彼は元々は、一介の男子高校生であった。
他の生徒と違うことがあるとすれば、父親が総合病院の医院長であり、幼い頃から家にほとんどおらず、父性に餓えていたこと。
母親も上場企業のキャリアウーマンであり、やはり家にほとんどおらず、母性にも飢えていたこと。
遺伝からか、何をやっても即座に対応し、小一時間も体験すれば、その分野のプロ並に熟す体質を持つこと。
それくらいだろう。
その体質から、幼少期は両親に褒めそやされ、周囲の子供達からは憧れの目で見られており、自己肯定感も強く自尊心も高い幼児だった。
周囲の価値観、及び自身の年齢が上がってくると状況は一変し、“あいつはなんでもできるから一緒にいるとつまらない”・“我々の息子なら出来て当然”と言われ続け、何を反論してもなにも状況が変わらないことに気づき、冷たい性格に変わってしまった。
唯一の救いは、尊敬でき、自身の価値を肯定してくれる両親と、騒がしいが退屈しない、高校から出来た三人の親友の存在。
それ以外は全て“面白味のない存在”と一蹴し、悪く言えば見下して生きてきた。
父の蔵書を発見する時までは。
父は、趣味で“魔法・魔術の研究”に、ひっそりと精を出していたことに、気づいてしまった。
家の離れに、大量の魔法魔術に関する書物があるのを発見し、彼はそれに没頭する。
もし自分がこれらに成功すれば、父は自分を褒めてくれるかもしれないと、思い込んで。
彼が試したのは“悪魔召喚”の魔法であった。
自分を護る魔法陣を描き、悪魔を召喚する魔法陣を描き、生贄を用意し、魔法の言語を詠唱する。
当然、現代の科学文明ではオカルトと一蹴され、バカにされるような所業である。
しかし彼は大真面目に探求し、そして実行に移してしまった。
結果を言えば成功し、しかし失敗もした。
魔法を再現することには、成功したのだ。
しかし発動した魔法は、悪魔召喚ではなく“転移の魔法”。
魔法の事故で別の次元──【
彼は、即座にマナ中毒に陥り、死に瀕する。
あともう数分もすれば、人間としての生を終え、魔物に成り果てる。
そんな哀れな転移事故被害者を、善良なる
結果として人間を辞めてしまったこと、君の命を救うにはこれしかなかったとはいえ、許可も取らずに人体改造を行ったことを
元はと言えば稚拙な精神と知識で、事故を起こした自分が悪いので、貴方達は悪くない、むしろ感謝すべきなのはこちらだ、と。
そう言うのが精一杯であった。
それから恵は、なんとかして地球に帰還する手法を、模索することになる。
まず前提として、この世界にある、マナ。
身を持って知った、人体に有害である物質。
それを、地球に持ち込まず、自分の身体だけを転移させ、マナの塊になった自分の身体から、マナを放出させないように抑制する方法など。
彼が模索することは、非常に多かった。
最終的に、彼が安全に地球に帰還する目処が立った頃には、
もう両親は死んでいるだろうな、と半ば諦め。
いつでも帰ってこい、と。
いつの間にか仲良くなっていた
彼がまず目にしたものは、廃墟であった。
そのことに帰還して初めて気がついた。
なんとかゴーストタウンから情報を収集し、彼が帰還した年代は西暦3577年だと知った。
なぜ生命体がいないのか。
草木の一本も生えていないのか。
その答えは、遺された文献を見漁れば、すぐに分かった。
謎の奇病。
全ての生命が、子孫を残せなくなる奇病に掛かった。
西暦3400年のことである。
まず始めに、小動物から死んでいった。
次に、家畜が死んでいった。
農作物は、取れなくなった。
食料の供給がなくなった人類は、互いに奪い合い、争い、消えていった。
最後に、木々が枯れ果てていった。
両親どころか、全ての生物が息絶えていた事実を、なかなか受け止めきれず、恵は地球全土を奔走し、なにか生き残りが居ないか、探し回ることになる。
