僕のヒーローアカデミア ~The Cinder of Rubicon~   作:柴猫

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筆者はアニメ版のヒロアカを参考にこの小説を書いております。
記憶処理の影響でどこか修正など入るかもしれないですが、ご了承ください。


1.燻る者たち

 「……クソがッ!!」

 

 ポイ捨てされてたアルミ缶を蹴っ飛ばして缶のゴミ箱に入れるが、鬱憤は少しも晴れない。

 心の奥底にまだあのヘドロ野郎の個性が残っているような気がして公園の水道をがぶ飲みしても、むかむかは消えなかった。

 

 『きみが!助けを求める顔してた!!』

 

 無個性な癖に、泣き虫な癖に、デクな癖に。

 おめーの方がよっぽど危険だったくせに、あいつは持っているものを全部使って俺を助けようとした。

 理解できない。分からない、ずっと遠ざけているのに、あいつはずっと走り続けてる。

 いじめてもいじめても、あいつの心は折れそうにない。

 

 「……チィ!!」

 

 まぁ、いい。さっきの事件があいつの、()()()()デクの限界だ。憧れのヒーロー共からこっぴどく叱られて、あいつも身に染みたはずだ。無個性じゃヒーローにはなれないってな。

 そう思うと幾分気分が楽になる気がした。あの雄英の門を潜ればいいのだ。そうすれば、俺の後を追うことも、あいつは出来なくなる。

 

 それでいい。そう、そうであるべきだ。

 強個性と個性さえ持たない人間の、絶対に超えられない境界線がこの世にはある。

 

 

 

 

 「よう、爆豪の。随分辛気臭い顔してるじゃないか」

 

 自販機に寄りかかってこちらを見る女に、今更気づいたことに驚いた。

 紫色の髪色に桃毛の混じった独特な頭髪に、一目で分かる鍛え上げられた肉体。今でこそゆったりした女らしい格好だが、どこかそういった印象にとどまらない気配を、鼻の利く爆豪は敏感に感じ取っていた。

 筒美火伊那と名乗る女とは、初めて会った時から素っ気ない態度であしらっていた。やたらと話しかけて来る理由に覚えがないし、どことなく()()()と似たような生温かさがどうしようもなく気に食わなかったのもある。

 

 「うっせえぞ女、テメェも野次馬しに来たんか」

 「そんなのどうだっていいさ。ただ近所のガキ大将が似合わない顔してた理由だね、私が野次馬しに来たのは」

 「何が似合わねぇだババァ!?とっとと失せやがれってんだ!」

 「……毎度思うけど、あんたよくそれでヒーローになるって決めたよね」

 「あぁん!?文句あんのか!?」

 

 そう言うとそいつは姿勢を直し、俺の前に立ち、目を合わせてきた。

 見定めるような、今まで感じたことの無い、冷たい感覚だった。

 

 「……んだよ」

 「今日、ヴィランに襲われたよな。人質にされて、自由を奪われて、一つ間違えればお前は今ここを歩いてなかったのかもしれない。そうするだけの力と個性が、あのヘドロヴィランにはあった」

 

 まるで自分が直接見てきたように、重みのある言葉だ。

 

 「本来ヒーローが相手にするのはあれだ。容易く人の命を手に取れる力と個性、そしてそれを振るうことに躊躇しないイカれた頭を持つ狂人。お前、ああいう連中を相手に出来るのか?」

 

 すっと冷や水を浸らせられたような言葉が、逆立っていた自分の心を静かにさせた。

 そして思い出す。デクの野郎が未練がましく縋り続けて、そして俺に泥をつけさせたあの女を。

 

 

 

 

 

 

 

―――

 

 初めて会って最初に感じたのはまぁ、変わった不審者だなということだ。

 見たことない服...歴史番組に出ていた宇宙服を、削り尽くして出てきたような格好。何だかよく分からないコードが生えている、キズだらけ穴だらけのそれから見えたのは、肉が付いてんのか分からないほどに骨がくっきり見える、不健康そうな肌。

