⸺数週間前。突如幻想郷に人妖問わず感染すると致死率90%の謎の病が確認された。発生源は未だ不明。感染経路は接触感染が濃厚である。


⚠注意事項⚠
東方二次創作。
なんか滅びかけてる幻想郷。
原作キャラ死亡、及び描写外の死者多数。
明るい未来には期待をするな。
割と閲覧注意かもしれない……いや閲覧注意です、はい。


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久しぶりに此処に投稿します。
コレ書いた時、あるゲームの実況みて熱があった時なんで……割と影響されてるかも知れません。


花よ。枯れ落ちても咲き誇り、己が末を目指せ。

 

「嘘、でしょ? 貴女まで、抗えないというの……ねぇ、霊夢」

「…………」

 

 ⸺数週間前。突如幻想郷に人妖問わず感染すると致死率90%の謎の病が確認された。発生源は未だ不明。感染経路は接触感染が濃厚だ。

 症状は、ほとんどの者は気付かない。外見から分かる症状が出るのは、末期。身体のあちこちから花が咲き、限界以上の力を無理矢理引き出し、近付いたモノ全てに攻撃を行う。

 会話は不可能だが、例は少ないがスペルカードの使用や能力の使用が確認されている為、知性や完全なる死亡では無いと推測されている。

 この病は、終花病と名付けられた。終わりは花が咲く。なんともシンプルな命名だ。

 

 月の頭脳、八意永琳による治療でも、末期状態からの回復の兆しは無かった。末期状態になる前ならば、薬による治療などによって末期状態になるまでの期間が伸びるが、どれだけ伸びているのかが分かっていない状況だ。

 

「……り………ぁ」

「霊夢、霊夢……!」

 

 異変が発生してから、方々を忙しく飛び回っている文屋から、ここ数日霊夢と魔理沙を見ていないと聞いて、嫌な予感がした。

 運命を見ても何も見えなかった。

 神社には数日人がいない痕跡が残っていて。

 あらゆる場所を探しても、手掛かりは一つも無かった。

 ダメ元で魔理沙の家に訪れたら、この光景だ。

 

 霊夢の身体には終花病特有の花が咲き誇っていて、魔理沙はそんな霊夢の身体に抱き着いて泣き続けている。扉を何度もノックして中に入った私に、気づく素振りもない。

 あそこまで接触していれば、魔理沙ももう永くは無い。

 

「私が……私が悪いんだ…アイツに………私はッ!!!」

 

 魔理沙は突然叫ぶと、霊夢から離れ奥の部屋へと消えていった。霊夢は棒立ちで、私と目があっている筈なのに何故か攻撃してこない。

 

「……霊夢、聞こえているかしら?」

「………れ、ぃぃ(レミリ)………()?」

 

 か細く、されど確実に。言語を発し、声の主が誰か当たりをつける………やっぱり妙だ。この霊夢は、今までの終花病患者とはまるで違う。

 

「何が、あったの?」

まり”、ぁ(魔理沙)………ぅく、な”い(わるくない)……わ”()

 

 ……魔理沙は悪くない、かしら。そう言われても、どこでどう悪いのかをまだ知らないわ。今は悪くないと思っておくけれど、この考えが変わらない保証なんて出来ないわね。

 

「奥、行ってもいいかしら?」

ぇみ”、ぃあ(レミリア)まぃ”、さ(魔理沙)……と”め、て(止めて)……」

「……えぇ。分かっているわ」

 

 他でもない、貴女に頼まれたんだもの。

 必ず止めて、洗いざらい吐かせてあげるわ。

 




解説。
この世界の惨状は、魔理沙が半分。もう半分は、繁殖したい花。
魔法の森の奥に生えていた儚くも強かな一輪の花を触媒に、新しい魔法を発明した魔理沙は霊夢と弾幕勝負をする。勝敗は霊夢の勝ちであったが、その勝敗がつく前に花は目的を果たした。即ち、次なる進化への道と、己と同じ種の子供たるタネの散布を。

散布された花のタネは、幻想郷のあらゆる生命に付着し潜伏。潜伏元の体内の栄養と力を気づかれぬ程度に吸収し、時が来ると宿主から発芽し一気に開花。己が一番好む環境へと向かいそこで自らを祖へと昇華させる場として花畑を生み出す。攻撃性は邪魔者を排除する為。
接触感染、ではなく活性化。相性が良いと開花までの期間が早まる。

祖たる花は、祖の花は次なる進化を試み、霊夢に直系のタネを植え、花は枯れた。
散布されたタネよりも上位である花のタネの方が、開花までの期間が長い。
そして、寄生元との意識統合を果たし、花人・花妖・花獣、そのいずれかになるまで、花の進化は終わらない。

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