辛いことはたくさんあった。苦しいこともたくさんあった。
けれど、誰が何と言おうと、私は世界で一番幸せな人生を送っている。
仲のいい兄弟がいて、愛してくれる両親がいて、親身になってくれる友人がいて。
たくさんの人たちに助けられて、ヴィルヘルムと出会って。
一人の息子と、二人の孫に恵まれて。
まだまだ続いていく人生、きっと色々問題も出てくるけれど。
それはきっと、私たちなら大丈夫って信じているから。
最初から最後まで。そしてその先も、ずっとずっと、愛しているから。
だからきっと、いつか最期の瞬間が来たとしても。
私は笑って、夢の世界に旅立つだろう。
◇◇◇
イリアとカリファの母娘を取り巻く一連の事態は、一応の収束を迎えた。
フランダースにある『黒銀貨』の本拠地へ、ラインハルトとフェルトが向かい、そこで交わされた内容が真実となった。
つまり、ドルテロとイリアに血縁関係はない。二人は無関係の赤の他人。イリアは晴れて、父親のいない赤ん坊になったわけだ。
これでもう母娘が狙われる理由はない。問題は、解決した。
もちろん、フェルトもラインハルトも、やり切れない気持ちは抱えていたが、いつまでも引き摺っているわけにもいかない。
カリファはハクチュリの牧場に住み込みで働くことになり、屋敷も通常業務に戻っていた。
◆
「アリーゼ、お疲れ様」
私室のソファにて、テレシアは寄りかかってくるアリーゼを労う。
「ありがとうございます。お祖母様こそ、急な長旅お疲れ様でした」
「むっ、それは私がお婆ちゃんだからってこと? 長旅は辛いってこと?」
「違いますよ。折角のお祖父様との旅行なのに、十分な準備もできなかったですから」
「フランダースなんだから、そんな大した準備は要らないわよ」
「それでもお祖父様との新婚旅行の地。本来ならもっと気楽にしていただきたかったのですが、時間が足りず」
「アリーゼも忙しかったのだし、仕方ないわ」
ルグニカ王国に限らず、この世界で燃えるような赤毛を見れば、多くの者は『剣聖』の家系を思い浮かべる。
既に『剣聖』の座を退き、その偉業も歴史の一頁となったテレシアだが、その赤毛だけで素性を悟られることは珍しくない。──初対面で彼女の素性に気付かなかったヴィルヘルムの方が、むしろ例外なのだ。
そのためテレシアが市井へ出る際は、人目を避けるための装いが欠かせない。
昔は婆や──キャロルが、最近ではアリーゼがその役目を担っている。
しかし今回はイリアにつきっきりだったため、そこまで手が回らなかった。
「また今度行かせてもらうときは、お願いするわね」
「はい、その時は全身全霊で」
言葉とは裏腹に、アリーゼは緩みきって身体を預けてくる。その頭を優しく撫でる。
今回の一件にて、アリーゼは何も動いていない。
イリアを預かると決めたのも、母親を探すと決めたのも、父親に突撃すると決めたのも、カリファにハクチュリの牧場で働いてもらうと決めたのも、全てフェルトだ。
住民に捜索を働きかけたのはラインハルトで、独自に動いていたのはガストン、ラチンス、カンバリーの3人。屋敷の業務はフラムとグラシスがやっていた。
ただ、それが何もしていない事には繋がらない。
屋敷の面々に捜索の指示出しをして、ラチンスにイリアの世話の仕方を教え、彼が帰ってからは夜通しイリアの面倒を見る。
事件が解決してからも、牧場に口利きをして諸々の調整を済ませる。トン・チン・カンの三人を労い、貧民街にて燻っていた彼らに確かな自信を与えた。悶々とした気持ちを抱えていたフェルトやラインハルトに、アフターフォローをしたのもアリーゼだ。
「アリーゼ、一つ訊いてもいいかしら」
「何でしょうか」
「アリーゼなら、今回の一件どうしてたの?」
