宇宙戦艦ヤマト2199 技術長の義娘   作:シロシンタ

10 / 11
閲覧ありがとうございます。
筆者は超常現象など興味がありましてそれを登場させてみたいと思いました。
そんなこんなで登場させたこのハウニブ、今作品では化け物級の性能にしていくつもりでいます。今現在の考えでは冥王星で入手した反射衛星より光線反射フィールド、(旧作でいう空間磁力メッキに相当)、ドメラーズより瞬間物質移送器、二つを組み合わせた自機ワープ等々・・・。


第七話 ----2198年末----

第七話 ----2198年末----

 

2198年・・・・・・

カ 二号作戦の地球側の勝利よりより5年ほど経過した。

この間あらゆることが起こっていた。

敵の攻撃方法の転換、つまり遊星爆弾と呼ばれる兵器による超長距離爆撃、それによる地球の環境の急激な変化。これにより地球の海は干上がり、遊星爆弾によってもたらせられたと考えられる未知の毒を放出する植物の発生などの要因により地上で生活する生物は全滅した。地球人類は地下に都市を作り、そこに逃げ込んで生命をつなげた。

しかし、敵の攻撃は地下をも確実に侵し始めていた。人々は何時死ぬかもわからない絶望の中で日々を過ごしていた。

これに対し、国連宇宙軍の中では地球を脱出し、新天地を求めようという計画が立ちあがった。

これが極東管区軍務局長、芹沢が提唱したイズモ計画である。地球には全人類を移動させる宇宙船を建造する余力はもうない。従ってこの計画は一部の選ばれた人々が地球を脱出するという計画だ。これには反対意見が多数上がった、しかし他に有力な地球人類を存続させる術を見出すことができなかった国連はイズモ計画を承認、これに伴い地球脱出用の宇宙船として宇宙戦艦ヤマト建造を開始する。

このヤマト建造に真田志郎および真田小夜は参加した。ヤマトは地球人類の存続を賭ける船だ。地球の技術力の粋を結集して建造は進められた。

 

ヤマトもある程度出来上がってきた西暦2198年、この計画は大きな転換点を迎えた。地球に異星人が訪れたのだ。

異星人は女性で、イスカンダル星のユリーシャという人物だという。彼女が地球に持ってきた情報は大きかった。

現在地球に攻撃を仕掛けている敵の名はガミラスだということ、イスカンダルには荒廃しきった地球にかつての自然を取り戻させる技術があること、これをイスカンダルまで取りに来るようにという提案、そしてそれを達成するための宇宙船に必要なエンジンの設計図等々。

彼女のもたらした情報によってイズモ計画とは別の計画が持ち上がった。地球を脱出するのではなく復活させる計画。選ばれたものしか生き永らえられないイズモ計画はもともと反対意見も多かった、そのためイズモ計画は凍結、その資源を継承する形で新たな計画、ヤマト計画が発足した。

 

そして時は2198年12月某日、ヤマト建造ドックにて・・・・・・・

イズモ計画で建造されたヤマトはイスカンダルからもたらされた恒星間航行用エンジン、通称「波動エンジン」を搭載するため大幅な改修が必要になった。

そのほかに真田志郎および真田小夜両名が考案した波動エンジンに使用された技術の応用である諸々の装備、波動防壁、波動砲なども実現するための改造も進み、完成寸前だった。

「ヤマトももうじき完成だ。」真田志郎が言う。

「ええ。文字通り地球最強の戦艦になりますね。ですが父上。」真田小夜が返す。

「ああ。波動エンジンの一番重要な部品、波動コアはまだ無い。イスカンダルからの二人目の使者を待つしかない。」志郎が言う。

「我々も現状ではこの部品だけは作ることはできませんからね。しかし私なら・・・・・・」小夜が返す。最後の一言は呟くように、真田には聞き取れなかった。

「なに?まさか作れるのか?理解できたのかい?」志郎が言う。

「原理だけは一応ですが。しかし私の考えだとこの波動コアと呼ばれる部品は相当複雑な機構を持つ部品だと思われます。試作品を作りはしてみましたが、このヤマトを動かすほどの出力は得られませんでした。」小夜が返す。

「作ったのか!見せてもらおうか。」志郎が言う。

「B地区の格納庫に試作した小型波動エンジンを搭載した戦闘機がありますので後程。それよりも艦隊の整備に行くのでしょう。」小夜が返す。

「そうだった。メ号作戦が近い。古代の艦を整備しなければ。行ってくる。ヤマトは頼んだぞ」志郎が言い、ドックから出ていった。

 

小夜の先ほどの呟き、志郎は波動コアも作れるととらえたようだが本当は「しかし私なら時間さえあれば波動エンジンより強力なものを。」といっていた。

 

 

後日B地区格納庫にて・・・・・・・・

「父上、これが試作小型波動エンジン搭載汎用単座戦闘機「ハウニブ」です。」小夜が言う。

「これはなんというか、昔の映画に出ている宇宙人の乗り物みたいだな。本当に飛ぶのかい?」志郎が問う。

「アダムスキー型といわれるUFOを元に設計しましたから。テストはまだですが。飛行には慣性制御装置、後部メインエンジン一基と補助エンジン二基、地上離陸用下部エンジン数基、姿勢制御、方向転換用スラスター多数、固定武装として小型ショックカノン一門、パルスレーザー二門、機体下部に投下式ミサイル発射装置二基、それと、汎用性を高めるために各部に接続コネクター類を多数配置しました。後付けの武装も多数装備できます。あとは・・・・・」小夜が言う。

「あとは?」志郎が問う

「収束率をコントロールできる波動砲が一門です。防御に関しては新たに開発した装甲用の合金、α合金を装甲に使用、波動防壁発生装置搭載、以上です。」小夜が言う。

「化け物だな、これは。そんなに重装備で見た目はコスモゼロの二倍程か。エンジンの出力は足りるのか?ヤマトへの搭載スペースはないから地球においていくしかないぞ。」志郎が問う。

「ヤマトに使用されている技術のテスト用に開発した機体ですが、出力は現状のエンジンだと飛行が精一杯です。ですが波動コアが解析できればさらに出力上昇が見込めます。問題はありません。

ヤマトへの搭載も問題はありません。ヤマト艦底部にドッキングできるよう手配を進めています。砲塔として機能します。」小夜が言う。

「・・・・・・・・・・」志郎沈黙・・・・・。

 

後日このハウニブの起動、飛行試験が行われた。波動エンジンの点火起動に成功、飛行能力は最高速度コスモゼロの1.5倍、各種装備はやはり波動エンジンの出力不足のため

実用に耐えるものではなかったが今後の改良に期待された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お粗末様です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。