【バンドリ百合】マスキングお嬢と松原花音さんが誕生日なので温泉旅行に行く話。 作:hisui0513
原作:バンドリ
タグ:ガールズラブ バンドリ 松原花音生誕祭2026 マスキング生誕祭2026 百合 レズ 温泉旅行
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「マスキング、今日も上等なドラミングだったわ!いつもあなたのパフォーマンスには毎回驚かせられるばかりよ!」
5月初旬。
池袋にあるライブハウスRiNG。
とあるライブの終わり。
楽屋で、チュチュは佐藤ますき…マスキングに、誰よりも早く、まさしく「いの一番」にそう伝えた。
「おう、サンキューなチュチュ!もちろんチュチュのDJも良かったぜ、特に灼Bon!なんて、アゲアゲでみんな乗ってたしな!」
快気に溢れた笑みを浮かべてマスキングはそう返し、汗まみれの身体をタオルで拭いて、ミネラルウォーターを口にした。
気温が急激に上昇し始める時期だ、それに、観客の熱気もRASのメンバーをさらに燃えたぎらせていた。
「今年のRASもさらに熱くなりそうね」
レイヤ。
「って、もう5月だから1年がまもなく半分過ぎちゃいますよ〜」
レイヤをちょん、とからかうように指先で指して、パレオ。
「くすくすっ、私も思い切りギター引けてすっごく楽しかったです!」
ロック。
「さ、打ち上げに立教近くのサイゼでも行こうぜ!今日はハンバーグが食べたい気分なんだ!」
「賛成ですっ、あそこはいつも席が空いてますからね」
マスキングとパレオは意気投合したようにそう言った。
RiNGは池袋東口にあり、西口には駅から徒歩数分の位置にサイゼリヤが2件ある。
1件は立教大学池袋キャンパスの裏通りに店舗を構えていた。
レイヤがベースを、ロックがギターを、パレオがキーボードをしまい始めた時だった。
とんとんっ。
突然に、楽屋のドアを叩く音。
「What?誰かしら」
「あ、あのー、RASの皆さん…」
おどおどと扉を開けて入ってきたのは、ハロハピの松原花音だった。
「あ、花音さんこんばんは!もう出番は終わったんですか?」
と、ますき。
今日のライブは対バンで、RASの他にハロハピ、MyGO!!!!!、一家Dumb Rock!が出演していた。
パレオ的にはパスパレも対バンに入っていれば良かったな、と最初は思っていたのだが、そもそもそうなってしまうと気持ちがそっちに行ってしまいRASに集中できなくなるので、むしろ良かったと考えていた。
「うん、今私たちの出番終わって…あの、ますきちゃんに用事があって…」
「突然私に?なんっすか?」
「これ…」
そう言って、花音は手元のバッグから小さな2枚の紙を取り出した。
「熱海…温泉?」
「うん、えっとね…こころちゃんが、私とますきちゃんがまもなく誕生日だからって、良かったら行ってきなよ、てくれたんだ…」
松原花音の誕生日は、5/11。
マスキングの誕生日は、5/12。
この2人はドラマー同士で、偶然にも1日違いで続いているのだ。
弦巻こころ嬢がどういう経緯で温泉旅行に誘ったのかは皆目わからないが、マスキングにとっては悪い話ではなかった。
「Good Ideaだわ花音!しばらくライブもないし、たまには息抜きするのもいいんじゃないかしら」
「ふぇぇ…チュチュちゃんありがとう…」
「じゃ、話は決まりだな!さっそく旅程詰めようぜ!」
… … …
その次の土曜日。
東京駅の東海道線ホームに集合すると決めていた。
マスキングは、約束していた時間より30分、あえて早く着いて待っていた。
それには理由があった。
「早めに来て待ってます」
そうますきはLINEした。
と。
着信音。
通話だ。
「もしもし」
「ますきちゃん?ふぇぇ、東京駅広すぎて、待ち合わせ場所がわかんないよぉ…」
やっぱりな。
相変わらずの、迷宮のジェリーフィッシュぶり。
「まじっすか、今どのへんですか?こっちから行きますよ」
「えっとね、えっと…いま八重洲口の改札で…」
それだけわかれば充分だ。
「待っててください、そっち行くんで」
こうして無事、2人は合流できた。
東京駅から熱海までは、実に2時間近い行程だ。休日だから、ゆったりとシートに2人並んで座ることができた。
「にしてもこころさん、随分と大盤振る舞いなプレゼントをしてくれましたね」
「そうだね、海鮮が特に美味しいって評判なんだって」