徒歩で世界中を周り(海は泳いだり、時折潜って生き物がいないか確認したりしながら)全ての都市の廃墟を、くまなく探索する。
その中で見つかる、全生命体絶滅に至った経緯や、絶望に彩られた“残された人間”の手記などから、ようやく現状の把握に至る。
何故なら、世界中を回る際に目にしてきた、荒野には獣の一匹もおらず、枯れた雑草すら一本もなく、生命のスープと呼ばれた海ですら、プランクトンの一匹も見当たらなかったのだから。
恵が、本当に全生命体が絶滅したと実感するまでに、ゆうに約300年は経過していた。
その頃になると彼の精神も、半ば諦めから老成し、一切変わっていないはずの高校生の顔も、どこか老け込んで見えるようになっていた。
もっとも、それを指摘してくれる生物は、地球上にもう存在していなかった。
長い月日を経て、自身のマナの操作にも長けるようになった彼は、マナを用いて生命探知を始めた。
藁にもすがる思いで、もしかしたら何かいるかも、と。
絶望9割、希望1割の気持ちで再度、世界中を回ることにした。
そして──それはいた。
アメリカ、ジョージア州。
廃墟と化し、古ぼけたアパートの、全5階建ての3階から、確かに生命の鼓動を感じたのだ。
逸る気持ちをなんとか抑え、現場に急行した彼が目にしたものは、カプセル状の水槽に入り、溶液の中で眠るように佇む、10歳ほどの白色金髪の少女であった。
彼女の“ベッド”の前には、手記が置かれていた。
よくもまぁ風化しなかったものだと思ったが、文明が進歩して、風化しないノートやインクが開発されたのだろう、と、自己完結した。
手記には、こう書かれていた。
「私は人工的に人類を──生殖能力を持つ人造人間を開発することに成功した。
だが、完成したのはたった一人。他はすべて失敗に終わった。私の寿命も近い。
せめて私に生殖能力があれば、この子と人類を再興することもできただろうが、それも不可能である。
彼女の名はイヴ。
イヴはこのカプセルに眠り続ける限り、新陳代謝は行われず、一切の細胞が劣化しない状態で眠り続ける。
しかし、完成したとは言ったが不完全な点もあり、彼女の寿命は、きっかり10年しか持たない。
あぁどうか、どうか生殖能力を持つ人間よ。
貴方が彼女を見つけてくれたのなら、必ずや人類を再興してほしい。
彼女には既に一般常識や言語能力はインプットしてある。すぐにでも繁殖行為に到れる。
いや、もし生殖能力がなくとも、彼女を起こして世界を見せてやってほしい。
それが私が生み出した“子”に注げる、最後の愛情だと信じて。
T.K.ロバーツ」
その手記を読み終えた恵はしばらく呆然と余韻に浸り、今も眠る彼女、イヴに目を向ける。
起こすべきか、起こさざるべきか。
起こしても、この子に出来ることはなにもない。
自分の身体は、100%がマナで構成されている。
マナは、生命にとっての、毒だ。
繁殖行為など、出来るはずがない。
出来ることなど、せいぜいが、寿命とされる10年。
この何もいない廃墟を、案内するくらいだ。
それが、なんの人生の潤いになるというのか。
人間を辞めたバケモノと、崩壊した世界をたった10年旅をして、それが人生と言えるのか。
葛藤に葛藤を重ね、結局は、イヴの“親”である者の愛情を、代理というのは烏滸がましいが、少しでも自分が注いでやれれば、と。
決意して、イヴを起こすスイッチに手をかけた。
溶液が排水され、カプセルの前面ガラスが、スライドして下がる。
両の足でカプセル内の床に立った彼女は、しばらく沈黙したあと、呼吸を始め、ゆっくりと瞳を開けた。
その瞳は、宝石のように綺麗な、蒼と翠のオッドアイだった。
イヴは恵を見止めると、ゆっくりと口を開く。
「…………おとう、さん?」
手記に合ったように、言語能力はしっかりとしているようだ。
恵は安堵の息を付き、現状の説明を始めた。
とりあえず、びしょ濡れの身体をタオルで拭き、予め用意されていた、彼女用の服を着せてから。