「私なら早々に赤子を手放していましたよ」
即答だった。
「一応の義理として、カルステン領の孤児院に送るか、『鉄の牙』を頼ってカララギに送るかはしますが。それでも母親の捜索はしなかったでしょう」
「あの容姿なら、ドルテロ様が関わっている可能性が高いものね」
「ええ。この辺りの有力者で金髪碧眼と言えば、真っ先に思い浮かぶのが彼ですから」
確信ではなく、可能性の問題。
イリアの母親を探すと決まったあの場で、テレシアやアリーゼ──もしかしたらロム爺ことバルガ・クロムウェルも、ドルテロ・アムルが頭をよぎった。
「どこの誰とも知らない、厄介事の可能性が高い赤子を、私たちが気遣う義理はありません」
「そうね。赤子を見捨てられない、その考えは素晴らしいけれど、それを押し付けられる謂れは無いものね」
人によっては冷たいと感じられるかもしれない思想。
テレシアはそれなりに歳を重ねてきた。故にこうして割り切ることができる。
アリーゼも領地を運営する上で、酸いも甘いも噛み分けてきたことで、割り切れるようになった──わけではなかった。
アリーゼは昔から、幼い頃からずっと、優先順位がしっかり付けられる子だった。
家族が大切で、家族が大好きで。そんな優しい子だった。
──アリーゼがアリーゼであったから、アストレア家は今のように居られるのだ。
「アリーゼ、ありがとうね」
「いいえ、私の方こそ、お祖母様には寄りかかってばかりですので」
可愛い孫娘がこうして真っ先に甘えてくれる。
その温もりを愛おしく感じながら、テレシアはふと、幼い日のアリーゼを思い出していた。
◇◇◇
アリーゼ・アストレアは、決して望まれた赤子ではなかった。
もちろん、授かり婚だったわけではない。
新婚の二人が、これから訪れる幸せを胸に授かった命だった。
けれど、生まれてきた赤子が鮮やかな金の髪を持っていたことで、その幸福は音を立てて崩れ落ちる。
アストレアの家系は、例外なく燃えるような赤髪を持つ。傍系になり、血が薄まればその限りではないが、記録に残る直系の者で赤髪でないのはアリーゼだけだった。
ハインケルは己を責めた。
『剣聖』と『剣鬼』の息子として生まれ、けれど剣の腕はそれなりという現状と、赤子にすらその才を受け継がせられなかった能無しだと。
妻のルアンナも、深く傷付いていた。それは、赤毛の子を産めなかったからだけではない。
ハインケルを始めとして、アストレア家には彼女の不貞を疑う者はいなかった。けれど、貴族の間にはそういった声も聞こえてくる。彼女はそれに日々苛まれていた。
ヴィルヘルムも、爺や・婆や──グリムやキャロルも、赤子をどう扱えばいいのか戸惑っていた。
自然、赤子の面倒を一番に見ていたのはテレシアだった。
アリーゼは、笑顔の似合う可愛い子に育ってくれた。
『おとーさまー』『おかーさまー』
短い言葉を喋れるようになって、父や母を呼びながら駆け寄り、その足にくっついていたり。
『わぁぁ! たかい! すごい!』
その愛嬌で、庭で素振りをしていた祖父に剣を仕舞わせ、実子にもしなかった「高い高い」を実現させたり。
『わたしは、おねえちゃんだから。おとうさまもおじいさまも、おしごとだから、ラインハルトはわたしがおせわするの』
その小さな身体で、さらに小さな弟を優しく抱きしめていたり。
『大きくなったらお父さまと結婚するの!』
『わたしね、いつかお母さまみたいになるの!』
『お祖父さま、あっちいこ!』
『じいや、ばあや、いつもありがとう!』
アリーゼはそう言って、いつも屋敷に笑顔を振りまいていた。
それが、アリーゼ本来の気質なのか、それとも幼子なりの処世術だったのか。
今はもう分からないけれど。
アリーゼは、賢い子だった。
