『calor ――理想の果てに灯る温もり――』 作:そもゆえに
看板を掲げ、店名も『calor(カロル)』と決まり、とりあえずの開店に踏み切ったわけだが……今のところ、対応に困るほど客が押し寄せる気配は微塵もなかった。
人員不足を心配する以前の問題である。
まあ、それもそのはずだ。
私は本業であるはずの料理人のほかに、学園長から直々に任された『警備員』という役職も持っている。
夜間の警備だけでなく、色々とトラブル続き。
まだ営業時間や日にちが手探り。店の営業は必然的に不定休、かつ一日の営業時間もほんの数時間という極端なショート枠にならざるを得ない。
開いている方が珍しい店なのだから、客足が鈍いのも当然と言えた。
とはいえ、取り急ぎ集客に躍起になる必要もなかった。
そもそも金儲けを目的に始めたわけではない。
私にとってここは、かつて失った日常の代替であり、世界の境界線で生きる者たちのための、ささやかな避難所(セーフハウス)なのだから。
それに──客と呼べるか怪しい常連(トラブルメーカー)なら、すでに居座っている。
「ふん。相変わらず閑古鳥が鳴いているな、この店は」
「お邪魔します、エミヤさん」
───噂をすれば、か。
「好きな席に掛けてくれ。……今日は何にする?」
「そうだな、私は───」
店を開けて以来、エヴァンジェリンと茶々丸の二人は、学園からの帰宅途中などにふらりと立ち寄ってくれる、我が店の数少ない『常連客』だった。
ただ、エヴァ曰く「クラスの喧しい有象無象に見つかれば、ここが瞬く間に無料の託児所にされるのが目に見えている」
とのことで、第一号の客であった桜咲刹那には、ここに通っていることを絶対に口外するなと厳重に釘を刺しているらしい。
まあ、最初の頃に比べれば、こうして私の前で見せる笑顔が増えてくれたのは素直に嬉しい。……嬉しいのだが、今日は彼女がのんびりと甘味を突っつく前に、どうしても確認しておかなければならない不穏な案件があった。
カウンター越しに、注文された特製の洋菓子を差し出す。エヴァはすぐにフォークを伸ばし、小さな口で器用にケーキを食み始めた。
「───なぁ、エヴァ」
「んぁ? 何だ、改まって」
頬の端に白い生クリームを薄くつけ、それを隣に控える茶々丸にハンカチでちょこちょこと拭われている様子は、実に見る側の心を和ませる微笑ましい光景だ。
できることなら、この平穏な空気を私から崩したくはなかった。だが、放っておくわけにもいかない。
「最近、学園内で囁かれている噂話を知っているか? 満月の夜、桜通りに現れるという───『桜通りの吸血鬼』の噂だ」
ビクリ、と。
まるで何かに怯えるように、あるいは不意を突かれたように、エヴァの小さな身体が微かに震え───そのままピタリと固まった。
フォークを持った手が止まる。エヴァの幼い顔から、すべての表情が綺麗に消え去った。
───そのあからさまな反応に、私の胸の奥で、最も直面したくなかった厭な予感が確信へと変わる。
「ふん───。随分と遠回しな聞き方をするんだな、お前は。『お前がその犯人だろう』と、そう直球で聞いたらどうだ?」
冷徹な、本来の『闇の福音』としての声音。エヴァの瞳に、うっすらと赤い魔力の光が灯る。
「マスター……」
一触即発の空気を察し、茶々丸が静かに主を制止しようと手を伸ばす。
私はそんな二人を、片目を少しだけ細めた苦々しい渋面で見つめ返した。私の視線に込められた『叱責』に近い色を敏感に感じ取ったのだろう、エヴァはほんの少しだけ気まずそうに、けれど精一杯の強がりを維持したまま答えた。
「……勘違いするな。眷属を増やすような真似はしていない。ただの魔力補充だ。ほんのちょっと、相手が貧血になるくらいに血を吸っているだけで、命に別状も害もな──」
「誰の血でも、良いのかね?」
私の遮るような問いに、エヴァは一瞬呆気に取られたように言葉を詰まらせた。
「──は? いや、そりゃあ……相手の持つ魔力含有量が多い方が、魔力供給としては理想的ではあるが……。後は純粋に、私の好みもあるが」
「そうか。ならばエヴァ───これからは私の血を吸いたまえ。それならば、わざわざ他の無関係な人間の血を求めて、夜の街を徘徊する必要はあるまい」
「…………」
私の提案に、エヴァは完全にポカンとした顔でフリーズした。何を言われたのか、脳内の処理が追いついていないらしい。
数秒の後、事態を理解した彼女は、耳まで真っ赤にしながら苦々しげに、警告を告げる。
「お前……自分が何を言っているのか解っているのか!? 吸血鬼が血を吸うということは、単なる魔力搾取じゃない! 牙を立てた相手を吸血鬼化させ、私の完全な支配下に置くことだって可能なんだぞ!?」
