麻帆良学園図書館島の地下にはダンジョンが在る。
 それは転生者が神に願い、神が悪乗りして作り上げた永遠に続く迷宮であり、踏破した者に富と栄光を齎す聖杯である。
 しかしダンジョンの設置を望んだ当人的にはかなり不満な出来栄えであったらしく、神に対して散々毒吐いた後に、その場へ至るのに必要な鍵を捨ててしまった。鍵は暫く放置されていたが、神かダンジョンか、将又鍵自身が望んだのか。やがてとある少年の手に渡る事になった。
  page0 序章
  page1 邂逅
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