アストレア家は、代々『剣聖』を輩出し続ける剣の名家だ。
初代『剣聖』レイド・アストレアが成し遂げた数百年前の偉業、その功績を称え、アストレア家は親竜王国ルグニカの剣として、長くその栄誉に与り続けてきた。
それ故に、アストレア家の人間は男女を問わず、剣と無縁の生活は送れない。
アリーゼも、3歳の誕生日に初めて剣を握った。子供用の木剣を手に、アリーゼはハインケルから剣を教わった。
だが稽古が終わり、テレシアと二人きりになったタイミングで、彼女はこう訊ねてきた。
『お祖母様、私に剣の才能はありますか?』
テレシアは、『剣聖』は答えられなかった。答えられないことが、答えだった。
『ありがとうございます、お祖母さま』
それから、アリーゼが剣を振ることは一度たりともなかった。
『死神の加護』を恐れ、自分の力に蓋をすることを選んだテレシアとは真逆。アリーゼは自分の力を理解したからこそ、剣に見切りをつけた。
家族の誰も、それを咎めなかった。
才能の無さを悲観せず、別の方法にてアストレアの長女であろうとする彼女を、誰も否定できなかった。
アリーゼは、強い子だった。
母親が眠り姫になってしまい、さらには外の世界に出たことで『金髪のアストレア』として陰口を叩かれる。
けれど、彼女はそれら全てを跳ね除けた。
『そうだよ。綺麗な金色、お母さまとお揃いなの』
『はじめまして、騎士さま。アストレア家長女、アリーゼ・アストレアともうします』
『衛兵さん、こんにちは!』
『逃げろー!』
話術で、礼儀作法で、愛嬌で、適度な生意気さで。大小の騒動は起こしつつも、アリーゼは貴族社会に己を受け入れさせた。
王族の居住区、貴族社会の戦場──王城は、アリーゼの「庭」になっていた。
ただ、だからといって、その傷が浅いというわけではない。
かつて王都にいた、または王城を訪れた貴族子女の中で、アリーゼと親しくない者はいなかった。
けれど、領地に戻ってから、今なおアリーゼが私的な交流を持ち続けているのは、クルシュ・カルステンを始めとする数人だけ。
──アリーゼを『金髪のアストレア』と、そう呼ばなかった僅かな者だけだ。
◇◇◇
アリーゼの起こした騒動のうち最大のモノは、陛下と賢人会の会議への怒鳴り込み、それによる白鯨討伐計画の中止だ。
それ自体は陛下の恩情でお咎めはなかったが、アリーゼは領地経営に専念することとなり、テレシアもそれに随行した。
当時のテレシアは、自分たち当主夫婦がまともな領地運営ができていないと分かっていた。けれど先代のやり方を崩してさらに負に進むわけにもいかず、惰性で続けてしまっていた。
7歳の幼子が何とかできるとは思えないが、アリーゼなら本当にどうにかできてしまうかもしれない。
アストレア領に戻った初日。
期待と不安、自責。様々な感情に囚われながら、テレシアは眠りに就いた。
翌朝、目を覚ましたテレシアは台所に向かう。アリーゼはまだ寝ているらしい。長旅で疲れたのだろうと、テレシアは朝食の支度を続ける。
少しして、近づいてくる気配。扉が開かれ、愛らしい声がした。
「おはようございます、お祖母様」
「おはようアリーゼ、もう朝ご飯できるわよ──ッ!」
振り返ると、アリーゼは屋敷の中でありながら、ツバ広の帽子を被っていた。
それを見たテレシアを真っ先に襲ったのは、孫娘のファッションに対する疑問ではない。
──龍剣が、呼んでいる
我を引き抜けと。幻の声が、彼女の脳内でそう叫んでいた。
「──アリーゼ、何があったの」
「お祖母様?」
「言いなさい、アリーゼ。何をしたの」
愛らしい声で、愛らしい顔で、首を傾げるアリーゼに。テレシアは詰問する。
「……ごめんなさい」
アリーゼが、表情を消した。帽子を取った。その中に纏められていた髪が広がり落ちる。
