Hollow man   作:ナゴン

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ちなみにアイアンマンで一番好きなのはMk.1です。あの無骨な感じがとてもすこ。


第6話 終着駅の執行人

 鉄の巨塊が一本道の通路を猛進していた。

 

 その内部は、引き裂かれるような風切り音と、線路を削り取る凶暴な重低音に支配されている。車体全体が激しく身震いし、金属の軋み悲鳴が壁を伝って鼓膜を震わせた。

 

「邪魔だあッ!!」

 

 空間を鋭く裂いたのは、――猫又の咆哮だった。

 

 彼女の身体が柔靭なバネのように跳ね、放たれた双剣の軌跡が、治安局の装備(アーマー)を模した偽物の防具(レプリカ)を纏う武装兵の胸元を正確に一閃する。激しい火花が狭い通路に散り、男が一人、昏倒して床へ転がった。

 

 その背後から、一切の無駄を削ぎ落とした洗練された機械の駆動音が追随する。 パワードスーツ『マーク2』を纏ったハワード・ゼクス――『虚の男(ホロウマン)』である。

 

 塗装すら施されていない白銀のチタン合金ボディが、車内の無機質な蛍光灯を鏡面のように冷たく反射させている。通路を塞ごうと銃口を向けてきた別の私兵に対し、ハワードはステップを一切緩めず、その鉄の剛腕(アーム)を直線的に突き出した。

 

 ガガァンッ!!

 

「ぐ、あぁっ!?」

 

 ガントレットが兵士の銃身を力任せに掴み、凄まじい握力で鉄クズへとねじ切る。恐怖に目を見開く兵士の胸元へ、ハワードは手のひらの変換器(コンバーター)を突き付けた。至近距離の空間が、鮮烈なアークブルーの輝きで圧迫される。

 

「どいていろ。計算の邪魔だ」

 

 電子フィルター(ボイスエフェクト)によって冷徹に加工された合成音声(エフェクトボイス)が響くのと同時に、零距離からリパルサー光線の衝撃波が炸裂した。

 

ドゥンッ!!

 

 指向性のエネルギーをモロに喰らった武装兵は、防具ごと肉体をへし折られ、十数メートル後方の隔壁へと弾き飛ばされて意識を失った。

 

「手際がいいな、泥棒メカ! でも、のんびりしてる暇はないぞ!」

 

「分かっている。……クラウス、システム状況は」

 

 ハワードの脳内戦術データ(HUD)に、高速で明滅する青い走査線と人工知能の計算式が展開される。

 

『ハワード様。自動運転制御室(コントロールルーム)の主コンソールまで、残り障害数はゼロです』

 

 頭脳明晰なサポートAI・クラウスの音声が脳裏に響く。

 

『この列車の自動運転プログラムは、カンバセ通り駅の工事区域への強制進入に向け、完全にロックされています。新エリー都の外部ネットワークからは干渉できません。制御室での直接介入が唯一の停止手段です』

 

「上等だ。僕のテクノロジーで、その終着駅(シャットダウン)をくれてやる」

 

 ハワードは前方の重厚な鋼鉄の扉を見据えた。

 

 ビジョン・コーポレーションは、まだ大勢の弱き住民たちが取り残されているカンバセ通りを、工期短縮とコスト削減のために大量のエーテル爆薬で爆破し、ホロウを拡張しようとしている。公式には「住民の避難は完了している」とメディアに堂々と大嘘をついていた彼らの、胸が悪くなるような隠蔽工作。人間の命を単なる数字と天秤にかけるその非道に対し、ハワードの腹の底には、静かだが苛烈な嫌悪の炎が燃え盛っていた。

 

「クラウス、エアブレーキ解除。全出力を右腕へ」

 

了解(アクセプト)。ガントレットの熱変換率を最大へ』

 

 白銀の背部と大腿部から、飛行制御の空力フラップが跳ね上がる。その隙間から、内部回路の熱を逃がす凄まじい熱気が強制放熱板を通じて一気に排出された。

 

 ハワードは運転室へ繋がる重厚な隔壁に向けて、両手の手のひらを構える。

 

「消え失せろ、ビジョンの犬どもが……ッ!!」

 

――カアッ!!!