「可能であることと、それを実際に行うということは同義ではあるまい。君が私を奴隷にしないことくらい、最初から信じているさ」
さも当然のことのように、私は即答した。
裏の世界で数百年を孤独に生きてきた彼女が、その力をどれほど制御できるか。そして、どれほど不器用ながらも理性を保っているか。この短い付き合いの中で、私はすでに知っている。
「……本当に、良いのか?」
エヴァの声色から、先ほどまでの刺々しさが完全に消え失せていた。代わりに宿ったのは、酷く切実で、微かに震えるような熱。
「まあ、私のような、あまり上等とは言えない男から吸血するのに抵抗はあるだろうが──」
「───ばか」
私の卑下するような言葉を、エヴァは小さな声で遮った。
トン、と椅子から静かに飛び降り、カウンターの向こう側から私の方へと近づいてくるエヴァ。
私は彼女の小さな視線の高さに合わせるように、自然と床に片膝をついた。その姿は客観的に見れば、さながら幼き姫君に対して、永遠の忠誠を誓う騎士の洗礼のようでもあった。
すう、と彼女の冷たい指先が私の襟元に触れる。
その幼い吐息を、頸動脈の走る首筋のすぐ傍に感じた───
エヴァはその男、エミヤの人となりを短い時間だが見てきた。私を吸血鬼と知っても、奴の世界ではこと尚更忌み嫌われる化け物。それでも私を信じて、温かい陽だまりのような居場所を作ってくれた。
だから。
ほんの少しだけ。
この男の言葉に甘えてしまいたいと思った。
そんな自分が悔しくて、けれど嬉しくて───
まさに、その刹那だった。
チリン、チリンッ。
遮るように、あまりにも間の抜けた、けれど軽やかなドアベルの音が店内に響き渡る。
「───あぁ、済まない。お邪魔だったかね。いつもタイミングが悪くて申し訳ない。……まあ、たまには私もそちら側に行きたいところなんだけどねぇ」
「な、な、ナニをしているんですか、お二人ともっ!?」
「───なっ、貴様らは……っ!?」
扉の向こうに立っていたのは、床に膝をつく私とと、私にすがりつく形になっているエヴァの姿を認めて、気不味そうにしている真名と呆然としている刹那の二人組だった。
コトリ、とテーブルの上に、注文された餡蜜と温かい抹茶を並べる。ついでに、先ほどまでエヴァが座っていたカウンター席の空いたカップに、新しく淹れ直した紅茶を静かに注ぎ入れた。
「……で。なんでお前たちが、このタイミングでここに居るんだ」
ぶすっとした様子で、猛烈に不貞腐れながら紅茶のカップを両手で包み込んでいるエヴァ。
その正面には、あまりの気まずさに若干顔を引き攣らせてオロオロしている刹那と、ニヤニヤとした実に底意地の悪い笑みを浮かべながら、嬉々として餡蜜を頬張っている真名の二人が座っていた。
「いやなに、警備員としての同僚であるシロウさんの店だからね。ちょっと仕事の合間に甘味でも求めて、暖簾をくぐっただけさ。職権濫用ってやつ?」
ズズっ、と餡蜜の上品な甘さに合わせて淹れた、柔らかい苦味の抹茶を優雅に啜る真名。
彼女はフォークをピッとエヴァの方へと向けると、楽しそうに目を細めた。
「それよりもエヴァンジェリンさん。……さっきの、あの、シロウさんの首筋に今にも噛み付かんばかりの至近距離。あれは一体、何をしようとしていたのかなぁ?」
ギロリ、と。
それまでオロオロしていた刹那の瞳に、神鳴流の剣士としての鋭い光が宿り、エヴァへと真っ直ぐに向けられる。
だが、そんな殺気混じりの視線など、かつて数多の修羅場を潜り抜けてきた吸血鬼の真祖にとっては何の脅威でもなかった。エヴァは手のひらをひらひらと、面倒くさそうに振って答える。
「大したことじゃないさ。……第一、今の私の状態じゃ、まともな吸血なんて出来やしないのは、お前たち裏の人間なら知っているだろう?」
「───確かに、それはそうですが」
刹那が小さく首を傾げる。
ん?
聞き捨てならない不思議な単語が混ざった気がするのだが。
「はい。エミヤさん、私のマスターは呪いの封印の影響により、現在は『満月の夜』前後のわずかな時間以外は、精神も肉体も普通の十歳の少女と何ら変わりありません。……故に、吸血能力やそれに伴う魔術特性も、普段の昼夜には一切存在しないのです」
私の怪訝な視線に気づいたのだろう。背後に控えていた茶々丸が、抑揚のない声で懇切丁寧にシステムを解説してくれた。
───ちょっと待て。
───なら、さっきのエヴァの、あの今にも私の血を吸わんばかりの妖艶な空気は、一体何だったんだ?
