モンスターを選んで破壊する。

3回とも表だった場合、さらに自分はデッキから1枚ドローする。

この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。

コイントスを行う効果を持つレベル7以下のモンスター1体をデッキから手札に加える。

 

 

レミリアの背後から銃弾が鳴り響きながら、デッキに弾が入り込み、そのうちの1枚が引き抜かれる

 

「デッキから…運命を司るレベル7以下のモンスター、「アルカナフォースXV-THE DEVIL」を手札に加えるわ」手札6→7

「アルカナフォース…確かアルカナ関連のカードか。まさかそんなもの使う奴がいたなんてな」

 

Ai自身、この世界でのデュエル関連のデータも何やかんだと集めていた。確かにリンク召喚を使われている傾向があるが、それ以外の召喚方法も多様されているのも分かるが、同時に過去のテーマを好んで使う者も非常に多かった

例えば、魔理沙のブラック・マジシャンが一番の代表例だ。このカードテーマもデュエルモンスターズ界の中でも古株の一つでもある

そしてアルカナフォースもまた、当初はカードプールもそこまで多くなく、使うにも癖が強すぎて使える決闘者なんて精々限られていた。だがレミリアはそんなことお構いなく使いこなす様子が見える

 

「さて、ここからは私が時を動かすわ。手札の「アルカナフォースV-THE HIEROPHANT」を捨てて効果を発動するわ」手札7→6

エメラルドスプラッシュ!

 

 

アルカナフォースV-THE HIEROPHANT

効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻1500/守1500

(1):このカードを手札から捨てて発動できる。

このターン、自分フィールドに「アルカナフォース」モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に相手は効果を発動できない。

(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚した場合に発動する。

コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を適用する。

●表:同名モンスターが自分のフィールド・墓地に存在しない、

レベル4以下の「アルカナフォース」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。

●裏:デッキから「アルカナフォース」モンスター1体を相手フィールドに特殊召喚する。

 

 

何か変な空耳が聞こえたが気にせず、場の空気が変わっていく

 

「このターン、私の場のアルカナフォースモンスターの召喚に関する効果を相手は発動できなくなる。光の波動に対して何か妨害でもしていればよかったわね?」

「くそ…(失敗したか。これじゃもうこのターンアイツのモンスター効果を実質止めることが出来ねえっ)」

「来るぜレミリアのアルカナフォースによる、不可思議な戦術が…Aiの奴は少なくてもこのコンボは初見だ。どうなるか」

 

魔理沙もレミリアのデュエルは嫌と言うほど味わっているため、この後の展開も何となく掴めている。下手すればこのターンでAiのライフは尽きる可能性も考えていた

 

「手札の「アルカナフォースXV-THE DEVIL」を手札から墓地に送り、効果を発動するわ」手札6→5

 

 

アルカナフォースXV-THE DEVIL

効果モンスター

星7/光属性/天使族/攻2500/守2500

(1):このカードを手札から捨てて発動できる。

自分のデッキ・墓地から「光の結界」1枚を手札に加える。

(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚した場合に発動する。

コイントスを1回行い、その裏表によってこのカードは以下の効果を得る。

●表:このカードが戦闘を行う攻撃宣言時、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを破壊し、そのコントローラーに500ダメージを与える。

●裏:このカードが戦闘を行う攻撃宣言時に発動する。

フィールドのモンスターを全て破壊する。

 

 

悪魔の名が刻まれたアルカナが捨てられたことで、デッキからカード1枚が飛び出し手にする

 

「デッキからこのフィールド魔法「光の結界」を手札に加え、それを発動するわ!」手札5→6→5

 

 

光の結界

フィールド魔法

(1):自分スタンバイフェイズに発動する。

コイントスを1回行い、裏が出た場合、このカードの(2)(3)の効果は次の自分スタンバイフェイズまで無効化される。

(2):自分の「アルカナフォース」モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚時に発動する効果は、

コイントスを行わず裏表のどちらかを選んで適用する。

(3):自分の「アルカナフォース」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。

その破壊されたモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復する。

 

 

レミリアがフィールド魔法を発動すると、場に薄い光の結界が場を包んでいく

 

「お嬢様があのカードを早速使いますか…普段ならばあのカードを使うのは後々のハズなのに」

 

咲夜がそう呟くと、普段使うのは余程ない限りにしているらしいが

 

「さあ、そろそろ攻めにいくわ。手札の「アルカナフォースXIX-THE SUN」のモンスター効果!フィールドに正逆を決めるカードがある場合、このカードを特殊召喚することができる。さあ現れろ、「THE SUN」(ATK)!」手札5→4

 

 

アルカナフォースXIX-THE SUN

効果モンスター

星7/光属性/天使族/攻2900/守2900

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):コイントスを行う効果を持つカードがフィールドに存在する場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚した場合に発動する。

コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を適用する。

●表:コイントスを行う効果を持つ魔法カード1枚をデッキから自分フィールドにセットする。

●裏:お互いの魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊する。

 

 

場に現れると、最初は太陽の球体をしていたがそこから徐々に形を変え、不気味なモンスターへと姿を変えていく

 

「うわあ…何かホラー映画とかにでてきそうなモンスターだなありゃ」

「それは言わない。「THE SUN」のモンスター効果。召喚・特殊召喚に成功した場合、このカードの正位置・逆位置を決める」

 

レミリアがそういうと、THE SUNの上にカードが現れ、ゆっくりと回転していく

 

「このカードが正位置で止まった場合、デッキから正逆を決める魔法カード一枚を場にセットすることができる。ただし、逆位置で止まった場合お互いの魔法・罠ゾーンのカードを全て破壊する。この破壊効果はフィールド魔法ゾーンには適応しないから、光の結界とそちらのイグニスターAiランドは無傷になるわね」

「…本当ならそんな効果すぐにでも止めたいところだが、お前がさっき使ったTHE HIEROPHANTの効果で止めることができねえ」

「そういうこと。そして…本当なら正位置・逆位置を止めるのは私がやるんだけど今回は特別。発動しているフィールド魔法、光の結界の効力により、私は正位置逆位置の効果を自由に止めることができる!よって私は、THE SUNの効果を逆位置として止まる。運命は既に定まったのよ!」

 

レミリアがそういうと、THE SUNのカードが逆位置に止まり、そこから熱の光線を発動してAiの魔法・罠ゾーンカード4枚が全て破壊された。だがレミリアの光の波動もまたはじけ飛んだ

 

「くそっ!折角のカードが全滅かよ(Ai-ボウが使えなかったのが痛いが、Ai-ドリング・ボーンとかが飛ぶのも結構いたいな…後はレミリアの動き次第か)」

「完全にレミリアのペースか。こりゃこのままいくと」

 

魔理沙もこのデュエルの勝敗が早くにも決まると考えていた

 

「手札より魔法カード「アルカナリーディング」を発動!」手札4→3

 

 

アルカナリーディング

通常魔法

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を適用する。

自分のフィールドゾーンに「光の結界」が存在する場合、

コイントスを行わず裏表のどちらかを選んで適用する。

●表:デッキから「アルカナリーディング」以外のコイントスを行う効果を持つカード1枚を手札に加える。

●裏:相手は自身のデッキからカード1枚を選んで手札に加える。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。

手札から「アルカナフォース」モンスター1体を召喚する。

 

 

カードが出ると、そのままカードが回転し始める

 

「このカードもまた、正位置・逆位置で効力が変わる。そして、光の結界の能力によりこれらのアルカナカードもまた正位置・逆位置の効果を再び自由に選べるようになる。私は正位置で停止させる!」

 

正位置で止まり、レミリアは新たにカードを手にする

 

「デッキよりこのカード「アルカナスプレッド」を手札に加え、今加えたこのカードを発動させる!」手札3→4→3

 

 

アルカナスプレッド

通常魔法

このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を適用する。

自分のフィールドゾーンに「光の結界」が存在する場合、

コイントスを行わず裏表のどちらかを選んで適用する。

●表:デッキからレベル4以下の「アルカナフォース」モンスター1体を特殊召喚する。

●裏:コイントスを行う効果を持つモンスター1体を自分の墓地から特殊召喚する。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。

コイントスを行う効果を持つカード1枚を自分の墓地から手札に加える。

 

 

再びカードが回転するが、まるで止まる位置が分かるかのように止まる。その位置は

 

「光の結界の効果により、このカードは正位置で止まる!正位置の効果は、デッキからレベル4以下のアルカナフォースモンスターを場に呼び出す効果。よってデッキから2体目の「アルカナフォースV-THE HIEROPHANT

」を特殊召喚する!」

 

 

アルカナフォースV-THE HIEROPHANT

ATK 1500

 

 

「HIEROPHANTの効果発動!まあ、正位置逆位置で止まるのも言うまでもない。逆位置で止まるわ!」

「ここで逆位置だと?」

 

カードの停止と共に、レミリアのデッキからカード1枚がAiのディスクに収まる

 

「逆位置の効果により、相手フィールドにアルカナフォースモンスター1体を特殊召喚できる。Aiの場に、「アルカナフォースIII-THE EMPRESS」を攻撃表示で特殊召喚する!」

 

 

アルカナフォースIII-THE EMPRESS

効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻1300/守1300

このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。

●表:相手がモンスターの通常召喚に成功する度に

手札から「アルカナフォース」モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

●裏:相手がモンスターの通常召喚に成功する度に自分は手札のカード1枚を墓地へ送る。

 

 