「てか、こころさんがおすすめするホテルって、めちゃ高級なんじゃ…」
いかんせん弦巻財閥のご令嬢のおもてなしである。
「一応こころちゃんに聞いてみたけど、そんなに豪華すぎないところだって言ってたよ、むしろ、ちょっと隠れ家的なとこが魅力の旅館みたい」
「へぇ、楽しみだな」
雑談をしたり、お互いにスマホの写真や動画を見せ合いながら情報交換しているうちに、熱海へと到着した。
風光明媚な観光地、といった趣の街。
「こころちゃんが言ってたけど、ビーチがお勧めなんだって!行ってみようよ!」
花音の提案で、2人は熱海観光ビーチに来た。
ビーチの砂浜をざく、ざくと踏んで歩く。
まもなく日差しが弱まる時間、程よい陽光が、2人を照らす。
相模湾の海が陽光を浴びてきらきらと光っている。
「わぁ、綺麗だねぇ」
花音は両手を広げて、両手いっぱいにロケーション・ビューを受け止めている。
「ほんとに!海をこんなにしっかり見るの、久しぶりだなあ」
しばらく楽器漬けだった耳で、しばらくぶりに自然の音…波音を楽しむ。
しばらく、2人はそれぞれでビーチの散策を楽しんだ。
と、
「ますきちゃん、そろそろ旅館行ったほうがいいみたい、チェックインの時間があるから」
「了解!」
旅館まではビーチから徒歩15分ほどと、花音さん情報。
坂の続いた道をてくてく歩いていると、
「あ、見て!あの店、鮑の串だって!」
花音の指す先を見ると、鮑串を売る店が目についた。
「小腹満たすのにもよさそうですね、食べましょうか」
「うんっ!」
にっこり微笑んで、花音。
あぁ、花音さんはこういうところがかわいいんだよなぁ。
まさに天使。
「買ってきたよ、はいっ、ますきちゃん」
串を差し出す花音。
「あ、お金…」
「大丈夫だよ、私に出させて?」
「う、うっす」
鮑を一口がぶり、と噛むと、芳醇な焼き貝の汁と香りが口の中に広がる。
これはおそらく、都内では食べられない味だろう。
「美味しいねー」
「熱海の海鮮、レベル高いですね!」
夕食も楽しみですね、そういって食べ終えた串を店員に渡し、旅館へ向かう。
宿泊券に明確な地図が載っていたからか、花音さんのガイドでも迷子になることなくスムーズに宿についた。
閑静な竹の林に囲まれたところにある、小規模なお宿。
「よくぞいらっしゃいました」
出迎えてくれた女将も楚々とした雰囲気で、ここは間違いなくら良いおもてなしを提供してくれる処だ、とますきは確信した。
部屋まで案内してもらい、今夜は舟盛りが出ます、夕飯はまもなくです、と告げられた。
「わぁ、見てみて、ここにお風呂あるよ?」
「えっ?」
花音の方を見ると、1メートル半四方ほどの檜(ひのき)に囲まれた半露天風呂があった。
つまり、ここは…。
「ふ、不倫宿じゃねぇか!」
「ふりん…?」
ひょいっ。
愛らしいしぐさで首を傾けて、花音は無邪気な口調で返す。
「よ、要するに、カップルや不倫してる関係の人が使う旅館ですよ、2人っきりで、あれだ、その、いちゃいちゃするために、こういう小さい風呂が各部屋にあるんですよ」
かぁっ。
2人とも、同時に赤面してしまった。
「で、で、でもっ、私たちは女の子同士だもんね、お互い裸になっても、平気だもんね?」
「そ、そうっすけど…」
どうしよう。
花音さんのこと、急に意識しはじめちまう…。
まさしく「ふえぇ」である。
がらり。
2人の沈黙を破るように、戸が開けられる。
「お食事をお持ちしました」
先ほどの女将だ。
ちょっと気まずい雰囲気だったが、いいタイミングでフォローしてくれた。
まぐろ、いか、たこ、鯛、えんがわ、あじ、貝類等がこんもりと盛られた豪華な舟盛りに、茶碗蒸し、わかめなど海藻の入った味噌汁、天ぷら、そしておひつに入った炊き立てのご飯。
「ごゆっくりどうぞ」
女将が退出する。
「ご飯豪華だね!」
そういって花音は、ご飯を2人分ついだ。
まるで新妻である。
「ありがとうございます、頂きます」
まずは鯛を、醤油を付けて口に運ぶ。
「う、美味い!」
「美味しいねっ」
新鮮な地取り海鮮の、豪華な夕食をお腹いっぱい楽しんだ。
… … …
食事から1時間ほど経った時。
「ねえ、そろそろお風呂にしない?」
花音さん。
「いいですよ」
楽しみにしてましたから。
そう、マスキング。
浴槽は言うまでもなくすぐそこ。
方々で服を脱ぎ始めた。
お互い全裸になる。
女同士なので抵抗はない。
はずなのだが。
ますきは異常なほどに気にかけていた。
花音さん、意外と胸でかいな…
