ホロライブIF ホロレンジャー 0期生編   作:都下七階

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■LIVE13 「ロボット」覚醒

そら・みこ・青年「あれは...!?」

三人とも同じ反応をする。ロボットさんが禍々しいオーラに包まれ始め,また暴走するのかと思った矢先に,巫女さんの神楽鈴を持っている。飛んでいる巫女さんのほうに目をやるが...本人はしっかり持っている。じゃああれは..?

そう思っていると,ロボットさんが急に神楽鈴を自分の胸に突き立てる。

ロボット「あああああああああ!!!!」『LIMITBREAK』

そうして巫女さんと同じビームを自分に向かって打ち出した。

一体どういうつもりでビームを自分に......?

 

青年「まさか...自分で浄化するつもりか!?」

みこ「ええ!?」

青年も予想外だったのか戸惑っている。なら今は———

 

先に青年の方を止めるべきだ。もしロボットさんが自分で浄化できなくても巫女さんがいる。

私は青年に向かっていき,肉弾戦を繰り広げる。なんとか渡り合えている。これなら...

そう思った矢先に蹴り飛ばされてしまう。でも飛ばされただけでダメージはほぼない。

ロボットさんの方は...まだ自分にビームを撃っている。焦る必要はない。

 

青年「ちっ...ここは撤退を...」

みこ「させない!」

後ろに下がろうとした青年の足に巫女さんがビームをぶつける。今だ!

「はぁぁぁっ!!!!」

ビームを喰らって片膝をついている青年に向かって飛び蹴りをする...が。

右腕で跳ね除けられてしまう。私は弾かれたあと空中で一回転して着地する。

 

青年「面白かったぞホロメン共。この次こそは———」

『LIMITBREAK』

青年が今度こそ撤退しようとしたその時だった。

正気を取り戻したロボットさんがすごい勢いで飛んできて青年にパンチしたのだった。

ロボットさん「今度こそ....逃さない。」

 

——————————————————————————————————————————————————————

 

青年「げほっ...何だあれは...」

ロボットに殴られて十数メートル飛ばされる。ビル倒壊の瓦礫がなければもっと飛ばされていただろう。

さすがは機械...というパワーだが...おかしい点が一つある。

殴られた瞬間,弱っちいのや巫女のやつと同じ浄化の力を感じた。つまりホロメンの力だ。

神社で狛犬をけしかけたときはやつからホロメンの力を感じなかった。

つまり...たった今ホロメンとして覚醒したということになる。

あれは「感情の力」だ。つまり...自我と感情も手に入れている....!!!

そうなるようにしてしまったのは俺だ。想定外もあったが...これは完全に失策だったな。

とにかく撤退を———

 

そう思って立ち上がったときには眼前にあのロボットの右掌があった。

『LIMITBREAK』

そうして俺は,やつのビームを至近距離で喰らうのだった。

 

——————————————————————————————————————————————————————

 

そら「すごい...」

みこ「何だあれ...」

ロボットさんがあの青年と圧倒している。というかあそこまでされて無事ってやっぱり彼は人間ではないのだろうか?だとすると何者...

いつの間にやら地上に降りてきていた巫女さんとロボットさんの戦いを眺めることしかできない。

するとロボットさんが急にこちらに戻ってきた。

「ロボットさん!!!」

ロボットさん「あいつ...なんか手に禍々しいパワーを出してる...」

みこ「ロボットさんしゃべれたんだ...」

ロボットさんの喋り方も人間味がある...というか今までの機械的な態度とは大違いだ。

...ってそうじゃなくて!あの青年がなにか狙ってるってこと?

すると瓦礫の山の中から青年が出てくる。かなりボロボロになっているようで,ローブがない。

青年「いでよゾーリ魔!!!」

彼がそう叫ぶと同時に,大量のゾーリ魔が出てきている。100体ぐらいいるんじゃ...

それに何か中央に青い怪人が...?

