キャベツを捕まえた翌日、波瑠は報酬のエリスを使ってウィッチハットやマントなど、魔法使いっぽい服を買っていた。
「くぅ〜っ!最っ高です!マントにこの帽子、そしてウィザードリング!正に、ベストマッチ…です!」
そして冒険者ギルドにはいる波瑠、そこには新品の鎧を着たダクネスと席に座っていたカズマがいた。
「あ!カズマさん!どうですかこの服、正に魔法使いって感じでしょう!」
「お、おうそうだな…」
「って、そういえばめぐみんさんは?」
「あっち」
カズマが指さした方を見ると、めぐみんが杖に体を擦り付け頬擦りしていた。
「ハア、この魔力溢れるマナタイト製の杖…ハァ…!」
「あ、めぐみんさん…ってその杖は!」
「そうです…!キャベツの報酬で念願のマタナイト製の杖を買ったんです…!ハァ…魔力溢れるマナタイト製の杖のこの色艶…!ハァ…」
「前から欲しいっていってましたもんね!似合ってます!」
波瑠がそうしてめぐみんと話していると、アクアが声をあげる。
「何ですって!?」
「ちょっとアンタど言う事よ!どれだけキャベツ捕まえたと思ってんの!」
アクアはギルド職員の服を掴み、何やら抗議していたようだった。
「そ、それがアクアさんが捕まえてきたのは殆どがレタスでして……」
ギルド職員は積み上げられたレタスを見ながら言う。
「何でレタスが混じってんのよぉ!」
「確かに、レタスの還元率は低いな」
「よく分からんがそうなのか?」
「レタスも美味しいと思いますけどね」
するとアクアは声色を変えカズマの方に近寄ってくる。
「カ〜ズ〜マ〜さん?今回のクエストの報酬はおいくら万円?」
するとカズマは渋々ながら答える。
「…100万ちょい」
「「「「ひゃっ!?」」」」
カズマの100万という発言に驚く一同。
そしてアクアがカズマを褒め始める。
「ねぇえ、カズマさんってなんて言うか…そことなく良い感じよね」
「褒める所がないなら言うな」
そんな様子を見ていた波瑠はアクアたちを尻目にダクネスに質問する。
「…そういえばダクネスさんは何か買ったりしたんですか?」
「ん?あぁ、新しく鎧を新調したんだ」
「へー、似合ってますね!かっこいいです!」
「…いや、アレは無視して良いんですか?」
めぐみんが放っていいのか聞いていると、アクアは机の上に乗りカズマに金を貸してほしいと懇願している。
「お願いよカズマしゃあん!私ギルドにツケまであるんですけど!」
「知るか!先ずはこの金で馬小屋生活を脱却するんだよ!」
「…そりゃあカズマだって男の子だし?夜中ゴソゴソしてるのは知ってるから、プライベートな空間が欲しいっていくは分かるけど…」
「分かったぁ!よし!分かった!貸してやるからそれ以上言うな!」
「いやぁ、仲間って素晴らしいわね!」
アクアはご機嫌な様子でツケ分の金が入った袋を職員に渡す。
(この野郎…!)
このすば!
「魔法の訓練…何処でします?」
波瑠とカズマはめぐみんの魔法の訓練に付き合って欲しいと言われ街の外を歩いていた。
「何か丁度いい的があればいいのですが…」
「…何で俺まで……」
「どうせやる事も無いんですからいいじゃないですか」
「うっ…まぁそうだが……」
そうして歩いていると、崖の上に廃城を見つける。
「アレは…廃城ですかね?」
「何か薄気味悪いなぁ」
「…アレにしましょう!アレなら盛大に破壊しても誰も文句は言わないでしょう!」
そしてめぐみんは杖を構え詠唱を始める。
「紅き黒炎、万界の王。天地の法を敷衍すれど、我は万象昇温の理。崩壊破壊の別名なり。永劫の鉄槌は我がもとに下れ!」
「エクスプロージョン!」
ドカーン!!
魔法が発動し、廃城に巨大な爆発が起きる。
そしてめぐみんは魔力を使い切り地面に倒れそうになるが、波瑠がそれを受け止める。
「っとと」
「燃え尽きろ、紅蓮の中で……はぁ、最高デス…!」
プリーズ プリーズ
「今回も最っ高でしたね!」
「…はぁ……」
「…ではボクも」
「は?」
「実は新しい指輪が出来まして、その魔法を使えばめぐみんさんの様な爆裂魔法を撃てるかもしれないんです!」
「何と!?ハルも遂に大規模な爆裂魔法を!」
「はい!恐らくこの魔法を使えば……」
そうして波瑠はベルトに指輪を翳す。
ダブル プリーズ
「…なにも起きてないが」
「まだまだですよ!」
ダブル プリーズ
ダブル プリーズ
ダブル プリーズ
………………………
「っと、これぐらいが限界ですかね」
波瑠が数十回ほど指輪を翳した後、指輪を付け替え再び指輪を翳す。
エクスプロージョン プリーズ
すると廃城に巨大な魔法陣が出現する。
ドカーン!!
巨大な爆発が起き、辺りに爆音が響く。
「ま、マジか……」
「…素晴らしいですハル!私の爆裂魔法には劣りますが、それでも凄まじい爆裂魔法…やはり私と爆裂道を歩むに相応しかったようですね!」
「あ、ありがとうございますぅ…」
「ってどうした?」
「実はこの魔法、魔力を倍加させてましてその分魔力消費も倍加されまして、もう魔力がスッカラカンなんです……」
「………お前それ絶対に実戦で使うなよ」
こうしてめぐみん、カズマ、波瑠の新しい日課が始まった。
早朝もお昼のあとも雨の日も爆裂魔法を撃つ、そうして日にちが過ぎると。
「俺はつい先日、この近くの城に越してきた魔王軍の幹部の者だが……毎日毎日毎日毎日!お、俺の城に毎日欠かさず爆裂魔法を撃ち込んでくる頭のおかしい大馬鹿は誰だぁ!!」
めぐみんが爆裂魔法の的にしていた廃城は魔王軍幹部のものであり、毎日のように爆裂魔法を撃たれていることに腹を立て魔王軍幹部、デュラハンがアクセルにやって来た。
「爆裂魔法?」
「この街で爆裂魔法使える奴って言ったら…」
「…めぐみんさん、コレ不味いんじゃ」
「…こ、こうなったら」
めぐみんは
書き上げはいつになるんでしょうね、私にもわからん。