金色の長髪の中に、そのひとふさだけ、白金が混じっている。
「なに、それ」
テレシアの内で『剣聖の加護』が絶叫する。──あれを斬れ、と。
「私の中に、魔女がいます。私の夢の城に、引き摺り込み、閉じ込めました」
アリーゼの『閉じ込めた』宣言。
当然わけが分からず聞き返すが、詳細を聞いてもテレシアは理解できなかった。
夢の城。
魔法ではない、加護でもない。テレシアが聞いたことのない、
それにより封印した『虚飾の魔女』パンドラ。
寝室で目を覚ましたアリーゼの前に、突如として現れた白金の髪をした少女。『剣聖』を狙っていたと、たおやかに微笑んだ魔女。
封印と同時に引き千切った『虚飾』の権能。
本家には遠く及ばぬ不完全な力で、それでも魂の抜けた魔女の亡骸を、大瀑布へ飛ばしたこと。
一つを理解するために、理解できないことが増える。
話が壮大過ぎて、テレシアの思考は完全に追いつかなかった。
「──分かったわ。分からないけど、分かった」
けれどテレシアは、祖母として、それを受け入れた。
「アリーゼ」
「…はい」
「『夢の城』も『虚飾』の残骸も、貴女の持つチカラは、私の──私たちの『剣聖の加護』と同等以上に危険なもの。それは理解している?」
「はい」
『剣聖の加護』は、不明な点が多い加護だ。
受け継がれる加護であり、それが剣神による祝福なのか、それともアストレア家の先祖であるレイド・アストレアの遺志によるものか。まるで分かっていない。
当代『剣聖』であるテレシアは、それを祝福と感じたことは一度たりともない。むしろ、呪いとすら思っている。
アリーゼの
どこかの性悪が、こんな優しい子に、不相応のチカラを与えた。
アリーゼはそれを、今日まで一度も使わなかった。魔女による危機が訪れるまで、誰にも悟らせなかった。
ならば。
「アリーゼ、そのチカラを制御しなさい」
かつて、『死神の加護』を恐れ、『剣聖の加護』から逃げ続けていたテレシア・ヴァン・アストレアだからこそ、伝えられた。
「出来ることと出来ないことを区別すること、チカラに溺れないこと──そして何より、私以外の『剣聖』に悟られないように、チカラを抑えなさい」
アリーゼは目を見開いて、驚きを露わにしていた。
「……お祖母様、怒らないのですか?」
「怒っています。でも、魔女の残骸ですら龍剣が抜けと叫んでいる。本体がいたのなら、その被害は尋常ではなかったでしょう。その厄災を退けたことで、お説教は無しにします」
「────」
アリーゼの、先ほどまでの怖いくらいの無表情が崩れた。
スンッと鼻を鳴らし、駆け寄ってきて、抱き着かれる。
「お祖母様」
「ええ」
「ごめんなさい」
「ええ」
「黙ってて、言えなくて、ごめんなさい」
「ええ」
「それと、隠そうとしてごめんなさい」
「いいのよ」
腹に顔を押し付け、涙声で謝り続けるアリーゼを、テレシアは優しく撫で続けた。
◇◇◇
テレシアは、ソファにて寄りかかってくる孫娘、その白金色の束を指ですくった。
「お祖母様?」
「なぁに」
「どうしたのですか?」
「ちょっとね……アリーゼは今回、きっと無理をしたんでしょう?」
「……無理ではありませんよ」
アリーゼはそっと目を逸らし、言外にテレシアの指摘を認めた。
アリーゼのチカラ、魔女の権能の残骸。
二人で検証したそれは、理不尽そのもののチカラだった。
幼い頃のアリーゼには、とにかく時間が必要だった。
そのため、睡眠時間を削り、その少ない睡眠時間を権能で引き延ばすことによって、強引に寝不足を解消していた。
疲労が溜まった時も、風邪を引いた時も、同様に権能で無かったことにする。
そうやってアリーゼは、ひとの何倍もの密度で日々を過ごし、たった2年で領地を立て直してみせた。
