Q.叡智の眼鏡はモブ厳世界で生きて行けるでしょうか?   作:INUv3

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竜を殺すのは英雄の誉よな?


Q.ここは何処でしょうか?

 

 

認定特異災害

 

 

世界各地にて古来より断続的に観測され

13年前の国連総会で特異災害として認定

人類共通の脅威とされ、人類を脅かす災害

人類だけを炭素へ転換して分解する現象名。

 

 

その多くが謎に包まれながらも、

国連によって正式に災害として認定された

名を「ノイズ

 

 

空間からにじみ出るように突如発生し

人間のみを大群で襲撃、触れた人間を

自分もろとも炭素の塊に転換させ

発生から一定時間が経過すると

自ら炭素化して自壊する特性を持つ現象

ノイズが認定された要因

ノイズをノイズたらしめる特性

 

 

位相差障壁

 

 

これはノイズの存在を人間の世界とは異なる

世界にまたがらせることで通常物理法則下の

エネルギーによる干渉をコントロールする能力である

ノイズ自身の【現世に存在する比率】を

自在にコントロールすることで物理的干渉を

可能な状態にして相手に接触できる状態

相手からの物理的干渉を減衰・無効化出来る

状態を巧みに使い分ける…要するに

ノイズは物理法則から切り離された状態で

活動できるのである。これにより人間の行使する

物理法則に則った一般兵器ではノイズに対して

ゼロ、もしくは微々たる効果しか期待出来ない

 

 

[▲□■▲◁◆□▶/………]

 

 

ただし、それは一般的な兵器で有れば

森の奥に出現したノイズの軍団が忽然と

現れた何重もの投剣によって切断され

灰と化していきものの数分もすれば

その場に存在していたノイズは消え

辺りには灰しか残らなかっただろう

そう、例外は存在するのだ

 

 

《聖遺物》

 

 

古の時代…童話や神話の結晶。

一定の条件を満たし起動した

ソレは強大な力を発揮しノイズすら

その秘められた性能によって殺し切る

そんな聖遺物から作られた

FG式回天特機装束…又の名を

シンフォギア、そう呼称される物を

扱う者たちが現代には居るのだが…

この男のみは違っていた

 

 

「A.まさかの現代、当方、大困惑」

 

 

とんでもなく間抜けな発言した男

"170"近くの身長に闘う為の筋肉を宿し

顔には角の生えた様な特徴的な仮面を付け

目と思われる部分からは水色の光が漏れ

側頭部が白く、頭頂部が黒い特徴的な髪

仮面に似た様な黒色が特徴的な戦闘服に

腰に携えた二振りの剣…そして赤色に輝く

一振の異質なる剣が大地に鈍く輝きを与える

傍らには見事な灰色の馬体をした雄大な馬が

男に寄り添うように、その手綱を握らせる

その馬の鞍には無骨だが見事な兜が掛けられていた

 

 

「うぅむ…どうするべきか、と何度も思考するが…やはり当方として納得の行く答えは出ない物だ」

 

 

[ブルルゥ……]

 

 

その男は手に持つ剣を背負うと

手綱を引きながら歩き出す…

すると近づいてくるローター音を

感じた為、男は空を見上げ…

その瞬間、二つの歌声が響いた。

 

 

[Croitzal ronzell Gungnir zizzl]

 

[Imyuteus amenohabakiri tron]

 

 

《FG式回天特機装束》通称【シンフォギア】

特異災害対策機動部二課の技術主任

櫻井了子 の提唱する『櫻井理論』に基づき

聖遺物の欠片から作られたパワードスーツを

身に纏い、歌い戦う少女が二人が急降下して来た

 

 

「だっはぁっ!?あ〜…また間に合わなかったぁ〜…!」

 

 

そう声を出したのは赤に近い橙色が

特徴的であり少女から大人へと

変化しつつ有るのが分かる若き乙女

第3号聖遺物【ガングニール】適合者

 

天羽 奏 (あもう かなで)

 

そして

 

 

「くっ、また先を越された!」

 

 

さらりとした青いロングヘアのてっぺんを

櫛のような髪飾りで一房結った

八分音符みたいな髪型がトレードマークだが

まだまだ、幼さが残る少女

第1号聖遺物【天羽々斬】適合者

 

 

風鳴 翼(かぜなり つばさ)

 

 

「うぅむ…天羽、また当方の言いつけを破り、リンカーを投与したのだな?」

 

 

「あ、あははぁ…いやぁ…アンタがその"ルーン魔術"?って言うので治してくれるから大丈夫だと…」

 

 

「その…本当に奏がすみません…」

 

 

この少女達は何を隠そう

表は大人気ツインボーカルユニットである

ツヴァイウィングであるのだが

裏では特異災害対策機動部二課にて

【装者】としてノイズを倒せる唯一無二の

者たちとして日々、日常を護り続けているのだ

 

 

