青い世界に赤い世界の燃え殻一つ   作:嗚呼田鋼多

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お久しぶりです。
タイトル考えるの難しいです。


執務室でのベルファストとの会話

リチャードの身に降りかかった災難を露知らず、アンダーソンは一人、母港へと帰ろうとして…

 

「もしもし、そこのお兄さん」

 

怪しい人に呼び止められていた。

 

「…」

 

「おにーさーん?」

 

そこそこの声量で声をかけられているにもかかわらず気が付かないのはもはや才能だろう。

 

「ねぇ、お兄さんったら!」

 

「ああ、だれだ、なんだ、どこだ、いつだ、なぜだ?」

 

「5W1Hかな?」

 

「Hがないだろう」

 

「それもそっか。じゃなくて!」

 

どうやら違うらしい。当たり前のことだが。

 

「お兄さん、なんか…すごく嫌な相が出てる!」

 

「相?俺のやってる株の位相か?」

 

「そうそう、もうすぐ暴落するよ…って、ちがーう!さすがにそこまではわからないよ!」

 

またもや違うらしい。当たり前のこと(ry

 

「あのね、すごく面倒なことに巻き込まれるよ!」

 

「ほう」

 

「世界中を飛び回る羽目になるよ!」

 

「ほほう」

 

「えっと…理解者が減るよ!」

 

「ほほほーう」

 

「えっとえっと…心労が増えるよ!」

 

「別に構わないが」

 

「いいのぉ!?」

 

驚かれた。当た(ry

そのように会話をして、アンダーソンは帰路をたどる。その会話の真意に気づかぬまま。

 

 

—アンダーソンの母港—

 

「あー、指揮官。おかえりー」

 

「おっ、指揮官!おかえり」

 

「おかえりなさいませ、ご主人様」

 

どうやらかなり慕われているようだ。

ちなみにアンダーソンは、いまだにKANSENとケッコンしたことがない(が、好感度が100になっているKANSENは複数いる)。*1

執務室に戻り、持って帰ってきた書類を広げて、一瞥する…

 

「はぁ…」

 

「いかがなさいましたか、ご主人様?」

 

「ああ…ベルファストか」

 

ベルファスト。ロイヤルネイビーのメイドたちを統べるメイド長であり、完璧超人と評される軽巡洋艦。いかなる苦難を前にしても、彼女の優雅な微笑みが崩れることはない。その献身は主の心に寄り添い、戦場では鋭利な刃となって敵を討つ。

いささか長い紹介となったが、つまりシゴデキなメイドと言う訳だ。

 

「いや、ちょっと、な…」

 

「これは…?」

 

ぱらり、と書類を手に取るベルファスト。

 

「ふむ…新しい計画艦、ですか?」

 

ベルファストの言うとおり、特別計画艦はいまのところ第1期までしか来ていない。

ネプチューン、モナーク、サン・ルイの三人を、アンダーソンは知っている。重桜や鉄血、サディアなどで同じような計画がなされているかまでは、アンダーソンは知らない。

 

「あのジジイ…もとい、リチャードのじっさん曰く、また違う代物らしい」

 

「確かに、特別計画艦ではなく、”特殊”計画艦と書いてありますね」

 

「ああ、特別計画艦とは違い、資材、時間、データのすべてにおいてさらなる量が必要だとか」

 

「それは…資材に関しては、我が艦隊が負担するのでしょうか?」

 

「いや、これに関しては本部が支給してくれるらしい。そこまで心が狭くなくてよかったよ」

 

楽観的なアンダーソンには分らないだろうが、実際、この計画に関しては本部も責任を負いたくなく、失敗した時の自分たちの損害が少なくなるように押し付けられた、の方が適している。

 

「そして、この、「特別設備」と資材の搬入日ですが…明日と明後日になっていますね」

 

「え」

 

本当に?とでも言いたげな表情のアンダーソン。

本当です、とでも言いたげな表情のベルファスト。

 

「なんだよあのジジイ…仕事早すぎるだろ…!」

 

「リチャード閣下をジジイ呼びするのもよろしくと思いますが…確かに、この速さはいささか気になりますね」

 

「あ、あれじゃない?他の人のために準備しておいたけど、断られて俺のところに流れてきた…とか?」

 

「なるほど…そうかもしれませんね。うちのような…言ってしまえば弱小な母港に来る大きなプロジェクトは、そうそうないですからね」

 

「弱小って…間違ってはいないけどさ…とりあえず、明日と明後日は空けておく必要がありそうだね」

 

「はい、ちょうど予定も入っていませんし、搬入に専念できますね」

 

忙しそうな明日と明後日のために、その日は早めに寝ることにしたアンダーソン。

そんな彼は、その夜…奇妙な夢を見た。

*1
なぜいまだにケッコンしていないのか?それは単純に彼がヘタレだからである




特別計画艦が3人しかいませんでしたね。なんででしょう?

それと次回、AC6っぽいことが起こります
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