女帝の名を次ぐモンスターが現れる。しかしそのモンスターもまた不気味な姿をしている

 

「EMPRESSの効果発動。さて、今度はあなたが正位置・逆位置を止める権利があるわ。さあ、自由に止めてみて頂戴」

 

そういうと再びカードが現れ回転を始める

 

「今度は俺が正位置・逆位置の効果を決めるのか…って、何かテキスト見るとどう見ても全くの不利すぎる効果ばかりじゃねえか!!」

 

テキスト見たAiは明らかに不平等すぎる!と文句言うが、仕方なく止めることに

 

「…仕方ねえ。ストップだ」

 

回転が止まる。止まった位置は、逆位置だった

 

「残念逆位置ね。相手がモンスターを通常召喚に成功する度、自分は手札を1枚捨てなければならない。この場合、私が召喚したらそちらが手札を捨てるってことね」

「理不尽!!!」

 

ギャグしながら対応するAi。しかし、このタイミングでのハンデスを受けてもまだAiの手札は余裕がある。全て捨てることは不可能だが

 

「さて、まだ召喚残していたわね。手札から「アルカナフォースIV-THE EMPEROR」を召喚」手札3→2

 

 

アルカナフォースIV-THE EMPEROR

効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻1400/守1400

このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、

コイントスを1回行い以下の効果を得る。

●表:自分フィールド上に表側表示で存在する

「アルカナフォース」モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。

●裏:自分フィールド上に表側表示で存在する

「アルカナフォース」モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。

 

 

皇帝の名を得たモンスターが現れる。再びカードの正位置逆位置の回転が始まるが、止まる場所は一つしかなかった

 

 

「光の結界により、EMPERORは正位置で止まる。正位置のこのカードはフィールドにいる限り、アルカナフォースモンスターの攻撃力は500ポイントアップする」

 

 

アルカナフォースIV-THE EMPEROR

ATK 1400→1900

 

アルカナフォースXIX-THE SUN

ATK 2900→3400

 

アルカナフォースV-THE HIEROPHANT

ATK 1500→2000

 

 

攻撃力を更に上げ、着実に火力を増していく。レミリアはその勢いにより次の一手使う

 

「そして、忘れてないわね?EMPRESS、逆位置の効果…Ai、あなたは手札を1枚捨ててもらうわ」

「…ち、ほらよ」手札5→4

 

捨てたカードは「グッサリ@イグニスター」

 

「そろそろ大詰めよ。私のエースモンスターを降臨させてあげるわ!!」

 

そういうと、フィールドに3本の光の柱が出現する。突風が巻き起こる

 

「うおお!?レミリアの奴、もうエースモンスター召喚する気か!!」

 

魔理沙もこのタイミングで決めに来ているのが分かる。確実に仕留められるエースを

 

「私は場の「HIEROPHANT/THE SUN/EMPRESS」、この光の柱3本を生贄に捧げる!!」

 

そう宣言すると、3体のアルカナフォースモンスターが光の柱に飲み込まれていく

 

「んな!?俺の場のアルカナフォースモンスターも素材にするのか!?」

「これこそ、3本の光の柱が導いた究極の論理。21番目のアルカナを超えし番外アルカナ!それは、「道化師/欲望/永劫/信念/顧問官/希望/神官」と言う、世の中には公表されてない、更なる規則外の大アルカナが存在する!!」

 

柱3本が重なり大爆発し、あるモンスターが姿を現す

 

「現れろ、23番目の大アルカナにして世界を覆す究極のアルカナ!「アルカナフォースEX-THE CHAOS RULER」(ATK)!!!」

 

 

アルカナフォースEX-THE CHAOS RULER

融合・効果モンスター

星10/光属性/天使族/攻3300/守3300

カード名が異なる「アルカナフォース」モンスター×3

自分・相手フィールドの上記のカードを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。

(1):このカードが特殊召喚した場合に発動する。

コイントスを1回行い、その裏表によって以下の効果を適用する。

●表:レベル10の「アルカナフォース」モンスター1体を召喚条件を無視して手札・デッキから特殊召喚する。

●裏:コイントスを行う効果を持つカード1枚をデッキから手札に加える。

(2):「光の結界」がフィールドゾーンに存在する限り、

相手はフィールドのモンスターの効果を発動できない。

 

 

レミリアの背後より現れし、混沌を司る番外アルカナモンスターの降臨。その姿はまさに他のアルカナモンスターすら凌駕する絶対的存在

 

「こいつ融合モンスター!?てか普通融合カードなしで融合召喚なんてできるわけねえだろうが!」

「何言っているのかしら…今どきの融合モンスターなんて、融合魔法使わなくても出てくるモンスターは多数存在するのよ」

「え、まじ?(おいおいマジかよ…手札からのリンク召喚もそんな感じ?まあ、遊作が使った融合召喚内蔵型のリンクモンスターがいるのにはいたけど、あれぐらいが例外じゃねえのかよ)」