「ま、それは置いておいて、相変わらずアタシらトッキブツより速く到着してノイズを倒すアンタの勧誘タイムをさせてもらうぜ?」

 

「当方としては、こうして何者にも縛られず活動出来る現状が好ましいのだが」

 

「確かに貴方としては、現状が1番合っているという事は否定しませんが、此方としては未確認聖遺物…それも完全聖遺物を多数所持し使用しているという現状に危機感と共に貴方の立場を安定させたいと言う想いが…」

 

「ま、硬っ苦しい事を抜きに言えば戦力の増強と同時にアタシら2人と同じ装者の可能性を持ちながら未成年であるアンタがウチの旦那的に心配って事さ」

 

『そういう事だ、大人として君のように子供が総てを背負っている様をみすみす見逃せんのだ!』

 

「正論は時に相手の心を傷付ける刃となるのだぞ」

 

 

未確認完全聖遺物複数所持者《仮称:竜殺し》

 

 

「まぁ、そういう事だ」 「そういう事です」

 

「「一緒に、二課に来てくれ(ませんか?)竜殺し(さん)」」

 

 

※この後、めちゃくちゃ普通に灰馬に乗って逃げられた

 

 


 

 

はてさて、当方として、この生を受けて早6年

色々な物事に巻き込まれ続けた6年間であった

この世界に生を上げた数十秒後には何故か

遥か上空に放り投げられた時は早速だが

死を予感してしまった物だ…肉体性能が高く

降り立った時には衝撃を殺し切れて良かったが

コレが前世の肉体性能ならば地面に染みを作り

早くも今世とのサヨウナラを済ませていただろう

 

 

そして降り立った場所は大炎上と大爆発を起こす

研究所であり、その中心点近く…そこでは今にも

死にに行きますと言う覚悟を見せていた少女が

白色の怪物?巨人?に襲われていた光景を見て

当方は、叡智の結晶によって、この世界が

何の世界なのか分かってしまった物だ

…ここ、モブ厳で有名なシンフォギアの世界だ

っと、そう結論を付けるには分かりやす過ぎた

その後であるか?当方の愛用する魔剣を使用し

巨人をミンチへとクラスチェンジさせた後に

少女… セレナ・カデンツァヴナ・イヴ嬢を救出

後は原作が大きく変わる可能性を考慮させてもらい

当方は何故か呼び掛けに応じてくれた無二の親友

神馬の裔であるグラニの背に跨り日本へと向かったぞ

 

 

ここで皆は雪音 クリス嬢を救出しろ、と言うだろうが

…すまない、当方、雪音嬢を助ける事こそ可能ではある

だが叡智の結晶が当方に送った情報からは雪音嬢を助け

そのまま雪音嬢の御両親と暖かい生活を送らせた場合

原作が発生せず、様々な要因によりツヴァイウィングは

ライブにて何方も死亡、立花嬢や小日向嬢も同時に死亡

巡り巡ってしまいフィーネも全滅してしまう事となった

つまり、バタフライ・エフェクトによる原作不成立を懸念し

物語を進める為には雪音嬢の御両親を見捨てる事となった

コレは当方として恥であり、かの大英雄の様には行かない

そう当方へと残酷に現実を突き付けた結果となった…

現状は当方が特異災害対策機動部二課に原作開始前まで

参加しなければ天羽 奏嬢を救いつつ原作を穏便?に

完結出来ると叡智の結晶が教えてくれてはいるのだが

当方としては、特異災害対策機動部二課に所属したいものだ…

 

 

「只今である…と言っても、当方1人であるがな」

 

 

そんな当方だが叡智の結晶による投資による

資金調達に成功した為、ルーン魔術で細工した

住民票や日本国民化等を済ませた為、何とか

立派な庭付きの一軒家を手に入れられたのだ

庭と言ったが花壇等は無く只広いだけの

放牧地化しているのだがな、無論、当方の親友

グラニが過ごしやす為にはこの方が良いからな

とは言えだ、職を手に入れねば幾ら資金が

あろうとニート化が進んでしまうであろう?

だから現在は"フラワー"と言う優しいご婦人が

一人で営んでいた、お好み焼き屋にて店員として

ご婦人から、雇って頂いている。

勿論、この場を選んだ理由は1つしかない

原作主人公である立花嬢と、そのヒロイン?の

小日向嬢の生存確認をしやすいというものだ

立花嬢は、ご婦人が調理して下さる

お好み焼きをたいそう気に入っているのでな

良い食べっぷりを披露してくれるのだ

 

 

「ま、とは言えっだ…当方に与えられた"記録"はせいぜいがファーストとセカンドのみ、サードは…分からんな、流石に叡智の結晶と言えど多次元宇宙の1つ、その中でも娯楽に分類される物から映像や資料を抜き出せと言うのは酷である」

 

 

叡智の結晶と言えど、全知全能では無いのだ

それにセカンドの記録すら当方の前世が覚えた

断片的な知識のみが存在しているのみ…

コレは本当に大変な事になってきてしまった

先回りして対処しようにも叡智が停めてしまう

当方は自由意志の有るだけマシであるが

コレでは舞台装置でしかないではないか…

 

 

「まぁ、当方としてやれる事はやってみせよう、それが例え抑止の無い無法地帯であったとしても」

 

 

やはり肉体に引っ張られる物であるな…

抑止力の介入が無い世界とは凄まじい

殴って飛ばしたリディル&フロッティーすら

有り得ぬ威力をたたき出していたのだぞ?