まず、自分はイヴの生みの親ではないこと。そして人間でもないこと。
既に知識にはあるだろうが、全生命体は絶滅していること。
自分は君の親に変わって、君に愛情を注ぐために、君を起こしたこと。
親代わりと思ってもらって、構わないこと。
そして──なにもいない廃墟で良ければ、旅をしないか、と提案したこと。
まだ目覚めたばかりで情緒も育っていないのか、イヴは一言一言に、うん、うんと頷きを返すだけだった。
こりゃあ埒が明かんと、とりあえず恵はイヴを連れて、外に出ることにした。
廃墟を物珍しげに見回す彼女をよそに、さて食糧問題はどうしたものかと、今更ながらに気づくマヌケが一人。
だが幸いなことに、彼女は短い寿命と引き換えに、飲食が必要ない身体だった。
本人が言うには、10年を生きるためのエネルギーは、すでに身体に蓄積されているとのこと。
うっかり一日で餓死なんて、バカな真似をするハメにならず、安堵したマヌケが一人。
今は亡き彼女の生みの親に、心から感謝した恵だった。
そして、ここからが問題である。
何度も言った通り、彼女の寿命はたった10年しかない。
恵は、マナの操作を鍛錬する上で、高速飛行が可能になっていた。
それで世界中を、強引に旅行しちまおうと考えたのだ。
空を飛ぶ感覚に、キャッキャと赤子のようにはしゃぐイヴ。
まずは現地アメリカにある、グランドキャニオン。
たとえ生命体が絶滅しても、地形は不滅である。
次に南米のアマゾン河。
周辺のジャングルは更地になっていたが、広大な河だけは残り続けている。
水生生物はなにもいないが。
朽ちてボロボロになった、凱旋門。
いつの間にか完成していたらしい、サグラダ・ファミリア。
おなじみ、万里の長城。
何故かまだあった、東京タワー。
そりゃあもう、世界中の名所という名所を、見せて回った。
その度にイヴは、跳ねて喜んで、これはなんだあれはなんだと、嬉しげに質問してくる。
それに逐一答えているうちに、イヴは恵の事を“せんせい”と呼ぶようになっていた。
親代わりだと言ったのに、先生とはこれいかに。
まぁでもいいか、と。
なんとなく穏やかな気持ちになっていた。
1年、2年、5年と経過するうちに、イヴの情緒も育ち、身体も成長し、少女からすっかり女性らしくなる。
そのころにはもう、性格といえるものが出来上がり、無邪気で無垢で、明るい“人間”がそこにいた。
世界を見て回るのが楽しくて仕方ない。
知らないものを知るのが嬉しくて仕方ない。
先生に起こしてもらえてよかった。
毎日のように繰り返すイヴの言葉に、恵もすっかり絆され親気分。
方や魔導生命体、方や人造人間。
正規の人類はどこにもいないが、そこには確かに、人間の穏やかで楽しい会話があった。
しかし、そんな日々も長くは続かない。
続くはずもない。
最初から、わかっていたことだった。
約束の10年目。彼女の寿命が尽きる日。
弱りきり、快活で無邪気な言動・行動はなりを見初め、二十歳になりすっかり大人の女性になったイヴは、もうロクに四肢も動かない身体を、恵に横抱きにされ、死を待つのみだった。
彼女は末期に語る。
「先生に起こされてよかった。楽しい人生だったよ」
恵は“涙を流す”という機能を持たない、己の身体を憎んだ。
心からの悲しみすら、口でしか伝えられない事を心底妬んだ。
しかし、そのことを謝罪しても、彼女はくすくすとおかしそうに笑うばかり。
「先生からたくさんをもらったのに、今更謝られても困るだけだよ」
思わず閉口し、微笑みで返すしかできない。
せめて、最期は穏やかに。
頭を撫で、眠るように息を引き取ることを促す。
イヴはそれに従い、うとうとと、意識を落とし始める。
そして、最期にこう口にした。
「ねぇ……先生。いつか……きっと、いつになるかわからないけど。この星にはまた、生き物が、産まれるよ。その時は、きっとね。──私の分まで、愛してあげて」