 

少し世代ずれが生じているが、まさしくレミリアのエースモンスターだ。そして再びカードが現れ回転していく

 

「そしてこのモンスターもまた、正位置逆位置が存在する。当然私が宣言するのは、正位置で止まる!」

 

カードが正位置で止まったとき、腕一本から光が現れ、レミリアのフィールドに映していく

 

「CHAOS RULER正位置の効果!デッキより最上級アルカナフォースモンスター1体を召喚条件無視して特殊召喚することができる!現れろ、新たなる番外アルカナを司りしモンスター!「アルカナフォースEX-THE DARK RULER」(ATK)!!!

 

 

アルカナフォースEX-THE DARK RULER

効果モンスター

星10/光属性/天使族/攻4000/守4000

このカードは通常召喚できない。

自分フィールド上に存在するモンスター3体を墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。

このカードが特殊召喚に成功した時、コイントスを1回行い以下の効果を得る。

●表:このカードはバトルフェイズ中2回攻撃する事ができる。

この効果が適用された2回目の戦闘を行った場合、このカードはバトルフェイズ終了時に守備表示になる。

次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。

●裏:このカードが破壊される場合、フィールド上のカードを全て破壊する。

 

 

更なる最上級モンスター、闇の裁定を司る巨大な大アルカナの象徴たるモンスターが更なるフィールドを圧政していく

そしてカードが回転し、正位置で止まる

 

「DARK RULER正位置の効果!このモンスターはバトルフェイズ中、2回攻撃することができる!そして…忘れてないわね?2体のモンスターの攻撃力は、EMPEROR効果で500ポイントアップするわ!」

 

 

アルカナフォースEX-THE CHAOS RULER

ATK 3300→3800

 

アルカナフォースEX-THE DARK RULER

ATK 4000→4500

 

 

「攻撃力4000オーバーがいてしかも連続攻撃可能。パンプアップモンスターも健在中…おいおい、マジでこのターンで潰しにかかってるな」

「さて…耐えられるかしら。バトルよ!「DARK RULER」で「ダークナイト@イグニスター」に攻撃!ジ・エンド・オブ・ダークネス!!」

 

DARK RULERの両肩から出て来た龍の頭2体の口が空き、光線で襲い掛かってくる

 

「…なるほど、勝負に焦ったなレミリア!俺はその攻撃宣言時、墓地の「グッサリ@イグニスター」の効果発動!」

「なに!?」

 

 

グッサリ@イグニスター

効果モンスター

星8/地属性/サイバース族/攻3000/守3000

このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):リンクモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

(2):自分のリンクモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。

その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

(3):自分のリンクモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、

墓地のこのカードを除外して発動できる。

そのお互いのモンスターの攻撃力は3000になる。

 

 

「自分リンクモンスターが相手モンスターと戦闘行うとき、このカードを除外することで、互いのモンスターの攻撃力は3000になる!コイツは例え数値変動効果受けていていたとして固定だ!」

「しまっ!」

 

 

ダークナイト@イグニスター

ATK 2300→3000

 

アルカナフォースEX-THE DARK RULER

ATK 4500→3000

 

 

「まさか、相打ち狙いか!」

「そんな、お嬢様のDARK RULERが力勝負で敗北するなんて!」

 

まさかだと思うが、Aiはわざとこれを通すために演技をしてまで油断を誘ったと言わんばかりのプレイングを披露した

 

「…やるわねAi。けど、あなたのダークナイトも道連れにしてもらうわ」

「おうよ。相打ち上等だ。それが俺のデュエルだ!迎え撃てダークナイト!」

 

ダークナイトが光線を受け止めながら、突っ込みながらダークルーラーを切り裂き、爆発しあった

 

「くうっ!!けど、これでAiのエースモンスターは倒し…え?」

 

煙が晴れると、ダークナイトは何故か無事だった

 

「んな!?どうしてAiのダークナイトは無事なんだ!?」

「悪いな。俺はただで相打ちされる気がねえんだ。だって俺、臆病なんでね?その理由はこいつさ」

 

Aiは墓地からカード1枚を引き抜き見せる

 

「俺は墓地の「Ai打ち」の効果を使わせてもらった。俺の場の@イグニスターが戦闘破壊される場合、このカードを除外することで戦闘破壊をこいつが肩代わりしてくれるんさ」

 

 

Ai打ち

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分と相手のモンスター同士が戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。

その自分のモンスターの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、

その相手モンスターの攻撃力と同じになり、

そのダメージステップ終了時にその戦闘で破壊されたモンスターのコントローラーは

その元々の攻撃力分のダメージを受ける。

(2):自分の「@イグニスター」モンスターが戦闘で破壊される場合、

代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

 

カードが消え、ダークナイトは完全無傷だ。高打点モンスター1体を破壊にまんまと成功したのだ

 

「…まさかさっきTHE SUNが破壊したときに伏せていた4枚の伏せカードの1枚がそれだったなんて」

「破壊しすぎたな。つまり余計な導火線に火をつけちまったってところさ」

 

運命を操るレミリアですら、この読みは想像を超えていた。これが、吸血鬼とAIの差なのだろうか?