 

 視界を純白に染めるほどのエーテル熱線(リパルサー)が解き放たれた。

 

 何十センチメートルもの厚みを持つはずの鋼鉄の防壁が、瞬間的にドロドロの溶岩のように融解し、次の瞬間には凄まじい爆風を伴って木っ端微塵を前方へと吹き飛んだ。

 

「うにゃあああッ!? 派手にやるなぁ!」

 

 猫又が耳を伏せながら、吹き飛んだ扉の向こう側――誰もいない、電子機器の液晶ディスプレイだけが怪しく明滅する自動運転制御室(コントロールルーム)へと滑り込む。

 

「ここが、この列車の心臓部か!」

 

「下がっていろ、泥棒猫。ここからは一秒の遅れも許されない」

 

 ハワードは白銀のガントレットから、精緻な構造を持つ光ケーブル(プラグ)を素早く伸長させた。

 

 進行する列車のメインコンソールへと、迷いなくその先端をプラグイン(接続)する。

 

『ハワード様、ハッキング回線接続。ゼクス・インダストリー製の世界最高峰の超高度演算(ハッキングプログラム)を開始します』

 

 ハワードのバイザーの視界に、何百万行という速度でビジョンの制御暗号が滝のように流れていく。

 

 あの古びたビデオ屋の裏に潜む未知のAI・Fairy(フェアリー)の異質な演算波形すら検知したハワードの技術をもってすれば、ビジョンの自動運転システムを掌握し、列車を停止させることなど造作もないはずだった。

 

 あと三秒で、すべての制御プログラムが上書き(オーバーライド)され、列車は沈黙する――。

 

 その、確信に至った瞬間だった。

 

 ドゴォォォォォォォォォンッ!!!!

 

「――っ!?」

 

 制御室全体の空気を物理的に叩き潰すような、凄まじい大爆発と強烈な衝撃波が走った。

 

 次の瞬間、列車の正面の頑強な重装甲と、強化フロントガラスが、外側から叩きつけられた圧倒的な質量によって「完全に粉砕」されたのだ。吹き込む風圧が室内にダイレクトに牙を剥く。

 

 ハワードがコンソールに接続していた光ケーブル(プラグ)は、押し潰された鋼鉄の壁の歪みに容赦なく巻き込まれ、激しい火花を散らして無残に大破した。ハッキング回線が完全に強制遮断される。

 

「何事だ……っ!」

 

 もうもうと立ち込める赤黒い硝煙と、吹き荒れる風の向こう側。

 

 大破した正面窓の鋭利なフレームに、どろり、と肉厚な黒い巨体が滑り込んできた。 それは、デッドエンドホロウの最凶個体たる超大型エーテリアス。

 

――『デッドエンド・ブッチャー』だった。

 

「グ、ルゥゥゥォォォォォォン……ッ!!」

 

 空間そのものを物理的に振動させるような重低音の咆哮が、制御室内に響き渡る。

 

 ブッチャーの頭部と胴体は、赤黒い錆と怨念に塗れた頑強な金属装甲(仮面)で覆われており、ハワードの纏う無垢な白銀のスーツとは対極にある、圧倒的な悪意の重量感を周囲の空間へ放射していた。

 

 その肥大化した漆黒の両腕、獰猛な爪が固く、狂暴に握りしめているのは、ホロウ内の道路から力任せにへし折ってきた、巨大な「斧状に変形した道路標識」であった。

 

 錆びついた鉄柱の先端に歪んだ標識の鉄板が歪に残され、今や侵入者を無慈悲に叩き潰し、両断するためだけの凶悪な巨斧と化している。

 

 ガギィィッ……!

 

 ブッチャーがその巨躯をわずかに揺らし、標識の巨斧をゆっくりと持ち上げるたび、床の鋼鉄シートがその重量だけで紙切れのようにめくれ上がった。

 

警告(アラート)。ハワード様、前方熱源反応、およびエーテルエネルギーの計測値が限界値を突破。対象はデッドエンドホロウの固有結節点。極めて危険な原生個体です』

 

 クラウスの冷徹な警告が、バイザー内を真っ赤なアラート(警告灯)で埋め尽くしていく。しかし、ハワードは一歩も引かなかった。

 

 壊されたコンソールからゆっくりと手を離し、白銀の拳を硬く、力強く握りしめる。

 

「お前がビジョンの用意した番犬か、それともホロウの生み出した狂気の産物か……どちらでもいい」

 

 フッと、パワードスーツの内側で、17歳の少年ハワードは不敵に歯を剥いた。

 

 冷徹な電子加工音声(エフェクトボイス)が、眼前の殺戮者に向けて言い放たれる。

 

「その頑丈そうな金属の殻(よろい)、僕のテクノロジーで、力づくで解体(バラ)してあげるよ」

 

 激しい火花と、列車の風圧、術式めいた異質なエーテルの風が狭い室内で激しく交錯する。 白銀の『虚の男(ホロウマン)』マーク2と、歪んだ道路標識の斧を構える殺戮者ブッチャーの、命を賭けた極限の死闘の火蓋が切って落とされた。

 

 ガギィィィン!!!

