世界観の設定
舞台:現代の日本。
表向きは普通の現代社会だが、その裏では神話や伝承の存在が今なお活動している。
神、天使、魔族、魔獣、妖怪、聖剣、魔剣、呪物、聖遺物など。
しかし大多数の一般人はその存在を認知していない。
マナとは
マナ
神秘を認識し、魔術や超常現象へ干渉するために必要な生命エネルギー。
これがある者は、魔術を使える、結界を認識できる、魔獣や霊的存在を知覚できる
昔の人類
太古の人類は、ほぼ全員がマナを持っていた。
神話や伝説が現実だった時代、人と神秘は共存していた。
しかし文明の進化、神秘の衰退、血統の希薄化など様々な理由で、 現代ではマナを持つ人間は大幅に減少した。
その結果、現代人の多くは神秘を認識できない。
現代のマナ保持者
現在マナを持つ者は主に
1. 特殊な血統
魔術師の家系
陰陽師の家系
英雄や神の血を引く一族
2. 神秘の適合者
聖剣や魔剣、聖遺物、呪物、『危険指定遺物』などに選ばれた者。
3. 隔世遺伝の突然変異
稀に、特別な家系でなくてもマナを持って生まれる人間がいる。こうした者は神秘世界では、「先祖返り」 と呼ばれる。突然現れるため、神秘側の組織から注目されやすい。
『創世神の装置』
創世神は世界の均衡を守るため、
危険な神秘を封印し、人類へ分散している。
理由は単純な管理だけではなく、どこか一つの勢力に神秘が集中すれば、世界の均衡が崩壊するから。
つまり創世神は人類、神々、魔族、天使、魔獣すべてが一方的に支配しないよう調整している。
『危険指定遺物』
創世神が人間に分散した封印された神秘。
例:三つ首龍の魔導書
黒屋海斗の身体に宿っている邪龍アジ・ダハーカが封印された禁書。
あらゆる魔術の習得・開発が可能。自身の血を媒介に蟲や毒蛇などの邪悪なる者を眷属として使役出来る、眷属の強さは所有者によって変化する。
他にも:終焉の魔剣、錬金の聖杯、未来視の鏡、神殺しの槍、などが存在。
登場人物
黒屋海斗(くろや かいと)
基本情報
17歳。
高校二年生。漫画研究部所属。
本作の主人公で『危険指定遺物』である『三つ首龍の魔導書』を宿し、隔世遺伝でマナを使用する事が出来る。
中学卒業と同時に、祖母の家を出て一人暮らしを始めた。
学力
奨学金制度の対象になるために勉強をしているため学力は高い。
運動能力
逆に運動能力は低い、得意なスポーツも無い。
性格
表向きは物静かで目立たない少年。
人前ではあまり自分から話しかけない、断るのが苦手、
頼まれると無理してでも引き受ける、喧嘩や争いを避けようとする
典型的な「大人しい優等生」に見える。
しかし内面はかなり複雑。
幼少期から母親と祖母による虐待で育ち、 「愛されたい」「見捨てられたくない」という欲求が人一倍強い。
だから仲間ができると、誰よりも大切にする。
でもその本質は優しさだけではなく、“失いたくない”という恐怖。
一人暮らしの表向きの理由は、「高校が遠いから通学のため」と周囲には説明している。
だが本当の理由は――もうあの家で生きていけなかったから。
家庭環境
海斗は幼少期から実母に虐待されて育った。
その後、母親が亡くなり祖母に引き取られるが、 そこでも待っていたのは保護ではなく支配だった。
祖母は口癖のように言った。
「あんたのお母さんが苦労したのも、全部あんたのせいだ」
殴られることもあれば、 無視されることもあった。
食事を抜かれることも珍しくなかった。
海斗は自然と学んだ。
怒らせないこと。 期待しないこと。 一人で耐えること。
一人暮らしを始めた理由
中学卒業の日。
海斗は初めて祖母に反抗した。
「……もう、ここには帰らない」
祖母は怒鳴ったが、海斗は振り返らなかった。
貯めていたお年玉やバイト代、 奨学金制度や自治体支援を使い、 築年数の古いアパートで一人暮らしを始める。
現在の生活
海斗の部屋は最低限のものしかない。
安い折り畳みベッド、中古の机、本棚いっぱいの参考書
カップ麺や保存食。
生活力は高い。
誰にも頼れなかったから。
料理、洗濯、掃除、家計管理。
全部自分でできる。
でも、部屋に帰ってきた時の、「おかえり」がない空間にはどこか寂しさを感じている。
国近一(くにちか はじめ)
基本情報
17歳。
黒屋海斗の小学校からの親友。
高校二年生。バスケ部所属。スポーツ推薦で入学した学校内でも有名な人気者。
性格
初対面の印象は、
「明るい」「うるさい」「距離感近い」「お調子者」
典型的なムードメーカー。
だが相手の立場や人気で態度を変えないと本質はかなり人間ができている。
お世辞ではなく、本気で良いと思ったことを口にする。
例えば:「お前そのノートすげぇ見やすいな」 「今のプレー普通にかっこよかったぞ」 「お前、思ってるより頑張ってるよな」
故に男女問わず人気が高い。
学校全体でも知らない人がいないレベル。
学力
赤点ギリギリ常連。
海斗にテスト前よく泣きつく。
「海斗ぉぉ…数学だけでいい、俺を見捨てるな…!」
運動能力
バスケットボールでは学校でもエース級。
さらに、走る、跳ぶ、反射神経、持久力 全部高水準。
本人は努力型と思っているが、実際かなり才能型。
海斗との関係
一にとって海斗は、
“放っておけない昔からの相棒”
小学生の頃から海斗が家庭環境で傷ついていることを、 詳しく知らなくてもなんとなく察していた。
だから昔から何かと海斗を外へ連れ出そうとする。
例えば海斗が少し沈んでいる時。
「海斗!今日お前んちで遊ばね?」「一人暮らしなんだろ?冷蔵庫の中身チェックしてやるよ」
と軽いノリで踏み込んでくる。
でも実際は海斗の、声のトーン、笑顔の違和感、目線
疲れた表情全部見てる。