 

「どうしたんだレミリアの奴。いくら戦闘破壊1回できなかったと言え、何か躊躇してる気がするぜ」

 

そう。レミリアは何故か次の攻撃宣言を躊躇っていた。いくら先ほどの墓地利用で場を乱されたと言え、攻撃を躊躇っている

 

「…恐らくお嬢様は何かを感じとってる可能性があるわ。きっと、彼のデュエルがこの幻想郷におけるトリックスター的な立ち回りをされて、お嬢様本来のプレイングができない可能性があるわ」

 

咲夜の読みは大体当たっていた。しかもだ、火力担当でもあったDARK RULERがこうも簡単に墓地コンボで破壊された。しかもだ、先ほど起動された1枚、グッサリの方はレミリアが発動した効果で墓地送りしたカードだ。つまり、自身が何かアクションすれば運命の輪が崩されて、本来のプレイができなくなると少し警戒している様子だ

 

「(まずいわね…これじゃこのターン仕留められる可能性が減る可能性が強い。それに、Aiが前のターンでセットしたカード…墓地で発動されるカードの可能性がこれで高くなった。と言って、このままターンを渡すぐらいなら、1体でも破壊できれば恩の字。それに、私の場のCHAOS RULERは光の結界がある限り、モンスター効果は相手は発動できない。ダークナイトで予備戦力出されても問題ない…なら!)いいわよAi、久方ぶりにここまで考えさせられたのは霊夢以来!それに、私の場のモンスターはまだあなたのモンスターを十分攻略可能!バトル続行!「CHAOS RULER」で「ダークナイト」に攻撃!」

「おっと、まだダークナイトには頑張ってもらわねえとな。攻撃宣言時、手札の「ダンマリ@イグニスター」の効果発動!@イグニスターモンスターが戦闘行う攻撃宣言時、こいつを特殊召喚し、その攻撃を無効にする!こい、「ダンマリ」(ATK)!」手札4→3

 

 

ダンマリ@イグニスター

効果モンスター

星6/闇属性/サイバース族/攻2300/守 0

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の「@イグニスター」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。

(2):自分フィールドにリンク6モンスターが存在する場合、

フィールド・墓地のこのカードを除外し、

相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。

そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

その姿は、かつてAiが捕食形態で相手のデータを喰らうときの姿に酷似していた。CHAOS RULERが放った攻撃を喰らいながら無効にした

 

「まだ攻撃を止められるモンスターが…けどAi、あなたも気づいているでしょ?ダークナイトの効果先にモンスターを出しているそうだけど、CHAOS RULERは光の結界がある限り、あなたはモンスター効果を発動できない!後続を呼ばせる気はないわ!」

「そういやさっきダークナイトも効果…戦闘で破壊できれば墓地の@イグニスターを呼べる効果あったが…使えなかったのはそいつが邪魔してるせいだったのか。けどまあ、そこまで問題ねえな」

 

だが涼しい顔をしているAi。そしてレミリアは悟った…このデュエルの勝敗が何となくわかってしまった事を

 

「(この攻撃すら止められた…手札も1枚除いて何とかなるものがあるとはいえ)…私はこれでターンエンド」手札2

 

 

 

Ai 手札3 LP4000

モンスターゾーン ダークナイト@イグニスター(EX)/ファイアフェニックス@イグニスター(リンク先)/ダンマリ@イグニスター(ATK/リンク先外)

魔法・罠ゾーン:イグニスターAiランド

 

REMIRIA 手札2 LP4000

モンスターゾーン アルカナフォースEX-THE CHAOS RULER(ATK4100)/アルカナフォースIV-THE EMPEROR(ATK2200)/

魔法罠ゾーン:光の結界

 

 

 

 

「…覚悟を決めた目か。それとも俺みたいに何か手があるのか。このターンで確かめさせてもらうぜ。俺のターン、ドロー!」手札3→4

 

どのみちこのデュエルの決着も近い

 

「そろそろ勝負をつけようか。それに…なにもCHAOS RULERが攻略できねえってわけじゃねえんだ。全部、計算通りってもんさ。墓地の「ブレイクスルー・スキル」を除外して、効果発動!」

「!そ、そのカードすらもっ」

 

 

ブレイクスルー・スキル

通常罠

(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。

その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、

相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。

その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

 

 