 

みこ「多すぎない...?でもやるしかないか!!!」

そうして私と巫女さんはもう一度戦う体制を取るのだが。

ロボットさん「ねぇ二人共。もう休んでていいよ。」

急にロボットさんがそんな事を言いだした。

「いやでも———」

ロボットさん「二人はボクを助けようとして———もうヘトヘトでしょ?」

痛いところを疲れて私と巫女さんは何も言えない。実際私はもう限界が近かった。

そんな私達を見たあとロボットさんはにっこり笑ってこう告げる。

 

ロボットさん「助けようとしてくれてありがとう。今度はボクが助けるよ。」

そういってロボットさんはゾーリ魔の軍団の方に翔んでいった。

 

——————————————————————————————————————————————————————

 

ロボットさん「よーし...全員倒しちゃおう!!!」

巫女さんのビームをくらったあと,ボクにも感情と自我が生まれたらしい。

今までとは違って,計算やデータ以外が行動に影響してきている。

正直よくわかんないけど,もう誰も傷つけたくない。それに傷ついてほしくない。

まずはこのゾーリ魔約100体を倒す。

 

そうしてゾーリ魔の軍団の前で止まって,手元に刀を出現させる。

これはそらちゃんのデータから生み出した力だ。

「制限解除! スカイストラッシュ!」『LIMITBREAK』

そう言いながらリミッターを解除して左一文字切りを放つ。

刀から斬撃状のエネルギーを飛ばしてゾーリ魔たちを消滅させていく。

ゾーリ魔が光の粒子に変わっているところを見るに、ボクもホロメンの浄化の力を得たみたい。

まだ残っているゾーリ魔がこっちに向かってきているのを確認して,そらちゃんの刀を消滅させる。

 

そして次は...巫女さんの神楽鈴を手元に出して,ゾーリ魔軍団に構える。

「制限解除!桜ノ息吹!」『LIMITBREAK』

広範囲に巫女さんと同じビームを放つ。確か...『すーぱーみこちゃん砲』なんて言ってたような。

これで全員倒したかな?なんて思っていると青い怪人が残っていた。

なんであいつだけ残ってるんだろ。それになんか強そうだし...

 

「まあいいや!はぁぁぁ...」

ボクがエネルギーを貯めている間にゆっくりと青い怪人が向かってきている。

でも———ボクの勝ち。

「はぁーーーーっ!!!」

ジェットで飛び上がったあと,両足のキックで青い怪人を撃破する。

あの怪しいローブを纏った子はもうどっかに消えちゃってたけど...

これでボクの初陣...あれ?これって初陣なのかな...?まぁ何はともあれ大勝利!!!

そう思っていると急に地面に倒れ込んでしまう。疲れちゃったのかな?

...バッテリー限界 活動を終了します...

 




第二章完結...思ったよりかかりましたね...
どうも都下七階です。
第二章は本来ロボ子さん加入を書くだけ...だったんですがみこちを入れ込んだことで
かなり予定が崩れ,一話多く書くことになりました。
さて,この先の投稿予定ですが,特別編だったり閑話を挟んで第三章を投稿しようと思ってます。

特別編:仮面ライダーが登場します。
https://syosetu.org/novel/415839/


現在の連載用書き溜め
LIVE17まで書けてます。

今回の補足コーナー

■青い怪人
「カンブリ魔」という怪人です。調べると見た目引っかかります。
 ゾーリ魔と同じく獣電戦隊キョウリュウジャーの敵ですが,今回はただのモブ怪人でしたね...
 今後も登場します。ゾーリ魔より強いです。

■エネルギーの色
各メンバーにはエネルギーの色があります。
ホロライブ公式のタレント紹介ページで割り振られている色をイメージしてください。
そら⇛青
ロボットさん⇛紫
みこち⇛ピンク

スカイストラッシュ
そらの戦闘データを参照したロボットさんにより生み出された技。
左一文字斬りにエネルギーを乗せることで広範囲の飛ぶ斬撃のような攻撃になっている。
技名はロボットさんが即興でつけている。
直接相手を切ることも可能。

桜ノ息吹
ロボットさんが再現した「すーぱーみこちゃん砲」。
ゾーリ魔なら一撃で消し飛ばせる広範囲のビーム。
ビームの範囲については調整が可能であり,一点集中のような運用もできる。

ロボットさんのキック
『仮面ライダーアギト』の「ライダーシュート」が元ネタです。
けっして仮面ライダーWみたいに半分に割れるキックではありません。
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