ヒロアカ世界に転生した者が千手を背負い過ごしていく。 作:名も無き住人
マタタビ荘
『いただきます!!』
食堂にて夕食を食べ始める。皆さっきまでの訓練?で酷く腹を空かせていた為、やっとありつけた食事にがっつく。和気あいあいとした会話をしながら団欒をしながらプッシーキャッツの用意してくれた食事をし始める。
「美味しい!米美味しい!!」
「五臓六腑に染み渡る!!ランチラッシュに匹敵する粒立ち!!いつまでも噛んでいたい!!土鍋……!?」
「土鍋ですか!?」
上鳴と切島がハッとした表情で料理を運んでいたピクシーボブにそう言い放つ。……何故急に土鍋?
流石にこれにはあのピクシーボブも困惑の表情を浮かべていた。
「うん。つーか、腹減り過ぎて妙なテンションなってんね。まー、色々世話焼くのは今日だけだし、食べれるだけ食べな!!」
「あざーす!!」
「あっ、洸汰。そのお野菜運んどいて」
「……フン……」
(しかしあの子は……何故あんな事を俺達にハッキリと言ったんだ?それにヒーローになりたい連中とつるむ気は無い?……か、なら何故ここにいる?)……気になるな
皆で団欒しながら(一部除き)俺たちは食事を終え、すぐにお風呂に向かった。
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大浴場
「まぁまぁ……飯とかはね、ぶっちゃけどうでもいいんスよ。求められてんのって、そこじゃ無いんスよ。その辺、分かってるんスよ、オイラぁ……」
峰田がボソボソと壁に向かって何かを言っていた。
「求められてるのは、この壁の向こうなんスよ……」
「1人で何言ってるの?峰田くん…」
「おい……まさかお前……」
緑谷と上鳴も気づいたようだ……さてと……
この時間帯、確か男女で入浴の時間がズラされていなかった。そして、性欲の権化であるこいつがする事と言ったら……
「ホラ、いるんスよ……今日日きょうび男女の入浴時間ズラさ無いなんて……事故……そう、もうこれは事故なんスよ……」
「峰田くんやめたまえ!!君のしている事は己も女性陣も貶める恥ずべき行為だ!!」
峰田がしでかそうとする事を飯田がビシッと手を動かしながら覗き行為を止めようとする。
(……それで止まれるならコイツは偽物だ)
その飯田に対して満面の笑みで言った。
「やかましいんスよ……いいか壁とは、超える為にある!!Plus・Ultra!!!」
「速っ!!」
「校訓を穢けがすんじゃ無いよ!!」
最低な事を言いながら個性もぎもぎを使って壁をよじ登る峰田。……峰田、お前は本当にヒーロー志望なのか……と俺はストレッチしながら考える。新技試してみるか……こんな事で使用するとは思わなかったが。
「(あと少し、あと少しでオイラのぉ〜」
「百式観音——壱乃掌」
壁の中腹上くらいの辺りで峰田を捕える。
「イデデデデ!!何しやがる千手!!」
「逆になんで俺が止めないと思ったんだ峰田」
「放せ!!オイラの夢と希望が待ったんだ!!」
(……本当に何故ヒーロー科に入れたんだ、コイツ)
「お前はヒーロー以前に、人のあれこれから学び直せ」
そう言い俺は湯に向かって叩きつける。
ドッッパアアアアアン!!!