「おう、お前が破壊してくれたカードの1枚だ。それにだ…ダークナイトの展開になぜこいつを使わなかったのも、別に無理して展開しなくてもいいって思ってたからな。こいつの効果で、お前のCHAOS RULERの効果を無効にする!」

「全部…計算通り。つまり、ここまでの展開も読んでいたということっ!」

 

CHAOS RULERが力を失ったことで、光の結界内でもモンスター効果を再び使えるようになる

 

「そしていうことさ。これで枷は剥がされた…遠慮なくやるぜ?俺は手札から「アチチ」を召喚!そのまま効果を発動する」手札4→3

 

 

アチチ@イグニスター

ATK 800

 

 

「デッキから「ドシン」を手札に加える。んでもって、手札に加えた「ドシン」の効果発動!俺の場に@イグニスターモンスターが存在する場合、こいつを特殊召喚できる。こい、「ドシン」!」手札3→4→3

 

 

ドシン@イグニスター

ATK 100

 

 

敢えてリンク先に出さないAi。狙っているとしか見えない

 

 

「「ドシン」の効果発動!墓地の「ダークインファイト」をEXデッキに戻し、デッキから「Aiラブ融合」を手札に加える!そして「ドシン」1体でリンク召喚!リンク1「ダークインファイト」!」手札3→4

 

 

ダークインファント@イグニスター

ATK 500

 

 

「リンク召喚に成功したため、俺はデッキから2枚目「イグニスターAiランド」を手札に加える。そして、リンク先にモンスターが出たため「ダークナイト」の効果発動!今回は1体だけだ。甦れ、ドシン!」手札4→5

 

 

ドシン@イグニスター

ATK 100

 

 

「そしてそのまま、「Aiラブ融合」を発動!」手札5→4

 

 

Aiラブ融合

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分の手札・フィールドから、

サイバース族の融合モンスターによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、

その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

自分の「@イグニスター」モンスターを融合素材とする場合、

相手フィールドのリンクモンスターも1体まで融合素材とする事ができる。

 

 

「決められたモンスターを素材に、融合召喚できる!本来もう一つの効果あるが、今回は使えないためそのままの状態で融合だ。俺はドシンとダークインファントを融合!」

 

2体のモンスターが電子の塊になって消えていき、それが渦に飲み込まれ、天に上がりながら新たなモンスターが顕現する

 

「謳え大地よ。破滅の巨人の誕生を祝福せよ!融合召喚。レベル7「アースゴーレム@イグニスター」(ATK)!!」

 

 

アースゴーレム@イグニスター

融合・効果モンスター

星7/地属性/サイバース族/攻2300/守2000

サイバース族モンスター+リンクモンスター

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが融合召喚に成功したターン、自分が受ける全てのダメージは0になる。

(2):EXデッキから特殊召喚されたモンスターをこのカードが攻撃するダメージステップの間、

このカードの攻撃力は元々の攻撃力分アップする。

(3):このカードが戦闘で破壊された時、

「アースゴーレム@イグニスター」以外の自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

大地の巨人のごとく姿を現す、アースゴーレム。それはまるで、全てを守るかの如くの様子を見せる。下半身にはなぜか青いクリスタルハートがある

 

「Aiの奴、融合迄使えるのかよっ」

「お嬢様!」

 

この巨人の出現で、完全に勝敗は決まったも同然になった

 

「バトルだ。「ファイアフェニックス」で「CHAOS RULER」に攻撃!」

「攻撃力が劣ってる状態で攻撃!?」

「「ファイアフェックス」は攻撃するとき、戦闘ダメージは0になり、その攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える効果がある!まあ、攻撃力が高いモンスター徒の戦闘なら、戦闘破壊されちまう欠点はあるが…だがまだ一つ処理してねえ効果がある!墓地の「Aiドリング・ボーン」の効果を発動!モンスター同士の攻撃宣言時、墓地のこのカードと手札1枚を除外することで、墓地または除外されているこのカード以外のAi魔法罠1枚を手札に加えることができる。俺は手札の「イグニスターAiランド」と墓地のAiドリング・ボーンを除外し、除外されていた「Ai打ち」を手札に戻す!」手札4→3→4

「そのカード、さっき戦闘破壊を守ったカード」

 

ここにきてそのカードを手札に戻してきたAiは、完全に決めるつもりである

 

「速攻魔法、「Ai打ち」発動!モンスター同士の戦闘行うダメージ計算時、自分フィールドのモンスターの攻撃力は、相手モンスターと同じ攻撃力にする!よって、「ファイアフェックス」の攻撃力はお前のCHAOS RULERと同じ、3800になる!」

 

 

ファイアフェックス@イグニスター

ATK 2300→3800

 

 

「そして、この効果を受けたモンスターが戦闘破壊された場合、モンスターをコントロールしているプレイヤーに対しその元々の攻撃力分のダメージを与える!つまり、ファイアフェックスの2300のダメージを俺が。CHAOS RULERの3300のダメージを、レミリアが受ける!」