今回も同じだ。夜泣きをするイリアの世話、睡眠なんてまともに取れるわけがない。
けれどアリーゼは、イリアを寝かし付けた後に30分程度仮眠を取り、それを引き延ばすことで普段と変わらない睡眠を身体に与えていた。
「まったくもう……」
テレシアはそれを咎めない。その段階は14年前に大喧嘩して、言い負かされたことでとうに済ませている。
その代わりに、テレシアはこうして目一杯を甘やかすことにしているのだ。
「よしよし」
「んふふ」
白金の束から指を外して、再び頭を撫でてやると、アリーゼもご満悦に目を細める。
テレシアは孫娘との触れ合いを楽しみながら、アストレア家のこれからに思いを馳せる。
──夢の城
生者死者問わず、魂を引き込み、閉じ込めるチカラ。
テレシア、ヴィルヘルム、ハインケルといった、アストレア家の家族。
グリム、キャロル、フラム、グラシスたち家族同然の皆。
ユリウス、クルシュ、アナスタシア。アリーゼが大切に想っている友人。
いつか寿命を迎えたその魂は、夢の城へ辿り着くのだろう。決して、失われない。
また、アリーゼが言うには。
仮にアリーゼが死んだとすれば、夢の城と繋がりを持つ者たちは、強制的に引き込まれ、魂の抜けた遺体は大瀑布へ飛ばされるらしい。
ラインハルトですら、本人が抵抗しなければ閉じ込められるとのこと。
だが、夢の城は決して無限ではない。
どれほど広大な城であっても、受け入れられる魂には限りがある。特にラインハルトや『魔女』のような規格外の存在は、一人で大きな容量を占めてしまうらしい。
だからアリーゼは、誰も彼も迎え入れるつもりはない。
家族や友人。心から守りたいと願った人たちだけ。まだ余裕はあるらしいが、その席を無闇に増やすことは最初から考えていないのだという。
だからこの子は、優先順位を間違えない。
「アリーゼ」
「なんですかお祖母様?」
「私、アリーゼのこと大好きよ」
──穏やかに笑う顔も、甘えてくる時の顔も。たまに見せる昔のような腕白なところも、大好きよ。
詳らかに好意を伝えると、アリーゼは照れたように笑った。
もしかしたらこの先、アリーゼが死んで、ルグニカ王国の主要人が一斉に消え去るなんてことになるかもしれない。
彼女が切り捨てた大衆が、多大な苦労を背負うことになることだってあり得る。
──でも、それでも。それで良いと思えた。
──私たちアストレア家は、もう十分やってきた。
テレシア・ヴァン・アストレア
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア
ハインケル・アストレア
アリーゼ・アストレア
ラインハルト・ヴァン・アストレア
今を生きるアストレアの全員が、十分過ぎるくらいルグニカに貢献してきたはずだ。
誰よりも家族を愛している孫娘の、そして誰よりも家族に愛されている孫娘の、最期の我儘くらい、通させてもらう。
目を細めながら再び、テレシア・ヴァン・アストレアは笑った。
どうでしたでしょうか。
テレシア視点の過去編。オリ主の能力について、でした。
アリーゼの能力「夢の城」は、原作に登場したエキドナの『墓所』『魔女の茶会』から着想を得ています。
ただし、本作ではかなり独自解釈を加えています。
原作のエキドナが死者の魂を蒐集・保存していたのに対し、アリーゼは生者・死者を問わず魂を夢の城へ引き込めます。
もちろん万能ではなく、作中で描いた通り制約はあります。これから出会うかもしれない『大切な誰か』のためにも、アリーゼはこの能力を無闇矢鱈に使うことはありません。
この能力は、以後また登場するので、お楽しみに。
細かい設定の食い違いはお目溢しをお願いします。
それではまた、次回もよろしくお願いします。