とある会社の総務で働く早見哉。その彼がいる会社には派手な容姿で社内で人気のある女性が一人いる。早見がその女性と別部署の男性のとある秘密を知る事になった話し。

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Q.どうしてこの作品の二次をやろうと思った?

A.原作者の先生応援のつもりだった。今は反省はしている。

Q.原作キャラほとんど出てきてないけど?

A.冬雪(ギャル)がうまく書けなかったんや……

Q.先生にバレたときどうするつもり?

A.笑ってごまかすさあ!……いえ、消せって言われたら消します。はい。


第1話

 近年の業績を伸ばし一部から注目を集めているベンチャー企業で働いている俺――早見哉(はやみなお)――の会社内にある部署の一つであるデザイナー部門のリーダーはギャルである。

今日は両手には紺の付け爪をつけ、両耳にはイヤリングのような大きなピアスをつている。あれはなんて言う名前のピアスかは知らないが、重そうというのが第一印象。そして、ウェーブのかかった腰まで届きそうなロングヘアーを靡かせ歩いているのだが、そのスタイルの良さからどこの芸能人かと思ってしまうほどの美貌。名を東条冬雪(とうじょうふゆき)さん。

 仕事もできるというのだから、天は二物を与えずどころか二物三物も与えているのだから不公平だと思う今日この頃。そんなデザイナー部のリーダーである東条さんも既婚者であり、良く別の部署の男性陣から「あの東条を落とした男の情報をよこせ」と問い詰められるが、ただの総務部門の人間がプライベートの事を聞ける訳がないし、そもそも俺自身そんな話しに興味はないのでスルー一択である。

 

「早見くん。お疲れ」

 

 と、今日の仕事が終わり、先ほども同じように東条さんの情報が欲しい男どもの相手をあしらい、俺が自販機にてコーヒーを買って飲んでいた際、声をかけてきたのはエンジニア部のリーダーである原太陽(はらたいうよう)さん。少し無茶したら倒れてしまうのではないのかと心配になるほどの体の細さと、顔色が悪いのは……緊急のバグ修正か何かの仕事が入ったからだろう。そういうことしておこう。前見た時も同じような顔色悪かった気がするけど。

 そんな原さんに「お疲れ様です。」と返してからこれから帰りですかと問うと

 

「あ、うん。妻が帰って料理して待っているからさ。残業しちゃったけど、早く帰ろうと思って」

 

「惚気ですか?爆発してどこかに消えてしまえ、このエンジニア部のリーダー」

 

「唐突にすごい暴言!?」

 

 おっと、原さんの方が俺よりひとつ年上だけれども、結構仲が良いのでつい本音が。原さんも既婚者であり、奥さんラブな事を知っているのはエンジニア部の人と一部の人しかしらない。尚、原さんの奥さんもどんな方か不明、()()()()()()()()()()らしい。って、奥さんが待っているなら、俺に構ってないで早く帰ったほうがいいですよ。奥さん拗ねますよ。

 

「そうなんだけど、早見君。いつも仕事終わった後、他の人達に何か聞かれているから、愚痴でもあればって思ってさ」

 

 と、憐みと慰めの目で俺そう言ってくれる原さん。そういうなら変わってくださいよ……。いくら総務部だからって、各社員のプライベートまで知っている訳じゃないんですから。特に東条さんの事なんてね。ねえ、原さん?

 

「お、俺も知らないよ!?」

 

 と、動揺する原さん。いや、そこで動揺しちゃダメでしょ。と、ツッコミを心の中で入れる。というのも、東条さんと原さんの二人は夫婦だからだ。うちの会社はまだ成長途中という事で社内恋愛は禁止されているのが、周知がしっかりとされていなかったので、所得やら扶養などの各税務処理等を担当している総務部の俺が、社長から「そういうわけだから」と、機密扱いで対応している訳である。こういう時に、いくら人がいないからって総務のリーダーだなんて請け負うじゃなかったなと思う。

 

「……そういう事にしておきましょうか。でも、会社には仕事に来ているはずなのに、何やっているんだかと言いたくなりますね。各先輩方や社員の査定評価、こっそり下げておこうかな」

 

「あ、アハハ……穏便にね……」

 

 苦笑を浮かべながら宥めてくれる原さん。そんな原さんと東条さんが結婚したと報告を受けた際の状況を思い出した。あれは、出張関連の申請処理作業をしていた際、唐突に社長から呼び出された時の事だ――

 

 

 

「は?結婚?」

 

「うん。この二人がね」

 

 会議室に呼び出された俺は、自分が何かやらかしたかと身構えていた。机を挟んで目の前に座る社長から聞かされたのは、社長の隣に座っている原さんと東条さんの二人が結婚したという事だった。

 結婚する事自体はめでたい事なのでいいとしてだが……

 

「社内恋愛禁止って話しでしたよね?二人はそれを?」

 

 そう。社長と総務部の認識としてまだ企業として成長途中なので、そういうのにかまけてないで、仕事に集中してほしいとの事で、社内恋愛禁止との取り決めをしたのだ。ただ、個人的にはそんな古い考えなぞ捨ててしまえと思うが、社長や周りが賛成してしまったので、唯一の反対意見は消されてしまったのだった。