「くっ…面倒な効果ね!けど、お互いにダメージは…いやまって、確かそのAi打ちは!」

「そうさ、気づいたようだな。Ai打ちはこの効果を処理したのち墓地に送られる。よって、戦闘破壊の肩代わりもできる!つまりダメージを受けるのはお前だけだレミリア!さあ、全部の処理だ!ファイアフェニックスの効果及びAi打ちの効果でお前にだけ5600ポイントのダメージを受けてもらう!!」

 

ファイアフェックスがCHAOS RULERと衝突し、爆発を起こす。Aiは効果によって結界に守られるが、レミリアはダメージを受ける

 

 

「きゃあああああ!!!!!」 LP4000→0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝負はついた。完全にAiが主導権を握った状態でのデュエルだった。デュエル終了と同時にデュエルフィールドは解除され元の空間に戻る

 

「…完敗ね。私の運命があなたの運命を見通せなかった。まだまだ私も甘かったわ」

「と言え、あの時お前がダンマリを捨てる効果を使ってくれなかったら、まだ勝敗は分からなかったかもな。いやはや、世の中分からないことだらけだな」

 

魔理沙と咲夜もそれぞれAiとレミリアの傍に来る

 

「にしてもまあ…すんげえデュエルだったな。やっぱお前まだまだ隠し玉沢山もってるみたいだしな」

「お嬢様を破った腕前、改めてお見事でしたAi様」

 

賞賛を受けているが、それでもAiは…普段通りの顔で対応していた

 

「さてと…レミリア、そろそろパーティの対応受けてもらってもいいか?流石にちっと疲れたからな」

「ええ、そうね。咲夜、対応お願いするわ」

 

頭を下げた咲夜は、そのままAiと魔理沙を専用ルームに案内させることに。そして、一人残ったレミリアは呟いた

 

「…Ai、彼は数奇な運命に惑わされていた。デュエルを通じて分かったことがある。彼はこのままいけば…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Den City ホットドック屋

 

 

さて、同時刻。遊作は草薙と共にウィンディの痕跡データを調べていた。そこにもしかしたらAiの情報があるかもしれないという希望を抱いて調べていた。

だが…中々思うように進まなかった。

 

草薙は一人考え事をしながら夜食の準備などをしていた

 

「(もう3週間以上…ここまでやって調べがつかないのもキツいな。それと…リボルバーからの連絡も来て本当に助かった。近いうちに来る予定だから、その時に改めて話と遊作のメンタルケアも頼む必要があるが)」

 

やはり遊作は戻ってきてからも随分と無茶していた。学業はあれから何とか戻っているが、Aiの痕跡最優先で調べているためほとんど来てないのも事実。中々言う事を聞かないから困ったものだ。

それと、リボルバーもネットワークの監視をしている以上、あちらもまた時間が作りづらかった。現在は世界中で動いているため以前みたいにDen Cityでの活動ができなくなっていたのだ。

 

「(…やれやれ、何か華の一つでも欲しいものだが)」

 

そう思いながら準備のほとんど終えた草薙。すると

 

「ごめんくださーい」

 

トラックの外から声が聞こえた。草薙は外に出る。そこにいたのは、一人の少女だ。それも彼らとは縁があるものだ

 

「君は、葵ちゃん。どうしたんだいこんな時間に」

「すいません、夜分遅くに。えーと…藤木君が戻ってきたと話聞いて」

 

その少女は「財前葵」。遊作のクラスメイトでもある彼女だが、イグニスとの騒動時における関係者になった者。リンクブレインズでの名は「ブルーエンジェル」。そして一時期であるが水のイグニス「アクア」と共に行動していた。

色々とあったが遊作等と共闘するうちに、心も大分開いていた。だが、遊作がAiを探すためにDen Cityを旅立って3ヵ月近く…そして戻って来た彼はほとんどしゃべらず交流すら満足にできなかったのだ。

そして今夜、勇気をもってここに訪れたのだ

 

「はあ…葵ちゃんにすら心配かけるのか遊作の奴は。ああ、今アイツはデータ解析でいるよ。そろそろ休憩入れさせるつもりだから、会いに行くかい?」

「あ、はい。彼とも…少し話がしたかったので」

 

ちょっとだけ葵の表情も赤かった。草薙は…男として遊作の未来を少しでも明るくしたかったので協力することにした

葵を中にいれた草薙は遊作とともに活動している部屋に入る

 

「遊作、そろそろ一度休憩にしよう。それと…お前に会いたい奴がいるみたいだ」

「俺に?」

 

作業を一度中断した遊作が顔を上げると、葵の姿が映った。

 