 

 制御室の狭い空間を、耳を聾する金属音が満たした。

 

 ブッチャーが振り下ろした「道路標識の斧」が、ハワードの突き出した白銀のガントレットと正面から衝突する。パワードスーツ『マーク2』の駆動系が悲鳴を上げ、チタン合金の装甲からアークブルーの火花が激しく飛び散った。

 

「くっ……なんという質量だ……!」

 

 電子加工音声(エフェクトボイス)越しでも、ハワードの苦悶が伝わる。

 

 列車自体は超高速ではないものの、数トンの自重を持つ鉄塊が線路上を揺れながら進んでいる。足元が不規則に傾ぐ特殊な環境下、巨躯を誇るブッチャーは、その異形な質量を存分に活かしてハワードを押し潰そうと体重をかけていた。

 

「うにゃああッ! 上が危ないぞ!!」

 

 床に身を伏せていた猫又が鋭く叫ぶ。

 

 ブッチャーは標識の斧を力任せに横へ薙いだ。その凶悪な一撃はハワードの頭上をかすめ、すでに大破していた運転室の制御コンソールを、残骸ごと完全に叩き潰した。火花が激しく噴き出し、列車内に非常警報の赤ランプが明滅し始める。

 

「クラウス、姿勢制御! 出力を脚部スラスターへ回せ!」

 

了解(アクセプト)。ですがハワード様、制御盤の完全破壊により、列車の自動ブレーキ系統が完全に機能を喪失しました。このままでは――』

 

「先の心配より、目の前の解体が先だ!」

 

 ハワードは足元の激しい縦揺れをマーク2の姿勢制御インジェクターで相殺し、ひび割れた床から一歩後退した。

 

 格闘の心得がないハワードにとって、ブッチャーの懐に飛び込むのは自殺行為に等しい。彼はガントレットの腕部装甲をスライドさせ、内蔵された「高周波熱線カッター」を展開。物理的な刃と純粋な熱工学兵器による迎撃を選択した。

 

 ギギギガガガッ!

 

 ブッチャーが再び放った標識の突進を、ハワードはガントレットの熱線刃で受け流す。超高温のプラズマ刃が標識の鉄柱を白熱させ、強烈な鉄の焦げる臭いが車内に充満した。しかし、最凶個体の前進は止まらない。ブッチャーは至近距離から、へし折られた標識の鋭利な角をハワードの首元へ擦り付けるように押し当ててきた。

 

 ギギギギギギギッ……!

 

 マーク2の鎖骨付近の装甲が激しく削られ、バイザーの内部に『左肩部、外部クランプに損傷』の警告が走る。

 

 狭い車内では内蔵兵器の射線を確保できないと判断したハワードは、背部スラスターを瞬間的に逆噴射した。その風圧でブッチャーをわずかに押し返し、自らは大破したフロントガラスの枠を潜り抜けて、列車の「屋根の上(ルーフ)」へと跳ね上がった。

 

「泥棒猫、そこは危険だ! 上へ来い!」

 

「言われなくても分かってる!」

 

 猫又が素軽い身のこなしで歪んだ壁を駆け上がり、ハワードに続いて屋根へと脱出する。

 

 直後、天井を突き破ってブッチャーの標識の斧が突き出された。鋼鉄のルーフシートがブリキ細工のように引き裂かれ、凄まじい風圧と共に、黒い巨躯が列車の上へと這い上がってくる。

 

 ゴォォォォォ……ッ!

 

 列車の屋根の上は、吹きすさぶホロウの冷気と、車体の不規則なローリングがダイレクトに伝わる極限の戦場だった。進行方向から受ける風圧が、パワードスーツの空力フラップを激しく振動させる。

 

 ブッチャーは標識の斧を両手で高々と掲げ、重量を乗せた縦振りの一撃をハワードへ振り下ろした。

 

 ドッパーンッ!!!

 

 ハワードがステップして回避した瞬間、斧が列車の屋根を深く垂直に叩き割った。その衝撃だけで、マーク2の姿勢制御センサーが狂いかける。車体の外板が大きくめくれ上がり、列車そのものが右側へ激しく傾いた。

 

「くっ、足場が……!」

 

『ハワード様、左側から追撃が来ます!』

 

 クラウスの警告と同時に、ブッチャーは屋根に突き刺さった標識の斧を強引に引き抜き、そのまま横一線の薙ぎ払いに移行した。

 

 回避するスペースはない。ハワードは右腕のガントレットから「高密度パルス重力弾(グラビティ・シェル)」の銃口を展開し、眼前の空間に向けて冷徹なカウンターを放った。

 

 バギィィィンッッ!!!