太陽のような、弾ける笑顔でそう告げて、イヴは息を引き取った。
恵は、その場でしばらく呆然とすることしかできなかった。
イヴの死を認めたくなかった。
認められなかった。
それはおそらく、全生命が絶滅したと知ったときより、拒絶が大きかった。
恵が今まで生きてきた中で、最も愛した人間の死を。
だが、と恵は意識を切り替える。
このまま彼女の死体を放置しても、腐り落ちるだけだ。
それだけは、認められない。
地球にマナを持ち込まないという決意も忘れ、彼女の遺体に防護の魔導を掛ける。
埋葬しようと、彼女は今の美しい姿のまま眠り続けるだろう。
が、肝心の埋葬場所は、どこにすべきか。
どこにいっても、一面の廃墟。
もしくは草木一本無い、荒れ地のみ。
彼女に相応しい墓は、もはや“この星にはない”。
そう気づいてからは早かった。
恵はイヴを“月に埋葬すること”に決めた。
空気のない月なら、万が一にも腐敗することないだろう、という思いと。
ここで地球をずっと見守っていて欲しい、という願いを込めて。
月面(隕石でクレーターだらけの裏面を避けて)に深く穴を掘り、遺体を埋め、豪華なものは似合わないと思い、質素だが、思いの込めた墓で、蓋をした。
【R.I.P Eve 享年10歳 彼女の教師より、愛を込めて】
しばし彼女の眠る墓を見つめた恵は、地球に帰還した。
彼女の遺言どおり、新たなる生命の誕生を見届けるために。
◆
ただ、ひたすらに待った。
見晴らしのいい山の上で。
海原の中心に、高い氷柱を立てて。
唯一“生きていた”風に、髪とくたびれたローブを揺らしながら、ただひたすらに、無心に待った。
不眠不休で、ただじっと眼前を見つめ、マナで生命探知をし続け、待ち続けた。
千年か、万年か、億年か、それとももっとか。
恵はただひたすらに、待ち続けた。
ある日、転機が訪れた。
巨大な隕石、若しくは小型の惑星か。
とにかく大きな岩の塊が、地球表面に激突した。
衝撃波で廃墟の何もかもを薙ぎ払い、大地をぐちゃぐちゃに撹拌し、一旦地球は全てが海の底に沈んだ。
のんきしていた所を、衝撃波でふき飛ばされ、海の中を土砂と一緒にぐるぐる洗濯機のようにかき混ぜられ、恵がようやく荒れ狂う海上に顔を出した時は、地球はひたすらに雨が振り続ける、まさしく文字通り“水の星”となっていた。
大地は存在しない。
全てが海に覆われた世界。
荒れ狂う海は土砂を巻き上げ、また新たな大陸が産まれるだろう。
列島や孤島も、いくつか産まれることだろう。
それに、もしかしたら隕石が、何らかの生命体の素を運んできたかもしれない。
それを期待し、恵は海に身体を沈め、しばらく眠るように意識をシャットアウトし、洗濯機の中の洗濯物の気分に浸った。
ぼんやりと“地球にイヴ埋めなくてよかった”と思いながら眠りについた。
ふと気がついて目を覚ますと、恵は陸地に漂流していた。
長らく続いた雨も止み、太陽がさんさんと大地を照らしている。
しばらく、さくさくと足音を立て、大地を歩く。
ふと、一つの新芽を見つけた。
言いようのない歓喜に襲われた。
命が生まれた。
ただそれだけのことに、これ以上無いほど狂喜乱舞した。
実際その場で、産まれたばかりであろう新芽の目の前で、謎の踊りを数時間ほど続けていた。
植物は音楽を聞かせると成長が良くなると言うが、新芽の彼はさぞや困惑したことだろう。
発狂ダンスから覚醒し、何やってんだ俺はと正気に戻り、よくよく生命探知するとあるわあるわ、新芽がいくつも、海にはプランクトンも。
この惑星は再誕した。
ただ、それだけが嬉しかった。
しかし幸運とは続かないもので、
『民の一人が荒れ狂う竜と化し、反乱を始めた。至急救援求む』
実はこっそり
すっかり旧友となった
件の竜とやらを、腕自慢の仲間とともに懲らしめてやった、まではよかったのだが。
その竜が、恵が
無理やりこじ開けられた穴からは、
「この地を
などと吠える竜をしばき回し、