「───エヴァ?」
じろり、と視線で問い詰める私に対し、エヴァは顔をこれ以上ないほど真っ赤に染め上げると、激しくそっぽを向いた。
「ふんっ! シロウがあまりにも馬鹿で大仰な提案をしてくるからな! 今さら種明かしをしてやるが、満月の夜でもない今、私に吸血なんかできるわけがないだろう! ちょっとからかってやっただけの、ただの冗談に決まっている!」
吐き捨てるようにそう呟き、彼女は勢いよく席を立った。
「帰るぞ、茶々丸! ───ふん、新参の店が精々潰れないよう、私たちが売上に貢献してやったんだ。有り難く思うがいい!」
刹那たちに言葉の刃だけを投げつけ、エヴァは一度もこちらを振り返ることなく、足早に扉へと向かう。
「申し訳ありません、エミヤさん」
「───茶々丸。少しだけいいか」
慌てて主の後を追おうとする彼女を呼び止め、私はカウンターの裏から、あらかじめ用意しておいた小箱を差し出した。
「桜通りに現れる吸血鬼」の正体──来るべき満月の夜の行動についての最低限の二、三の確認と、それから。
「昨日の夜、多めに作っておいた焼き菓子だ。タッパーは次に来る時に返してくれればいい。……呼び止めて済まなかったな」
「いえ……お気遣い、感謝します。それでは」
茶々丸は静かに一礼して箱を受け取ると、引き戸の向こうへと消えていった。すぐに、夕暮れの廊下から「遅いぞ茶々丸!」「申し訳ありません、マスター」という、エヴァの怒鳴り声と彼女を宥める電子の声が遠退いていく。
「んー。本当にお邪魔虫だったかね、私たちは」
やれやれ、と肩をすくめてお茶を啜る真名。
「しかし、シロウさんの作る料理やお菓子はこんなに美味しいのに、その……」
重苦しくなった話題をどうにか変えようとしたのか、刹那が慌てて話を切り出してきたが、どうにも歯切れが悪い。
彼女の言いたいことを察した真名が、餡蜜の寒天を口に放り込みながら、あっさりと代弁した。
「全然、客が入ってないよね」
「ぶっ、龍宮! 直球すぎます!」
引き攣った顔で真名を咎める刹那だったが、私はただ苦笑しながら首を振った。
「そうでもないさ。現に、こうして君たちが来てくれている。それに、あまり沢山の客が一度に押し寄せても、私一人では到底手が回らないからね。これくらいが丁度いい」
「んー、人は雇わないのかい?」
真名が何気なく放ったその問いに、私の手元が一瞬だけ止まる。
グラスを磨いていた布を置き、カウンターの向こうの二人の少女を見つめた。
「───君たちも『裏』の世界を識っているなら、解るだろう。私のような、いささか厄介な因果を背負った人間はね。例え表の稼業であっても、気軽に一般人を雇うわけにはいかないんだよ」
どこか、遠い目をしながら寂しげに呟く。
その青年の表情の奥に、真名はプロの傭兵としての嗅覚で、決定的な『昏い陰』を観ていた。
それは、かつて数え切れないほどの戦場で、数え切れないほどの「誰か」をその手から喪ってきた者だけが浮かべる、深い断絶の表情。自分たちのような境界線の人間が、決して光の中に踏み込んではいけないと弁えている、諦念の光。
「───なら私を雇うかい? エミヤさんなら、お友達価格で安くしとくよ」
気がついたら、真名の口からはそんな言葉が自然と零れ落ちていた。
───何故、これほどまでにこの男のことが気になるのか。
理由は、真名自身が一番よく分かっていた。
あの日、深夜の学園で彼と初めて銃火を交え、夜食のサンドイッチを馳走になり……そうしてこの店で交流を重ねてなお、その確信は日々強まるばかりだった。
エミヤという男の、そのあまりにも歪で、それでいてあまりにも美しい魂の在り方が──かつて自分が愛し、背中を預けて、そして失ってしまった『彼(コリン)』に、恐ろしいほど酷似していたからだ。
自分の利益のためではなく、ただ目の前にある他者の命のためだけに、己のすべてを躊躇なく天秤の皿へと載せてしまえる、壊れた自己犠牲の生き様。
だからこそ、真名は彼から目を離すことができなかった。
この、胸の奥をチリチリと焦がすような奇妙な感情が一体何なのか、彼女にはまだ、正確な名前を与えることができない。
勿論、とうの昔に逝ってしまった『彼』が、今さら夢枕に立って言葉で答えてくれるはずもなかった。
自らの力で、この新しい感情の答えを見つけるしかないのだ。
そのためにも、もう一歩だけこの男の日常へ踏み込んで、その計り知れない深淵をより深く識りたい。そう思ったからこその、半ば本気の『提案』だった。
それに放おっておくと1人で店を回して1人で警備して、独りで全部背負うとすると感じたのだ。
「───なら雇うかい? エミヤさんなら、お友達価格で安くしておくよ」
悪戯っぽく片目を瞑る真名。