 驚くほど真っ白い髪に、真っ赤な目。普通あり得ない格好だから何かの個性だろうとひも付けた。個性の影響だとしても、悪くねぇとは、まぁ、うん。いや今はそうじゃない。

 

 

 浮浪者なら俺が一発殴って済ませようと思ったが、明らかに異様なそいつに俺は迷わず通報を選んだ。どう見ても俺らの手に負えるわけねぇ。

 そこにデクの野郎が難癖つけて来やがった。可哀想だ、もう少し様子を見ようだの。

 

 反吐が出る。

 そんな安い情けかけて、ヴィランが改心するわけねぇだろと怒鳴ってやれば、黙ってんのに目つきはそのまま。何がそんなに気に食わねぇのか、更に苛立ちを募らせていたところ。

 

 『警察に通報されるのは、私も困るな』

 

 座りっぱなしのそいつが、初めて自分から口を開いた。

 

 『足、動かないんだ。おかしいな、センターから逃げる時は動いたのに』

 

 その女は自分の足を撫で、手をつっかえにして木陰まで這いずった。昔、道のそばから蛇が這い出して来たのを思い出した俺は動くなと脅した。動けば俺の爆破を食らわせると。

 

 『……へぇ?爆破か、面白そうだね、見せてみてよ』

 

 嘘じゃねぇ、本気だ!手のひらから爆破させて実演させる。でかい音と光は大の大人ですら怯むのに、そいつは興味深そうに見るだけだった。

 それが何よりムカついた。そんなに欲しけりゃくれてやると、大股で近づき右手で大きくぶん殴り―――

 

 

 あっさりと手を払われ、自分で自分の顔面を爆破した。

 

 『かっちゃん!!??』

 

 何が起きたのか見当もつかず、倒れ伏す俺の顔を、そいつは横から見ていた。

 

 『やっぱり掌か。何か埋め込んでると思ったけどそうでもなかったし、どういう原理だろう?』

 

 まるで掌から殴ることを分かっていたようにあっさりと、しかも足の不自由な女にあしらわれた。その事実を認めたくなくて、あの時とにかくがむしゃらに向かっていった。

 それでもダメだった。狭いとはいえ秘密基地を回るように動いて翻弄させて背中から攻撃しても、背中に目でもついているのかのようにいなされた。何度も攻撃しても避けられるし、最近考えた爆破による目つぶしも効かなかった。なんでだ、なんで目も瞑らないんだよ。

 爆破なんて()()()()ってことかよ。

 

 『悔しそうだね。これでも思ったより反応されてビックリしたんだけど』

 

 当たり前だろ。

 足の動かねぇ女にやられたなんて、俺が許さねぇ。

 

 『……懐かしいなぁ。あいつそっくり』

 『ねぇ。かっちゃん?だっけ。私と取引しない?』

 『きっと君はもっと強くなりたいはずだ。そう、目の前のイラつく奴に一発入れたいから、ってね。ふふっ、図星だった?』

 

 『さぁ、どうする?君にとっても、決して悪い話じゃあないと思うけど』

 

 

 

 

―――

 

 「―――そっか。やっぱりかっちゃんは折れなかったか」

 『折るどころか乙女の顔に爆破してきやがったよあいつ。ホント、最近のヒーロー志望は怖えもんだ』

 「乙女って年齢だっけ」

 『おうなんか言ったか?』

 

 何でもございませんと素早く返す。カーラにも同じ反応を返された気がする。

 予想はしていたことだ。

 初めて会ってから彼とリハビリがてら模擬戦をしていた時から感じてはいたのだ、あの子の才能を。最初は足を使わなくても翻弄できたのに、メキメキと私のそれに対応してきて。こちらから契約をふっかけておきながら、半月ばかりで倒されてしまったのは不覚だった。

 さてこれからどうしようかなどと考えていると、不意に手を掴まれ秘密基地の寝どこまで連れていかれ、どうしてここで通報するのと言えば。

 

 

 『てめぇは足を直してから完璧に殺す!それまで黙っといてやるからここにいろ、バックレんじゃねぇぞ!!』

 