全力のグラムなぞ使えたものでは無い

 

 


 

 

「んふんふぅ〜!おばあちゃんのお好み焼きも美味しくて大好きだけど、やっぱり、"シグルド"さんのお好み焼きは美味しい〜!」

 

「うん、本当に美味しいね、同じ材料なのに何でこんなに違うんだろう?」

 

「当方としてはご婦人の焼く、お好み焼きが立花嬢や小日向嬢にとって至高だと思っているのだが…当方の焼く物は、そこまで美味いのかね?」

 

「うん!おばあちゃんのは何と言うか食べ慣れて安心感が凄くあって心が暖まる味なんだけど、シグルドさんのお好み焼きは同じ焼き方なのに何処か違うんだ!」

 

「そうですね、シグルドさんが焼くのは何と言いますか…おばあちゃんには失礼になってしまうけれど、何処までも徹底した合理的な味って感じなんですよね。」

 

「なるほど…」

 

 

さて、当方は現在、いつも通り、ノイズを破壊しては

隙を見てフラワーにて働く日々を送っているぞ

最近はサイドメニューの調達に仕込みから

調理まで全て当方が受け持ち、ご婦人の負担を

僅かにでも軽減出来るよう、奮闘している。

さて、そんな訳だが、目の前に居る少女2人の

話をしようか、まず最初に当方のお好み焼きに

言及を頂けた元気な少女、この少女の名前は

立花 響、当方とは5年程度の差がある少女で

何時も元気に食欲旺盛であり、正義感が強く

近所の皆から愛されるTHE.王道主人公である

そして、その隣で当方を見てはいるが

心は完全にお隣の立花嬢に向かっているだろう

既にサイコレズヤンデレヒロインの風格を漂わせる

小日向 未来、先程の響嬢とは同年代の少女である

 

 

「それにしても、シグルドさん、本当に良いんですか?ツヴァイウィングのライブチケットを貰ってしまって…」

 

「あぁ、何度も返し返しになるが、良い、当方はツヴァイウィングには疎いのでな、仲睦まじい同年代の二人で楽しんできたまえ」

 

「本当に有難う御座います!シグルドさん!」

 

「あぁ、どういたしまして…だな、当方とご婦人は二人の土産話を楽しみにしながら待っているとも」

 

カチャカチャと音を立てながらヘラを綺麗にし

熟練とは言えんが慣れてはきた手付きで

お好み焼きをひっくり返し焼いていく

今回は小日向嬢のリクエストによりメニューに無い

お好み焼き…広島で焼かれる物を作る

大量の粗切りキャベツともやしを焼き付けながら

麺を味が薄まらぬ様ソース味で香ばしく

焼き上げていき、キャベツが焼き付いた所で

鉄板に生地を流し込み広げていき

その傍らで卵を2つ割入れ黄身を崩しながら

焼きを入れながら豚バラ肉を適量焼いていく

後は焼き上げた具材を段々に重ねながら

ヘラで押し付け蓋をして軽く蒸してやる

そうするとお好み焼き全体が一体感を帯びる為

そこにソース、マヨネーズ、青海苔、鰹節を

適量塗って、かけてやれば…完成だ

次いでに響嬢の空いた椀に米を補充してやる

 

「どうぞ、熱いから気を付けて食べるのだぞ」

 

「わーい!頂きまーす!」

 

「いただきます」

 

さて、2人が当方の作った料理を食べている間に

洗い物を済ませていくとしようか…

 

 

(確かに、ツヴァイウィングの生ライブを観たく聴きたいのだが…流石に原作を壊すような事は仕出かしたく無いのでな、当方に当選したチケットは犠牲になっていただく…とは言え会場入りこそしないがノイズ出現を確認した場合は迅速に対応するとしよう)

 

 

 

《…天羽 奏、生存確率:4%》





《キャラクター解説》

シグルド《予想年齢:18》
竜殺しの大英雄、その片方であるシグルドを
叡智の結晶によって脳内に直接叩き込まれ
完全にインストールされた元一般転生者
シグルドらしい言動を心掛けているが
叡智の結晶が外れるとちょっと阿呆になるし
言動がちょっと崩れて一般人的になる
戦闘能力は大英雄シグルドよりは下だが
英霊セイバーとしては使用出来ない
グラニや無敵の兜などを使用可能とチート状態
尚、ヒビミクからは恋愛感情は向けられず
どちらかと言えば親戚のお兄さん的な
感情を向けられている。
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