「財前…どうして君が」

「藤木君、ごめんなさいこんな時間に。けど、戻ってきてからあなたともほとんど話せていなくて」

 

葵はぎゅっとスカートを握りしめながら、不安な気持ちを伝わってしまう遊作。どうやら知らない間に自分相手に心配をかける相手が草薙以外にいたことに、少し戸惑いを覚えてしまった

 

「そういうことだ。遊作、確かに調べることも大事だが…無理しすぎて本当の意味で体を壊すなら、今後の活動にも悪影響が出る。それだけは忘れるな」

 

肩をポンと叩きながら、夜食を取りに行くと草薙は一度部屋を後にする。

遊作は隣に椅子を用意して、葵を座らせる

 

「…座ってくれ。俺相手で話がそう続くと限らないが」

「ううん、いいの。ありがとう藤木君」

 

そして、二人は話を始める。自分が3ヵ月Den Cityを離れてAiをずっと探していたことを。しかし全部空振りに終わり、再び戻り草薙と共に調べ始めていたが…全て空振りに終わっていて前へと進めていなかった

葵は元の生活に戻りながら、ロスト次元に巻き込まれた少女との時間を取り戻しつつ、アイドル活動もしながら生活をしていた。心残り一つを胸に抱きながら

 

やがて遊作は…ぽつりぽつりと草薙の前では言えなかったことを呟く。本当にメンタルが弱っているかの如くな様子だ。通常なら絶対言わない発言をする

 

「…俺はどうしたらいいんだ。3ヵ月以上アイツを探して探して…本当に小さいことからすべてを調べた。草薙さんと調べてるウィンディの痕跡データを調べても、手掛かりが掴めてない…俺はこのまま、アイツと会えないのか…もう、二度と」

 

手を強く握りしめて、声が震えていた。かつての遊作ならばこんな様子も言葉もなかった。

 

「…藤木君、それは違うと思う」

 

そういい葵は手を当てる。可憐な手だ。遊作はその手を振り払わなかった

 

「私もあなたと同じ想いをした。お兄様に認めて貰いたいがために、ひたすら我武者羅に進んだことも。友達の美優ちゃんを助ける為に、アクアと共に命を懸けたデュエルもした。それは結局、どんな思いをしても、繋がりを決して消したくなかった。あなたとAiのつながりも、決して消したくなかったはずよ」

 

そういわれて、遊作はハっと思い出す。かつてAiとの決戦時、繋がりに関することを言った。

 

 

 

『何かがきっかけで、繋がりが大きく変化することがある。繋がりが切れることもある。だが、新しい繋がりができることもある。生きていくことは、その繋がりの連続だ。それが、命なんだ』

 

 

 

繋がる世界。遊作が何度ともネットワーク、そしてイグニス達との戦いにおいて、導いた答えだ

それはかつて復讐者だった遊作では絶対にたどり着けない答えだ。

 

「…繋がり。俺は、Aiに言った事すら忘れて」

「けど、いるわよ藤木君。あなたには草薙さんがいて、リボルバーたちも。そして…私も」

 

両手を合わせて、震える遊作の手を包み込みながら、優しい言葉を言う

 

「だから…私にも手伝わせて。もうあなたは、その繋がりを断っちゃいけない。私たちがそばにいるから」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、扉の前でこっそり聞いていた草薙は、不安事が一つ消えた。扉の先では、遊作は泣いていた。葵と共に、その繋がりをこれから繋いでいくと

 

「(これなら遊作の調子も少しは取り戻せるか。こうなったら、俺もトコトンやれるところまでやりますか)」

 

草薙は2人が落ち着くまで待つことにした。今後草薙は、新たな協力者と共にAiの痕跡を探し出すことを決めたのだ

 

 

 

 

 

 

次回予告

 

Aiと遊作 二人の距離は確かに離れている。それは決して届かない距離にいる

だが、彼らの思う繋がりがある限り決して違えることはない。いつまでも、どこまでも

 

そして遊作の前に頼もしき存在が現れる。その存在が果たして有益な情報になるのか否か

 

しかし、その情報を届ける前にとある存在が姿を現そうとしていた

 

次回 遊戯王AI TO THE Project

決意を抱きし願い

 

 

 

「Into the VRAINS」!!




簡易設定

Ai
割とこのデュエルの流れを掴んでいた。全ては計算通り…と本人は言うが

レミリア
Aiのプレイングの前に本来の実力があまり発揮できなかった。だが、運命を見通して何か嫌な予感を察した

魔理沙
咲夜
解説役

藤木遊作
本編内では決して見せない弱気な部分を出す。この小説内で一番出したかった部分。メンタル部分が改善されるかは…神のみぞ知る

草薙翔一
遊作のメンタルが少し改善できたことにほっとしている

財前葵
遊作の心を溶かす存在。この作品において遊作に対してとある感情が生まれている
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