 

 ――などといって、半身不随のリハビリの本なんか持ってきて。思い出すと自然と笑みがこぼれてしまう。

 

 「ところで、私はある程度あの子たちのことだけを教えてくれればいいって言ったけど。随分入れ込んでるみたいだね。なに、公安所属ヒーローの血が騒いじゃった?」

 『勘違いするな。別に手を出すなとは言われていないだろうし、あんな思いをしたあの子に褒めそやしてあやすのは違うだろう』

 「夢を諦めさせるのも違うと思うけど」

 

 電話ボックスの中に、長いため息が充満する。

 

 『お前なら、分かるだろ』

 「……」

 『あの子たちが見てるヒーローなんてものは、大衆向けにアレンジされた表看板だけだ。優秀であればあるほど、ヒーロー社会の歪みやその裏にあるものに直面する。例え雄英に入れたとて、それは変わらないだろう。

 自分の命を救ってくれた恩人に、あんたはこっち側に来いと言えるのか。その、血濡れた手で』

 

 ヒーローになりたい。一方的な喧嘩ばかりで性格も正反対な彼らが、そこだけは同じ言葉だったのだ。真っ直ぐに。

 

 「私の事はどうでもいいよ。結局歪むか歪まないかは、あの子たちにしか分からないよ。なってみなければ分からないし、身を引くことも立派な選択だよ。二人は雄英を目指してるんでしょ?少なくともあそこには、その選択肢もたくさんあるはず」

 『それは、そうだが……』「それに」

 「経験豊富な正義のヒーロー、麗しきレディ・ナガンがついてるんだ。これ以上のバックアップは望めないよ」

 

 受話器越しに、眉間を揉む音が聞こえた気がした。

 

 『そこまで面倒を見る、なんて言ってないぞ』

 「予感だよ。あなたは優しいから」

 『……お前は、本当に、いつもそればかりだな』

 

 またかける。そう言って通話を切られ、私も古びた電話ボックスを後にする。

 電話ボックスがまだ残るこの小路は、都市計画の影響でシャッター通りとなった商店街だったらしく、まだ日は沈むには高いというのに驚くほど人通りが少ない。交通の便が悪すぎる為、チンピラさえもいない、まさに時代から忘れられたような場所。

 

 だからこそ、私みたいに「広い土地が必要」な傭兵にとっては格好の住処になるのだが。

 

 高速道路の架橋の影に隠れるような狭い路地を歩く。時に同じところを回るように、迷路を進むように歩いていけば、地下への階段が現れる。そこから更に隠し道やら指紋認証をパスしていく。

 

 目の前に広がるのは、巨大な工廠。さしずめ、地下秘密工廠とでも言うべきだろうか。見渡す限りの大型機械と完成品を組み立てるハンガー。それらを動かしているのは、これまた小型の自動機械だ。帰ってきた主人に目を向けることなく黙々と作業を続けているのはいい、後でメンテナンスしてやらないと。

 こう見ると思い出すのはルビコンで越えたあの壁の内部だ。都合2度ほど出向いたあそこも、こんな風に資材や機械が溢れていたっけ。壁越えの時は感情も戻り切ってなかったから、気にも留めてなかったのだが。

 そんなことを思い出しながら、ハンガーを見渡せる場所に備えられた、おそらく元は作業員の詰め所だった部屋の扉を開ける。

 

 

 

 

 「帰ったよー、()()ぃ?」

 

 「……ああ、なんだ」

 

 

 コンビニ弁当やウォーターサーバーやら置いてある生活部屋に入ると、先客が既にベッドを占領していた。

 じゃっかん白髪が混じってくる季節になった、上半身半裸の黒髪碧眼の成人男性。しかしながら全身に惨い火傷をこれでもかと残しており、辛うじて人っぽい皮膚と雑に接合されている様は、普通の人間なら喉がすぼまること間違いないおどろおどろしさだ。まぁここに普通の人間なんていないわけだけども。何なら機械の方が多いくらいだけども。