それでいて、腹部はまだくびれが未発達の幼児体型ボディ。
正直いって、あまりにもかわいいので劣情をそそられてしまう。
「さ、入ろう?」
「あ、はい…」
ちゃぽん。
2人で湯船に入る。
「気持ちいいねー」
程よい湯加減が、1日の行動で疲れた身体に染みわたる。
そのまま、ますきは肩まで浸かってしまう。
あまりにもお湯が気持ちいいからだ。
「ふふっ、ますきちゃん、お風呂堪能してるね」
「いやあなんつぅか…ドラム叩いてると背中が特に凝るんで…」
「あ、それわかるー!私も背中や肩の調子が悪い時には、こころちゃんに頼んで一流のマッサージ師を呼んで揉んでもらってるんだよ」
「なるほど、うちのチュチュじゃそんな頼みは聞き入れてくれないだろうなぁ…」
ふぅ、と一息ついてますき。
にしても、お湯で色白の肌がぽっ、と少しだけ桃色に染まった花音さんの身体。
正直、色っぽい…。
筋肉質でがたいのいい私とは正反対で、女の子って身体してる。
気がつくと、2人で身体を洗っていた。
「ますきちゃん、お背中流すね」
そういって、タオルにソープを泡立てて、ますきの後ろに座る。
しゃわしゃわ。
花音さんの小さな指が触れる。
「んっ…」
正直ちょっと、気持ちよい…変な意味で。
「花音さん、次は私が」
「うん、お願いねっ」
泡立てたタオルを渡され、花音の背中を洗う。
色白で、とてもきめの細かい肌。
あぁ、どきどきしちまう。
あまりにも官能的だが、一線を超えるわけにはいかないので短めに済ませておいた。
その後、頭を洗い、再び浴槽へ。
「気持ちいいね、最高の誕生日プレゼントだね」
「ですね」
お風呂に入ってしばらく経ち、2人は上がって、旅館の浴衣を着た。
特にすることがない。
と、
とんとん。
扉を叩く音。
ますきが出ると、先ほどの女将がいた。
「なんすか?」
「おふたりに、弦巻こころさまからのお祝いです」
「えっ?」
花音。
「こちらをお楽しみくださいませ」
そういうと、女将は突如、1つのホールケーキを差し出した。
ユニコーンや星や月などで彩られた、パステルカラーのかわいいスイーツ。
何より目を引くのは、真ん中にどーんと置かれた、ミッシェルのマジパンだ。
「松原花音さま、佐藤ますきさま、このたびは、誕生日おめでとうございます」
そう言って深々と、女将は深々と頭を下げた。
「あ,ありがとうございます!」
2人でそう、驚愕しながら返した。
「では、これからもごゆっくり」
女将が退出し、ケーキが残る。
「花音さん、今日って」
マスキング。
「極上の誕生日だねっ!」
にこやかに花音は言った。
「SNS映え間違いなしですよ!」
こんなかわいいケーキ、今後のケーキ作りの参考にしないわけにはいかないな!
そう思いつつますき。
こころちゃん、ハロハピのみんな、素敵なプレゼント、ほんとにありがとうっ。
花音はそう心の中で言いつつ。
そして。
「さ、花音さん、お互いを祝って言おうぜ!」
「うん!せーのっ」
「ハッピーバースデー!」
【完】
あとがき:
こんちは!
ここ最近pixivにて「キュアアルカナ・シャドウ特需」的なものが起こって、アルカナちゃんの陵辱小説が公開半月程度で100いいね突破するなど何気に好調な氷川丸です♬
ご精読ありがとうございます(∩´∀`∩)
そして、かのちゃん先輩(5/11)、ますきお嬢(5/12)、さーやちゃん(5/19)、お誕生日おめでとう!
知ってる人は知ってると思うのですが、この3人の中の5/13が私の誕生日だったりします、バンドリのドラマーに囲まれてますw
今年でアラフォーのぞろ目の44歳です…もう若くねぇなぁ(^◇^;)
今回はR18百合えっちも検討しましたが、なんか冗長になっちゃいそうなのと、これを書いてるいま現在が5/11の前日で〆切ギリギリなので、ゆるめの百合で脱稿としました。
後半ちと苦戦しましたが、わりとよく書けたんじゃないかな?
ちなみに自分への誕生日プレゼントとして、ROBOT魂のブルーディスティニー1号機を買いました♬
ROBOT魂高いけどクオリティも高い…今はリックディアスクワトロ機も欲しいですねw
あと今期のアニメではルルットリリィにハマっていて、流(るい)ちゃんの月のモチーフのステッキが欲しいですwでも発売までまだ半年近くある(^◇^;)
…話がだいぶ逸れました。
スマホでぽちぽち書くのもすっかり慣れたので、これからもネット小説活動続けていきたいです!
氷川丸ヒスイ