 

「実はさ、周知徹底が甘くてさ。二人とも知らなかったらしいんだよ」

 

「……社長。そこはしっかりすべきところですよね?」

 

 あっけらかんと言う社長に俺は頭を抱える。当の原さんと東条さんの二人は、申し訳なさそうに顔を下に向けていた。二人の事は、デザイナー部とエンジニア部のリーダーという事でそれなりに面識はあるし、話した事もある。

 

「それで、扶養とか保険、納税関係の書類等が関係してくるから私を呼んだと?」

 

「そういうこと。二人とも優秀な人材だから、失いたくなくてね」

 

 周知徹底がされてなかった事に対する反省の色もない社長に苛立ちを覚えつつ、二人に事情説明を求めると

 

「実は、私たち高校時代から付き合っていて――今回結婚する運びになって、報告をしたわけで……」

 

 と、東条さんが本当に申し訳なさそうに事情を説明してくれた。高校時代からの恋愛か。それなら仕方ない。うん。お互い好き同士なんだから、それを会社がどうこう言う権限はないな。ですよね?社長?

 

「う、うん。勿論だとも」

 

 と、俺が鋭い視線を向けると社長は冷や汗をかきながら同意してくれたので、方向性を確認する。

 

「社内では秘密にする事と、総務でも私以外には言わない事。各税制に必要な書類の作成と、申告等もしっかりとして頂ければ問題なしという事で……よろしいですね、社長。原さんと東条さんの二人もお願いしますよ?」

 

「は、はい。お手数をおかけして申し訳ないです」

 

「お願いします」

 

 二人とも緊張しているのか、ガチガチな感じで謝りつつ承諾してくれたので、安心しつつこの後の事では役に立たない社長を外に放り出してから、結婚する事で提出が必要な書類について説明を始める。扶養から始まって、税金やら保険やら。本当に面倒な手続きが多いから、しっかりと聞いてくれる二人には感心していた。

 東条さんって、見た目派手でまさにギャルって感じだから、聞いてくれるかなと心配になったけれど、根が真面目なのだろう。しっかりと聞いてくれていて安心した。

 

「しっかし、社長も早見さんも、理解ある人で助かったー」

 

「そうだね。どっちか辞めなきゃいけないって覚悟したからね」

 

 と、目の前で机の上に上半身預けるようにうつぶせる東条さんが呟き、その言葉に苦笑いを浮かべつつ同意する原さん。仲良いなと思いつつ小さくため息を吐いてから

 

「東条さん。お願いですから他の人にバレないようにしてくださいよ?後始末こっちになりそうですし……」

 

「それは分かってまーす。って、早見さんは先生かなにか?」

 

「先生ではないですねー……原さん。東条さんっていつもこうなんですか?」

 

「あはは……すみません」

 

 どういう意味―!?と、抗議の声を上げる東条さんを放置しつつ、必要書類を二人に渡しつつ最後の注意をする。

 

「会社でいちゃつくなとは言いませんが、できる限り人気のないところでお願いしますよ」

 

「早見さんの理解度ヤバッ。神?」

 

 ガバッと起き上がり目を輝かせながら俺を拝む東条さん。その際、彼女のモデル並みのスタイルから一部の部分がたわわに揺れたが、気にした素振りを見せないようにして「神ではないです」と苦笑いを浮かべつつ否定して、書類の提出日の確認を取って解散したのだった。

 

 

 

 原さんから野郎どもの相手をしている事を心配された翌日。今日の業務準備をしようとしていたら、机の上にコーヒーの缶が唐突に置かれた。誰だと思って左側を見れば東条さんがいた。

 

「おはよっ。早見、いつもお疲れっ!これ差し入れ」

 

「おはようございます、東条さん。ありがとうございます」

 

 笑みを浮かべて挨拶してくれる東条さん。俺が良く、仕事終えてから野郎どもに色々と聞かれている姿を見て、何を聞かれているかを知ってからはこうやって差し入れを入れてくれるようになった。向こうにも時間的余裕があれば、助けてくれたりするので本当に申し訳なかったりする。

 

「仕事たくさんあるのは分かるけど、しっかりと休憩しな?」

 

「ご忠告どーも」

 

 右手をひらひらさせながらそう言って自分の部署へ向かう東条さん。周りに気を遣えて、美人なんだからそりゃ人気出るわな。原さん、よく告白できたなぁと感心しつつ今日の仕事にとりかかるのだった。

 




Q.時系列的にいつ頃?

A.原作一巻冒頭より少し前の話しのつもり

Q.なんで総務のオリキャラ?

A.結婚すると、保険などのいろいろ申請書類必要だから、知っている人間いてもおかしくないかなーー昨日閃いて、気付いたら書いてた。

Q.文章の文字数少ないよね?

A.一回書いて全部消した。それで書き直したらこうなった。

Q.続けるの?

A.続けない

Q.なんでQ&A方式?

A.楽だk(ry

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