 

 「なんだじゃないでしょなんだじゃ。また脱いでやがるの……まって。またシャツ焼いたの?」

 「ああ」

 「っはぁ~~…今月入ってもう3度目なんだけど。なに、今度は何焼いたの」

 「近くのチンピラ。仕事終わりに絡んできて面倒だから焼いてやった。俺のせいじゃねぇぞ、油まき散らす個性の野郎がいてな」

 「たしか不良3人組が行方不明ってなってたけど、そいつら?」

 「多分そうだな。ああ、ちゃんと後処理はしてるから安心しろよ」

 「……まぁ、パンツ一丁になって帰ってこなかっただけ成長したってことにしとくよ」

 

 

 この男、荼毘とは結構長い付き合いになる。私がいない時の隠れ家の管理は任せてるし、一緒に仕事を熟すこともあり、新兵器のテストにも付き合ってもらってかれこれ6年か。未だに本名は知らないが。

 

 「そうだ。お前宛に依頼が入ってたぞ」

 「お、どこから?また八斎會?それともデトネラットの方かな」

 「どこでもねぇ、『敵連合』だとよ」

 「……聞いたことないな。裏取りは済んでる?」

 「ねぇ」

 「……無い?」

 「ああそっちの方だ。活動経歴なんて無いに等しい、マジで最近できたばっかの組織っぽいな。にしても安い名前だなぁ。天下の独立傭兵様でももちっとマシなネーミング付けるぜ」

 「どさくさ紛れに罵倒するのはやめて。しかしマジで出来立ての新興組織かぁ。構成員は何人いるの?」

 「二人だけだな。黒霧って異形系の奴と、死柄木弔ってのが一応リーダーらしいが」

 

 二人分のコップに氷水を注いで、荼毘を押しのけながらソファに腰を下ろす。狭い?うるさい元々狭い部屋なんだから我慢しなさいっての。

 

 「ま、よくある勘違い野郎の依頼だろ。レイヴンの名前を使う意味を知らねぇなんてな、随分裏を知らねぇアホがいたもんだ」

 「だろうねぇ。ま、その依頼は弾いて貰って……待って」

 「あ?」

 「それ、報酬いくら?」

 「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん……んん?なんだこれ、桁間違えてんのか」

 「『ムカつく奴がいるけど遠くて面倒だから殺してこい』かぁ……いやだとしても値段設定おかしくない?そこらのチンピラ殺しただけでこんだけ入るの?ええ……」

 「金持ちの息子の火遊びかよ。あぶねぇなぁ、自分に火の粉が降りかかるなんて考えてねぇのかよ」

 「あんたが言うと説得力違うね。どうしようかなこれ、受けようかな」

 「お前がこんな木っ端の言う事聞くのかよ。まともな裏じゃねぇし、そもどうせ払い渋ると思うぜ」「いや新兵器の出費が痛くてさ」「何のだ」「あんたがこの前燃やしたアレ」

 

 ゾンビみたいな顔が呆け、たと思ったら記憶を引っ張り出して「あぁ!?」と言った。

 

 「あれかよ、あの「108発撃てる代わりに同じところしか狙えない拳銃」か!そういやあれいくらかけたんだ」

 「ざっとこの依頼の7割くらい……?」

 「馬鹿かよ。いやマジであんなガラクタのどこにそんな大金つぎ込んだんだよ」

 「うるさいなぁ!試作品とか特注の弾薬とか頼んだら結構嵩張っちゃったの!悪い!?」

 「金握ってんのはお前だろうが……」

 「いやでもこの依頼はなぁ……相手の個性も強くはなさそうだし、近接で弾使わなければ4割黒字になるかなぁ。あーでも実体ブレードなら5割、いや金属腐食の個性持ちがいるし、念のためパルスブレードで行くかぁ?」

 「ハンドレールガンがあるだろ。あれ持ってけよ」

 「あれは演出用だから。あ」

 

 私にも途中で天啓が降りてきた。

 