数秒後峰田が気絶しながら浮かんできた。それを見て。
「すまない、制裁とはいえやりすぎた、迷惑をかけたな」
と謝罪する、すると皆は。
「気にしないで」
「全部コイツが悪いからな」
「逆にお前は相澤先生からも頼まれてて大変だな」
などと緑谷達やいつもは峰田と一緒に女子を追っかけてる上鳴からも同情された。
その後峰田を放置して皆ゆっくり浸かった……皆と出る時壁の上にいる人に向けて一言言う。
「……悪かったな無駄足にさせてしまって」
と言い出ていく、近くで聞こえていた緑谷は頭に?マークを浮かべていた。
「……気づいてたのか、アイツ」
壁の上にいた洸太がそう言いながらないまだに気絶しながら湯面に浮かぶ峰田を見下しながら降りて行った。
お風呂から出ると相澤先生に報告し「ご苦労」と言い、何処かに去って行った。
(峰田……これで少しは変わ……んないか)
因みに女子側にも聞こえていたらしく全員にいつもありがとうございます。と頭を下げられ、その後峰田は相澤先生によって、ぐるぐる巻きに拘束されて、後にそれを助けようと駆け寄ろうとした人もいたが、首から下げているホワイトボードに書かれてる文字を見てその足を止めた。
(自分は女子風呂を覗こうとした変態です。)
その上に(今夜一晩だけ少しでも反省させる為吊り下げています、もし助けようとした奴は除籍とする。相澤・管)と書かれていた。この時女子からはA組B組の女子全員から非難の嵐だったのは当然の流れであった。
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二日目
五時過ぎから、今回の林間合宿での目的である個性伸ばし。始まったばかりだが、A組の皆の阿鼻叫喚の声が特訓場に広がる。
俺も昨日の続きをして個性伸ばしをしている最中、チラッと少し横を見ると、B組の驚きに溢れる顔が見えた。
「何だ、この地獄絵図……!!」
B組の口からそんな事を言っているのが聞こえた。ま、こんなのを見たらそう思うよな……すると管先生が話し始める。
「今回の合宿での個性伸ばしは各々の個性に合わせて許容上限のある発動型や上限の底上げ。対する異形型・その他の複合型は個性に由来した器官・部位の更なる鍛錬を行う。それらを行い、個性を伸ばす訓練を各々が行う。皆!限界突破を目指して頑張ってもらいたい!!」
『はい!!』
(B組もやる気を出し挑むようだ、こっちも負けていられんな)
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夕方
今日の個性伸ばしの訓練が終わった、だいぶ体力も増えて八十五%付近を維持できる時間も増えているのがわかる。できればもう少しやりたかったがマンダレイからテレパスで「休む事も特訓の一つ!」と言われてしまった。……まぁ明日になればまたできるか。
そして夕食の時間、皆より少し遅くに施設にまで足を運ぶ。だが、皆の足取りが遅かった為か同時に着いたがここで疑問が一つ浮かぶ。夕食にしては早すぎる時間だよな?と、その答えは施設まで歩きピクシーボブとラグドールが外で待っている事と、昨日の発言を思い出し納得した。
なにせ彼女達の目の前に、カレーの材料やキャンプ用の調理器具が見えていたからだ。あ〜あの時やめといてよかった。
「さァ、昨日言ったよね。「世話焼くのは今日だけ」って!!」
「己で食う飯くらい、己で作れ!!カレー!!」
その事を聞いて皆テンションがだだ下がり、弱々しく返事をする。
『イエッサ……』
「アハハハハ、全員全身ブッチブチ!!だからって雑なネコマンマは作っちゃダメね!!」
ラグドールが脚をバタバタさせた動きをしながら笑いながらそう言うと、突如飯田がハッとしたような表情をして顎を手で持つ。
「確かに……災害時等、避難先で消耗した人々の腹と心を満たすのも救助の一環いっかん……流石雄英無駄が無い!!世界一旨いカレーを作ろう、皆!!」……絶対それは違うと思うぞ、飯田……
皆でカレーを食べ、昨日と同じく入浴する。……ただ一つ違うのは峰田が大浴場を出入り禁止になり外のシャワーでのみとなった。無論アイツは反論したが俺と相澤先生に睨まれながら除籍かシャワーか選べと言われ、女子全員からも睨まれ出すと黙って外のシャワーへ連れてかれた……性欲の権化……といった感じに最後が少し締まらなかったが、こうして二日目が終わった。
ヴィラン連合関連の流れは原作通りですので全カットしました。