 

 超高圧の衝撃波と質量兵器が空中を激突し、白銀のパワードスーツが列車の屋根の上を数十メートルも後方へと弾き飛ばされる。チタンの靴底が火花を散らしながらルーフを削り、ハワードの肉体に凄まじいGが襲いかかる。もしスーツの衝撃吸収ダンパーが機能していなければ、内臓が破裂していてもおかしくない衝撃だった。

 

「 泥棒メカ、しっかりしろ!」

 

 猫又が並走しながらブッチャーの側面に回り込み、その注意を引くために双剣で金属装甲の隙間を素早く切りつける。だが、ブッチャーの強固な仮面は、その程度の斬撃では微動だにしない。ブッチャーは煩わしそうに左腕を振り回し、その圧倒的なリーチで猫又を叩き落とそうとする。

 

「させるか……ッ!」

 

 ハワードは体勢を立て直すと同時に、マーク2の肩部ランチャーを展開した。

 

 パワードスーツに搭載された小型誘導ミサイル「マイクロ・タスク」が十数発、一斉にホロウの空へと射出され、白煙の軌跡を描きながらブッチャーへ殺到する。

 

 ドカカカカカンッ!!!

 

 連続する熱光学爆発がブッチャーの頭部装甲を捉え、その視界を炎で焼き尽くす。ブッチャーのバランスがわずかに崩れた。

 

「今だ、クラウス! 胸部誘導収束砲、ロックオン!」

 

承認(アクセプト)。リミッターを一時解除。ジェネレーター全出力を胸部高出力レーザーへ集中させます』

 

 ハワードの胸部中央にあるメインインダクターが、目も眩むようなアークブルーの輝きを放ち始めた。 背部の大型スラスターが爆音を立てて点火し、風圧を強引に固定しながら、ハワードは照準をブッチャーの胸部へ完全に固定する。

 

「喰らえ……ッ!!」

 

――カァッ!!!

 

 放たれた純粋な科学の熱線が、ブッチャーの正面を直撃した。

 

 凄まじい破壊エネルギーが爆発し、さしもの最凶個体もたまらず巨躯を大きくのけぞらせる。だが、その大出力の反動は、動く列車の上にいるハワードの足元をも大きくすくった。

 

 ガガガガガガッ!!!

 

 次の瞬間、列車が大きく左へと傾いた。

 

 ブッチャーが制御室を破壊し尽くし、さらに屋根の上での激しい重火器戦によって車体の構造骨組みが完全に崩壊。激しい戦闘の負荷に耐えかねた車輪の駆動系が悲鳴を上げ、進行方向のレールから「ガガッ」と鈍い異音が響く。

 

警告(アラート)。前方の曲線軌道において、左側車輪が浮上。脱輪の危険性が極めて高まっています!』

 

「しまっ――」

 

 ハワードが声を上げた瞬間、視界が強烈に横転した。

 

 それまで進んでいた鉄の巨塊が、完全にレールを外れてバウンドし、凄まじい質量を伴って斜めに傾斜していく。衝撃で天井が歪み、外のホロウの赤黒い景色が剥き出しの窓から一気に視界へ飛び込んできた。

 

「グ、ルゥゥォォォォォ……ッ!!」

 

 脱輪の激しい衝撃により、ブッチャーの巨躯も大きく揺らぎ、傾いた床を滑っていく。完全に宙に浮いた車両が地面へと激しく叩きつけられる二次衝撃の最中、最凶個体は最後の悪あがきと言わんばかりに、漆黒の腕で標識の斧を強引に横へ一閃した。

 

 バゴォォォォンッ!!!

 

 その盲目的な一撃は、傾く車体の中で猫又の手を掴もうとしていたハワードの胸部装甲に正面から激突した。衝撃吸収材の許容値を大きく超えるエネルギーがスーツを伝い、ハワードの身体は紙切れのように列車の外へと弾き飛ばされた。

 

「泥棒メ――うわああああッ!?」

 

 激しい暴風の音の向こうで、猫又の悲鳴が遠ざかっていく。ハワードは背部スラスターで姿勢を制御しようと試みたが、ブッチャーの一撃によるノックバックと、横転する列車の激しい爆風に巻き込まれ、そのままホロウの濃い霧の向こうへと叩き落とされた。

 

 ドゴォォォォォンッ!!!

 

 少し離れた場所で、完全に線路を外れた自動運転列車が土煙と火花を巻き上げながら激しく横転し、金属の死体を晒して停止する。

 

「……く、はっ……クラウス、システム状況は……」

 

『ハワード様、警告。胸部装甲に重度の歪み。衝撃により内部の通信アンテナが破損しました。猫又氏の生体シグナルを完全にロスト。現在、周囲は濃霧のため目視による索敵も不可能です』

 

 ハワードはマーク2の脚部ダンパーを軋ませながら泥土の地面に立ち上がったが、バイザーの向こうに見えるのは、赤黒いホロウの深い霧だけだった。ブッチャーの最後の悪あがきによって、列車は停止させたものの、ハワードと猫又は完全に離れ離れになってしまったのだった。激闘は、最悪の事故と未曾有の混乱を残し、一時切り上げる形で幕を閉じた。

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