だが私は即座に首を横へ振った。
「却下だ」
「即答だね」
「当然だろう。まず第一に、君は学生だ。学業を優先するべきだ」
グラスを磨きながら言う。
「アルバイトというのは責任を伴う。店の都合で呼び出すこともある。テスト期間もあるだろう。今の君に余計な負担を背負わせる気はない」
真名は「ふむ」と顎に手を当てた。
「なるほど。だが、それは少し説得力に欠けるな」
「何故だ?」
「アルバイト云々は夜間警備の仕事では、学園長が既に私を便利に使っているじゃないか」
さらりと言われて言葉に詰まる。
「それとこれとは───」
「同じだよ。夜中に妖怪退治や不法侵入者の対応をさせるのは良くて、注文を取ったり皿を運んだりするのは駄目なのかい?」
「うっ」
思わず唸る。
刹那が横で「確かに……」と小さく呟いた。
「それに学業なら心配いらない。授業はちゃんと受けて成績もまずまずだ。部活も私は中学から大学生を含めての外部のバイアスロンでの活動をしている。そこら辺も調整すれば時間はあるさ」
真名はあっさりと言った。
「次の理由は?」
「……危険だ」
今度は少し真面目な声音になる。
「私自身の事情もある。裏の世界と無関係ではいられない。一般人を巻き込むわけにはいかない」
その言葉に真名は小さく笑った。
「それ、本気で言ってるのかい?」
「何?」
「私を誰だと思っている」
僅かに目を細める。
そこに居たのは女子中学生ではない。
戦場を生き抜いた傭兵だった。
「夜間警備の相棒にしておいて今さら危険だから駄目、は通らないよ」
「…………」
「むしろ危険度だけなら学園外の依頼の方が高い」
完全に正論だった。
そして最後の抵抗を試みる。
「仮にそれらを認めたとしてもだ。夜間警備との兼ね合いがある。いうなら君も私も不定期勤務だ。シフト調整が面倒になる」
「むしろ逆じゃないかな」
真名は即答した。
「私たちは互いの予定を把握している」
「……」
「警備のある日は店を休む。店を開ける日は警備を減らす」
指を一本立てる。
「連絡も簡単」
二本目。
「信頼関係もある」
三本目。
「ついでに私は接客も得意だ」
そこで彼女はにやりと笑った。
「そして何より」
「?」
「女子学生や一般客から見たら、体格の良い無骨なマスターが一人で立っている店より、愛想の良いウェイトレスが一人いた方が入りやすい」
「ぐっ」
痛恨だった。
あまりにも正論だった。
「ほら見ろ」
真名が勝ち誇ったように笑う。
「反論できない顔をしている」
「…………」
「採用、ということで?」
私は深々とため息を吐いた。
やはり学園長が雇う傭兵だけはある。
交渉が上手すぎる。
「……とりあえず三月末までの臨時採用だ」
「毎度あり」
真名は満足そうに笑った。
その一連のやり取りを、刹那は驚いたように、そしてどこか不思議そうに眺めていたが、部外者である自分が口出しするべきではないと弁えているのか、特に異論を挟むことはなかった。
──ただ、アルバイトの特典として「エミヤ特製の絶品賄い料理」が毎回支給されるという話を耳にした瞬間、彼女がピクリと動き、ほんの少しだけ羨ましそうな、物欲しげな視線をこちらに送ってきたのを、私は見逃さなかった。
(ふむ……。ならば、次に彼女と夜間警備で同席した際にも、仕事の後に簡単な夜食でも作って馳走することにしようか)
カウンターの向こうで、相変わらず美味そうに餡蜜を突っついている真名と、それを見つめる刹那。
そんな彼女たちの姿を見つめながら、私は新しく淹れ直した温かい紅茶をそれぞれのカップへと静かに注ぎ入れるのだった。
今後の料理店に来店して欲しい人。※項目に無ければその他で、感想で希望する人を。クラスメイト以外でも可。話の流れで直ぐには反映出来なかったりします。
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神楽坂明日菜
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龍宮真名
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長谷川千雨
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宮崎のどか
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古菲
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長瀬楓
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その他