 「そうだあれあるじゃん、あれ!最近作ってた4足歩行自立兵器!」

 「あれ?あー、あのキモイ奴か。まだ実戦してないんじゃなかったか?」

 「だからこそだよ!実戦データを取るついでで依頼を受ければ、金もデータも手に入るし効率的でしょ?」

 「……ま、筋は通ってんな」

 

 よいしょとソファから下りてハンガーまで歩く。

 以前は放水路の一部であった隠れ家だからか、拭い切れない冷気が足元を撫でていく。この国の夏の蒸し暑さに慣れない私としてはちょうどいい天然の冷房だ。まぁ冬はより寒さが身に沁みてしまうのだが、寒冷化したルビコンの環境に慣れてる私としてはマシな方だ。寒すぎたら荼毘に火出させればいいし。

 

 「相変わらず何食ったらこんなん思いつくんだか」

 「でもあんたもノリノリだったでしょ?名付け親にもなったんだし」

 「俺の個性に使えそうだったからな」

 

 あえて吐き捨てるように言う荼毘。

 その視線が向いているのは、人だ。

 

 いや違う。正確には、人を模した機械だ。無機質なはずのそれが体を丸めてホイストに吊られ、赤子が眠るように電源が落とされている。

 全身を覆っているのは皮膚ではなく、青白い鎧、いや装甲だ。

 

 「我ながら傑作だとは思うんだけどなぁ。ゆくゆくは量産して資金源にしたいところだけど、どうにも皆買ってくれないんだよね」

 「I・アイランドとやらに協力者いんだろ。そいつ揺すれば顔バレしないしその方がいいだろ」

 「言い方。あの人とは対等な契約関係なんだから金づる扱いしない。そもこれだってその人の技術協力あっての子なんだから」

 

 電源の切れている我が子の頬を撫でる。

 

 

 『可愛い我が子がスクラップになっていくのは、見るに堪えないね』

 『せめて景気よくやっちまってくれ。今後の製品開発に生かさせてもらうさ』

 

 

 「思い出すなぁ、極限環境でも安定稼働するって作り始めた試験機がまさか秒でスクラップにされるとは......」

 「アイスみてぇにドロドロだったな」

 「笑ってんじゃないよ!私の故郷でもあんたの火力に耐えられる装甲材はそう無いからね!?」

 「だからっつって俺へにガンメタ貼るみてぇな性能に仕上げる必要あったか?」

 「......」

 「おい」

 「殺しの道具だからこそ一つ笑える必要があると思わない?」

 「使えりゃどれでもおんなじだろ」

 

 あんまり過ぎる回答に膝から崩れ落ちる音がした。くっ、これだから強個性の超人は!生身で試行錯誤しながら武装を作る苦労が分からないのか!

 

 「で、どうすんだ依頼」

 「まぁ。いろいろと怪しいところはあるし、依頼人も面倒くさそうだけど、指名されたんなら受けるさ。報酬もいいし」

 「罠だったら?」

 

 

 「?背後関係ごと潰せばいいいでしょ。これまでいつもそうしてきたじゃん」

 

 当たり前のことを言うと、「そうかよ」と満足してニチャァと笑った。

 実際、相手のバックについてるのが誰であろうと関係ない。それこそ、魔王の子だろうが構わない。

 

 

 障害は全て排除するのが、ウォルターの猟犬なのだから。鬼も企業も天才も、滅ぶべき遺物も。

 

 

 

 例えそれが、私の恩人だったとしても。

 

 




後書き劇場

荼毘「そういやそこの壁に預けてあるのなんだ?」
レイヴン「これ?いつも使ってるアーマーの背中にくっつけて超長距離までぶっ飛ぶの」
荼毘「人間ミサイルか……?」
レイヴン「あとこれは鼓膜破る爆音のグレネードでしょ、これがマイクロミサイルを放つミサイルでしょ。んでこれがBluetooth機能付きのガトリング砲」
荼毘「なんでよりにもよってそれにつけたんだ??」


ちなみに煩悩ハンドとハンドレールガンの出番はもう終わりです。「「え」」
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