しかも全員先生が好き
だが先生は鈍感でクソボケだから気づいてない
俺が気づかせてあげよう
あれ?もしかして彼女たちが好きなのって……
俺の名は比企谷八幡。
学園都市キヴォトスに住んでいる。
そしてここはなんといっても女子が多く男子が少ないことで有名である。
どれくらい少ないかというと、俺以外の男だと担任の先生しか見たことがないくらい。
そういうわけなので、俺の通うアビドス高校も、ご承知の通り男子生徒は俺1人である。
気まずいったらありゃしない。
だが別の見方をすれば、これだけ女子が多いのだから、彼女でき放題じゃね?
中学時代まったくモテず、キモがられた俺だが、ここでならハーレムが築けるかもしれない。
……そう考えてきたら俄然やる気がでてきた!
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
なぜならキヴォトスの女子生徒は全員。
先生のことが好きだからである。
なんじゃコリア!!(松田)
よくよく考えたら不思議ではない。
この先生かなりのハイスペである。
そんでもって穏やかで性格もいい。
あぁ、これがホントの主人公なんだなと思えるくらい。
……そんでもって女子生徒からすれば、頼りになる年上の男性。
女子が堕ちないはずがねえ!
もうね、完敗ですわ。
それにもし俺が女だとしたら、普通に先生のこと好きになるかもしれん。
だから嫉妬とかも湧かない。
だがここで解せないのが一つ
実はこの先生、かなりの鈍感、いやクソボケである。
彼女たちの好意に気がつかないのだ。
もしかしたら、先生という立場だから、あえて道化のふりしてはぐらかしてるのかと思ったが、そうでもなさそうだ。
俺として早く誰かと付き合ってもらいたい。
最近学校の女子たちの雰囲気がやばくなってきてるからな。
俺への視線も感じるようになってきてるし。
先生のハーレムバトルに巻き込まれるのも嫌だ。
一度先生に相談してみるか。
さっさと誰か決めろってな。
先生side
この学校で先生になってしばらく経った。
最初は心を開いてくれない生徒たちだったが、今では私のことを一員として迎え入れてくれる。
これもひとえに比企谷八幡……彼のおかげだと思っている。
そんな彼からとある相談。
「先生、早く彼女作ったらどうですか?」
なぜ?君が作ったらどうだ?
「まあ先生は鈍感ですからね」
私は鈍感じゃないし。八幡のほうが鈍感だろ。
とはいえ彼は高校生、気づかないのかもしれない。
……最近は彼のおかげで学校の雰囲気がやばくなってきている。
比企谷のことになるとどうもギスギスしてしょうがない。
そう、彼女たちは全員比企谷のことが好きなのだ。
アビドスだけでなく、ゲヘナとかも含めてだ。
そんでもって抜け駆け厳禁を暗黙の了解として、各々が出方を伺っている状態。
比企谷も比企谷で彼女作ろうという気配出さないから余計に混沌に拍車をかけてる気がするけど。
「……」
だがまあ私は見守ろうと思う。
……彼が誰かに刺されるの嫌だしね。
ただでさえ癖強の女子しかいないから、ここ。