地球はすっかり、マナの星になってしまっていた。
これには頭を抱えざるを得ない。
絶対、前の地球とは違う生態系になる、と。
そして、
それから何年立ったか、何万年か、何千万年か、何億年か。
とにかく時間だけはあったので、竜の復活に備え、ひたすらマナの操作の鍛錬をしたり、武術の稽古をしたり。
前文明の知識を、各種教本などで“知識”に叩き込むだけ叩き込んで、反芻して我が物にしたり、
とにかく彼なりの“暇つぶし”をし続けて、ただ地球を見守り続けた。
時間の概念も忘れた頃に、ようやく“人類”が産まれた。
だがその人類はあまりに多種多様すぎた。
明らかに、人外であるもの。
もう遠い昔の記憶だが、“モンスター娘”みたいな姿のもの。
動物をそのまま、二足歩行にしたような姿のもの。
エルフとか、ゴブリンとか、ドワーフみたいなもの。
こんな地球、もはやファンタジーやん……と、再度頭を抱える羽目になる。
追い打ちをかけるように、すっかりマナに染まった地球に産まれた人類達は、当然のようにマナを利用した文明を発達させ始める。
恵はもう、諦めた。
うん、もう、これが新しい文明でいいや、と。
そしてイヴとの約束通り、彼らを愛そうと。
◆
「……あぁ、わかっているさ。私のくだらないエゴだなんてことは。
……ただ……、創られた身体で、短い、たったの10年という短い時間を、懸命に、楽しく、無邪気に駆け抜けたあの子の身体が、腐り落ちて面影も無くなるなんてことに、……耐えきれなかった。それだけの話だ。
無許可でやってしまったのは、……申し訳ないと思っている。
まぁ……でも。月から見る、今の地球の景色を見て、──笑ってくれたらいいな、程度には考えてる。
……自分勝手、すぎるかね」
◆水上恵
【性別】元男性
【種族】
【身長・体重】180cm 68kg
【年齢】不明(誰も測っていないため)
【好きなもの】平穏 この惑星の生命体全て この惑星の歴史 イヴ
【嫌いなもの】騒乱 この惑星の生命体の営みを乱す外部からの異物 邪竜ゼメティア
【特技】梅干しを漬けるのが上手い
【食事の嗜好】白湯 果実類
【性格】物静か 老獪
【一人称】私
【武器】杖
・ケイの正体。
“全身がマナで構成されている魔導生命体”である。
肌は陶磁のように白く、血管の一本も透けて見えず、産毛すら生えていない。
これは“外見だけ人間を模している”から。
髪は雪のように白く、眼球だけが煌々と真紅の輝きを放っている。
ついでにツノが生えており耳が長いが、人外はこの世界ではごく普通の人間扱いを受けているためそこはあまり重要じゃない。
体組織については不要なものは一切再現されていないため、骨格・脳含む臓器の一切がない。
そのため生殖器もなく、彼の身体に空いている穴は口のみ。(耳の穴や鼻の穴もない。厳密に言えば眼孔があるが眼球で埋まっているのでノーカン)
なので精神的には男性だが、無性といえる。
摂取した食物は体内に取り込んだ瞬間100%マナに還元されるため、胃も排泄器官も不要。
性欲すらもなくなってしまった。
本体は
本体は主な輪郭は前述の分身体と同様だが、全身が薄く発行しており、真紅の眼球は常に光り輝き、常に
眠りというよりも封印に近く、
地球にいる分身も同様に髪と眼球以外はマネキンのような容姿をしているため、地球の人類にいらない心配をかけないために肌の一切を隠して過ごしている。
たとえうさんくさいと思われようとそっちの方が遥かにマシだと考えているらしい。
地球の新人類全てを心から愛している割に、場合によってはトラウマを植え付けるような真似をすることもあるが、“殺すよりは断然マシ”と思っている、人の心がわからない部分がある。
明らかに日本人名だが、これは“前文明時代における21世紀の日本から唯一生き延び続けている最後の人類”であるため。
そのため正しくは、種族名は“ホモサピエンス”と言える。