悪の親玉になりたかった。夜の帝王となり、恐れられ、畏れられる存在になりたかった……。
 そんな軽い動機で始まった俺の旅路は、思いがけず周りの人の運命を狂わせていたらしい。

「え?命を捧げます?重い重い!」

 この物語は、支配者とは名ばかりの善人が、出会う人々の脳を悉く焼いていくバカ話である。
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